名山一人旅2ホーム

2017-2018

名山一人旅

私の登る山には名山と呼べない山もあるだろう。

だが、登っているときに心ときめくものがあれば、

それは私にとって名山だ。

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2018年12月掲載 八甲田連峰1

(198)(91)(73)(107)345(74)(97)ロープウェイ頂上駅から一歩踏み出すとそこは雪と樹氷の世界雪斜面を登り、強風の頂上にたどり着けば凍りついた雪の彫刻と張りつめた冬の絶景滑り降りて振り返れば輝く白銀の八甲田

青森県 2007、2012、2017、2018年     八甲田・前岳     雪山ミニ・ツアー  里山の旅日記2

青森県 2011年     八甲田・田茂萢岳     パウダー・スキーの聖地  名山一人旅1

青森県 2002年     北八甲田・赤倉岳     春スキーのクラシック・ルート  里山の旅日記1

青森県 2016年     北八甲田・赤倉岳     春の八甲田の情景  里山の旅日記1

青森県 2004年     井戸岳     白い火口底とダイヤモンド・ダスト

青森県 2003年     八甲田・大岳     樹氷と大雪原の滑走  里山の旅日記1

青森県 2016年     八甲田・大岳     噴火口の景観  名山一人旅1

前岳から見る田茂萢岳とロープウェイ頂上駅。中央ピークは田茂萢岳・北峰で、左端に南峰が少し見えている。指定コースのフォレスト・コースは頂上駅付近から真下~右へ、ダイレクト・コースは山の反対側を右下へ下る。(2012年12月29日映像) 
今度は井戸岳の噴火口に降りる。シールを着けたままなので、ゆるゆると降りて行く。底からの眺めもなかなか良い。火口底の真っ白なお椀の底の上に、ごつごつした最高点の岩峰が陰になって聳えている。白いお椀の斜面についたスキー・トレース。 

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2018年11月掲載 秋風の詩

343,344どうだい今年の秋風はタレントの別れ話じゃなくってさ、あの、汗がでそうなときにピューっと吹いてきて顔をすっきりさせてくれる、あれだよ

福島県 2018年     八十里越     ブナ林の逍遥と山岳景観

栃木県 2003年     茶臼岳、朝日岳、三本槍岳     那須連峰・日帰り縦走

八十里・縦走路から見上げる烏帽子山の岩峰 
茶臼岳から見る朝日岳 

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2018年10月掲載 飛行機雲

339,340,341,342,(46)(16)シュルルル・・・・・飛行機雲が斜めに伸びる青空に白い線を引いてグオーンンン・・・・大きな音が響いた空を見上げると飛行機雲が空に駆け登っていく

岩手県 2002年     早池峰     白い巨大な山の縦走、桃源郷の景観と夢の花

長野県 2018年     茂来山、四方原山     クラシック縦走路

長野県 2018年     天狗山、男山     岩尾根の縦走

岐阜県 2007年     恵那山     神話の名山、人々の集う里山

山形県 2010年     大朝日岳     朝日連峰・南西縦走路  名山一人旅1

群馬県 2009年     赤城山     上州の名山、秋の三峰周遊  名山一人旅1

縦走路から振り返り見る早池峰。小田越から見た巨大な姿の背中は岩場と灌木のハードな世界。雄大、剛健、優美なことは変わらない。 
茂来山ー四方原山の縦走路から、男山と天狗山を再び見る。ごつごつした同じ尾根の上に二つ並ぶ岩峰は見事な景観。これは、二つとも登っておかなくてはいけないだろう。 

