井戸岳 白い火口底とダイヤモンド・ダスト
青森県 1,537m(外輪最高点)(文献の標高1,550m*) 2004年1月17日
青森110山
345
*井戸岳の標高: 登山ガイドブックや東奥日報・青森110山には井戸岳の標高は1,550mとあり、八甲田では3番目。だが、地理院地図を見ると井戸岳・外輪の南峰1,537m、火口底1,452mの標高が示されており、最高点は南峰1,537mなのではなかろうか。
ようやく山頂(井戸岳・最高点1,537m*)に着き、ストックを立て、スキーに座ってビールを飲む。北には井戸岳の外輪、その向こうにぼんやり赤倉の長い山頂尾根、眼下には火口底。
*井戸岳の標高: 登山ガイドブックや東奥日報・青森110山には井戸岳の標高は1,550mとあり、八甲田では3番目。だが、地理院地図を見ると井戸岳・外輪の南峰1,537m、火口底1,452mの標高が示されており、最高点は南峰1,537mなのではなかろうか。
待つうちに次第に晴れてきて大岳が姿を現し、高田大岳、小岳、雛岳も見えてきた。噴火口の中に白黒の影ができる。大岳避難小屋を見下ろすと、冷たい空気がダイヤモンド・ダストにきらめいている。
今度は井戸岳の噴火口に降りる。シールを着けたままなので、ゆるゆると降りて行く。底からの眺めもなかなか良い。火口底の真っ白なお椀の底の上に、ごつごつした最高点の岩峰が陰になって聳えている。白いお椀の斜面についたスキー・トレース。
火口底からの登りは、いちばん緩そうなところを斜めに長い九十九折で登る。最後のところがしんどかったが、なんとか登りきる。背後には巨大な噴火口があり、そこからはもう火口底は見えない。
赤倉岳頂上の祠は大きな雪ボールになっており、爆裂火口の五色岩(北峰)や北尾根が良く見える。白い断崖に囲まれた真っ暗な底なしの窪み。
祠の少し南側が赤倉岳・頂上。最高点に雪の台座があり、そこにストックを立て、回りを歩きまわりながらデジカメを撮る。井戸の向こうに大岳が立つアングル。黒い大岳の手前に井戸岳の巨大な噴火口が広がっており、外輪の奥に最高点が見えている。
赤倉岳・北峰付近で尾根に登り返したところで再び爆裂火口を見る。今度は右(南)に、さっきまでいた赤倉岳頂上が三角形の垂直な崖になっている。その背後には、中央がくびれた形の井戸岳と大岳が並んでいる、
赤倉の夏道を豪快にウェーデルンで降りる。夏道の階段は完全に雪に埋まっていた。
休み休み進み、田茂萢岳・南峰頂上着。昨年と同じで頂上には何も無い。スキーや歩いた跡が無数にある。田茂萢岳・北峰は近く、ロープウェイ山頂駅のあたりには、まだ滑っている人たち。シールを着けたままで滑り降り、ロープウェイ駅まで登りかえす。振り返ると井戸岳と田茂萢岳・南峰が霞んで見えていた。
大岳避難小屋を見下ろすと、冷たい空気がダイヤモンド・ダストにきらめいている。
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今日は晴後曇ということでスキーを2本積んででかける。橋から見た八甲田は頂上に雲がかかっているが、日が射していて青空もあり、晴れそうな予感。とにかく山スキーを持ってロープウェイに乗る。9:15頃麓駅に着いたのだが、混んでいて一回待たされる。山頂でツアーの列に混じって電波塔(田茂萢岳・北峰頂上)まで歩く。視界はあるが赤倉は見えない。
