鷲ヶ巣山 下越の双耳峰
新潟県 鷲ヶ巣山1,093m、中ノ岳(最高点1,004m、展望峰950m)、前ノ岳825m 2013年6月1日
新潟百名山
209
昨年、苦しんで登りながら、デジカメのメモリーを誤って消してしまった新潟の鷲ヶ巣に再度登る。今回は水をたっぷり持っていき、ゆっくりペースを守って登る。昨年を上回る晴天となり、中ノ岳と鷲ヶ巣頂上で、思う存分に朝日連峰と飯豊連峰の写真を撮る。ここには、朝日と飯豊の全く別の姿があった。
ロープもある急な斜面を登っていくと、樹間に鷲ヶ巣の双耳が見えてくる。その右手には残雪で白く輝く朝日連峰。鷲ヶ巣の山頂は深い緑のごつごつしたピーク。
小さな石の祠がある中ノ岳・展望峰は樹木がなく、360度の眺望。東には丸い大きな中ノ岳の最高点とその奥の尖った鷲ヶ巣。南には飯豊。西には、もう眼下になった前ノ岳と、新潟の平野と日本海。三面川に沿った田園風景と海沿いに見える新保岳。北には三面ダムと朝日連峰。壮観。目も眩むような四周の眺めに時を忘れる。
まず、大きな白い石の祠に到着。それは笹の斜面の中にある。「鷲ヶ巣神社」とある。そして鷲ヶ巣の頂上に着く。頂上の手前左に大きな岩があり、そこにもう一つの石の祠がある。その大岩の上が鷲ヶ巣の最高点なので、そこに立ってみる。北側は断崖で、すぐ下のくぼみに残雪。東には小さな空地があり、そこに大きな二等三角点がある。思い残すことのないよう、5回くらいぐるぐる回って朝日や飯豊を何度も写し、30分強鷲ヶ巣の頂上にいた。
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昨年、苦しんで登りながら、デジカメのメモリーを誤って消してしまった新潟の鷲ヶ巣に再度登る。今回は水をたっぷり持っていき、ゆっくりペースを守って登る。昨年を上回る晴天となり、中ノ岳と鷲ヶ巣頂上で、思う存分に朝日連峰と飯豊連峰の写真を撮る。ここには、朝日と飯豊の全く別の姿があった。
まだ暗いうちに道の駅を出て東に向かうと、行く手に鷲ヶ巣の双耳がそびえる。双耳の右手前に前ノ岳。鷲ヶ巣をずっと正面に見ながら車を走らせ、次第に鷲ヶ巣が大きくなってくる。やがて前ノ岳が大きく眼前にそびえるようになり、登山口の林道入口に到着。今回はその手前にある縄文の里の駐車場に停める。まだ誰もいない縄文の里から5時前に歩き始める。
林道ゲートを過ぎ、林道から登山道に入る。急がずゆっくり進む。今回はポカリをたくさん持ってきた。植林帯を抜け、尾根に取付く頃、着てきたレインウェアを脱ぐ。真っ赤なツツジ。
尾根をゆっくり登っているときに男性が一人追いついてくる。ずいぶん早いな。避難小屋に着き、水場を見るが、今回も水はほとんどないようだ。ロープもある急な斜面を登っていくと、樹間に鷲ヶ巣の双耳が見えてくる。その右手には残雪で白く輝く朝日連峰。中央の大きなピラミッドは昨日見た以東岳だろうか。昨年、消去してしまった鷲ヶ巣を12倍ズームで何枚も撮る。鷲ヶ巣の山頂は深い緑のごつごつしたピーク。2段になった頂上の狭いてっぺんの右奥の岩を判別できる。三等三角点のある前ノ岳の頂上に着き、最初の休憩。