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2018年9月掲載 秋の縦走

324,325,(220)(24)(221)秋の声が聞こえるかい鳥たちが囀っているのが聞こえるかい風とせせらぎの音が聞こえるかい

長野県 2005年     八ヶ岳     赤岳・日帰り

静岡県 2005年     塩見岳     巨大な丸い頭

埼玉県 2006年     和名倉山     奥秩父の景観 

山梨県 2004年     甲斐駒ヶ岳     南アルプスの純白の頂上  名山一人旅1

静岡県 2006年     悪沢岳、赤石岳     南アルプス中央部の縦走 

西尾根の上に着き、ひと休み。行く手の赤岳はやや右にかしいだ巨大な岩峰の姿になっている。すごい迫力、威圧感。八ヶ岳の神髄の一端を垣間見た。 
青空の下にまだ黒々とした塩見。左右の肩の上の巨大な丸い頭は圧倒的な迫力をもっている。よく見ると、丸い頭の右上にぴょこんと東峰。 

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2018年8月掲載 真夏の山旅

320-323沢のせせらぎ林をかけ抜ける風真夏の日差しに陽炎が揺らぎ可憐な花が微笑む

秋田県 2018年     高松岳     白いナメ床から南秋田の景観

愛媛県 2018年     二ツ岳     岩尾根を越えて

愛媛県 2018年     赤石・権現山     夏の雷雨

高知県 2018年     野根山街道     歴史の旅

高松岳頂上標識1,330mに到達。薄紫のツリガネニンジンがたくさん咲いていた。 
奈半利の狭い路地で見たヒルガオ (野根山街道)
行く手に装束峠が見える。それは東西に続く高い稜線。ピークが二つほど見え、右の高い方が装束山1,083mだろう。(野根山街道の最高点1,082mはその右奥) 
電波塔に登る途中から北に野根山らしき山を見ることができた。それは野根山街道の尾根から少し北に外れ、美しい鋭角ピークの姿をしていた。 

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2018年7月掲載 花の縦走路

(77)315,316,317,318,319辛い登りふと見上げるとピンクの花急ぐ足元に小さな花が咲いていて立ち止まる

秋田県 2007年     大白森     湿原の山  里山の旅日記1

秋田県 2018年     裏岩手・曲崎山、大白森     一日中・花の旅

秋田県 2018年     和賀連峰・中ノ沢岳、風鞍     失われた縦走路

新潟県 2018年     朝日連峰・大上戸山、寒江山     こんにちわウスユキソウ

新潟県 2018年     関田峠-伏野峠-深坂峠     信越トレイル、閑静な旅

長野県 2018年     八ヶ岳     岩尾根トレッキング、景観と花の旅

ツバメオモト(中ノ沢岳) 
こんにちわウスユキソウ(寒江山) 
コマクサの丘(八ヶ岳) 

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2018年6月掲載 春の山旅

(40)(114)299,(113)300白い残雪長い林道かなたに聳える峰足取りはまだ軽く目に映る絶景

北海道 2009年     雌阿寒岳     深田久弥が登れなかった山  名山一人旅1

北海道 2016年     イドンナップ     雨の日高、花の稜線  名山一人旅1

山形県 2018年     鳥海山     雪の名峰

栃木県 2016年     日留賀岳     男鹿山塊の西の雄峰  名山一人旅1

静岡県 2018年     黒沢山     春の深南

空の青、岩の黒、雪の白のコントラストの風景の中に登っていく。白い巨大な斜面を広げ、静かにたたずむ鳥海。その白い斜面を黙々と登る登山者たち。(2018年、鳥海山)(写真は2003年のもの) 
P5・1,810mに登ると、正面に黒沢山が再び現われた。黒い巨体がなだらかな稜線の向こうで静かに待っている。(2018年、黒沢山) 

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旅枕3  旅人の心得

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2018年5月掲載 春の北海道

39,296,(185)297,298最北の海を渡れば冷たい海の上に聳える輝く白峰増毛の広大な雪世界を越え北海道の屋根に来たりて噴煙のかなたに立つ残雪の雄峰に向かい5月の雪の降りしきる鋭鋒の頂に立つ