スキーを履いて出発10:12。薄曇に透ける太陽。ツアーの列といっしょに雪原まで降り、少し南東に曲がっていく。南に下ると酸ヶ湯コース、南東は八甲田温泉コース。「どちらまで?」「八甲田温泉ですか?」と聞かれる。鞍部らしきところまで来てシールを着ける。「赤倉に登るの?」「そう」。10:35登山開始。樹氷を避けながら登る。最初の足跡は途中で消え、更に行くと4人程のパーティに追いつく。彼らはしかし、途中で滑り降りていってしまった。温泉コースなんだろう。次第に明るくなってきて樹氷の向こうに赤倉岳の三角形がぼんやり見えてきた。樹氷原を抜けるとシュカブラのなかを登る。凍りついてはいないので、ややジグザグ登りで進める。
11:23赤倉岳・北峰着。案内板が大きな雪のかたまりになっており、柵の支柱もこんもりした雪に包まれている。崖の下はガスで見えない。赤倉岳頂上は南側にぼんやり三角形に見えており、その西側を回って進む。赤倉岳頂上には後で登ることにし、井戸岳に向かう。赤倉岳頂上の西側をトラバースし、稜線に戻ってから長い下りとなる。左側が崖になっている稜線で、その上を下って行く。位置感覚が分からなくなる。しばらく行くと稜線は左(東)側に曲がり始めたが、たぶんここが井戸岳との鞍部だろうと思い、まっすぐ下る。
しばらく進むと、前方に黒っぽいものが見えてくる。これは、井戸岳噴火口の西側の岩だった。ガスっており、縁まで行ってもかすかにしか見えない。とりあえず一番近い北峰に登る。12:00その頂に立ってみると、南峰の方が少し高いようだ。だんだん晴れてきそうなので向こうまで行って登ってみることにする。北峰と南峰の間は深い鞍部なので、外側を回って下り、鞍部に出て、それから外側にやや巻き込み気味に南峰に向かう。
一瞬晴れたときに大岳との鞍部にパーティの歩いているのが見えた。その先には大岳ヒュッテ(大岳避難小屋)。声も聞こえる。12:18ようやく山頂(井戸岳・最高点1,537m*)に着き、ストックを立て、スキーに座ってビールを飲む。北には井戸岳の外輪、その向こうにぼんやり赤倉の長い山頂尾根、眼下には火口底。待つうちに次第に晴れてきて大岳が姿を現し、高田大岳、小岳、雛岳も見えてきた。東には田茂萢の二つの頂。噴火口の中に白黒の影ができる。大岳避難小屋を見下ろすと、冷たい空気がダイヤモンド・ダストにきらめいている。
*井戸岳の標高: 登山ガイドブックや東奥日報・青森110山には井戸岳の標高は1,550mとあり、八甲田では3番目。だが、地理院地図を見ると井戸岳・外輪の南峰1,537m、火口底1,452mの標高が示されており、それらの間にある太線は1,500mではなく1,450mのはずなので、最高点は南峰1,537mなのではなかろうか。
30分くらい頂上にいて、今度は井戸岳の噴火口に降りる。シールを着けたままなので、ゆるゆると降りて行く。底からの眺めもなかなか良い。火口底の真っ白なお椀の底の上に、ごつごつした最高点の岩峰が陰になって聳えている。白いお椀の斜面についたスキー・トレース。火口底からの登りは、いちばん緩そうなところを斜めに長い九十九折で登る。最後のところがしんどかったが、なんとか登りきる。背後には巨大な噴火口があり、そこからはもう火口底は見えない。元きた道(稜線)を更にショートカットし、頂上北側の稜線から頂上へ向かう。
