食用ほおずきは、その名の通り食べられるほおずきの一種で、「デザートほおずき」や「ストロベリートマト」とも呼ばれます。袋状のガクに包まれたオレンジ色の果実は、マンゴーや柑橘類を思わせるトロピカルで甘酸っぱい風味が魅力です。
食用ほおずきは、その名の通り食べられるほおずきの一種で、「デザートほおずき」や「ストロベリートマト」とも呼ばれます。袋状のガクに包まれたオレンジ色の果実は、マンゴーや柑橘類を思わせるトロピカルで甘酸っぱい風味が魅力です。
家庭菜園でも比較的育てやすく、収穫して食べる楽しみも格別です。このガイドを参考に、ぜひ栽培に挑戦してみてください。
種まき: 2月~3月
植え付け: 5月中旬~6月
開花: 6月~9月
収穫: 8月上旬~11月(霜が降りるまで)
種または苗: 初心者は苗から始めると簡単です。
土: プランターの場合は市販の「野菜用培養土」、畑の場合は苦土石灰や堆肥。
プランター: 深さ30cm以上の大型のもの(1株に1つが目安)。
肥料: 元肥(緩効性化成肥料)、追肥(液体肥料や化成肥料)。
支柱: 長さ1.5m程度のもの。
その他: じょうろ、園芸用ハサミなど。
食用ほおずきは、日当たりと水はけの良い場所を好みます。
プランター栽培: 市販の野菜用培養土を使えば手軽です。
地植え(畑):
植え付けの2週間前に苦土石灰をまいてよく耕し、土の酸度を調整します(pH6.0〜6.5が目安)。
植え付けの1週間前に、堆肥と元肥をすき込み、畝(うね)を作ります。
注意点: ナス科の植物なので、トマトやナス、ピーマンなどを育てた翌年の土で栽培すると連作障害が出やすくなります。新しい土を使うか、場所を変えましょう。
発芽適温が25〜30℃と高めなので、加温するか、暖かくなってから室内で育苗します。
育苗ポットやセルトレイに種まき用の土を入れ、種をまきます(深まきしないように注意)。
土が乾かないように霧吹きなどで水を与え、暖かい場所で管理します。
発芽後、本葉が5〜6枚になったら植え付けの準備完了です。
遅霜の心配がなくなった5月中旬以降が植え付けの適期です。
苗の根鉢より一回り大きい穴を掘ります。
根を傷つけないようにポットから苗を取り出し、植え付けます。深植えにならないよう、ポットの土の高さと地面の高さを合わせます。
株間は50cm以上あけて、風通しを良くします。
植え付け後は、根の活着を促すためにたっぷりと水を与えます。
水やり: 乾燥に弱い植物です。特に夏場は水切れに注意してください。
プランター: 土の表面が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまで毎日たっぷりと与えます。
地植え: 基本的に不要ですが、晴天が続いて土がカラカラに乾いている場合は、朝か夕方に水やりをします。
支柱立てと誘引: 草丈が30cmほどに伸びてきたら、倒れないように支柱を立てて、茎をゆるく誘引します。
整枝(摘心): 生育とともに枝が込み合ってきます。風通しを良くし、実に栄養を集中させるために整枝を行いましょう。主枝から伸びる側枝は、実を2つつけさせ、その先の葉を1枚残して先端を摘み取ります。
追肥: 最初の実がなり始めた頃(植え付けから約1ヶ月後)から追肥を開始します。その後は2〜3週間に1回のペースで、化成肥料や液体肥料を与え、肥料切れを起こさないようにします。
病気:
うどんこ病: 葉が白い粉をふいたようになります。日当たりと風通しを良くして予防します。
白絹病: 高温多湿で発生しやすく、株元が白くなり枯れてしまいます。水はけを良くすることが大切です。
害虫:
アブラムシ、テントウムシダマシ、ホオズキカメムシなどが発生することがあります。見つけ次第、手で取り除くか、適用のある薬剤で駆除します。
収穫のサイン: ガク(袋)が緑色から茶色っぽく乾燥し、中の実が鮮やかなオレンジ色に熟したら収穫時期です。自然に落果したものが最も甘みが強いと言われています。
保存方法: ガクをつけたまま、風通しの良い涼しい場所や冷蔵庫の野菜室で保存します。ガクが実を保護してくれるため、比較的長く保存できます。
食用ほおずきは、そのままでも美味しく、様々なアレンジが楽しめます。
ガクをむいて、中の実をフルーツとしてそのまま味わうのが一番のおすすめです。甘酸っぱく爽やかな風味が口いっぱいに広がります。
トロピカルな風味の美味しいジャムが作れます。
材料: 食用ほおずき 200g、砂糖 60g〜80g(ほおずきの30〜40%)、レモン汁 大さじ1
作り方:
ほおずきの実を取り出し、ヘタの硬い部分を取り除き、半分に切る。
鍋にほおずき、砂糖、レモン汁を入れ、混ぜながら中火にかける。
沸騰したらアクを取り、弱火でとろみがつくまで15〜20分ほど煮詰める。
チョコレートがけ: ガクを花びらのように広げ、溶かしたチョコレートを半分だけつけて冷やし固める。見た目も華やかでパーティーメニューにぴったりです。
トッピング: ヨーグルトやアイスクリーム、チーズケーキなどに添えると、彩りと酸味のアクセントになります。
スムージー: バナナや牛乳と一緒にミキサーにかければ、栄養満点のスムージーに。
サラダ: ミニトマトのように、半分に切ってサラダに加える。モッツァレラチーズとのカプレーゼもおすすめです。
肉料理のソース: ジャム状にしたものを、豚肉や鶏肉のソテーのソースにすると、フルーティーな仕上がりになります。
食用ほおずきは、育てる楽しみと食べる楽しみの両方を味わえる魅力的な果実です。ぜひ家庭菜園で、その特別な美味しさを体験してみてください。