道北 2006年     利尻岳     最北の名峰からの滑走 名山一人旅1

道北 2018年     利尻岳     最北の名峰から二度目の滑走

道北 2017年     雄冬山     広大な雪世界を越えて 

大雪 2018年     大雪山・旭岳     北海道最高峰の景観と滑走

大雪 2018年     美瑛岳     5月の雪

無風だったのが幸いだった。利尻岳の南峰に到達し、背後の北峰を振り返る。ここまで来れて、本当に幸運だった。(2018年、利尻岳) 
だいぶ近づいたはずなのに、端正な旭岳の姿は変わらず、ちっとも近づいてないみたい.。(2018年大雪山・旭岳) 

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2018年4月掲載 巨大な雪山への挑戦と滑走

291,295,294,(21)293,292,(96)(187)今日は長旅、巨大な雪山はまだはるか先。雪の上に続く踏み跡はここでは実にたのもしい。雪が硬くなり、傾斜もきつくなってきた。そろそろアイゼンに替えようか、いや、まだシールで大丈夫。ついに真っ白な頂上が目前に現われた。なんと美しい頂上だろう。そこからの滑走は最高の瞬間。

北海道 2014年     エサオマントッタベツ     巨大な雪山への挑戦、日高の巨大な口

山形県 2018年     稲倉岳     蟻ノ戸渡の反対側を登る

新潟県 2018年     万太郎山     上越国境のロング・ツアー

新潟県 2009年     雪倉岳     山スキーのクラシック・ルート  名山一人旅

長野県 2018年     乙妻山     北信州の早春の景観

富山県 2008年     五竜岳     黒い岩峰の巨人、白い北壁の滑走

岐阜県 2007年     黒部五郎岳、薬師岳     北アルプス雪尾根の縦走と滑走  名山一人旅

岐阜県 2017年     黒部五郎岳、薬師岳     カールの景観 

神威岳頂上でシールを外し、今回発の滑走。日高の巨大な口に向かう。エサオマンの巨大な口はますます大きくなり、ゆがんだ大口がもうすぐそばに広がっている。すごい迫力。 
白岳の最高点まで行ってザックを下ろすと、横から見た五竜岳がそびえ、真っ白な頂上北壁がこちらを見下ろしている。明日は登ってやるからな。 
万太郎山はゆったりとした丸い山。北尾根は鋭そうだが、南側にはなだらかな雪渓を伸ばし、我々を待っている
乙妻山への最後の登り。真っ白な丸い頂上が現われ、遂に頂上に到達して久しぶりに雄叫びを上げる。感激。 

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2018年3月掲載 はるかなる白き峰2

(1)(87)278,(169)281,(186)冬の太陽がまぶしく輝き、冷たい空気が肌を刺す俺は延々と雪を踏み、坂を登り、広い雪原を渡り、尾根を辿った長い時がたち、ついに傾斜は緩くなり、俺は真っ白な頂上にたどり着いた。そこは寒々とした空虚な世界だったが、俺の心だけは熱くたぎっていた。物言わぬ空虚な世界は、辿り着いた俺の熱い心を快く迎えてくれているようだった俺はうっすらと見えている山々を見渡した。それは雲の中に隠れたり、現われたりしていた。疲れ切っていたが、とても幸せな気分だった何度でも、どの山でも、俺の熱い心は変わらない(はるかなる白き峰2)

北海道 2011年     群別岳     北海道増毛山地の鋭鋒  名山一人旅

北海道 2015年     チトカニウシ     北大雪の雪の名山  名山一人旅

岩手県 2018年     毛無森     早池峰の西、雪尾根登り

新潟県 2009年     八海山     越後の雪の世界 

長野県 2018年     大渚山     白い坊主頭と長い頂稜

富山県 2017年     白馬岳     峻厳なる白峰、長大なる雪渓 

歩きやすくなった広い雪原を淡々と登るが、毛無森の頂上はなかなか近づかない。途中で少し青空が見え、夢中で写真をとる。 
猿倉駐車場に着くと、正面に白馬岳が待ち構えていた。近くから見るとごつごつした岩で鎧われていて、近寄りがたい峻厳な存在に見える

