最短詰

現在発見されている、最も短い詰みは5手である。

①斜駒と塔駒を用いた月詰

②跳駒を用いた月詰

の、2パターンが存在する。

これらは共に古城みの氏によって発見され、こちらで紹介されている。

なお、魔詰で最も短い詰みは、現在のところ11手である。

こちらはfarasが発見した。(初出はこちら。)

以下に、それぞれの棋譜を示す。

なお、以下に示すのは一例であり、左右逆側の駒を使うなど、同様の詰め方は他にも存在する。

※5手月詰は共に古城氏のサイトを参考に棋譜化。

※盤面画像はいずれも古城氏制作の「シェルト -Vas e Lantis」による。

※月詰はルシーラチェック、魔詰はハルマチェックの意。

【5手月詰①】

01. b2mikfav

02. s1lin

03. s3favmik

04. e2rez+

05. e3mik (tx_kun/ss_mir)

まで、アルシェのルシーラチェック4点勝ち。

【5手月詰②】

01. b5vio

02. s7lin

03. t3vio

04. s4kun

05. s5vio (ss_mir)

まで、アルシェのルシーラチェック4点勝ち。

《ポイント》

・初期配置状態で、扉駒頭に来た敵駒を取れるのは横駒と月駒のみ。

《ポイント》

・初期配置状態で、斜駒頭に来た敵駒を取れるのは跳駒のみ。

【11手魔詰】

01. b5vio

02. s4mat

03. s6vio (kt_ket/kt_len)

04. b1ket

05. k-lis (tx_ket/1)

06. b7pin

07. k-ruj (tx_pin/2)

08. e3kun+

09. v7vio (tx_len/3)

10. k-tan (tx_vio)

11. s2lis (ss_rav)

まで、アルシェのハルマチェック4点勝ち。

《ポイント》

・初期配置状態で、横駒頭に来た敵駒を取れるのは斜駒のみ。

・塔駒を突いて扉駒を初期位置から最大限動かすと、敵の縦駒・跳駒の餌食になる。