赤倉岳頂上の少し北にある祠は大きな雪ボールになっており、爆裂火口の五色岩(北峰)や北尾根が良く見える。爆裂火口の北尾根は前岳から良く見える赤倉の翼。白い断崖に囲まれた真っ暗な底なしの窪み。いつかこの谷を滑り降りてみたい。祠の少し南側が赤倉岳・頂上。14:01着。昨年休んだ場所がどこなのか分からないが、雪が融けるとハイ松の中なのかもしれない。最高点に雪の台座があり、そこにストックを立て、回りを歩きまわりながらデジカメを撮る。井戸の向こうに大岳が立つアングル。黒い大岳の手前に井戸岳の巨大な噴火口が広がっており、外輪の奥に最高点が見えている。頂上の東側に尾根が張り出しており、その東南側は噴火口のような窪地になっている(赤倉沼)。
晴れてきたので夢中で写真を撮っていたが、14:15を回り、そろそろ降りなくては。シールを外していざ下る。と思ったが、やっぱり少し登り直して赤倉北峰へ(14:42)。赤倉岳・北峰付近で尾根に登り返したところで再び爆裂火口を見る。今度は右(南)に、さっきまでいた赤倉岳頂上が三角形の垂直な崖になっている。その背後には、中央がくびれた形の井戸岳と大岳が並んでいる、正月に赤倉岳に登ろうとしたとき、視界がなく、北に行きすぎて銅像パーティに遭遇、南に行きすぎて酸ヶ湯パーティに遭遇したが、上から見る限り赤倉と田茂萢は沢に下らなくても繋がっているようだ。これから行く田茂萢南峰は、先日の酸ヶ湯パーティが滑り降りたコースのすぐ西側のようである。田茂萢からはたくさんのスキーの跡。歩いたり、滑ったりしている人が見える。赤倉の夏道を豪快にウェーデルンで降りる。夏道の階段は完全に雪に埋まっていた。
樹氷の中をウェーデルンで調子良く滑っていくと、雪の波にスキーを取られ、靴を緩く締めていたこともあって転んでしまう。足も疲れているのでゆっくりパラレルで行く。樹氷原のあたりまできて、やっと登ってきた踏み跡に行き着く。割合右側(北側)であった。振り返ると樹氷原の上に赤倉。ここからだと丸い北峰しか見えない。鞍部まで降り、再びシールを着けて登り出す。田茂萢南峰は目の前だが、登りがなかなかつらい。
休み休み進み、15:26田茂萢岳・南峰頂上着。昨年と同じで頂上には何も無い。スキーや歩いた跡が無数にある。田茂萢岳・北峰は近く、ロープウェイ山頂駅のあたりには、まだ滑っている人たち。南側には赤倉だけがくっきり見えていて、大岳と井戸岳はかすんでいる。横岳はやや黒々と見えている。ここでシールを外し、斜めにダイレクトまでいこうかとも思ったが、時間が遅くなっていることもあり、シールを着けたままで滑り降り、ロープウェイ駅まで登りかえす。電波塔まで行かず、手前でショートカット。振り返ると井戸岳と田茂萢岳・南峰が霞んで見えていた。15:52山頂駅手前でシールをとり、誰もいないダイレクトを滑りおりる。最後のパトロールを途中で追い越し、最後のボーダー連中を追い越し、人も車も少なくなった駐車場に降り立つ。
樹氷の雪原
今日は晴後曇ということでスキーを2本積んででかける。橋から見た八甲田は頂上に雲がかかっているが、日が射していて青空もあり、晴れそうな予感。とにかく山スキーを持ってロープウェイに乗る。9:15頃麓駅に着いたのだが、混んでいて一回待たされる。山頂でツアーの列に混じって電波塔(田茂萢岳・北峰頂上)まで歩く。視界はあるが赤倉は見えない。
赤倉岳