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旅枕2 サイトを立ち上げて3年


大島亮吉 「山 紀行と随筆」

最初にこのサイトに掲示する作品は大島亮吉。戦前に近代登山を開拓し、私が生まれる前に28歳で山に死んだ天才の遺稿集。気迫の山への挑戦、感傷的な逍遥の旅、そして運命を予感させる山での死についての記述。大島は評論家ではないが、風や鳥の声、雲や峠の姿など、限りない観察眼をもっていた。(小林秀雄と深田久弥)

ウラジミール・ナボコフ 「ナボコフの一ダース」 卓越した情景描写、きらめくようなフレーズの嵐

なにげない情景描写がとんでもなく卓越している。ストーリーもプロットも関係ない。列車の窓から見る、走り去る景色の描写、タガ(フープ)を回しながら走り去る少女、暗がりでランプに火がともる一瞬、次々に現われるきらめくようなフレーズの嵐、わくわくしながら読んだ。こんな小説の世界もあるのか。(アンドロイドと人間とSF)

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2018年2月掲載 パウダーの煙

(88)275,(2)(190)(180)(91)280,(19)腰まで埋まる深雪だってェすっ転ばないように気をつけな-波乗りの要領なんだよォ泳いだことはないけどナそーら、すっ飛ばすぞォ

北海道 2015年     白滝天狗岳     尾根歩きとパウダー滑走  名山一人旅

北海道 2008年     オプタテシケ     シュプールの波

北海道 2014年     トヨニ     南日高の雪山に登る  名山一人旅

北海道 2010年     ニトヌプリ     ニセコの新雪ショ-トツア-  里山の旅日記2

青森県 2017年     朝比奈岳     ちょっと遠いパウダー天国 

青森県 2011年     八甲田・田茂萢岳     パウダー・スキーの聖地  名山一人旅

福島県 2010年     博士山     軽いタッチでショート・ターン

新潟県 2015年     霧ノ塔     苗場山の北でスキー・ツアー  名山一人旅

北西尾根の上に豪壮なオプタテシケが姿を現わす。左右にピークを従えた白い岩峰。見とれるばかりに美しい 
博士山頂上目前: 四方が開けた博士山頂上でザックを下ろし、本日最初で最後の休憩。ゆっくりお茶を飲む。本当にいい天気。 

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2018年1月掲載 キックターン

276,277,279,282白い斜面の傾斜を斜めに登り、頃合いで大きく片足を広げて逆方向に踏み込む後ろ足をひねってスキーを同じ方向に揃え、キックターン完了さあ、あと何回くらいで稜線に着くだろうまぶしい白い斜面を斜めに登り、頃合いで大きく片足を広げて逆方向に・・・・・

北海道 2012年     目国内岳     白い斜面の滑走

北海道 2011年     長万部岳     道南のパウダー滑走

山形県 2012年     黒伏山     絶壁の背中を滑る

長野県 2006年     志賀高原・笠ヶ岳     白い巨塔

コルから見上げる目国内岳の頂上までは300mほどの高低差。大きな二等辺三角形の手前の黒い影は雪庇尾根で、右側が切れ落ちたすさまじい景観が隠されていた 
スキーグマ標識14から見る長万部岳と滑走トレース: それは滑りやすいパウダーになっていて、ごきげんのショートターン滑走となる。 

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2018年1月掲載 八甲田の冬

パウダーの季節! 今年は雪が多そうだ

八甲田:樹間のパウダー滑走(2018年1月13日) 
八甲田ロープウェイとモッコ沢(2017年12月10日)(写真は2016年1月24日) 