軍手をはめ、虫除けリストバンドをはめて下りにかかる。鷲ヶ巣の双耳の中ノ岳は縦長になっていて、中央が高く、前後に丸いピークがある。前峰に頂上の展望台があり、中央峰の手前に大日如来、後峰は迂回する。鷲ヶ巣の右手に朝日連峰が見えているが、あれは以東岳、いや大朝日?コルに着いて登り返し、小ピーク(P2)からまた下り。二つ目のコルから中ノ岳への急な登り。細いブナの林。ロープが張ってある。水場と思われる分岐。赤いヤブツバキ。背後には飯豊と思われる雪の山。コル2から30分強で頂上稜線直下の分岐。左に入ると中ノ岳の頂上が近い。
小さな石の祠がある中ノ岳・展望峰は樹木がなく、360度の眺望。10分ほど休憩して四周を写す。東には丸い大きな中ノ岳の最高点とその奥の尖った鷲ヶ巣。南には飯豊。左から本山、御西、烏帽子、梅花皮、北股、地神、少し離れて、二王子。飯豊の手前に緑の三つの山が見えるが、右端が光兎山と思われる。西には、もう眼下になった前ノ岳と、新潟の平野と日本海。三面川に沿った田園風景と海沿いに見える新保岳。北には三面ダムと朝日連峰。中央のピラミッドが以東岳で、その左は化穴山、枡形山、重蔵山などと思われ、右に寒江山、西朝日、中岳、大朝日が並んでいる。壮観。大朝日は黒く、右に少し傾いた姿をしていて、中央の以東岳の方が目立って見える。壮観。目も眩むような四周の眺めに時を忘れる。
中ノ岳から、飯豊や朝日を何度も写しながら先に進む。大朝日の右手に祝瓶が見えてくる。稜線のやや北側をトラバース気味に登り、大日如来尊の石標のあるピークに着く。さっきの中ノ岳・展望峰の頂上は眼下に見えている。中ノ岳最高点のあたりには残雪あり。タムシバの白い花。中ノ岳最高点から下ったところにある残雪のあたりで、先に行った男性に会う。もう頂上までいって戻ってきたようだ。この後、樹間に鷲ヶ巣のピークを時々見ながら、下りの連続となる。
細い吊尾根があり、左(北)が切れ落ちた崖で、はるか下の沢筋に続いているところ。そこから登り返しとなり、背後に中ノ岳が富士山のような台形ピークとなって見えている。更に高度が上がると、中ノ岳の北に尾根が伸びていて、その東側にさっきの谷と沢があるのが見える。鷲ヶ巣の二段の頂上の手前、P7に着くと、真上に鷲ヶ巣、眼下には双耳に見える中ノ岳。その最高点付近に残雪が見える。P7にはタムシバの白い花。
まず、大きな白い石の祠に到着。それは笹の斜面の中にある。「鷲ヶ巣神社」とある。そして鷲ヶ巣の頂上に着く。頂上の手前左に大きな岩があり、そこにもう一つの石の祠がある。その大岩の上が鷲ヶ巣の最高点なので、そこに立ってみる。手前の祠のてっぺんが白く見えている。北側は断崖で、すぐ下のくぼみに残雪。東には小さな空地があり、そこに大きな二等三角点がある。
頂上の奥に少し離れてごつごつした平たい岩があり、その上に立って四周を眺める。東には低く尾根が伸びていて、林の下に残雪が見える。その向こうに祝瓶。大朝日は中ノ岳から見たよりもやや大きく高く見え、連峰の盟主の貫録。その手前にあるのが巣戸々山、寒江の手前が大上戸山と思われる。中央の以東岳はあいかわらず目立っているが、その左の尾根のピーク(化穴山、枡形山、重蔵山)は判別が難しい。それらのピークで雪は消え、雪の無い黒い尾根が更に北に長く続いている。南には光兎と思われる三つの山、その向こうの飯豊。飯豊本山の頂上直下に白い丸い残雪。中ノ岳から見たのと同じ姿だが、やや霞んできた。思い残すことのないよう、5回くらいぐるぐる回って朝日や飯豊を何度も写し、30分強鷲ヶ巣の頂上にいた。
