品詞変換(名詞化)

動詞、修飾詞、文を名詞に変える方法について述べる。

まず、動詞を名詞化すると、「動名詞」になる。

動名詞を作るには、動詞の辞書形に定辞・開閉辞・格辞を付ける。

また、動詞の辞書形における最後の子音を性子とする。数母は持たない。

定性は通常、不定となる。

主語や目的語は属格名詞として動名詞を修飾することで表せるが、主語なのか目的語なのかは文脈依存となる。

次に、修飾詞を名詞化すると、「形容名詞」となる。

形容名詞を作るには、動詞と同様、修飾詞の辞書形に定辞・開閉辞・格辞を付ける。

また、修飾詞の辞書形における最後の子音を性子とし、数母は持たない。定性は通常、不定となる。

形容名詞は「~さ」と訳すことが多いが、程度ではなく、そのようであるということ自体を指すので注意。

例えば、mec「賢い」の形容名詞mecīna「賢さ」は、「どのくらい賢いか」ではなく、「賢いこと」を指す。

また、「あなたの賢さ」と言いたい場合は、「mecīna time」のように属格を用いて表す。

文を名詞化すると、「名詞節」となる。

名詞節を作るには、文の最後に名詞「j」を付ける。

名詞節はjを性子とする。数母は持たない。

定性・開閉・格は「j」を活用させることで表す。