アメリカフウロ Geranium carolinianum は北米原産の一年草(越年草)で、1930 年代に日本へ定着して以来、全国の道端・荒地・畑・芝地などに急速に広がった要注意外来種です。掌状に深く切れ込む葉と淡紅色の小花、クレーンのくちばしに似た種子殻(写真右端)が特徴です。
痩せ地・乾燥気味の砂質または弱酸性土壌で優勢。
芝生や畑の「裸地部」へ真っ先に侵入し、日照を得ると爆発的に増殖。
種子は小型で土壌移動や靴底、農機具に付着しやすい。hgic.clemson.eduイン神山|神山町のいまを伝える
5‑1 予防(発生前)
5‑2 物理的除去(推奨)
ロゼット期(11 月 or 3 月)に一気に抜き取る:根は浅いので湿土時に容易。残根は再生しにくいが、土を軽く掘り返して小株も除去。
刈り取り/草刈機:花芽形成前(4 月中旬)が最適。刈り残しの株は手抜きでフォロー。
抜き取った株は種子が熟す前に焼却または密封廃棄。イン神山|神山町のいまを伝える
5‑3 耕種的 & 環境調整
5‑4 化学的防除(必要最小限)
仙台の作業カレンダー例
3 月下旬:越冬ロゼット手抜き→堆肥場へ
4 月中旬:芝・畑での 1 回目除草(刈込+スポット散布)
5–6 月:結実株確認 → 念のため抜き取り
9 月上旬:発芽予測日の 2–3 週前にマルチ張り・緑肥播種
10 月中旬:必要なら前処理除草剤を粒状で散布
開花後の株には微細種子が付着するため、ゴミ袋を株にかぶせてから根元を切ると飛散防止になる。
除草剤使用時は製品ラベルを遵守し、噴霧ノズルは地表近くに固定。風速 3 m/s 以上では作業中止。
抜き取った株は乾燥させず即日焼却(家庭ごみ規定がある場合は自治体指示に従う)。hgic.clemson.edu
年間 2 回の大発芽期(秋・早春)を押さえることが最少労力の鍵。
物理的除去+マルチ/密植で 1–2 年継続すると土壌種子密度が大幅減少。
芝生や花壇では “健康な被覆+ spot 除草” で化学防除を最小限に抑制。
仙台のような寒冷地は越冬ロゼットさえ早めに潰せば、夏以降の作業量が激減。
繁殖力の強い雑草ですが、ライフサイクルを逆手に取ったタイミング管理で、安全かつ持続的に抑え込めます。