文字と発音

爰珠には10個の母音24個の子音があり、

それを12個の母音字24個の子音字によって表記する。

文字には本来ならば爰珠文字を使うが、

ここではそれをラテンアルファベットに置き替えた表記(転写表記)を用いる。

爰珠文字にはラテンアルファベットと同様、大文字と小文字の区別がある。

大文字は文頭の文字、固有名詞の語頭、強調などに使う。

以下では3つに分けてこれらを紹介する。

表は左列から、転写表記→IPA→解説。

短母音

長母音

※óとéは歴史的背景から長母音に分類されるものの、現代において発音上は短母音と同じ長さである点に注意。

※eやoと敢えて区別する場合、éをai、óとoiと言うことがある。

子音

※Ð, ðはふつう[ð]を表すのに使う文字であるが、爰珠では特別に見映えの観点から[ɸ]を表す転写表記として使用する。

※fとðは事実上の自由異音となっている。