その鮮烈な色彩で、八百屋の店先やファーマーズマーケットでひときわ目を引く野菜、スイスチャード。赤、黄、ピンク、オレンジ、白といった虹のような茎(葉柄)を持つこの葉野菜は、見た目の美しさだけでなく、その奥深い味わいと調理の多様性で、料理愛好家たちを魅了してやみません
カラフルな茎と鮮やかな緑の葉が美しいスイスチャード。実はほうれん草の2倍のカリウム、1.8倍の鉄分を含む栄養価の宝庫です!
この記事では、初心者から上級者まで楽しめる50以上のレシピと調理テクニックをご紹介します。和風・洋風・中華・韓国風まで、あらゆる料理スタイルに対応する万能野菜の魅力を存分にお伝えします。
カロリー: わずか17kcal
β-カロテン: 3,700μg
カリウム: 1,200mg(葉野菜トップクラス!)
鉄分: 3.6mg
ビタミンK: 180μg
✅ 心臓血管系の健康:カリウムとマグネシウムが血圧を下げる
✅ 骨の強化:ビタミンKが骨粗しょう症予防
✅ 貧血予防:豊富な鉄分
✅ 血糖値管理:α-リポ酸がインスリン感受性向上
✅ がん予防・老化防止:13種類以上のポリフェノール抗酸化物質
⚠️ 注意点
シュウ酸を多く含むため、腎臓結石のリスクがある方は注意が必要です。カルシウムを含む食品(粉チーズ、ごま、ちりめんじゃこ)と一緒に摂取すると影響を軽減できます。
✓ 良いもの
葉が濃い緑色で鮮やかでハリがある
茎が色鮮やか(赤、黄色、ピンク、白)でしっかりしている
葉が15〜20cm程度の若いもの
✗ 避けるべきもの
葉が萎れている、黄色や茶色に変色している
茎がぬるぬるして臭いがする
べたついた部分や腐敗の兆候がある
【冷蔵保存】3〜5日
洗わずに保存(水分が腐敗を早める)
湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包む
ビニール袋に入れ、口は軽く閉じる程度
野菜室に根を下にして立てた状態で保存
【冷凍保存】最大12ヶ月
よく洗い、茎と葉を分ける
沸騰した湯で茎2分→葉追加1〜3分茹でる
すぐに氷水につけて急冷
水気をしっかり絞り、調理しやすい長さにカット
ラップを敷いたバットに薄く広げて1〜2時間冷凍
保存袋に移して空気を抜く
部位・茎葉・調理時間
茎
硬くクランチー、セロリのような食感
3〜5分
葉
柔らかく繊細
1〜3分
💡 調理の基本ルール
茎を先に加熱開始 → 柔らかくなったら葉を追加
1. 洗浄
大量の冷水で葉を一枚ずつ洗い、砂や土を落とす
サラダスピナーで水気を切る
必要に応じて2〜3回繰り返す
2. 茎と葉の分離
葉の付け根で茎を切り離す
または葉を半分に折って中央の茎を切り取る
3. 切り方
茎:0.5〜2.5cm幅の斜め切りまたは輪切り
葉:重ねて葉巻のように丸め、1〜2.5cm幅に切る(千切り)
【大きく育ったもの】
大きな鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩少々を加える
茎が太い場合は先に2分茹でる
葉を加えて1〜3分茹でる
すぐに氷水にとり、水を2回ほど替えながら冷やす
水気をしっかり絞る
【若い葉】
10〜15分水に浸けるだけでOK
【生食用】
レモン汁やバルサミコ酢で和えると苦味が抑えられる
材料
スイスチャード:200〜300g
かつおぶし:ひとつまみ
だししょうゆまたはポン酢:適量
作り方
鍋に多めの湯を沸かす
茎部分を先に入れて10秒
葉部分を入れてさらに20秒茹でる
冷水にさらして水を搾る
3〜4cm長さに切り、お皿に盛る
かつおぶしをかけ、だししょうゆをかける
材料
スイスチャード:200g
塩:小さじ1
白すりごま:大さじ2
砂糖:小さじ2
しょうゆ:小さじ2
みりん:小さじ1
作り方
スイスチャードの根元を切り落とす
鍋にお湯を沸かして塩を加え、さっと茹でる
流水にさらし水気を切り、3cm幅に切る
ボウルに調味料を全て入れてよく混ぜる
