青田難波山(青田南葉山) 鯨の背

新潟県  949m  2017年3月4日

新潟百名山

178

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高くそびえる鯨の背の麓に近づき見上げると、林の急斜面に滑走トレースが見える。登りは大変だが、帰りは楽しそうだ。

鯨の背は登ってみると実に巨大で、なかなか頂上に着かない。ようやく頂上に着くと、南に大毛無山が見えていた。

大き目のターンで急斜面を下ると実に豪快。シャバシャバの雪にどっこらしょターンを刻むと、即席雪ボールが大量にごろごろ追いかけて落ちてくる。賑やか。

何度も遠目に見ていた鯨の背は登ってみると実に巨大で、その背の滑走は豪快そのものだった。


高架になっている高速道路の下をくぐる小さなトンネルの西側でスキーを履いて歩き始める。行く手には青田難波の鯨の背が見えている。
鯨の背の麓に近づき見上げる。登りは大変だが、帰りは楽しそうだ。
鯨の背は登ってみると実に巨大だった
大き目のターンで急斜面を下ると実に豪快。
県道85号から見る籠町南葉山と青田難波山(2010年2月21日映像)
8:54 駐車地点発10:21 尾根取付き12:20 頂上稜線860m地点13:14 青田難波山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り4時間20分13:39 青田難波山発、滑走13:53 860m地点、急斜面14:24 林道14:54 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復6時間0分

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新潟に入ると青空が広がり、角田山などが見えている。南西の真っ白い山は米山のようだ。上越、糸魚川(矢代、海川・関川)のあたりは頸城、矢代、海川、関川などの呼び名があるようだが、土地勘のない者にとっては「上越、糸魚川」のほうが分かりやすいと思う。

頸城三山の手前に横たわっている青田難波山は大きな鯨の背のように見える。上越高田インターを降りて県道を南下し、林道への右折地点はすぐだった。前回は車道両側が雪壁で駐車スペースが見当たらず、あきらめたのだが、今回は3月初旬なのに雪は少ない。ところが、右折してみると、高速道路をくぐった先で工事をしており、侵入禁止とある。またダメか、と引き返すが、すぐ南の横道に入ってみると、うまく林道に繋がっていた。

それは民家のすぐ先の、高架になっている高速道路の下をくぐる小さなトンネルで、手前のスペースに駐車。準備しているとスノーモービルを積んだ軽トラックの二人がやってきて、さっさと出かけて行った。トンネルの西側でスキーを履いて歩き始める。行く手には青田難波の鯨の背が見えている。

林道には雪は少なく、太いスノーモービルのトレースとスキーのトレースがあるが、歩き始めてすぐの橋と、その少し先で雪が無く、スキーを外して歩く。青田花清水という水場。日差しが暑く、すぐに上着を脱ぐ。手袋もいらない。

林道のつづら折りを登り、橋の向こうに青田難波山を見上げ、再びつづら折りを登る。雪に埋まった広場があり、そこからトレースは左の尾根に向かう。たぶんここが夏道登山口なのだろう。トレースは細い小尾根をトラバース気味に登っていくが、その小尾根は夏道ではなかったようだ。だが、小尾根はやがて広くて平坦な尾根となり、各段に歩きやすくなる。しかも正面に青田難波山。まだ遠いなあ。

南に平行に伸びていた尾根が近づき、その尾根に登ると、予想通りもう一つのトレースがあった。どうやら、同じ二人のトレースらしく、往路は北寄りを登り、復路は南寄りを滑走したようだ。高くそびえる鯨の背の麓に近づき見上げると、林の急斜面に滑走トレースが見える。登りは大変だが、帰りは楽しそうだ。トレースに乗り、九十九折を黙々と登る。先行トレースがあるとずいぶん楽。やがて傾斜が緩み、頂上はもうすぐのように思えたが、そこはまだ標高860m地点にすぎず、気持ち下ってから緩い登り。見えている尾根先端はすぐ近くだが、頂上はまだ600mくらい先で、見えていない。