昨年よりも快晴となった頂上から帰途につき、手前の祠まで降りた時、パーティが登ってきた。最初はおじさん、次に総勢10人弱くらいのパーティがやってくる。この間、降りられないので、全員が登ってくるまで待つ。その間に弁当を出して食べるおじさん。中ノ岳を見ながらの下り。白い大きなエゾアジサイ。コルまで降りて北の谷を見下ろす。谷は細い雪渓となってはるか下まで続いている。ピンク色の下を向いた花はイワカガミだっけ。
鷲ヶ巣山: 遠くからは中ノ岳と本峰の双耳が美しい。その右に前ノ岳
まだ暗いうちに道の駅を出て東に向かうと、行く手に鷲ヶ巣の双耳がそびえる。双耳の右手前に前ノ岳。鷲ヶ巣をずっと正面に見ながら車を走らせ、次第に鷲ヶ巣が大きくなってくる。やがて前ノ岳が大きく眼前にそびえるようになり、登山口の林道入口に到着。今回はその手前にある縄文の里の駐車場に停める。まだ誰もいない縄文の里から5時前に歩き始める。
鷲ヶ巣山: 接近していくと中ノ岳と本峰が重なり、中ノ岳と前ノ岳の双耳となる
鷲ヶ巣山: 更に近づくにつれ、前ノ岳が大きくなる
縄文の里
縄文の里駐車場
ツツジ
林道ゲートを過ぎ、林道から登山道に入る。急がずゆっくり進む。今回はポカリをたくさん持ってきた。植林帯を抜け、尾根に取付く頃、着てきたレインウェアを脱ぐ。真っ赤なツツジ。
ツツジ
避難小屋
鷲ヶ巣山
尾根をゆっくり登っているときに男性が一人追いついてくる。ずいぶん早いな。避難小屋に着き、水場を見るが、今回も水はほとんどないようだ。ロープもある急な斜面を登り、樹間に鷲ヶ巣の双耳が見えてくる。その右手には残雪で白く輝く朝日連峰。中央の大きなピラミッドは昨日見た以東岳だろうか。昨年、消去してしまった鷲ヶ巣を12倍ズームで何枚も撮る。その山頂は深い緑のごつごつしたピークで、2段になった頂上の狭いてっぺんの右奥の岩を判別できる。三等三角点のある前ノ岳の頂上に着き、最初の休憩。
前ノ岳から見る朝日連峰: 桝形山、化穴山、以東岳
前ノ岳頂上
軍手をはめ、虫除けリストバンドをはめて下りにかかる。鷲ヶ巣の双耳の中ノ岳は縦長になっていて、中央が高く、前後に丸いピークがある。前峰に頂上の展望台があり、中央峰の手前に大日如来、後峰は迂回する。鷲ヶ巣の右手に朝日連峰が見えているが、あれは以東岳、いや大朝日?コルに着いて登り返し、小ピーク(P2)からまた下り。二つ目のコルから中ノ岳への急な登り。細いブナの林。ロープが張ってある。水場と思われる分岐。赤いヤブツバキ。背後には飯豊と思われる雪の山。コル2から30分強で頂上稜線直下の分岐。左に入ると中ノ岳の頂上が近い。
鷲ヶ巣山
ヤブツバキ
スミレ
中ノ岳・展望峰頂上
小さな石の祠がある中ノ岳に着く。樹木がなく、360度の眺望。10分ほど休憩して四周を写す。東には丸い大きな中ノ岳の最高点とその奥の尖った鷲ヶ巣。南には飯豊。左から本山、御西、烏帽子、梅花皮、北股、地神、少し離れて、二王子。飯豊の手前に緑の三つの山が見えるが、右端が光兎山と思われる。西には、もう眼下になった前ノ岳と、新潟の平野と日本海。三面川に沿った田園風景と海沿いに見える新保岳。北には三面ダムと朝日連峰。中央のピラミッドが以東岳で、その左は化穴山、枡形山、重蔵山などと思われ、右に寒江山、西朝日、中岳、大朝日が並んでいる。壮観。大朝日は黒く、右に少し傾いた姿をしていて、中央の以東岳の方が目立って見える。