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2017年12月掲載 白神山地3 :雪山

(6)(7)253,(98)(197)真っ白な銀世界。ブナも笹も雪に埋まって静かに眠る雪の道、雪に埋まった沢、そして雪尾根を行くここは雪の白神、すべてが白く輝く世界

青森県 2010年     向白神岳     白神山地の最高峰  名山一人旅

青森県 2015年     摩須賀岳     白神山地の秘峰に登る  名山一人旅

青森県 2014年     尾太岳     白神山地東端の鋭鋒

青森県 2016年     雁森岳     白神山地の源流部  名山一人旅

秋田県 2017年     水沢山     白神山地の南西端  里山の旅日記2

尾太岳:もう夕方になって頂上に着くと、曇空の下に白神の山々が勢揃いしていた。苦労して頂上にたどり着いた者だけに与えられる、すばらしき山の世界。 
帰路、振り返ると、青空の下に摩須賀岳が見えていた。手前の875m峰の上に少しだけ顔を見せ、頂上に少し雲がかかっている。これはとても神々しく見えた。苦労して辿った尾根道は、今はもう穏やかに見える。

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2017年11月掲載 白神山地2 登山道の無い山(夏山)

235,251,252,43,254,(128)ここは深いブナの森。夏でも日差しはさえぎられ、涼しい風がよぎる微かな道、沢沿いの道、時には笹ヤブをかき分け、頂を目指す頂上に着いた証は地面に埋まっている三角点そこには登ってみて初めて感じることのできる、満足感と憩がある

青森県 2017年 然ヶ岳 白神山地の北端  里山の旅日記2

青森県 2014年 櫛石山 ブナ林道の奥の奥

青森県 2013年 鍋倉森 ブナの森の探検

青森県 2015年 青鹿岳 白神山地の秘峰  名山一人旅

秋田県 2013年 泊岳 白神山地の展望

秋田県 2014年 長場内岳 秋田白神の一等三角点  里山の旅日記

林道の正面右手に見えてきたのが櫛石山と思われる。長い林道を歩き、ヤブ斜面を登り、コンパスで三角点を発見。夏山登山の真髄を極めたツアーとなった。
尾根に上がると、泊岳が見えてくる。緑の樹木に覆われ、三角形の頂上から左に長く北斜面を伸ばしている堂々とした姿。

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2017年10月掲載 秋の山旅

255-258すっかり涼しくなって、朝は肌寒いほど澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込みもう紅葉の山道を登る秋の抜けるような青空が広がれば心は山野を駆け巡る

埼玉県 2011年 帳付山、天丸山  西上州の山旅と景観

新潟県 2017年 丹後山 越後の展望尾根

静岡県 2017年 蝙蝠岳 南アルプスど真ん中

愛媛県 2006年 東赤石山、笹ヶ森、伊予富士、瓶ヶ森 四国の縦走路

蝙蝠岳・南アルプスど真ん中: 塩見の北から大きく東に回り込んだ先にある蝙蝠は、ゆったりした三角形のおちついた姿をしていて、そこに至る稜線は、手前部分を除き、歩きやすそうに見えた。こいつは確かに4㎞はあるなあ。よし、行くぞ。私は覚悟を決め、北の縦走路へ下って行った。こんな良い天気の日は、もう二度と巡り合えないだろう。この日がチャンスなのだ。 
東赤石山・四国の縦走路: 二日目、青空が広がり、雲海のかなたに東赤石の頭らしいのも見えている。昨日はあそこにいた。ずいぶん歩いてきたものだ 

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2017年9月掲載 初秋の縦走

219-221まだ夏の残る街から重いザックを背負って山に向かう山の上はもう紅葉が始まり、テントの朝は肌寒い稜線の上から望む頂上は高く、神々しく、まだまだ遠い時を忘れ、その姿に目を奪われ、そして我に返り一歩を踏み出す

