はじめに

糖質制限は多くの人が試したことのあるダイエット法だが、専門家の間で意見が真っ二つに分かれている。効果を実感する声がある一方で、「危険だ」「続けられない」という批判も根強い。この対立の背景には、ダイエット法そのものではなく、私たちや医療提供者の知識に思わぬ落とし穴があるのかもしれません

興味深いのは、「糖質制限への反対理由」と「糖質制限が続かない理由」が実は同じ根っこから生えているという指摘だ。その根っこは、医療関係者の生化学的知識が少し前の常識で止まってしまっている可能性にあると思われます。

この議論を机上の空論で終わらせないのが、私の71歳で13.5年間も糖質制限を実践し、薬を使わずにHbA1cを8.2%から5.9%まで改善させて維持している実例です。これは単なる体験談ではなく、「継続不可能」という言葉を覆す生きたエビデンスであるといえます