================================================================================
「拘らないこだわり」が導いた真実
インスリンの本質、依存症と熱中病、そして人生の再起動
================================================================================
2026年01月28日(水)
--------------------------------------------------------------------------------
はじめに
--------------------------------------------------------------------------------
この記事は、Gemini(Google AI)との対話を通じて生まれた考察をまとめたもの
です。「既存の常識に拘らない」という思考法から始まり、インスリンの真の役割、
そして50年間のアルコール依存から「熱中病」への転換まで、一人の患者研究者と
しての歩みを記録しました。
--------------------------------------------------------------------------------
「既存の常識に拘らない」考え方とは
--------------------------------------------------------------------------------
「既存の常識に拘らない」考え方とは、世間一般で「当たり前」とされているルール
や固定観念を一度リセットし、「物事の本質」から逆算して判断する思考法です。
単にルールを破ることではなく、自分の目と頭で再構築するプロセスと言えます。
主な特徴は以下の通りです。
【1. 「なぜ?」を繰り返す(ファースト・プリンシプル)】
常識を「過去の誰かが決めた暫定的な解決策」と捉え、その前提を疑います。
「そもそも何のためにこれを行うのか?」という原理原則に立ち返ることで、
現代や自分自身に最適化された新しい答えを見つけ出します。
【2. 多角的・俯瞰的な視点】
一つのコミュニティや文化の中だけで通用する「常識」を、あえて外側の視点
(歴史、科学、異文化など)から眺めます。
・歴史的視点:「かつては常識だったが、技術革新で不要になったのではないか?」
・科学的視点:「感情や習慣ではなく、データや生化学的なメカニズムに基づくと
どうなるか?」
【3. 自己決定と責任】
周囲の「みんながやっているから」という同調圧力に流されず、自分の価値観に
基づいて選択します。これは自由である反面、その結果を自分で引き受けるという
強い自律心を伴います。
【4. 変化への柔軟性(アンラーニング)】
一度身につけた知識や成功体験を、状況の変化に合わせて「学びほぐす
(アンラーニング)」能力です。過去の正解に固執せず、常にアップデートし続ける
姿勢が重要です。
--------------------------------------------------------------------------------
私の「拘らないこだわり」
--------------------------------------------------------------------------------
私は「熱中病」を患ってからは、何事にも拘らないことにしています。
唯一のこだわりは、「拘らないこだわり」です。
【用語解説】
・熱中病:物事に熱中する病気
・拘らないこだわり:既存の常識や自らの過去の成功体験に執着せず、常に新しい
事実に対してフラットでいる姿勢
--------------------------------------------------------------------------------
インスリンの本質を問い直す
--------------------------------------------------------------------------------
◆現代医学の教え vs 進化学的視点
現代医学では、インスリンを「血糖値を下げるホルモン」と教えます。確かに結果と
してそうなります。しかし、それは現象の一面に過ぎません。
進化生物学と生理学の視点から考えると、インスリンの本質的な役割はまったく
異なる姿を見せます。
◆太古の人類とインスリンの「本来の役割」
太古の人類にとって、血糖値が急上昇するような食物(蜂蜜、熟した果実、デンプン
質)は極めて稀でした。それを連日大量に摂取できる環境など、ほぼ存在しません
でした。
つまりインスリンは、日常的に血糖を処理するホルモンではなく、たまに訪れる
「豊穣」を脂肪として保存するための【非常スイッチ】として進化したのです。
◆従来の理解との違い
【従来の医学的説明】
・インスリンの主目的:血糖値を下げること
・エネルギー貯蔵:副次的な機能
【進化的視点からの理解】
・インスリンの主目的:飢餓に備えたエネルギー貯蔵
・血糖降下:その結果として起こる現象
◆インスリンの本質的定義
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
インスリンとは、摂取した栄養を「今は使わず、体内に保存せよ」と命令する
同化・貯蔵ホルモンである。血糖低下はその必然的帰結である。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
