スイートマジョラムは、古代ギリシャ・ローマ時代から「幸福の象徴」として愛されてきたハーブです。オレガノの仲間ですが、より繊細で甘く、温かみのある香りが特徴です。キッチンやベランダで手軽に育てて、その魅力を存分に味わってみましょう。
スイートマジョラムは、古代ギリシャ・ローマ時代から「幸福の象徴」として愛されてきたハーブです。オレガノの仲間ですが、より繊細で甘く、温かみのある香りが特徴です。キッチンやベランダで手軽に育てて、その魅力を存分に味わってみましょう。
スイートマジョラムは、基本的なポイントを押さえれば初心者でも簡単に育てることができます。
日当たりと風通しが良い場所を好みます。日照不足になると、ひょろひょろと育ち、香りが弱くなる原因になります。
高温多湿が苦手なので、特に梅雨から夏にかけては風通しの良い場所で管理しましょう。
水はけの良い土が適しています。市販のハーブ用の土や、草花用培養土にパーライトを少し混ぜたものでも良いでしょう。
乾燥気味の環境を好むため、水のやりすぎは根腐れの原因になります。
水やりの目安:鉢植えの場合、土の表面が完全に乾いてから2~3日後にたっぷりと与えるくらいが丁度良いです。地植えの場合は、根付いてしまえばほとんど水やりの必要はありません。
苗の植え付けは、春(3月~5月)か秋(9月~10月)が適期です。
肥料はあまり必要ありません。与えすぎるとかえって香りが弱くなってしまいます。植え付け時に元肥を少し混ぜ込むか、春と秋に少量与える程度で十分です。
葉が茂ってきたら、いつでも必要な分だけ収穫できます。先端の柔らかい部分を摘むと、脇芽が伸びてこんもりと茂ります。
香りが最も強くなるのは開花直前です。ドライハーブ用にまとめて収穫するならこの時期がおすすめです。
梅雨前に、株が蒸れるのを防ぐために、全体の3分の1ほどの高さまで切り戻しを行いましょう。収穫を兼ねて行うと一石二鳥です。
夏越し:高温多湿を防ぐため、切り戻しをして風通しを良くすることが重要です。強い西日が当たる場合は、少し日陰になる場所に移動させると良いでしょう。
冬越し:寒さにはやや弱い性質です。霜が降りる地域では、鉢植えにして軒下や室内の明るい窓辺に取り込むと安心です。
スイートマジョラムの穏やかな香りは、様々な場面で活躍します。
香りが繊細なので、火を通しすぎない料理の仕上げに使うのがおすすめです。
肉料理・魚料理に:鶏肉や白身魚、ひき肉料理(ソーセージやハンバーグ)の臭みを消し、上品な風味を加えます。
卵料理・チーズとの相性抜群:オムレツやスクランブルエッグ、ピザやグラタンに散らすと、味わいが一層深まります。
スープやソースに:トマト系のスープやソース、クリームシチューなどに加えると、優しい香りが全体をまとめてくれます。
ドレッシングに:刻んだ葉をビネガーやオリーブオイルと混ぜて、自家製ドレッシングに。
心と体を温め、リラックスさせてくれるハーブティーは、おやすみ前にもぴったりです。
淹れ方:フレッシュハーブなら5~6本、ドライハーブなら小さじ1杯をポットに入れ、熱湯を注いで3~5分蒸らします。
期待できる効能:鎮静作用があり、不安やストレスを和らげ、安眠を促すと言われています。また、消化を助ける働きも期待できます。
ポプリ・サシェ:収穫した枝を乾燥させて、ポプリやサシェ(香り袋)に。クローゼットや枕元に置けば、優しい香りがふんわりと広がります。
ハーブバス:フレッシュハーブの枝を数本、布袋に入れて湯船に浮かべれば、リラックス効果のあるバスタイムを楽しめます。
アロマテラピー:スイートマジョラムの精油(エッセンシャルオイル)は、心身を温め、深いリラックス感をもたらす香りとして知られています。