鯨の背は登ってみると実に巨大で、なかなか頂上に着かない。ようやく頂上かと思ったのはまだ標高920m地点で、更に奥にもっと高い丘が現われる。あれが頂上か。いったん下り、最後の登り。ようやく頂上に着くと、南には、妙高や火打は雲に隠れていたが、大毛無山が見えていた。頂上の北西側が大きくえぐれており、東尾根やや下にリフト駅が見えるので間違いない。あのリフト駅まで登れば、あとは近そうだが、大きくえぐれたところ以外にも何かあるのだろうか。GPSで三角点の位置を探し、その真上で休憩。雲が出てきて眺めはよくない。まだ熱いホットレモンを冷ましながらゆっくり飲む。青田難波の頂上は南西に少しくびれていて、その先端が南の籠町南葉山につながっているようだ。その吊尾根をたどって籠町南葉山まで行ってみたかったが、今日は止めておこう。もう疲れた。

スキーを履いて滑走開始。雪は思ったよりもよく滑る。標高920m地点と標高860m地点へは少しカニ歩きで登り返す。860m地点から少し下ると急斜面。オープン斜面を選んでショートターンを試みるが、雪が崩れて雪片がたくさん落ちるのできれいなトレースが残らない。大き目のターンで急斜面を下ると実に豪快。勢いで左隣の斜面に行くのに沢筋に斜めに滑り込み、土手を越えようとすると雪が崩れ、尻餅状態で滑り落ちてしまう。調子に乗りすぎた。下に灌木があったので止まったが、雪はザラザラと大量に沢筋を落ちていく。気温が上がり、雪がだいぶ緩んでいるようだ。灌木を掴んで斜面に上がる。大き目のターンで急斜面を下ると実に豪快。やや慎重になってシャバシャバの雪にどっこらしょターンを刻むと、即席雪ボールが大量にごろごろ追いかけて落ちてくる。賑やか。

急斜面が終わり、トレース分岐地点から、往路とは違う南のトレースをたどる。雪はモナカぎみで滑りにくく、ぎくしゃくしたターンであぶなっかしく灌木や沢筋を避けて滑走。楽しむというよりは、なんとか滑りこなしているという感じ。無理やりターンから何度かスライディング停止し、ついでにちょっと休憩。往路の細尾根の滑走より楽だったかは分からないが、雪質さえよければどちらも楽しめたと思う。林道に合流し、大人しく林道を滑る。林道はほどよく滑り、楽だった。林道の雪の切れた地点と駐車地点手前の橋の二箇所でスキーを外して歩く。車に戻ると気温はなんと16度。雪も柔らかくなるわけだ。

何度も遠目に見ていた鯨の背は登ってみると実に巨大で、その背の滑走は豪快そのものだった。

米山

新潟に入ると青空が広がり、角田山などが見えている。南西の真っ白い山は米山のようだ。上越、糸魚川(矢代、海川・関川)のあたりは頸城、矢代、海川、関川などの呼び名があるようだが、土地勘のない者にとっては「上越、糸魚川」のほうが分かりやすいと思う。

トッケ峰(その下が権現岳)と鉾ヶ岳

青田難波山

頸城三山の手前に横たわっている青田難波山は大きな鯨の背のように見える。

頸城三山

駐車地点の高速道路下のトンネル

上越高田インターを降りて県道を南下し、林道への右折地点はすぐだった。前回は車道両側が雪壁で駐車スペースが見当たらず、あきらめたのだが、今回は3月初旬なのに雪は少ない。ところが、右折してみると、高速道路をくぐった先で工事をしており、侵入禁止とある。またダメか、と引き返すが、すぐ南の横道に入ってみると、うまく林道に繋がっていた。

それは民家のすぐ先の、高架になっている高速道路の下をくぐる小さなトンネルで、手前のスペースに駐車。準備しているとスノーモービルを積んだ軽トラックの二人がやってきて、さっさと出かけて行った。トンネルの西側でスキーを履いて歩き始める。行く手には青田難波の鯨の背が見えている。

出発地点からの青田難波山

林道には雪は少なく、太いスノーモービルのトレースとスキーのトレースがあるが、歩き始めてすぐの橋と、その少し先で雪が無く、スキーを外して歩く。青田花清水という水場。日差しが暑く、すぐに上着を脱ぐ。手袋もいらない。