鷲ヶ巣山
中ノ岳から、飯豊や朝日を何度も写しながら先に進む。大朝日の右手に祝瓶が見えてくる。稜線のやや北側をトラバース気味に登り、大日如来尊の石標のあるピークに着く。さっきの中ノ岳・展望峰の頂上は眼下に見えている。中ノ岳最高点のあたりには残雪あり。タムシバの白い花。中ノ岳最高点から下ったところにある残雪のあたりで、先に行った男性に会う。もう頂上までいって戻ってきたようだ。この後、樹間に鷲ヶ巣のピークを時々見ながら、下りの連続となる。
飯豊連峰:飯豊本山、北股岳、光兎山、二王子岳
新保岳: 前ノ岳、三面川、新保岳
三面ダム
朝日連峰:化穴山、以東岳、寒江山、大上戸山、西朝日岳、大朝日岳
大日如来尊
タムシバ
鷲ヶ巣山・P7・920m峰
細い吊尾根があり、左(北)が切れ落ちた崖で、はるか下の沢筋に続いているところ。そこから登り返しとなり、背後に中ノ岳が富士山のような台形ピークとなって見えている。更に高度が上がると、中ノ岳の北に尾根が伸びていて、その東側にさっきの谷と沢があるのが見える。鷲ヶ巣の二段の頂上の手前、P7に着くと、真上に鷲ヶ巣、眼下には双耳に見える中ノ岳。その最高点付近に残雪が見える。P7にはタムシバの白い花。
前ノ岳、中ノ岳と北の谷
タムシバ
鷲ヶ巣神社
まず、大きな白い石の祠に到着。それは笹の斜面の中にある。「鷲ヶ巣神社」とある。そして鷲ヶ巣の頂上に着く。頂上の手前左に大きな岩があり、そこにもう一つの石の祠がある。その大岩の上が鷲ヶ巣の最高点なので、そこに立ってみる。手前の祠のてっぺんが白く見えている。北側は断崖で、すぐ下のくぼみに残雪。東には小さな空地があり、そこに大きな二等三角点がある。
頂上の祠
二等三角点
頂上の奥に少し離れてごつごつした平たい岩があり、その上に立って四周を眺める。東には低く尾根が伸びていて、林の下に残雪が見える。その向こうに祝瓶。大朝日は中ノ岳から見たよりもやや大きく高く見え、連峰の盟主の貫録。その手前にあるのが巣戸々山、寒江の手前が大上戸山と思われる。中央の以東岳はあいかわらず目立っているが、その左の尾根のピーク(化穴山、枡形山、重蔵山)は判別が難しい。それらのピークで雪は消え、雪の無い黒い尾根が更に北に長く続いている。南には光兎と思われる三つの山、その向こうの飯豊。飯豊本山の頂上直下に白い丸い残雪。中ノ岳から見たのと同じ姿だが、やや霞んできた。思い残すことのないよう、5回くらいぐるぐる回って朝日や飯豊を何度も写し、30分強鷲ヶ巣の頂上にいた。
鷲ヶ巣山頂上から北: 朝日連峰:化穴山、以東岳、寒江山、大朝日岳、祝瓶山
鷲ヶ巣山頂上奥から西: 飯豊連峰、鷲ヶ巣山頂上、新保岳、朝日連峰
頂上の祠
昨年よりも快晴となった頂上から帰途につき、手前の祠まで降りた時、パーティが登ってきた。最初はおじさん、次に総勢10人弱くらいのパーティがやってくる。この間、降りられないので、全員が登ってくるまで待つ。その間に弁当を出して食べるおじさん。中ノ岳を見ながらの下り。白い大きなエゾアジサイ。コルまで降りて北の谷を見下ろす。谷は細い雪渓となってはるか下まで続いている。ピンク色の下を向いた花はイワカガミだっけ。
オオカメノキ
タムシバ
イワカガミ
イワウチワ
シャガ
奥三面ダム
奥三面ダム
北から見る鷲ヶ巣山
三面貯水池と浮橋