糖質制限というと炭水化物を控えることが基本ですが、特に女性にとって甘いスイーツを諦めることが最も難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
Byartfarmer2024年7月8日
糖質制限中のスイーツの誘惑と対策
糖質制限というと炭水化物を控えることが基本ですが、特に女性にとって甘いスイーツを諦めることが最も難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。
近年、人工甘味料(糖アルコールや合成甘味料)を活用することで、主食とは違い、味と甘みをほとんど変えずに低糖質スイーツを作ることが可能になりました。生クリーム、クリームチーズ、バターなどの乳製品や卵、ゼラチンはもともと低糖質な食材です。また、小麦粉の代わりにアーモンドパウダー、大豆粉、小麦ふすま粉、おから粉などを使用することもできます。パンのようにイーストによる発酵も必要ないため、ほぼ無添加で作ることができ、カカオマスを使えば低糖質チョコレート菓子も楽しめます。
しかし問題なのは、せっかく糖質制限によって甘いものから遠ざかっていたのに、「低糖質だから大丈夫」と食べることで、以前のように習慣化して甘いものへの欲求が復活してしまう可能性です。糖質依存症は「糖質中毒」であると同時に「甘いもの中毒」でもあるのです。
低糖質スイーツであっても習慣化させないよう注意が必要です。また、最近では合成甘味料の健康への影響も指摘されています(ただし、糖アルコールの一種であるエリスリトールは比較的安全とされています)。
スイーツだけでなく料理においても、塩・コショウだけでシンプルに味付けし、「素材を味わう」という料理の原点に立ち返ることが大切です。料理の味付けやソースにも依存性があることを忘れてはいけません。
最近読んだ『ヒトはなぜ太るのか?』(ゲーリー・トーベス著)には、興味深い一節があります。
控えめにするか、完全にやめるか? 「食事中にある程度の炭水化物を許容することは、元喫煙者に数本のたばこを許可するとか、アルコール依存から立ち直った患者に時々酒を飲ませるのと同じことかもしれない。対応できる人もいれば、滑りやすい坂道と感じる人もいるだろう。特別な機会のデザートが、週一回の贅沢になり、週二回になり、最後には毎晩のものとなり、突然、減量のための糖質制限が失敗したと諦めてしまうのだ。」
これは糖質制限中に炭水化物を摂取してしまった場合について書かれていますが、低糖質スイーツにも同様のことが言えます。血糖値を上昇させなくても、脳には「甘く美味しいものを食べた」という記憶が残り、糖質中毒や甘いもの中毒が再発する可能性があるのです。
関連書籍『やせたければ脂肪をたくさんとりなさい ダイエットにまつわる20の落とし穴』(ジョン・ブリファ著、江部康二・夏井睦監修)にも次のような警告があります。
「ステビアやキシリトールなどは人工甘味料より安全かもしれないが、問題なのはその甘さだ。人工甘味料を摂取することで、中毒になりやすい甘い味に慣れてしまう。長期的には、甘さへの執着を避ける方が賢明だと考えている。」
このように、低糖質であっても甘いものの習慣化には十分な注意が必要です。真の健康を目指すなら、時には甘いものから完全に距離を置くことも検討すべきかもしれません。