会津駒ヶ岳 薄い青空の春の光

福島県  会津駒ヶ岳2,133m、大戸沢岳2,088m  2005年5月8日

(会津駒ヶ岳)日本百名山

177

薄い青空

まだ冷たい風

山の木々には春の息吹

そして山の旅人たち

☼☼☼☼☼

近道を登って7時過ぎに登山口の階段。タムシバの春の道から、残雪の林の道。

白いピークに向かう登山者多数。あれが頂上だ。薄い青空の春の光

そして、林を抜け出て、会津駒頂上まで見渡す限りの雪原尾根。

頂上から北には中門岳への尾根がくっきり見えている。その向こうには魚沼三山と守門岳らしき山。

大戸沢岳からは、割れ目の2,098m峰の向こうに形の変わった会津駒、谷の向こうには南会津の山並み。

2,098mピークと会津駒頂上の間の稜線から滑り込む。

スキーを外して大看板に戻り、階段を下ると再び春のタムシバ。

白いピークに向かう登山者多数。あれが頂上だ。薄い青空の春の光。
会津駒ヶ岳
林を抜け出て、会津駒頂上まで見渡す限りの雪原尾根: 会津駒と2098m峰、左は避難小屋ピーク
その向こうに平ヶ岳と至仏が見えている。武尊と景鶴らしきピーク: 2098m峰、枯木山、田代山、帝釈山、台倉高山、女峰山、燧岳、至仏山、平ヶ岳
頂上から北には中門岳への尾根がくっきり見えている。その向こうには魚沼三山と守門岳らしき山: 中ノ岳、駒ヶ岳、未丈ヶ岳、毛猛山?守門岳、浅草岳、丸山岳、三岩岳

東には2,098mピークに大戸沢岳の尾根: 丸山岳、坪入山、三岩岳、大戸沢岳

大戸沢岳からは、割れ目の2,098m峰の向こうに形の変わった会津駒、谷の向こうには南会津の山並み: 田代山、大中子山、黒岩山、奥白根山、燧岳、会津駒
6:29 国道脇駐車場発 7:09 登山口階段 7:47 尾根の大看板 9:28 シール11:47 会津駒ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り5時間18分12:43 会津駒ヶ岳発13:02 2,098m峰13:26 大戸沢岳14:00 滑走開始14:41 尾根の大看板、滑走終了14:58 登山口階段15:21 国道脇駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)8時間52分

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麓は春の息吹きなのに山はまだ雪一面強い春の風が叫んでる。進め、進め、止まるな、休むな冷たい空気に息を弾ませて頂上につくと、薄い青空の春の光(春の詩・会津駒1)

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今日は晴の予報だが、昨日が雨だったので6時に宿を出る。オニギリをもらう。下の駐車場に停めてスキーをかついで出発。6時半。もう天気は回復しており、5時出発でよかったかもしれない。林道入口に車を停めている人がいる。スペースのあるときは良いのかもしれない(今は、空いていれば上の登山口手前に駐車可)。林道には残雪が残っており、昨年よりは雪は多いようだ。

近道を登って7時過ぎに登山口の階段。タムシバの春の道から、残雪の林の道。8時前にスキー滑走終点(一昨年、スキーで登り始め、降りてきてスキーを外した場所)。雪はあるがまだスキーはかついだまま登る。8時過ぎ、ヘリポート。ちょうどヘリコプターが降りれるような雪原となっている。もうスキーでもよいと思ったが、更にかついでいく。東側はもう雪原斜面。9時半、シールに切替。3時間登り、まだ燧が見えないと思っていたら、数分後に見えてくる。東には、2,098mピークが見えてきたが、頂上はまだ見えない。急斜面をシール直登していて、少し角度が悪かったのか滑り落ちる。練習が必要。10時半、白いピークに向かう登山者数名。あれが頂上だ。薄い青空の春の光。そして、林を抜け出て、会津駒頂上まで見渡す限りの雪原尾根。すると、後から三人組パーティに抜かれる。一人はスキーをかついでいる。

