九重山 山と緑の広大な散策路

大分県  中岳1,791m、久住山1,787m、稲星山1,774m、星生山1,762m、三俣山1,744m 2004年6月13日

(九重山)日本百名山

(久住山、三俣山)九州百名山

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舗装路から山越えの道に入り、岩場に出ると正面に噴火口。硫黄山というらしく、標高は低い。すがもり越の分岐から三俣山に登る。まず西峰に着き、そこから南峰へ。たくさんの人が行き交っている。8時半、三俣山・本峰。頂上は広く、天気は良く、眺めは最高。しかし、道がたくさんあって、どうにでも行けそうだが、間違え易い感じもする。ここからは噴火口が良く見えるが、久住山は南西のかなた。中岳や星生はどれだかよく分からない。反対側の大船は少し離れていて大きい。今日あそこに行くのは無理かもしれない。

久住別れから北東に尾根を登っていくと正面に噴火口が見えてきた。星生頂上は噴火口の展望台になっていて、たくさんの人が集まっている。崖の下からはるか北東まで草原が広がっており、そこを道が横切っている。その道を行き来している人々。快晴の山中はすごく賑わっている。

久住別れに戻り、久住山に登る。ここから見る久住は確かに威厳を感じる。ゆったりした背が東に延び、北西側は岩稜に切れ落ちている。頂上にはたくさんの人々。登って行く人たちも登山スタイルというよりはトレッキング・スタイル。11時半前、久住頂上。順番を待って頂上標識を写す。南西斜面は草原で、たくさんの人々が食事中。遠くには阿蘇と祖母山が見えている。

最後の中岳へ向かう。九州本島最高峰ということなので登っておかなくてはいけない。ロープ場ありの難所を越えて頂上へ。中岳は双耳峰になっていて、南側にもうひとつピークがあり、その付近に小屋が建っているのが見えてくる。頂上は満員状態。東側に大船山が近い。北側に少し降りたところの岩場で昼食にする。頂上からは双耳峰の中央にある池が見え、双耳峰の向こうには久住、まわりには九重の峰々があり、全く気持ちよい。


久住山: 久住別れから見る久住は確かに威厳を感じる。ゆったりした背が東に延び、北西側は岩稜に切れ落ちている。
硫黄山と三俣山: 星生山の頂上からは、煙を上げる硫黄山の向こうにゆったりと緑の巨体の三俣山
ミヤマキリシマと中岳: 三俣山から、ミヤマキリシマの向こうに中岳の双耳峰
ミヤマキリシマ
中岳の火口湖(御池)
坊ガツルの法華院温泉
5:55 長者原ビジターセンターP発 7:23 すがもり越 7:48 三俣山・西峰1,678m 8:00 三俣山・4峰1,730m 8:15 三俣山・南峰1,743m 8:35 三俣山・本峰1,744m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・長者原から2時間40分 9:02 すがもり越 9:46 久住別れ10:23 星生山1,762m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・三俣山・本峰から1時間48分11:19 久住山1,787m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・星生山から56分11:53 稲星山1,774m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・久住山から34分12:23 中岳1,791m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・稲星山から30分13:01 中岳発13:57 坊ガツル、法華院15:31 長者原ビジターセンターP・・・・・・・・・・・・・・・・・・中岳から2時間30分・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回合計9時間36分

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高速を下りてからかなり走り、行く手に九重山の山並が見えてきた。どれがどの山かは分からない。中央に煙を出している。長者原ビジターセンターに着くと駐車場は満車一歩手前。5:55長者原出発。登山口が分からず、自然観察路というのを進む。