この定義の優れた点は「摂取した糖質」ではなく「摂取した栄養」としている点です。
インスリンが反応しているのは、血中に現れた「余剰の栄養シグナル」であって、
本質的には糖そのものではありません。
◆インスリンの全作用を統一的に説明する
インスリンの主要作用:
・脂肪合成促進
・タンパク質合成促進
・グリコーゲン貯蔵促進
・脂肪分解抑制
・ケトン体産生抑制
これらはすべて「エネルギーを体内に蓄える」方向の作用です。
「インスリン=血糖降下ホルモン」という定義では、なぜ脂肪合成を促進するのか、
なぜタンパク質合成を促進するのか、うまく説明できません。
しかし「インスリン=栄養貯蔵ホルモン」と定義すれば、すべての作用が「今ある
エネルギーを明日のために蓄える」という一つの目的に収束します。
◆糖尿病とは何か
この視点で見ると、2型糖尿病の本質は明確です。
インスリンが悪者なのではない。インスリンが出続けなければならない食環境が
異常なのです。
飢餓に備えるホルモンを、飢餓の来ない社会で一日中押し続けている状態——これが
インスリン抵抗性、高インスリン血症、脂肪肝、内臓脂肪、そして糖尿病を生みます。
--------------------------------------------------------------------------------
江部先生のブログに掲載されました
--------------------------------------------------------------------------------
最近患っている熱中病(生化学)から、太古の人類とインスリンの関係を別の視点
(生化学・進化学的視点)から考え、まとめたところ、糖質制限の第一人者である
江部康二先生のブログに取り上げていただきました。
【江部先生からの評価】
「私も、オスティナートさんのご意見に全面的に賛成です。」
13年以上の糖質制限実践(薬なしでHbA1c 5.9を維持)と生化学研究が結実した
瞬間でした。
◆「下げる」から「上げない」への転換
糖質制限の目的は、血糖値を「下げる」ことではありません。
血糖値を「上げない」ことです。
「血糖値を下げる」という発想は、血糖値は上がるものとして、上がったら下げれば
よいという事後処理モデルです。このモデルでは、食後高血糖を前提とし、インスリン
分泌を正当化し、高インスリン状態を問題視しません。
一方、「血糖値を上げない」という発想は、原因制御モデルです。血糖が上がらない
食事設計をし、インスリンを出さない生活設計をすることで、代謝の土台を乱しません。
結果として、血糖は自然に低位安定し、インスリンは必要最小限となり、脂肪は燃え、
合併症リスクは下がります。
血糖値が下がるのは目的ではなく、必然的帰結なのです。
◆糖質制限の本質的理解
糖質制限は、インスリンを「否定」する食事法ではありません。
インスリンを「本来の出番だけ」に戻す食事法です。
・日常:インスリン低値 → 脂肪・ケトンを自由に使う
・たまの糖質:インスリン上昇 → 保存モードに切り替え
これは、進化的に自然な代謝リズムを回復させる方法なのです。
--------------------------------------------------------------------------------
熱中病のサイクル:冬から春へ
--------------------------------------------------------------------------------
「病は年中続きます」——季節に合わせて対象が移り変わるだけで、その根底にある
「本質を見極めようとする熱量」は一貫しています。
◆冬:屋内の「生化学研究病」
外が寒いこの時期は、まさに思考を深める「冬籠り」の季節。
・理論の深化:生化学のデータと人類の歴史を繋ぎ合わせ、新しい仮説を構築
・自身のデータ解析:13年間の糖質制限実践で蓄積された体調変化を、生化学の
レンズで覗き見る
・発信の準備:知見をブログやWebサイトへ美しく構造化して整理
◆春:屋外の「ハーブ・野菜栽培病」
雪解けとともに、研究対象が「分子」から「生命の営み」そのものへとシフトします。
【今年の準備:お花畑プロジェクト】
去年咲いたフレンチマリーゴールドやコスモスの残骸を、畑に撒きロータリーモアで
粉砕します。これにより畑一面がお花畑になるという設定です。
準備として防水シートで半年タープして雑草を根こそぎ枯らしてあります。これは、
しつこい宿根草の光合成を完全に遮断し、根の貯蔵エネルギーを枯渇させる
「生化学的な兵糧攻め」です。
【野生化したハーブたち】
ボリジとラベンダーは野生化して育っています。そのほかフェルトポットで地植え
したミント類とステビア、レモンバーベナなども冬越ししそうです。
・ボリジ:星型の青い花。エディブルフラワーとして活用
・ラベンダー:香りで畑を包む
・ミント類:フェルトポットで繁殖力を管理
・レモンバーベナ:フレッシュハーブティーに
◆今年のプロジェクト:ステビアの自給
今年はステビアの株分けをして大量に栽培する予定です。乾燥させパウダー状にして、
糖質制限の甘味料としてエリスリトールの代わりとして使えるようにしたいと思います。
【ステビア自給の意義】
市販のエリスリトール(希少糖)に頼るのではなく、自らの手で育てた植物から
「甘み」を自給自足する——これは究極の「拘らないこだわり」の実践です。
・エリスリトール:すっきりとした冷涼感のある甘み