こちらはマイペース。林から抜け出て、トレースは駒ノ小屋をトラバースして続いている。キリンテ側を見てみるともう雪が融けて地肌が出ていてとても行けそうもない。その向こうに平ヶ岳と至仏が見えている。それに武尊と景鶴らしきピーク。燧の左には日光と南会津の山々。小屋の横を通過していると、小屋からゾロゾロ団体が出てきた。朝早く登った組だろう(駐車場でバスがウロウロしていた)。

12時前に頂上着。西風が強いので東側に陣取る。頂上から北には中門岳への尾根がくっきり見えている。昨年はあそこまで行ったのだが、全く視界は良くなかった。その向こうには魚沼三山と守門岳らしき山。その右手が浅草や会津朝日や丸山岳なんだろう。東には2,098m峰から大戸沢岳、三岩岳の尾根。あっちに行くのなら、帰りのタイムは中門へ行くよりは短縮できる。15時には降りたい。風で寒いので湯を沸かしてラーメンを食べ、オニギリもたべる。燻製の魚がうまかった。

まわりにはスキーの人や登山の人。みんな先に降りていった。最後はスキーの人が一人いて、「どうぞ」と言われたが、とりあえず少し大戸沢岳の方に行ってみる。「まず、2,098mピークまで行ってみよう」と思い、尾根を進む。途中からやや登り。松を避けて進み、13時に2,098mピーク。松で眺望はなし。意外に早く来れたので大戸沢へ向かう。これは少し遠い。でも少し行くと踏跡がついている。やっぱり歩いている人がいるのだ。ゆるい鞍部まで降りてから、トラバースぎみの登り。振り返ると2,098m峰の南側には割れ目がついており、そちらを回って下るのはムリ。大戸沢のピークは少し分かりにくかったが、13時半、大戸沢岳。そこからは割れ目の2,098m峰の向こうに形の変わった会津駒、谷の向こうには南会津の山並み。

帰り、2,098mピークへの登り返しでハイマツの根元にスキーのエッジを立てたらエッジが滑って転ぶ。要注意。さて、2,098mピークと会津駒頂上の間の稜線から滑り込む(会津駒頂上からシールを外したまま)。西に回りこんでいくと、意外に放射谷のようなのがいくつかあり、最初から下まで滑り込むと戻りにくかったかもしれない。林の中に入ったところでリボンのあるルートに出る。

ヘリポートのところで雪のある東側をトラバース。雪のない木の根元にぶつかり、少しバック。最後の斜面の手前でも(スキーをいったん外すのが面倒で)東側をトラバース滑降したが、雪の融けかけたブッシュをひとつ越えるときに横倒しになり、滑り落ちる。5~6m滑ったところで立ち直る(こういう障害物滑走は今ではだいぶうまくなった。今ならブッシュの上を滑っただろう)。その先は最後の斜面で、スキーで滑った跡もある。大看板のところに二人が休んでいた。それ以上滑るのを自粛し、スキーを外して大看板に戻る。階段を下ると再び春のタムシバ。

近道を下り、15時半に駐車場。大戸沢往復で1時間弱。車に乗ってからのルートもなぜか山間の細い道となり、博士山というのを見る。なかなか立派。

R352脇の駐車場

今日は晴の予報だが、昨日が雨だったので6時に宿を出る。オニギリをもらう。下の駐車場に停めてスキーをかついで出発。6時半。もう天気は回復しており、5時出発でよかったかもしれない。林道入口に車を停めている人がいる。スペースのあるときは良いのかもしれない(今は、空いていれば上の登山口手前に駐車可)。林道には残雪が残っており、昨年よりは雪は多いようだ。

登山口の階段

近道を登って7時過ぎに登山口の階段。タムシバの春の道から、残雪の林の道。

タムシバ

大きな看板

8時前にスキー滑走終点(一昨年、スキーで登り始め、降りてきてスキーを外した場所)。雪はあるがまだスキーはかついだまま登る。8時過ぎ、ヘリポート。ちょうどヘリコプターが降りれるような雪原となっている。もうスキーでもよいと思ったが、更にかついでいく。東側はもう雪原斜面。9時半、シールに切替。