暗い林を抜け、山道に入り、しばらく行くと小さな駐車場。ここまで車でくるべきだったか。このときはメインの7峰(久住、中、星生、稲星、三俣南峰・北峰、大船)全部に登るつもりでいて、まず三俣に向かう舗装路から山越えの道に入り、岩場に出ると正面に噴火口。硫黄岳というらしく、標高は低い。すがもり小屋というのがあり(7:23)、すがもり越の分岐から三俣山に登る。まず西峰に着き(7:48)、そこから第4峰を経て南峰へ(8:15着)。たくさんの人が行き交っている。8:35三俣山・本峰。頂上は広く、天気は良く、眺めは最高。しかし、道がたくさんあって、どうにでも行けそうだが、間違え易い感じもする。ここからは噴火口が良く見えるが、久住山は南西のかなた。中や星生はどれだかよく分からない。反対側の大船は少し 離れていて大きい。今日あそこに行くのは無理かもしれない。

すがもり小屋まで戻り(9:02)、久住/星生に向かう。三俣では犬を連れた人。久住別れまでは裸地と岩場で、ほとんど人に会わなかったが、久住別れに着くと(9:46)、大勢の人が群れている。西側の登山口から登ってきた人たちだろう。小屋の前を通って星生山へ。これは岩山で、すぐ近くだと思って登ったら、尾根がずっと先まで続いている。ザックを置いて星生頂上へ向かう。岩尾根の上を行くと岩を登り下りしなければならず、大変。今日は三俣を降りるときに一回滑りそうになった。でも人が多いので自分のペースで進めない。久住別れから北東に尾根を登っていくと正面に噴火口が見えてきた。星生頂上は噴火口の展望台になっていて、たくさんの人が集まっている。降りる途中、岩場でストックを落とす。すぐに拾いに降りる。星生山の肩まで戻り(この時は尾根の中腹の道をたどる)、肩の頂上で休憩。崖の下からはるか北東まで草原が広がっており、そこを道が横切っている。その道を行き来している人々、途中の山の頂上に集う人々。快晴の山中はすごく賑わっている。

10:53久住別れに戻り、久住山に登る。ここから見る久住は確かに威厳を感じる。ゆったりした背が東に延び、北西側は岩稜に切れ落ちている。頂上にはたくさんの人々。登って行く人たちも登山スタイルというよりはトレッキング・スタイル。11:19久住頂上。順番を待って頂上標識を写す。南西斜面は草原で、たくさんの人々が食事中。遠くには阿蘇と祖母山が見えている。昨日とは違い、薄曇もなく視界良好。登り損ねた根子岳の岩稜。

久住の南斜面の道をたどり稲星山へ。鞍部まで100~200mは下り、登り返す。さすがにここの頂上は人が少ない(11:53)。

最後の中岳へ向かう。九州本島最高峰ということなので登っておかなくてはいけない。ロープ場ありの難所を越えて頂上へ。中岳は双耳峰になっていて、西側にもうひとつピークがあり、その付近に小屋が建っているのが見えてくる。頂上は満員状態(12:23)。東側に大船山が近い。北側に少し降りたところの岩場で昼食にする(ここでゆっくりしたのは間違いだったが)。頂上からは双耳峰の中央にある池が見え、双耳峰の向こうには久住、まわりには九重の峰々があり、全く気持ちよい。中岳の頂上から池のところにいる人や双耳峰にいる人に大声で呼びかける人々。中岳の北側は硫黄岳への鞍部で裸地になっていたが、中岳のあたりは草原になっている。狭いようで九重はとても広いのだ。13時、双耳峰と池にも行きたかったが、もう遅いので、もう一つの峰と池には行かずに中岳を下る。

中岳と稲星の鞍部から坊ガツルへの道に入る。樹林帯だが道は岩場でなかなか厳しい。とびおりた岩が動いてしりもちをつく。中岳の東側を回ってどんどん降りていく。ルートの右手後方には久住と似た形の山があり、山と山の間の向こうに坊ガツルの平原が青く光っている。樹林帯に入るとサングラスを上げ、日の当たるところに出るとサングラスをおろす。