スキーを履いて出発10:12。薄曇に透ける太陽。ツアーの列といっしょに雪原まで降り、少し南東に曲がっていく。南に下ると酸ヶ湯コース、南東は八甲田温泉コース。「どちらまで?」「八甲田温泉ですか?」と聞かれる。鞍部らしきところまで来てシールを着ける。「赤倉に登るの?」「そう」。10:35登山開始。樹氷を避けながら登る。最初の足跡は途中で消え、更に行くと4人程のパーティに追いつく。彼らはしかし、途中で滑り降りていってしまった。温泉コースなんだろう。次第に明るくなってきて樹氷の向こうに赤倉岳の三角形がぼんやり見えてきた。樹氷原を抜けるとシュカブラのなかを登る。凍りついてはいないので、ややジグザグ登りで進める。
樹氷の中を登る
シュカブラの赤倉岳・北峰
赤倉岳・北峰頂上(案内板と柵が雪ボールになっている)
11:23赤倉岳・北峰着。案内板が大きな雪のかたまりになっており、柵の支柱もこんもりした雪に包まれている。崖の下はガスで見えない。赤倉岳頂上は南側にぼんやり三角形に見えており、その西側を回って進む。赤倉岳頂上には後で登ることにし、井戸岳に向かう。赤倉岳頂上の西側をトラバースし、稜線に戻ってから長い下りとなる。左側が崖になっている稜線で、その上を下って行く。位置感覚が分からなくなる。しばらく行くと稜線は左(東)側に曲がり始めたが、たぶんここが井戸岳との鞍部だろうと思い、まっすぐ下る。
井戸岳・最高点から北の景観: 井戸岳・外輪が並び、背景に赤倉岳、眼下に火口底
井戸岳・最高点から大岳
しばらく進むと、前方に黒っぽいものが見えてくる。これは、井戸岳噴火口の西側の岩だった。ガスっており、縁まで行ってもかすかにしか見えない。とりあえず一番近い北峰に登る。12:00その頂に立ってみると、南峰の方が少し高いようだ。だんだん晴れてきそうなので向こうまで行って登ってみることにする。北峰と南峰の間は深い鞍部なので、外側を回って下り、鞍部に出て、それから外側にやや巻き込み気味に南峰に向かう。
高田大岳
大岳と避難小屋
一瞬晴れたときに大岳との鞍部にパーティの歩いているのが見えた。その先には大岳ヒュッテ(大岳避難小屋)。声も聞こえる。12:18ようやく山頂(井戸岳・最高点1,537m*)に着き、ストックを立て、スキーに座ってビールを飲む。北には井戸岳の外輪、その向こうにぼんやり赤倉の長い山頂尾根、眼下には火口底。待つうちに次第に晴れてきて大岳が姿を現し、高田大岳、小岳、雛岳も見えてきた。東には田茂萢の二つの頂。噴火口の中に白黒の影ができる。大岳避難小屋を見下ろすと、冷たい空気がダイヤモンド・ダストにきらめいている。
*井戸岳の標高: 登山ガイドブックや東奥日報・青森110山には井戸岳の標高は1,550mとあり、八甲田では3番目。だが、地理院地図を見ると井戸岳・外輪の南峰1,537m、火口底1,452mの標高が示されており、それらの間にある太線は1,500mではなく1,450mのはずなので、最高点は南峰1,537mなのではなかろうか。
ダイヤモンドダスト
井戸岳・最高点から南の景観: 高田大岳、井戸岳・外輪、小岳、大岳
火口底
井戸岳(火口底から見上げる最高点)
30分くらい頂上にいて、今度は井戸岳の噴火口に降りる。シールを着けたままなので、ゆるゆると降りて行く。底からの眺めもなかなか良い。火口底の真っ白なお椀の底の上に、ごつごつした最高点の岩峰が陰になって聳えている。白いお椀の斜面についたスキー・トレース。火口底からの登りは、いちばん緩そうなところを斜めに長い九十九折で登る。最後のところがしんどかったが、なんとか登りきる。背後には巨大な噴火口があり、そこからはもう火口底は見えない。元きた道(稜線)を更にショートカットし、頂上北側の稜線から頂上へ向かう。
火口底
井戸岳・火口底からの景観: 外輪と最高点)