北海道 2006年 ペテガリ 遥かなる山

埼玉県 2006年 和名倉山 奥秩父の景観

静岡県 2006年 悪沢岳、赤石岳 南アルプス中央部の縦走

明るくなった早朝の空に淡いペテガリが浮かぶ。それは、薄明から青に変わろうとしている空の中で、金色に輝いていた 
赤石岳: 端正な赤石は小赤石と重なった姿が崩れない。アンバランスな魅力の悪沢に対し、赤石には均整のとれた美しさがある。 
悪沢岳: 少し青空になった空に雲をたなびかせ、やや左に傾いた巨大な三角形は不思議な魅力を持っていて、目が離せない 

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2017年8月掲載 夏への扉

215-218人は旅立ち、それぞれの道を進み、様々な扉に出会う。扉には入らずに今の世界にとどまる者、扉を開けて新たな世界に飛び込む者そして私は今日もまた、山を歩く夏への扉を探し求めて

青森県 2017年 白神岳、崩山 みちのくの縦走路

東京都 2017年 生藤山 小沢から夏の縦走路

新潟県 2005年 飯豊連峰・大日岳 空の上からの眺め

三重県 2017年 迷岳 根性の尾根登り

兵庫県 2017年 段ヶ峰 播州の空の上の縦走路

白神岳のセンジュガンピ
生藤山のキキョウ
大日岳のイトシャジン
段ヶ峰のホトトギス

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2017年7月掲載 夏の幻影

212,41,(49)213灼熱の太陽にあえぎ、したたる汗をぬぐい、登る時には水の流れに幻影が笑い時には林の尾根の向こうに、おぼろに揺れる稜線さあ、もうすぐ頂上だ

北海道 2007年 トムラウシ クワンナイの夏の日

北海道 2006年 カムエク 日高第二の雄峰  名山一人旅

栃木県 2015年 鳴虫山 日光の根っこの縦走路  名山一人旅

山梨県 2008年 鳳凰山 自然の芸術品

トムラウシ・クワンナイ: 雄大な滝の横を登ると、一枚岩のナメ床を水が薄く流れ下っていた。延々と続くナメを水が走る川の世界 
鳳凰山: 正面から間近に見るオベリスクは自然の作り上げた芸術品。たくさんの岩が折り重なって生命を宿し、今にも飛び立とうとしている 

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2017年6月掲載 夏の風

40,211,205,(48)209,207,210,206,208涼しい朝の旅立ちに、真夏の太陽が射してくるしんどい登りからふと目を上げると、道端の花が揺れている林を抜けて景色が広がり、谷の向こう側にそびえる褐色や深緑の山まぶしさに目を細めた顔に、夏の風

