蓼科山 巨大な白いドーム
長野県 2,530m 2008年1月19日
日本百名山
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松本が近づき、真っ白な常念岳が見えたときは目が覚めたが、茅野のあたりまできて蓼科山と北八つが見えたときにも感動した。蓼科山は予想通り、頭の白い円錐形だった。
ファミリー・スキー場に着き、ゴンドラ1回券を買い、登山届を出して出発。
ゴンドラを降りたところに蓼科山の登山口があり、そこでスキーにシールを貼って歩き始める。
林の中の、しっかり踏み固められた雪の道を進み、立派な鳥居のある7合目登山口に着く。
あいかわらず林の中を登り、やがて蓼科荘に着く。右手の林の上に蓼科の白い大きな山頂が見えている。青空に白が映える。
そこからは、前年買った軽量アイゼンを初めて使って登り、やがて林を抜け、雪壁を登っていくと、背後に視界が開けていく。
傾斜が緩むと岩だらけの山頂部となり、行く手のやや左に山頂標識を発見。何人か先客がいる。左手には山頂ヒュッテ。
山頂には一等三角点があり、南側のやや低いところに祠、その先に方位盤らしきものが見える。
写真を一枚撮ってもらい、休憩してお茶を飲む。すごく寒い。八ヶ岳方面は曇っており、赤岳と権現岳らしきのがなんとか同定できる。すぐ手前にあるのが北横と茶臼.。天狗岳はあの双耳峰だろう。
シールをはがして出発。岩場の外まで歩き、スキーをつける。ガリガリのアイスバーンを慎重にターンし、狭い林に入るともう滑れない。スペースがあると滑りこめるが、それがないと横滑りでズルズル降りるしかない。蓼科荘の下の二箇所の狭い斜面がハイライトで、あとは道沿いに横滑り。最後のところでやや登りかえしてスキー場にゴール。
スキーには向いていないが、丸い大きな山頂は実に印象的だった。
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松本が近づき、真っ白な常念岳が見えたときは目が覚めたが、茅野のあたりまできて蓼科山と北八つが見えたときにも感動した。蓼科山は予想通り、頭の白い円錐形だった。隣の横長なのが北横岳だろう。ずっと北側まで廻りこみ、九十九折の車道を登ってスキー場に着く。下の道は全く雪はなく、青森の1月とはかなり感じが違う。満車前の駐車場の奥に止め、ヘルメットをかぶり、ザックをしょって出発。ピッケルはいらないだろう。ファミリー・スキー場に着き、ゴンドラ1回券を540円で買う。乗場では登山届けを出せと言われ、スキーを置いて書き、登山届を出して出発。
ゴンドラに乗ると、背後に車山が見えてくる。その向こうは鉢伏山と美ヶ原だろう。ゴンドラを降りたところに蓼科山の登山口があり、そこでスキーにシールを貼って歩き始める。一応、GPSもセットし、スキーヤーたちを後に出発。林の中の、しっかり踏み固められた雪の道を進み、2回ほど除雪されていない車道を横切り、立派な鳥居のある7合目登山口に着く。あいかわらずの林の中の登りだが、だんだん傾斜が増してきてカットを切る。ひどいくぼみの中の道は、下りで滑れそうもない。林の中を歩いてみる。「天狗の露地」というところがあったが、先に進む。
あいかわらず林の中を登り、だいぶ疲れてきたが休まずどんどん登る。倒木の下をくぐるときは苦労。やっぱりスキーをはいたままでくぐるのは無理。やがて蓼科荘に着く。先行のグループが休んでいた。スキーの人もいるようだ。右手の林の上に蓼科の白い大きな山頂が見えている。青空に白が映える。何枚か写真を写し、頂上に向かう。蓼科荘のグループは結局登ってこなかった。もう登った後だったのか(スキーで滑った跡はあった)。林の中の登りはすぐにスキーでは登れない傾斜となり、アイゼンに替える。昨年買った軽量アイゼンを初めて使ったが、装着も簡単なのだが、外れやすい。でも軽いのはとてもよい。
やがて林を抜け、雪壁を登っていくと、背後に視界が開けていく。前掛山が広がり、やがて蓼科荘も見えてくる。スキー場は前掛山の反対側らしく、見えない。傾斜はアイスバーンとなり、慎重に登るが、風が弱いのに手がすごく冷たい。スキー手袋に替えれば良かったが、デジカメを撮るために替えなかった。傾斜が緩むと岩だらけの山頂部となり、行く手のやや左に山頂標識を発見。何人か先客がいる。左手には山頂ヒュッテがあったが、寄らず。山頂には一等三角点があり、南側のやや低いところに祠、その先に方位盤らしきものが見える(祠には寄る)。
写真を一枚撮ってもらい、休憩してお茶を飲む。すごく寒い。八ヶ岳方面は曇っており、赤岳と権現岳らしきのがなんとか同定できる。すぐ手前にあるのが北横と茶臼.。天狗岳はあの双耳峰だろう。赤岳に近いところの、あの双耳峰だろう、と思う。明日は天気が悪化するらしいが、登れるだろうか。ひとわたり写真を撮り、シールをはがして出発。岩場の外まで歩き、スキーをつける。ガリガリのアイスバーンを慎重にターンし、狭い林に入るともう滑れない。スペースがあると滑りこめるが、それがないと横滑りでズルズル降りるしかない。
なんとか蓼科荘まで降りると、もう団体さんはいない。テルモスのお茶の残りを飲み干し、出発。蓼科荘の下の二箇所の狭い斜面がハイライトで、あとは道沿いに横滑り。先行の横滑りのトレースが続いており、同じように滑ったようだ。傾斜が緩くなり、登山道沿いの土手を滑って鳥居のある7合目に到着。さきほどまでいた蓼科の山頂部を振り返る。スキー場までの最後のところで、歩行者一人とスキーの一人を追い越す。二人が頂上にいた数人のうちだったのかは分からない。最後のところでやや登りかえしてスキー場にゴール。
スキー場を滑りながら蓼科山を写すが、正面には霧ヶ峰、鉢伏山(に高ボッチだろう)、美ヶ原。午後3時前でまだ混雑しているスキー場を後にし、駐車場に戻る。帰りの車道は混んでいたが、途中で音無の湯というのに寄っていく。車に乗ってるときから寒く、蓼科もすごく寒かったので、熱い温泉は最高だ。
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スキーには向いていないが、丸い大きな山頂は実に印象的だった。
常念岳・・・・・松本インター付近より
蓼科山・・・・・R152より
白樺高原スキー場
車山
夏道沿いの踏み跡を辿る
蓼科山荘と蓼科山
蓼科山の白いドームの登り
蓼科山頂上
蓼科山頂上の三角点と標識
北横岳・・・・・頂上から南の情景。
三つのピークの右手前が北横岳、奥が縞枯山、左手前は大岳と思われる
右奥で雲をかぶっているのは南八ヶ岳
南八ヶ岳・・・・・雲をかぶっている
林の出口にある鳥居
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