人間の味覚「甘味・塩味・酸味・苦味」の4味について解説し、甘みとの組み合わせで生まれる美味しさを説明。チョコレートの「ほろ苦い」バレンタインデーの思い出エピソードとともに、味覚の奥深さを紹介します。
Byartfarmer2025年3月15日
味の仕組みについてお話しします。
人間の味覚は、甘味(甘い)・塩味(しょっぱい)・酸味(酸っぱい)・苦味(苦い)の4味です。
それぞれの「味覚」、単独ですと美味しくありませんが、甘みと組み合わせると、ぐんと美味しくなります。
●「甘じょっぱい」・●「甘酸っぱい」・●「ほろ苦い」
【最近では、旨味を入れることも多くなりました。その場合5味です。
辛味は痛みや刺激ですので味覚には入れておりません。
その他香辛料やハーブ・ニンニク・ゴマなど様々な香りがあります。
辛味や香りも4味との組み合わせて、味を決めるのに大事な働きをします。】
私の50年前の「ホロ苦い」お話です。よろしかったらどうぞ。
チョコレートのほろ苦い思い出
バレンタインデーといえばチョコレート。世の男性たちが甘い贈り物に預かる中、私は今年も(糖質制限中という言い訳が功を奏したのか)一つも貰えませんでした。少し寂しい気もしますが、かつてはチョコレートが大好物。ガトーショコラや、とろけるバナナを包み込んだチョコバナナタルトなど、得意な手作りスイーツもたくさんありました。何層にもチョコレートとカスタードを重ねたミルクレープも、思い出深い一品です。
今は糖質制限中のため口にしていませんが、チョコレート、特にカカオのほろ苦さは、人間の根源的な味覚を刺激する不思議な魅力があります。「良薬口に苦し」という言葉もあるように、苦味は時に、人生の教訓や成長の糧となる経験を象徴するものでもあります。
ジャズの名曲「マイ・ファニー・バレンタイン」も、この時期に聴きたくなる一曲。マイルス・デイビス、チェット・ベイカー、クリス・ボッティなど、様々なアーティストの演奏で親しまれていますね。
さて、バレンタインデーといえば、日本ではクリスマスケーキに続く菓子業界の救世主。そのバレンタインデーにまつわる、私の恥ずかしい思い出を一つ(時効ということで)お話ししましょう。
20歳の頃、私は地方都市のキャバレーでトロンボーン奏者として働いていました。仕事場の近くに昼は喫茶店、夜はスナックになるお店があり、そこで働く年上の女性に憧れていました。ある日、2月13日のこと。いつものようにコーヒーを飲みに一人でその店に行くと、彼女から小さなチョコレートの包みを手渡されました。私はてっきり、自分にくれるバレンタインチョコだと勘違いし、有頂天に。
実は、いつも一緒にコーヒーを飲みに来る先輩へのチョコを預かって欲しいという意味だったのですが、当時の私は純粋(というか鈍感)すぎて、その真意に気づかず、全部食べてしまったのです。翌日、お礼を言おうと再び店を訪ねると、開口一番「ねえ、渡してくれた?」と聞かれ、そこで初めて自分の勘違いに気づき、慌てて店を飛び出しました。
幸いにも、同じチョコレートを見つけ出し、事なきを得て先輩に渡すことができましたが、あの時の冷や汗と恥ずかしさは今でも忘れられません。
毎年バレンタインデーが近づくと、このほろ苦い思い出が蘇ります。苦い経験は、時に不快なものです。しかし、そこから学ぶものがあれば、それは人生の良い経験へと変わるのではないでしょうか。そして、くれぐれも甘い言葉やうまい話には騙されないように、気をつけたいものですね。