2009年 雌阿寒岳 深田久弥が登れなかった山  名山一人旅

2017年 南八甲田・櫛ヶ峰 ショウジョウバカマの輝き

2004年 飯豊山 夏の雪渓、花の稜線、連峰の景観

2004年 女峰山 日光連山の縦走路を歩く  名山一人旅

2013年 鷲ヶ巣山 下越の双耳峰

2008年 浅間山 緑の草原と活火山の景観

2017年 飛竜山 シャクナゲの道、名峰の眺望

2003年 九重山 山と緑の広大な散策路

2013年 祖母山 滝巡りから縦走路の眺望

南八甲田・櫛ヶ峰の四色のショウジョウバカマ

怪しい輝きの薄紫のショウジョウバカマ 
おしゃれなピンクのショウジョウバカマ 
白いショウジョウバカマ、気品のある姿 
赤いショウジョウバカマ、すごく派手 

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2017年5月掲載 雪山賛歌

186-188

さあ、雪山

そこには地上では見れないものがある

急な坂を登り、緩やかな尾根を辿り、冷たい空気を吸っていく

雪を踏み、尾根に上がれば、目を見張る景色が広がっているだろう

下から見上げていた平凡な山は、尾根から見ると思いもよらぬ姿を見せる

青空が広がると、真っ白い峰や雪の谷が輝き、はぐれ雲が飛んでいく

息をはずませ、まぶしい太陽を見上げ、頂上に着いたら大声を上げよう

雪を踏み、トレースを辿り、

ときには何の印もない雪原を行く

ここは雪山、いつもと違う装備、ちょっと重いアイゼンやピッケル

真っ白い山並みには神が宿っている

テントを張るのはこのあたりにするかな

雪を溶かし、熱い野菜スープを作る。なんてうまいんだ。

夜中に外に出ると満天の星。オリオンにカシオペア

明日もまた、晴れてくれ

サングラスをかけ、また雪の原を歩く

あの白い頂を目指して

2017年4月 白馬岳 峻厳なる白峰・長大なる雪渓

2017年5月 黒部五郎岳・薬師岳 カールの景観

2017年5月 剱岳 3度目の剱、同じ辛さ、同じ感動、同じ滑走

黒部五郎岳のカールに滑り込み、急斜面で停止して休んでいると突然、感動がこみあげてきた。それは、この巨大なカールをわずかながらも滑走し、身近にそのすばらしさを実感できたからだろう。 

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2017年4月掲載 遥かなる白き峰、天空からの滑走

185,183(23)55,57,184,58俺はただ無心に登った。はるかなる白き峰しか見ていなかった体は疲れ果て、太陽はまぶしく、汗がしたたり落ちたそれでも俺は登るのを止めなかった。上がらぬ足を騙し、惰性で登った頂上に着いたとき、俺の頭はからっぽになった。すごく、いい気分だった。俺は天空から下界を見下ろしていた。天空は穏やかだったが、去らねばならなかったそこで俺はスキー板を履き、天空から滑った。俺は風になっていた

2017年 雄冬山 広大な雪世界を越えて

2005年 穂高岳 蒼き空、白き峰 

2015年 穂高岳 3度目の登頂で直登ルンゼ滑降  名山一人旅

2013年 富士山 にっぽん最高峰からの滑走  名山一人旅

2006年 剱岳 頂上からの滑走  名山一人旅

2012年 剱岳 岩峰の景観と雪渓の滑走

2007年 白山 北陸の霊峰、三峰周遊と滑走  名山一人旅

剱岳2012年岩峰の景観と雪渓の滑走:長次郎谷を登り、ついに剱頂上に到着。久しぶりの祠のところにザックとスキーを置く。満足感と疲労困憊。長次郎のコルからの滑走は平蔵谷と違い、クラックもなく、急傾斜も比較的楽だから、まあ、のんびりと下れる。(写真は大猫山から見る、まさに岩の殿堂の剱岳。頂上の左が長次郎ノコル。この画面では岩しか見えないが、雪斜面が頂上までつながっている)

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2017年3月掲載 冬の青空

178-182冬は灰色、冬は雪、冬は吹雪ときたま冬に青空が広がると、山に登りに行ったとさすがすがしい青空、雪の林道、真っ白な丘を登り、白い野を滑り降りたとさ

新潟2017年 青田難波山(青田南葉山) 鯨の背

新潟2017年 大毛無山 雪の砂漠

青森2017年 朝比奈岳 ちょっと遠いパウダー天国

富山2017年 白鳥山 いい山だね、また来るよ

岐阜2017年 三方崩山 比類なき景観

白鳥山 いい山だね、また来るよ

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2017年2月掲載 春の詩

(93)(94)176(101)177(102)

群馬県 2004年 谷川岳 上越国境の名峰からの絶景  名山一人旅

どれが谷川岳だって?あの白いでっかいやつかい?すごいね。ここから見ると、見渡す限りの雪の山!青い空を切り取っているオジカ沢ノ頭!

群馬県 2007年 武尊山 上州の名山に南西尾根から登る  名山一人旅

ジェネシスの静かな曲でやや憂鬱な武尊の北西尾根諦めたけど、スキーの帰りは軽いパウダー川場から剣ヶ峰山を越え、やっと着いたぞ沖武尊。頂上は春の雪解け!

