投稿日: Feb 16, 2015 10:7:49 AM
こんばんは。
いっせーのクレヨンしんちゃんについての日記の流れで、僕の実家の埼玉県について書こうと思います。
と思って埼玉県について今少し調べてみたのですが、埼玉県はとくに名所などもないため、予想通りでしたがネタがないことに気づかされました。
さて、そういうわけでとりあえず僕の研究について書くことにします。
僕は核移植技術を用いてクローン個体の発生効率をいかに上昇させるかについて学んでいます。
羊 のドリーをご存じかと思いますが、核移植技術によって体細胞からクローン個体を再構成することは、哺乳類ではクローニングが可能になってから20年近く経 ちます。しかし、核移植後のほとんどの再構成胚は個体形成に関与することなく死滅し、産仔に至る確率は依然として極めて低いままです。生命は理解しがたい ですね。また僕の研究分野には、京大の山中伸弥教授が去年ノーベル賞を受賞した、iPS細胞も深く関わっています。iPS細胞は体細胞にわずか4つの転写 因子を導入することで、体細胞が初期化され、多分化能を有する未分化幹細胞株の状態に逆戻りする、というようなものです。そして将来的に有名になるのでは ないかと思われる、Muse細胞という細胞も数年前発見されたのですが、調子に乗って書きはじめると専門的なことになってしまうので、この辺でやめます。
KULには同じ学科の後輩が数人いるので、実験のTAをやるのをひそかに楽しみにしています。
写真は僕の研究のために、10匹弱/週 犠牲になっているICR系統のマウスです。生後3週間ぐらいの一番かわいいと思われるときです。
次は、GBのとき、たまに華麗なクロスワークを見せてくれる、#25たくみちゃんです!