スイスチャードを加えて混ぜ、完成
ワンポイント
ごまをもう一度軽く炒ってすり鉢に入れてすれば、ねっとりとして味が絡みやすくなります。
材料
スイスチャード:150g
ミョウガ:1個
塩:小さじ1/2
しょうゆ:小さじ1
酢:小さじ1
塩昆布:5g
作り方
スイスチャードを4cm幅、ミョウガを斜め薄切りにする
ボウルに野菜と塩を入れてよく混ぜ、5分おく
しんなりしたら水気を切る
別のボウルに調味料を混ぜる
保存袋に野菜と調味料を入れ、冷蔵庫で20分漬ける
フダンソウとベーコンのバター醤油炒め
材料
フダンソウ:1〜2束
ベーコン:12切れ
バター:約10g
醤油:適量
塩コショウ:少々
作り方
フダンソウを茹でて下処理する
フライパンでベーコンを炒める
フダンソウを加える
バターと醤油を加え、塩コショウで味を調える
材料
スイスチャード:900g
シャロット(みじん切り):1個
にんにく(みじん切り):5片
オリーブオイル:15ml
バター:28g
薄力粉:15g
全乳:590ml
ローズマリー(生・みじん切り):15ml
タイム(生・みじん切り):15ml
グリュイエールチーズ:200g
パルメザンチーズ:60g
パン粉:60g
塩:小さじ1
黒胡椒:小さじ1/4
作り方
オリーブオイルでシャロットとにんにくを炒める
スイスチャードを1.5インチ幅にカットし、塩とともに加えて蒸し煮
水分を絞る
別の鍋でバターを溶かし、薄力粉を1分混ぜる
牛乳、ハーブ、塩、胡椒を加えて5分煮る
グリュイエールチーズ150gを混ぜ、チャードを加える
ベーキングディッシュに入れる
残りのチーズ、パルメザン、パン粉を振りかける
190°Cのオーブンで約45分焼く
材料(4人分)
全粒粉パスタ:340g
スイスチャード:2束
オリーブオイル:45ml(分けて使用)
にんにく(みじん切り):4片
レモン汁:45ml
レモンの皮:1個分
海塩:小さじ1/2
黒胡椒:適量
ペコリーノチーズ:60ml
ゴールデンレーズン:80ml(オプション)
ヘーゼルナッツ(刻む):80ml(オプション)
作り方
パスタを塩を加えた水でアルデンテまで茹で、茹で汁1カップ取っておく
オリーブオイル15mlでスイスチャードの茎を1〜2分炒める
葉、にんにく、塩、胡椒を加えて1〜2分炒める
パスタ、残りのオリーブオイル、レモン汁、茹で汁1/2カップを加える
レーズンとナッツを混ぜる
チーズをトッピングして完成
材料
スイスチャード:8〜10枚(約300g)
にんにく(粗みじん切り):3片
ピーナッツオイル:15ml
砂糖:5g
醤油:10ml
作り方
スイスチャードの茎を1cm幅、葉を4cm幅に切り分ける
ピーナッツオイルを熱し、にんにくを香りが出るまで炒める
茎を加えて柔らかくなるまで炒める
葉を加えてさっと炒める
砂糖と醤油を加えてすぐに混ぜる
チャードが柔らかくなったら皿に移す
ポイント
砂糖がうま味を引き出します(甘くはなりません)。加熱しすぎないこと!
材料
スイスチャード:900g
オリーブオイル:30ml
にんにく(みじん切り):6片
生姜(すりおろし):15g
醤油:20ml
ごま油:15ml
塩:1.25g
赤唐辛子フレーク:0.6g
青ネギ(刻む):45g
ピーナッツ(刻む):30g
作り方
オリーブオイルとにんにくを中弱火で3分加熱
スイスチャード(茎6mm幅、葉1.25cm幅)、生姜、塩、唐辛子を加える
強火にして蓋をし、2〜4分加熱
蓋を取り、4〜6分水分を飛ばす
醤油とごま油を加えて混ぜる
青ネギとピーナッツを散らす
材料
スイスチャード:150g
にんにく:少々
塩:小さじ1/4
白すりごま:大さじ1
鶏がらスープの素:小さじ1/2
ごま油:大さじ1
作り方
スイスチャードを塩水でさっと茹でる
冷水にとり、水気を軽く絞る
調味料を全て合わせて混ぜる
最後にごま油を回しかけて混ぜる
おすすめの食べ方
焼肉やお酒のおつまみにピッタリ!
