代名詞と指示詞

代名詞は以下の通り。

一人称、二人称代名詞は数母と性子を持たないが、定辞と開閉辞と格辞を付ける必要がある。

例えば、定・開・主格の一人称は「kina」となる。

一方、三人称代名詞は名詞のように扱う必要がある。

まず、数母としてéを付け、示す対象と同じ性子を付ける。(これを性の一致という。)

その後ろに、定辞と開閉辞と格辞を付ける。

例えば、p性の名詞を指す定・開・主格の三人称(人)は、「fépina」となる。

ただし、指示対象が明確でない場合や、フランス語のonやアルカのelのように一般的な人や物を指す場合には、

一人称や二人称の代名詞と同様、三人称代名詞にも定辞と開閉辞と格辞だけを付けることができる。

また、使用頻度はさほど高くないが、再帰代名詞dも存在する。

指示詞は以下の通り。

指示詞は一人称、二人称代名詞と同じように扱う。

例えば、定・開・主格の近称は「gina」となる。

また、指示詞は人と人以外とを区別しない。

なお、三人称以外の代名詞や指示詞の定性はふつう定となるが、

仮定の話においては不定となることがある。