名詞文

名詞文とは、名詞だけで構成される文のことである。

尋浦には繋辞文と存在文の2種類がある。

・繋辞文

繋辞文は「AはBである」という文である。

英語では繋辞(be動詞)を使って表されるが、尋浦に繋辞は存在しない。

したがって、対格名詞を2つ並べることで示す。(両者の内外はふつう一致する。)

A→Bの順でも、B→Aの順でも良い。

ただし、先に言う名詞の冠詞または代名詞に人称語尾を付けて主題を示す。

例:「私はファラス(Faras)である。」→「Det de Faras.」または「Det Faras de.」

例:「空(suy)は青い(sumna)。」→「Suyert sumnar.」または「Sumnart suyer.」

・存在文

存在文は「AはBにある/いる」という文である。

英語では存在構文やhaveによって示されるが、

尋浦では対格名詞(A)と対処格名詞(B)を並べることで示す。

順番は逆であってもよい。

ただし、先に言う名詞の冠詞または代名詞に人称語尾を付けて主題を示す。

例:「私は家(sten)にいる。」→「Det dent sten.」または「Dente sten det.」

例:「私には妹(stel)がいる。」→「Stelede dent.」 または「Dent stelede.」 ※「妹が私のところにある」と考える。