投稿日: Feb 16, 2015 10:39:10 AM
どうも、華子です。
この御時世に珍しく生まれてこの方一度も髪を染めたことがない天然の黒髪です。
理由は単純に 好きだからです。
まぁ染めれない理由もあって、それは私が某有名神社で巫女をしてるからです。
その巫女話をしようかとも思ったのですが、(神社の裏事情を話すのは罰当たりな気もするので)今回は専攻のお話にします。
実は前回の日記で専攻どうしようかなーというお話をしたのですが、その後無事専攻が決まり、文学部にしては珍しく3回生から研究室に出入りする日々です。
で、なんの専攻かというと『考古学』です。
今皆さんの頭に浮かんだものはなんでしょう。
エジプトのピラミッド?ミイラ?マヤ文明?マチュピチュ?それとも古墳や卑弥呼が浮かんだ方もいらっしゃるでしょうか?
京大では日本考古学が中心で、縄文土器やら埴輪やら皆さん色んなものと睨めっこしてます(KULの考古学の先輩である19期#10淳平さんは瓦の研究をされていました)。
私は古墳出土の玉類についての研究をしようかなぁと思っているのですが、そのきっかけになったのが今年の夏に実習で行った古墳の発掘です。
大阪の茨木市に青松塚古墳という横穴式の後期古墳があり、その再掘調査を行いました。
発掘というとどのようなイメージをされるでしょう。
恐らく案外ベタな、というかアナログなイメージが合ってます。
ひたすら手作業でちまちま掘っていくんです。
真夏に長袖長ズボンの作業着でヘルメット被って狭い石室内に這いつくばっての作業です。
大変です。しんどいです。超地道です。
石室に埋まった土を掘り出していくのですが、がむしゃらに掘ればいいって訳じゃないのです。
土層の変化に目を凝らしながら面を剥ぐようにスコップ等で掘っていきます。
勿論遺物が出土する場合もあるので、スコップでゴツンなんてしちゃったら一貫の終わりです。
そうして地道に掘り進めること1ヶ月半。
約70cm掘ったところでようやく7世紀当時の床面にたどり着きました。
感動というか感慨というか…ここに古墳時代の人々が立っていた場所なのかと思うと不思議な気分でした。
なんだか本題からずれましたが、その発掘の途中で出会ったのが玉でした。
ガラス玉、切子玉、平玉、空玉(うつろだまと呼びます。なんだか素敵な名前じゃありません?)等々、材質も形も色々で数mmのものから数cmのものまで出土しました。
理由は特にないんですが、その美しさと妖しさになんとなく惹かれたんですね。
基本的にそれら玉類は呪術的な意味を持つ装身具として認識されています。
でも本当に装身具としての用途だけなの?もっと他の意味を持つものもあるんじゃないの?ていう研究に興味を持って、卒論でまぁそんなようなことが出来たらいいなと思っています。
長くなってしまってすみません。
もしこんなマニアックな話に興味がある人がいればぜひ色々お話しましょう。
次は最近頼もしさを増してきたと思いきややっぱりどこか抜けてる(昨日も携帯無くしたらしい)たかりなです。