材料
スイスチャード(ざく切り):450g
ハニーマスタードビネグレット:100ml
小玉ねぎ(薄切り):1個
りんご(薄切り):2個
ナッツ:50g
ハニーマスタードビネグレット
オリーブオイル:75ml
ディジョンマスタード:15g
はちみつ:15ml
レモン汁またはりんご酢:15ml
塩、こしょう:適量
作り方
ボウルにスイスチャードとビネグレットを入れる
手でしっかりマッサージする(葉が半分の大きさになるまで)
玉ねぎ、りんご、ナッツを加えて混ぜる
すぐに提供するか、1時間ほど置くとさらに柔らかくなる
保存
冷蔵庫で3〜4日保存可能
トロピカル風
材料
スイスチャードの葉:2〜3カップ(約60〜90g)
冷凍バナナ:1本(約120g)
冷凍マンゴー:1カップ(約140g)
無糖ココナッツフレーク:15g
アーモンドミルク:240ml
作り方
全ての材料をブレンダーに入れる
滑らかになるまでブレンドする
すぐに飲む
ポイント
茎は苦味が出るため除く推奨。時間が経つとスイスチャードの味が強くなるので、作りたてを飲みましょう。
おひたし(10分・初級)
ごま和え(15分・初級)
浅漬け(5分+漬け時間・初級)
ガーリックソテー(10分・初級)
簡単中華風炒め(5分・初級)
スムージー(5分・初級)
煮物(20〜30分・簡単〜普通)
炒め物(15〜20分・簡単〜普通)
パスタ料理(30分・初級〜中級)
フリッタータ(20〜25分・中級)
温かいサラダ(10〜15分・簡単)
グラタン(1時間・中級)
キッシュ(1時間30分・中級〜上級)
タルト(1時間30分・中級)
キムチ(準備45分+発酵1週間・中級)
Q1: 茹でたら色が悪くなった
対策:1〜3分の短時間で茹で、すぐに氷水にとる
Q2: 苦味が強い
対策:若い葉を使用するか、下茹でしてアク抜き。カルシウムを含む食品(粉チーズ、ごま)と一緒に食べる
Q3: 茎が硬い
対策:繊維質の筋を剥くか、十分に長く加熱。縦半分に切ると火が通りやすい
Q4: 水っぽくなる
対策:茹でた後や炒めた後、しっかり水気を絞る
✅ 茹で時間を短くし、蒸し調理や電子レンジ調理を活用
✅ 油と一緒に調理すると脂溶性ビタミンの吸収が向上
✅ タンパク質食品と組み合わせるとビタミンB群の代謝促進
✅ にんにくと一緒に摂るとビタミンB1の吸収率が向上
調味料
オリーブオイル、バター、レモン汁
にんにく、唐辛子フレーク、バルサミコ酢
醤油、ごま、かつお節
黒胡椒、塩、ナツメグ
食材
ベーコン、パンチェッタ、ソーセージ
チーズ(パルメザン、グリュイエール、ゴートチーズ)
豆類(白インゲン豆、ひよこ豆)
パスタ、じゃがいも
栄養価の宝庫
カリウムはほうれん草の2倍、鉄分は1.8倍。わずか17kcalで1日分のビタミンKの数百パーセントを摂取可能。
調理法の多様性
50以上のレシピに対応。和洋中韓、どんな料理スタイルにも馴染む万能野菜。初心者向けの5分レシピから上級者向けの本格料理まで。
無駄なく使える
茎と葉の両方を活用でき、それぞれ異なる食感と味わいを楽しめる。
✓ 茎と葉を分けて調理(茎3〜5分→葉1〜3分)
✓ 適切な下処理とアク抜き(大きいものは下茹で推奨)
✓ 加熱時間の管理(加熱しすぎると色と栄養が失われる)
スイスチャードは、彩り、栄養、多様性、使いやすさのすべてを兼ね備えた理想的な野菜です。ぜひ日々の食卓に取り入れて、健康的で美味しい食生活を楽しんでください!
まずは簡単なおひたしやごま和えから始めて、慣れてきたらグラタンやパスタに挑戦してみましょう。カラフルな茎が食卓を華やかに彩ります。