13:57坊ガツルに出る。平原が目の前に開け、こわれかけた小屋がある。少し行くと法華院(14:00)。時間がないので寄らずに進む。平原中央に小屋があり、大船山への分岐がある。どんどん先を急ぐが、道が分からなくて少し迷い、長者原へのルートを進む。三俣山の東側を少し登って行く感じで、登り切ると小さな平原に出たが、デジカメを撮る時間も惜しんで先を急ぐ。やっと下りとなり、パーティをどんどん追い越して進み、15:31長者原。2時間半かかった。

朝の九重連峰

高速を下りてからかなり走り、行く手に九重山の山並が見えてきた。どれがどの山かは分からない。中央に煙を出している。長者原ビジターセンターに着くと駐車場は満車一歩手前。5:55長者原出発。登山口が分からず、自然観察路というのを進む。

三俣山

暗い林を抜け、山道に入り、しばらく行くと小さな駐車場。ここまで車でくるべきだったか。このときはメインの7峰(久住、中、星生、稲星、三俣南峰・北峰、大船)全部に登るつもりでいて、まず三俣に向かう舗装路から山越えの道に入り、岩場に出ると正面に噴火口。硫黄岳というらしく、標高は低い。すがもり小屋というのがあり(7:23)、すがもり越の分岐から三俣山に登る。まず西峰に着き(7:48)、そこから第4峰を経て南峰へ(8:15着)。たくさんの人が行き交っている。8:35三俣山・本峰。頂上は広く、天気は良く、眺めは最高。しかし、道がたくさんあって、どうにでも行けそうだが、間違え易い感じもする。ここからは噴火口が良く見えるが、久住山は南西のかなた。中や星生はどれだかよく分からない。反対側の大船は少し 離れていて大きい。今日あそこに行くのは無理かもしれない。

硫黄山と星生山

すがもり越の三俣山登山口

三俣山・西峰付近からの情景: 三俣山・南峰、大船山、中岳、久住山、硫黄山、星生山

三俣山・西峰頂上

まず西峰に着き、そこから南峰へ。たくさんの人が行き交っている。それから本峰に登る。

三俣山・南峰頂上

ミヤマキリシマと中岳

ミヤマキリシマの向こうに中岳の双耳峰

傾山・祖母山

三俣山・南峰付近より: ミヤマキリシマの向こうに由布岳、平治岳、黒岳の一角、大船山

由布岳

ミヤマキリシマと中岳(その2)

三俣山・本峰頂上

頂上は広く、天気は良く、眺めは最高。しかし、道がたくさんあって、どうにでも行けそうだが、間違え易い感じもする。ここからは噴火口が良く見えるが、久住山は南西のかなた。中や星生はどれだかよく分からない。反対側の大船は少し離れていて大きい。今日あそこに行くのは無理かもしれない。

すがもり越の先の分岐

すがもり小屋まで戻り(9:02)、久住/星生に向かう。三俣では犬を連れた人。久住別れまでは裸地と岩場で、ほとんど人に会わなかったが、久住別れに着くと(9:46)、大勢の人が群れている。西側の登山口から登ってきた人たちだろう。小屋の前を通って星生山へ。これは岩山で、すぐ近くだと思って登ったら、尾根がずっと先まで続いている。ザックを置いて星生頂上へ向かう。岩尾根の上を行くと岩を登り下りしなければならず、大変。今日は三俣を降りるときに一回滑りそうになった。でも人が多いので自分のペースで進めない。久住別れから北東に尾根を登っていくと正面に噴火口が見えてきた。星生頂上は噴火口の展望台になっていて、たくさんの人が集まっている。降りる途中、岩場でストックを落とす。すぐに拾いに降りる。星生山の肩まで戻り(この時は尾根の中腹の道をたどる)、肩の頂上で休憩。崖の下からはるか北東まで草原が広がっており、そこを道が横切っている。その道を行き来している人々、途中の山の頂上に集う人々。快晴の山中はすごく賑わっている。