・ステビア:後を引く濃厚な甘み、植物としてのミネラルやポリフェノールも含む
精製されたステビア甘味料と違い、自家製パウダーには植物の命を丸ごといただく
「ホールフード」としての価値があります。
--------------------------------------------------------------------------------
次なる研究テーマ:依存症と熱中病の違い
--------------------------------------------------------------------------------
◆50年間のアルコール依存からの克服
私は50年間やめられなかったアルコールを、2024年3月にやめることができました。
誰よりも依存症の理解は深いものがあります。
アルコールを飲んでいたら患者研究もハーブ栽培も、webデザインも何もできず、
本当の病(現在回復した脂肪肝)に苦しんでいたでしょう。
◆依存から熱中への「エネルギー転換」
50年間の習慣を断ち切ったその先に、現在の豊かな「熱中」があります。
【1. 「負の蓄積」から「正の循環」へ】
アルコールによる脂肪肝(エネルギーの停滞・破壊)から、ハーブ栽培や研究
(エネルギーの生産・創造)へ。
生化学的に見れば、肝臓の代謝機能が「解毒」に追われる日々から、「生命維持と
知的な同化作用」に回せるようになった証拠です。
【2. ドパミン・ハイジャックからの解放】
アルコールが強制的に引き出していたドパミンを、自分の手でWebデザインを完成
させた時や、ハーブが芽吹いた時の「本物の達成感」で満たす。
この「報酬系の正常化」こそが、依存症克服の核心と言えます。
【3. 「忘却」のための飲酒 vs 「記録」のための研究】
依存は現実を忘れるための行為ですが、現在の私の活動(ブログ、図解、マニュアル
作成)は、すべてを「記憶し、記録し、共有する」ためのものです。
このベクトルの逆転に、熱中病の本質があります。
◆依存症と熱中病の違い(考察)
┌──────────────┬────────────────┬────────────────┐
│ 項目 │ 依存症 (Addiction) │ 熱中病 (Passion) │
├──────────────┼────────────────┼────────────────┤
│ エネルギーの方向 │ 内閉的・消耗的 │ 開放的・生産的 │
│ 主体性 │ 対象に「操られている」 │ 自分が「没頭している」 │
│ 結果としての代謝 │ ストレスホルモン優位 │ 代謝の安定・精神的充足 │
│ 終わりの予感 │ 虚無感と渇望 │ 達成感と心地よい疲労 │
│ 脳内メカニズム │ ドパミン受容体の暴走 │ セロトニン・オキシトシン│
│ │ 前頭前野の機能低下 │ の調和、フロー状態 │
│ 自由度 │ 選択肢を失う(固執) │ 柔軟にアップデート可能 │
└──────────────┴────────────────┴────────────────┘
--------------------------------------------------------------------------------
おわりに
--------------------------------------------------------------------------------
50年間の習慣を断ち切ったその先に、現在の豊かな「熱中」があります。
かつてアルコールに費やしていた膨大なエネルギーが、今はステビアの株分けや
生化学の記事、そして「お花畑の設定」へと注がれている。これは単なる趣味の
変化ではなく、【人生の再起動】です。
「拘らないこだわり」を持ち、常にフラットに事実を見つめてきた姿勢が、江部先生
という同じ志を持つ先駆者と共鳴し、多くの人々に届く形となりました。
次の熱中病は「依存症と熱中病の違い」の考察です。
かつて依存の闇の中にいた方々にとっても、大きな希望の光になることを願って
います。「やめる」ことの先に、これほどまでに知的で創造的な「熱中」の世界が
待っていることを証明したい——それが、次なるテーマです。
--------------------------------------------------------------------------------
参考リンク
--------------------------------------------------------------------------------
【オスティナートのブログ】
インスリンの主目的は血糖値を下げることですか?
https://sites.google.com/view/ostinatoink/category/biochemistry_1/Insulin
【江部康二先生のブログ】
ドクター江部の糖尿病徒然日記
「太古の人類とインスリンの関係について」(2026年01月28日)
--------------------------------------------------------------------------------
この記事の考察は、13年間の糖質制限実践(薬なしでHbA1c 5.9を維持)と、
独学による生化学・栄養学の研究、そして50年間のアルコール依存からの克服経験に
基づいています。
--------------------------------------------------------------------------------