ナスタチウム(和名:キンレンカ)は、鮮やかな色の花が美しいだけでなく、育てやすく、さらに花や葉を食べることができる魅力的なハーブです。コンパニオンプランツとしても活躍するなど、様々な楽しみ方があります。
ナスタチウム(和名:キンレンカ)は、鮮やかな色の花が美しいだけでなく、育てやすく、さらに花や葉を食べることができる魅力的なハーブです。コンパニオンプランツとしても活躍するなど、様々な楽しみ方があります。
[鮮やかなオレンジ色のナスタチウムの花が咲いている庭の画像]
ナスタチウムは非常に強健で、初心者の方でも手軽に栽培を始められます。以下のポイントを押さえて、元気な株を育てましょう。
1. 種まき
時期: 暖かくなる3月~5月、または涼しくなる9月~10月が適期です。発芽には15℃~20℃の温度が必要です。
方法:
種の外皮が硬いため、一晩水に浸けておくと発芽しやすくなります。
移植を嫌う性質があるため、庭やプランターに直接まくか、ポットで育てる場合は根を傷つけないように植え替えます。
光が当たると発芽しにくい「嫌光性種子」なので、種の上に1cmほど土をしっかりかぶせます。
2. 日当たりと場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。
ただし、真夏の強い日差しは苦手です。夏場は株が弱りがちなので、鉢植えの場合は涼しい半日陰に移動させると良いでしょう。
3. 水やり
乾燥気味に管理するのが最大のコツです。多湿を嫌うため、水のやりすぎは禁物です。
鉢植え: 土の表面が完全に乾いてから、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと与えます。
地植え: 植え付け時に水やりをすれば、その後は基本的に雨水だけで十分です。日照りが続く場合のみ水を与えます。
4. 用土と肥料
水はけの良い土であれば、特に土質を選びません。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
肥料は控えめにします。特に窒素分が多い肥料を与えると、葉ばかりが青々と茂り、花が咲きにくくなる「葉ボケ」という状態になります。元肥を少し施す程度で十分です。
5. お手入れ(切り戻し・花がら摘み)
切り戻し: 梅雨や夏の時期に、茂りすぎた茎や弱った葉を株元から1/3程度まで切り戻すと、風通しが良くなり、秋に再び元気に花を咲かせます。
花がら摘み: 咲き終わった花をこまめに摘み取ることで、株のエネルギーが新しい花を咲かせる方へ向かい、長く開花を楽しめます。
ナスタチウムは観賞用としてだけでなく、様々な形で生活に取り入れることができます。
1. 食用(エディブルフラワー)として
ピリッとしたワサビのような独特の風味があり、料理のアクセントになります。
花・葉: サラダに散らしたり、サンドイッチに挟んだり、料理の飾りに使ったりすると、彩りも風味も豊かになります。
若い実: 収穫して塩漬けやピクルスにすると、ケッパーのような感覚で使えます。
⚠️注意: 食用にする場合は、必ず「食用」として販売されている種や苗から育ててください。観賞用の苗には、食用に適さない農薬が使われていることがあります。
[ナスタチウムの花と葉で彩られたフレッシュなサラダの画像]
2. コンパニオンプランツとして
他の植物と一緒に植えることで、良い影響を与え合います。
効果: ナスタチウムの持つ香り成分が、アブラムシやコナジラミ、カメムシなどの害虫を遠ざける効果があると言われています。
相性の良い野菜: きゅうり、トマト、ナス、カボチャ、ブロッコリーなどの野菜の株元に植えるのがおすすめです。害虫を防ぎつつ、菜園を華やかに彩ってくれます。
丈夫で用途も広いナスタチウムを、ぜひ育てて楽しんでみてください。