福島県 2011年 燧岳 尾瀬のパノラマ、春を滑る

真っ白な雪原に、もう夏の日差しんどい急坂を登り切ると、尾瀬のパノラマ、見渡す限りの山の世界そして豪快に、春を滑る

福島県 2016年 燧岳 早春の尾瀬の景観  名山一人旅

のどかな御池からのんびり燧岳へスキーの人も、徒歩の人も、団体さんも、一人旅もやあ、平ヶ岳が見えてきた、久しぶり!尾瀬ヶ原に尾瀬沼も、これから春!さあ、あの白いスロープをもうひと頑張りで、もう一つの頂上だ。そこから、どんな春が見えるだろう

福島県 2005年 会津駒ヶ岳 薄い青空の春の光

麓は春の息吹きなのに山はまだ雪一面強い春の風が叫んでる。進め、進め、止まるな、休むな冷たい空気に息を弾ませて頂上につくと、薄い青空の春の光

福島県 2016年 会津駒ヶ岳 夏道の尾根から雪原の稜線  名山一人旅

会津駒の登りはしんどいね!下は春の息吹きなのに、上はまだ雪一面!どおれ、やっと頂上だ、あとはのんびり滑るか。それにしても越後に尾瀬に日光に、すごい眺め!頂上から滑って戻ると、穏やかな春の日まだ登ってない丸山岳、待ってろよ!そのうち行くからな!

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2017年1月掲載 ダウンヒル、究極の世界

(90)(75)44,174,(22)(30)175
奈落の底を見下ろし静かに、断崖絶壁の縁から滑り込むパウダースノーを巻き上げ、アイスバーンに鋭く切り込み軽やかに、風を切る

北海道 2016年 雷電山 ニセコ連峰西端の雪尾根  名山一人旅 :P3では迫力満点のアイスバーン急斜面滑走。広くて比較的滑らかだったので、大きくターンを切って滑る。振動でヒザがビリビリする。P6からは快適滑走、アイスバーンの上に薄く新雪が積もったとても滑りやすい状態となり、オープンバーンを探して連続ショートターンを繰り返す

青森 2005年 岩木山 頂上から百沢への滑走  里山の旅日記 :岩木山から百沢へ、頂上直下に滑り込む。すぐに頂上は見えなくなり、真下の大雪原が迫る。長大なダウンヒルコース。忘れられない大滑走

秋田 2007年 秋田駒ヶ岳 白銀の名峰  名山一人旅 :滑走尾根を上から見下ろす。はるか下にスキー場。ものすごい高度感。雪質抜群の広い斜面にショート・ターンを刻む

長野 2005年 雨飾山 猫の耳 雨飾山頂上の猫の耳。この印象的な猫の耳は、P2からしか見ることはできない。P2正面が長大なダウンヒル・コース。急な斜面ばかりでなかなかおもしろい

長野 2006年 雨飾山 荒菅沢の滑走  名山一人旅 :いつもの滑りを思いだし、強気のジャンプターンも交えて荒菅沢を下る。快調な滑走、しびれるような解放感。

鳥取 2005年 大山 西日本の百名山からスキー滑走  名山一人旅 :大山の別山沢。急峻な沢筋を下るダウンヒルは山スキーヤーにとって最高の挑戦。はるか眼下を目指してエッジを刻む。

鳥取 2008年 大山 七合沢の滑走 青空に白い霧をまとう弥山・・・・・美しい情景だが、霧が晴れず、弥山沢の滑走は断念。七合沢を滑る

滑走尾根を上から見下ろす。はるか下にスキー場。ものすごい高度感。雪質抜群の広い斜面にショート・ターンを刻む(秋田駒)
青空に白い霧をまとう弥山・・・・・美しい情景だが、霧が晴れず、弥山沢の滑走は断念。七合沢を滑る

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