雪の少ない林道

林道のつづら折りを登り、橋の向こうに青田難波山を見上げ、再びつづら折りを登る。雪に埋まった広場があり、そこからトレースは左の尾根に向かう。たぶんここが夏道登山口なのだろう。トレースは細い小尾根をトラバース気味に登っていくが、その小尾根は夏道ではなかったようだ。だが、小尾根はやがて広くて平坦な尾根となり、各段に歩きやすくなる。しかも正面に青田難波山。まだ遠いなあ。

青田難波山

斑尾山

籠町南葉山

雪のキャンプ場

鯨の背への斜面

南に平行に伸びていた尾根が近づき、その尾根に登ると、予想通りもう一つのトレースがあった。どうやら、同じ二人のトレースらしく、往路は北寄りを登り、復路は南寄りを滑走したようだ。正面に鯨の背がそびえ、林の斜面に滑走トレースが見える。登りは大変だが、帰りは楽しそうだ。トレースに乗り、九十九折を黙々と登る。先行トレースがあるとずいぶん楽。やがて傾斜が緩み、頂上はもうすぐのように思えたが、そこはまだ標高860m地点にすぎず、気持ち下ってから緩い登り。見えている尾根先端はすぐ近くだが、頂上はまだ600mくらい先で、見えていない。

駐車地点付近

鯨の背に上がる

鯨の背は登ってみると実に巨大で、ようやく頂上かと思ったのはまだ標高920m地点で、更に奥にもっと高い丘が現われる。あれが頂上か。いったん下り、最後の登り。

黒倉山?

やっと見えた青田難波の頂上

青田難波山頂上

ようやく頂上に着き、GPSで三角点の位置を探し、その真上で休憩。雲が出てきて眺めはよくない。まだ熱いホットレモンを冷ましながらゆっくり飲む。青田難波の頂上は南西に少しくびれていて、その先端が南の籠町南葉山につながっているようだ。その吊尾根をたどって籠町南葉山まで行ってみたかったが、今日は止めておこう。もう疲れた。

大毛無山

南には、妙高や火打は雲に隠れていたが、大毛無山が見えていた。頂上の北西側が大きくえぐれているが、東尾根やや下にリフト駅が見えるので間違いない。あのリフト駅まで登れば、あとは近そうだが、大きくえぐれたところ以外にも何かあるのだろうか。

籠町南葉山への吊尾根

滑走1

スキーを履いて滑走開始。雪は思ったよりもよく滑る。標高920m地点と標高860m地点へは少しカニ歩きで登り返す。860m地点から少し下ると急斜面。オープン斜面を選んでショートターンを試みるが、雪が崩れて雪片がたくさん落ちるのできれいなトレースが残らない。大き目のターンで急斜面を下ると実に豪快。勢いで左隣の斜面に行くのに沢筋に斜めに滑り込み、土手を越えようとすると雪が崩れ、尻餅状態で滑り落ちてしまう。調子に乗りすぎた。下に灌木があったので止まったが、雪はザラザラと大量に沢筋を落ちていく。気温が上がり、雪がだいぶ緩んでいるようだ。灌木を掴んで斜面に上がる。やや慎重になってシャバシャバの雪にどっこらしょターンを刻むと、即席雪ボールが大量にごろごろ追いかけて落ちてくる。賑やか。

滑走2

急斜面が終わり、トレース分岐地点から、往路とは違う南のトレースをたどる。雪はモナカぎみで滑りにくく、ぎくしゃくしたターンであぶなっかしく灌木や沢筋を避けて滑走。楽しむというよりは、なんとか滑りこなしているという感じ。無理やりターンから何度かスライディング停止し、ついでにちょっと休憩。往路の細尾根の滑走より楽だったかは分からないが、雪質さえよければどちらも楽しめたと思う。

林道の標識

林道に合流し、大人しく林道を滑る。林道はほどよく滑り、楽だった。林道の雪の切れた地点と駐車地点手前の橋の二箇所でスキーを外して歩く。車に戻ると気温はなんと16度。雪も柔らかくなるわけだ。

駐車地点手前の橋

夕暮れの妙高山