久住山

10:53久住別れに戻り、久住山に登る。ここから見る久住は確かに威厳を感じる。ゆったりした背が東に延び、北西側は岩稜に切れ落ちている。頂上にはたくさんの人々。登って行く人たちも登山スタイルというよりはトレッキング・スタイル。11:19久住頂上。順番を待って頂上標識を写す。南西斜面は草原で、たくさんの人々が食事中。遠くには阿蘇と祖母山が見えている。昨日とは違い、薄曇もなく視界良好。登り損ねた根子岳の岩稜。

久住別れ

久住山

硫黄山と三俣山

星生山は岩山で、尾根を登っていくと正面に噴火口が見えてきた。星生頂上は噴火口の展望台になっていて、たくさんの人が集まっている。煙を上げる硫黄山の向こうにゆったりと緑の巨体の三俣山

星生山頂上

久住山頂上手前より: 星生山、硫黄山、三俣山、中岳(西峰と東峰)

久住山頂上

久住別れに戻り、久住山に登る。頂上にはたくさんの人々。登って行く人たちも登山スタイルというよりはトレッキング・スタイル。久住頂上に着き、順番を待って頂上標識を写す。南西斜面は草原で、たくさんの人々が食事中。遠くには阿蘇と祖母山が見えている。昨日とは違い、薄曇もなく視界良好。登り損ねた根子岳の岩稜。

阿蘇山: 根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳、俵山

稲星山

久住の南斜面の道をたどり稲星山へ。鞍部まで100~200mは下り、登り返す。さすがにここの頂上は人が少ない(11:53)。

稲星山から北: 中岳の双耳峰、坊ガツル、由布岳、平治岳、1,720m峰、大船山

稲星山

ミヤマキリシマ

中岳頂上

最後の中岳へ向かう。九州本島最高峰ということなので登っておかなくてはいけない。ロープ場ありの難所を越えて頂上へ。中岳は双耳峰になっていて、西側にもうひとつピークがあり、その付近に小屋が建っているのが見えてくる。頂上は満員状態(12:23)。東側に大船山が近い。北側に少し降りたところの岩場で昼食にする(ここでゆっくりしたのは間違いだったが)。頂上からは双耳峰の中央にある池が見え、双耳峰の向こうには久住、まわりには九重の峰々があり、全く気持ちよい。中岳の頂上から池のところにいる人や双耳峰にいる人に大声で呼びかける人々。中岳の北側は硫黄岳への鞍部で裸地になっていたが、中岳のあたりは草原になっている。狭いようで九重はとても広いのだ。13時、双耳峰と池にも行きたかったが、もう遅いので、もう一つの峰と池には行かずに中岳を下る。

火口湖(御池)

中岳・東峰頂上より: 久住山、火口湖(御池)、中岳・西峰、硫黄山、三俣山

久住山と火口湖(御池)

傾山・祖母山

中岳と稲星の鞍部から坊ガツルへの道に入る。樹林帯だが道は岩場でなかなか厳しい。とびおりた岩が動いてしりもちをつく。中岳の東側を回ってどんどん降りていく。ルートの右手後方には久住と似た形の山があり、山と山の間の向こうに坊ガツルの平原が青く光っている。樹林帯に入るとサングラスを上げ、日の当たるところに出るとサングラスをおろす。

ミヤマキリシマと傾山・祖母山

房ガツル(奥は平治岳)

坊ガツルに出る。平原が目の前に開け、こわれかけた小屋がある。少し行くと法華院。

房ガツルから見る三俣山

法華院温泉

13:57坊ガツルに出る。平原が目の前に開け、こわれかけた小屋がある。少し行くと法華院(14:00)。時間がないので寄らずに進む。平原中央に小屋があり、大船山への分岐がある。どんどん先を急ぐが、道が分からなくて少し迷い、長者原へのルートを進む。三俣山の東側を少し登って行く感じで、登り切ると小さな平原に出たが、デジカメを撮る時間も惜しんで先を急ぐ。やっと下りとなり、パーティをどんどん追い越して進み、15:31長者原。2時間半かかった。

大船山

問合せ・コメント等、メール宛先: kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com