シラホシムグラ(白星葎)はヨーロッパ原産の一年草 / 越年草で、2004 年に神奈川・静岡などで初めて自生が公式報告されて以降、東北(宮城を含む)まで分布を広げている外来雑草です。
Byartfarmer2025年5月29日
シラホシムグラ(白星葎)はヨーロッパ原産の一年草 / 越年草で、2004 年に神奈川・静岡などで初めて自生が公式報告されて以降、東北(宮城を含む)まで分布を広げている外来雑草です。ヤエムグラに酷似しますが、**白色でやや大きい花冠(径 ≈ 2.5–3 mm)**と、節に密生する長毛が決定的な識別点になります。syokubutukensaku.o.oo7.jp花たち
※ヨーロッパの最新分類では白花型を G. aparine に含める見解が多く、北米文献では近縁の G. spurium(False Cleavers)と混同されやすい点に注意。
2 形態的特徴(ヤエムグラとの比較)
原産地:ヨーロッパ
日本での拡散:2004 年に初確認後、関東・近畿・四国を経て宮城県まで到達。河川敷・農地周縁・空き地・道路法面など攪乱地に定着しやすい。syokubutukensaku.o.oo7.jpkodai2-h.ed.jp
世界分布:欧州全域〜西アジア、アフリカ北部、北米・豪州へ帰化。多くの穀物地帯で「悪性雑草」リスト入り。ウィキペディア
生活史:秋に発芽→ロゼットで越冬→春に伸長開花(4–6 月)→夏前に結実枯死。
種子生産:1 株あたり300–400粒。鉤状毛で動物や衣服に付着し長距離散布。idseed
発芽特性:嫌光性は弱く、浅層土壌で発芽率が高い。土壌中で数年休眠可能。
小麦・大豆・菜種など畑作物で収量を10–15 %低下させた事例あり(北米調査)。絡みつきで倒伏を助長し、収穫機械の目詰まりを引き起こす。ウィキペディア
在来植生との競合も指摘され、河川敷の群落置換が報告。
除草剤抵抗性回避のため作用点の異なる薬剤輪番・秋播きカバークロップとの併用が推奨されます。ja.cropprotection.netPictureThis
民間薬:欧州では利尿・解毒薬として全草利用の歴史。
可食部:若芽を茹で青菜、焙煎種子を代用コーヒーにする例あり(味は淡泊で渋味)。
ただし外来雑草としてのリスクが高く、日本では積極利用よりも防除優先が望ましい。ウィキペディア
シラホシムグラは白花・節の長毛で見分けるヨーロッパ外来のヤエムグラ類です。宮城を含む多くの地域で広がりつつあり、畑や里地の管理現場では早期発見・結実前の抜き取りが最も確実な対策となります。今後の分布拡大を追跡しつつ、在来植生への影響を最小限に抑えるための地域連携が重要です。