井戸岳(火口底から見上げる最高点と滑走トレース)
井戸岳・噴火口全景
赤倉岳爆裂火口(北峰と五色岩)
赤倉岳の祠
赤倉岳頂上の少し北にある祠は大きな雪ボールになっており、爆裂火口の五色岩(北峰)や北尾根が良く見える。爆裂火口の北尾根は前岳から良く見える赤倉の翼。白い断崖に囲まれた真っ暗な底なしの窪み。いつかこの谷を滑り降りてみたい。祠の少し南側が赤倉岳・頂上。14:01着。昨年休んだ場所がどこなのか分からないが、雪が融けるとハイ松の中なのかもしれない。最高点に雪の台座があり、そこにストックを立て、回りを歩きまわりながらデジカメを撮る。井戸の向こうに大岳が立つアングル。黒い大岳の手前に井戸岳の巨大な噴火口が広がっており、外輪の奥に最高点が見えている。頂上の東側に尾根が張り出しており、その東南側は噴火口のような窪地になっている(赤倉沼)。
井戸岳と大岳(赤倉岳頂上より)
赤倉岳頂上から南の景観:小岳、大岳、井戸岳・最高点
シール滑走
前岳
赤倉岳・北峰付近から東の景観: 爆裂火口と赤倉岳頂上(右)
赤倉岳北峰付近から南の景観: 祠の雪ボール、赤倉岳頂上、井戸岳、大岳
井戸岳
晴れてきたので夢中で写真を撮っていたが、14:15を回り、そろそろ降りなくては。シールを外していざ下る。と思ったが、やっぱり少し登り直して赤倉北峰へ(14:42)。赤倉岳・北峰付近で尾根に登り返したところで再び爆裂火口を見る。今度は右(南)に、さっきまでいた赤倉岳頂上が三角形の垂直な崖になっている。その背後には、中央がくびれた形の井戸岳と大岳が並んでいる、正月に赤倉岳に登ろうとしたとき、視界がなく、北に行きすぎて銅像パーティに遭遇、南に行きすぎて酸ヶ湯パーティに遭遇したが、上から見る限り赤倉と田茂萢は沢に下らなくても繋がっているようだ。これから行く田茂萢南峰は、先日の酸ヶ湯パーティが滑り降りたコースのすぐ西側のようである。田茂萢からはたくさんのスキーの跡。歩いたり、滑ったりしている人が見える。赤倉の夏道を豪快にウェーデルンで降りる。夏道の階段は完全に雪に埋まっていた。
樹氷の中の滑走
樹氷の中をウェーデルンで調子良く滑っていくと、雪の波にスキーを取られ、靴を緩く締めていたこともあって転んでしまう。足も疲れているのでゆっくりパラレルで行く。樹氷原のあたりまできて、やっと登ってきた踏み跡に行き着く。割合右側(北側)であった。振り返ると樹氷原の上に赤倉。ここからだと丸い北峰しか見えない。鞍部まで降り、再びシールを着けて登り出す。田茂萢南峰は目の前だが、登りがなかなかつらい。
赤倉岳
田茂萢岳・南峰頂上から田茂萢岳・北峰
休み休み進み、15:26田茂萢岳・南峰頂上着。昨年と同じで頂上には何も無い。スキーや歩いた跡が無数にある。田茂萢岳・北峰は近く、ロープウェイ山頂駅のあたりには、まだ滑っている人たち。南側には赤倉だけがくっきり見えていて、大岳と井戸岳はかすんでいる。横岳はやや黒々と見えている。
井戸岳と田茂萢岳・南峰
ここでシールを外し、斜めにダイレクトまでいこうかとも思ったが、時間が遅くなっていることもあり、シールを着けたままで滑り降り、ロープウェイ駅まで登りかえす。電波塔まで行かず、手前でショートカット。振り返ると井戸岳と田茂萢岳・南峰が霞んで見えていた。15:52山頂駅手前でシールをとり、誰もいないダイレクトを滑りおりる。最後のパトロールを途中で追い越し、最後のボーダー連中を追い越し、人も車も少なくなった駐車場に降り立つ。
ロープウェイ頂上駅