投稿日: Feb 15, 2015 4:0:6 PM
とうとう、四年間で最後の日記が回ってきてしまいました。
3回生のとき、2ヶ月間Aチームだった以外ほぼBチームで過ごしてきた僕が、自分なりに何がよくて何がダメだったのかを後輩に残したいと思います。
今活躍している人には全くいらない内容だと思います。
まず、はじめに、僕はセンター試験と二次試験の間に、膝を怪我してしまい、3月の末から 入学式の前日まで入院して、手術をして京大に入ってきました。
運動系の新歓に回っても
身体を全く使えない状態のまま、
日本一を目指すラクロス部に惹かれて入部しました。
もちろんなかなか練習には入れず結局ウィンター直前までトレーナーとマンツーマンでリハビリメニューをこなす日々。
ここにまず第一の悪かった点があります。
このときに、活躍する自分をイメージできなかった、どうせ復帰してもみんなに1年遅れをとってしまうから無理だという考えが、先行してしまっていたのです。
サボったりはしませんでしたが、復帰した時にクロスワークだけは付けておこうみたいなポジティブなイメージはないまま、フレッシュを終えました。
スポーツマンの真価は怪我をしたときに問われると言いますが、本当にそうだと思います。長期であればあるほど、離脱中のメンタルはしんどい、そこでどれだけ復帰後をイメージできるか。
二回生
一回生コーチの方に、今からでもフェイスオファーならなれるとアドバイスをうけ、今年こそは活躍すると意気込んで始まった新シーズン。
前期はほぼ学校に行かず、抜けなしのまま昼飯食べて、BOXで昼寝をして起きたらビデ反、自主練習をしていました。
ここで良かったこと、それははやいうちから抜けなしで上回生とアフター1on1を毎日のようにしたことです。
クロスワークないけど、1on1抜けるキャラで迎えた七帝。
フィールドで点とるぞと意気込んで行きましたが、全試合、 フェイスオフのみの登板(一応、このころフェイスオフ#89と同じくらい強かった)。
ここで悪かった点。
今のMfにはあんまり関係ないけど、当時フェイスオフする人は実際に試合でフェイスオフをしない二回生もいちげん後、フィールドを抜けフェイスオフをひたすら練習だったので、フィールドが楽しくなっていたその頃のぼくにはそれがとても嫌でした。フィールドプレイヤーに専念したかったのに、フェイスオフの方がAで出れる可能性が高かったことで迷ってしまった。どういうポジションでチームの柱となりたいかは早めにコーチに相談した方が絶対にいいです。
さて、夏休み後半からフィールドmfとしてのキャリアが始まるわけですが、
ほとんどCチーム。
この頃の悪かった点、それはクロスワークが足りないと言われていたのに、それに対するアプローチをしなかったこと。
自分ができる、好きなことだけ上手くなろうとして、練習にのぞんでいた、それが本当にもったいなかったと思います。
この頃身に付けられなかったクロスワークは今にも響いています。
そして、Bリーグ準決勝で大好きだった池ちゃんさんが引退する試合に、いっしょに、出られず二回生が終わります。
そこからノウジーが工事の期間に入り、
京都工繊での壁打ちライフが始まります。
ここで良かったこと、それはただひたすら壁打ちをしたことです。
クロスワーククロスワーク言われるけど、どうやったらうまくなんねん。
それを解決してくれるのが壁打ちです。
別に今僕はクロスワークきれいじゃないじゃないかと言われそうですが、
ミスとかはめちゃくちゃ減るはずです。
この頃、二時間以上休みなく毎日やっていました。
いちばん俺がやっている、というのも自信につながりました。
そして、自主練で充実した冬オフが終わり、2度目のつまごい。
ここで良かったことは
つまごいで宣言通りのプレーをできたこと。
当時の幹部に、点につながる1on1をする、混戦グランボをすくいきるといい、上手くいきました。
明言することで、ただのいいプレーもより評価の高いものになると思います。
そして、人生初のAチーム入り。
2ヶ月間固定でした。
前半の1ヶ月では点もけっこう取りましたが、
4月になって低迷。
このとき悪かった点が2つ。
まず、二回生のころに戦術練習をやらないCチームに甘んじ、全くオフェンスの知識をもたないまはまプレーしていたこと。
これは致命的です。
春先は、どのチームもディフェンスシステムが固まっておらず1on1が抜けたら点がとれますが、だんだんディフェンスがまとまってくるとそれだけでは点がとれなくなります。そのときに求められるのが再現性のあるプレー。
スライド裏やカバー裏をしっかり見て、1on1の勢いも弱めない、それが僕にはありませんでした。ただ、勢いがいいだけでは3回生はだめです。
そしてもうひとつ、
下を見てプレーしていたことです。
ミスを怖れて守ったプレーをし、悪い意味で目立たないようにする方向にどんどん行ってしまい、勢いが消えてしまいました 。
ミスっても次は上手くいくんだ、俺は今レベルを一つあげようとしているからこのミスは仕方ないんだくらいで行けば良かったと本当に後悔があります。
もちろんミスはいけませんが、3回生が守ったプレーをしても評価されません。
さて、またBとしての練習。
点をとればすぐに復帰できると考えていた自分は本当に甘かった。
僕に求められていたのは再現性のあるプレー。
もしBで、点をとりたいなら視野をとってどこにでも投げれるぞ感を出しつつも自分で点をとれるという。
しかし、僕はただBの弱い相手に個で勝ったゆえの得点だけ。
ここが今でも課題として残り、僕はいまBにいます。
もちろん、パスキャなどの技術不足も否めませんが、
やはり3年間、できることだけを必死に伸ばしてしまい、弱点から逃げてしまったことが今の自分をここに立ち止まらせているのだと思います。
ここまで、長いですが3年間を考えるとかなり省略してかいたので、
僕を見守ってくれていた人達からしたら、
何様やねんとか、見当違いな部分も多いと思います。
ただ、
今の自分にできることは、少ない可能性にかけて弱点を削る作業(残念ながら全く諦めはついていません)、
あとは、似た境遇の後輩に同じ轍を踏ませないように悪かった点を真似させないアプローチをすることだと思っています。
なんだか暗く終わりそうですか、
全くそんな感じでは書いていません。
ということで、最後に最近みたとても良かった映画を一つ。
インド映画なんですが
きっと、うまくいく
ってやつです。
雨の日にでも借りて観て下さい。
あの巨匠スピルバーグが三回みても面白いと言ったほどらしいです。
そんな前評判を全く知らずに見たのですがめちゃくちゃ良かったです。
では、このへんで日記を終わります。
次は#35 河合くんです。
哲学的な日記を書いてくれるでしょう。