林の雪原

燧岳

3時間登り、まだ燧が見えないと思っていたら、数分後に見えてくる。東には、2,098mピークが見えてきたが、頂上はまだ見えない。急斜面をシール直登していて、少し角度が悪かったのか滑り落ちる。練習が必要。

会津駒に向かう登山者

10時半、白いピークに向かう登山者数名。あれが頂上だ。林を抜け出て、会津駒頂上まで見渡す限りの雪原尾根。すると、後から三人組パーティに抜かれる。一人はスキーをかついでいる。

こちらはマイペース。林から抜け出て、トレースは駒ノ小屋をトラバースして続いている。キリンテ側を見てみるともう雪が融けて地肌が出ていてとても行けそうもない。その向こうに平ヶ岳と至仏が見えている。それに武尊と景鶴らしきピーク。燧の左には日光と南会津の山々。

2.098m峰

会津駒ヶ岳

避難小屋

小屋の横を通過していると、小屋からゾロゾロ団体が出てきた。朝早く登った組だろう(駐車場でバスがウロウロしていた)。

キリンテへの尾根

キリンテ側を見てみるともう雪が融けて地肌が出ていてとても行けそうもない。

会津駒・頂上標識

12時前に頂上着。西風が強いので東側に陣取る。北には中門岳への尾根がくっきり見えている。昨年はあそこまで行ったのだが、全く視界は良くなかった。その向こうには魚沼三山と守門岳らしき山。その右手が浅草や会津朝日や丸山岳なんだろう。東には2,098m峰から大戸沢岳、三岩岳の尾根。あっちに行くのなら、帰りのタイムは中門へ行くよりは短縮できる。15時には降りたい。風で寒いので湯を沸かしてラーメンを食べ、オニギリもたべる。燻製の魚がうまかった。

三岩岳

2,098m峰

まわりにはスキーの人や登山の人。みんな先に降りていった。最後はスキーの人が一人いて、「どうぞ」と言われたが、とりあえず少し大戸沢岳の方に行ってみる。「まず、2,098mピークまで行ってみよう」と思い、尾根を進む。途中からやや登り。松を避けて進み、13時に2,098mピーク。松で眺望はなし。意外に早く来れたので大戸沢へ向かう。これは少し遠い。でも少し行くと踏跡がついている。やっぱり歩いている人がいるのだ。ゆるい鞍部まで降りてから、トラバースぎみの登り。振り返ると2,098m峰の南側には割れ目がついており、そちらを回って下るのはムリ。

丸山岳

大戸沢岳

大戸沢のピークは少し分かりにくかったが、13時半、大戸沢岳。そこからは割れ目の2,098m峰の向こうに形の変わった会津駒、谷の向こうには南会津の山並み。

帰り、2,098mピークへの登り返しでハイマツの根元にスキーのエッジを立てたらエッジが滑って転ぶ。要注意。

坪入山

会津駒ヶ岳、滑走1

さて、2,098mピークと会津駒頂上の間の稜線から滑り込む(会津駒頂上からシールを外したまま)。西に回りこんでいくと、意外に放射谷のようなのがいくつかあり、最初から下まで滑り込むと戻りにくかったかもしれない。林の中に入ったところでリボンのあるルートに出る。

滑走2

滑走3

滑走4

ヘリポートのところで雪のある東側をトラバース。雪のない木の根元にぶつかり、少しバック。最後の斜面の手前でも(スキーをいったん外すのが面倒で)東側をトラバース滑降したが、雪の融けかけたブッシュをひとつ越えるときに横倒しになり、滑り落ちる。5~6m滑ったところで立ち直る(こういう障害物滑走は今ではだいぶうまくなった。今ならブッシュの上を滑っただろう)。その先は最後の斜面で、スキーで滑った跡もある。大看板のところに二人が休んでいた。それ以上滑るのを自粛し、スキーを外して大看板に戻る。階段を下ると再び春のタムシバ。

タムシバ

近道標識

近道を下り、15時半に駐車場。大戸沢往復で1時間弱。車に乗ってからのルートもなぜか山間の細い道となり、博士山というのを見る。なかなか立派。