白神岳、崩山 みちのくの縦走路
青森県 白神岳(最高点1,235m、三角点1,232m)、大峰岳1,020m、崩山940m 2017年7月15日
(白神岳)日本二百名山
(崩山)青森110山
ガイドブック「白神の山旅」
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崩山に登ったのは2002年だから15年ぶり。すぐ近くに思えたが意外に時間がかかり、林の中を延々と登って大崩。眼下のナギと十二湖、日本海が見える。崩山は林の中の頂上で、樹間からわずかに行く手の山が見え、高くそびえる並んだ二つの峰はやはり白神岳らしい。
ここからヘルメットをかぶるが、意外に白神の縦走路はヤブになっておらず、歩きやすかった。大峰岳を過ぎると視界が開け、東の大きな谷の向こうに向白神岳、背後に大峰岳の稜線が並ぶ。壮観。
白神岳の尾根に上がると突然、花畑に遭遇。きれいな薄紫の花、クガイソウ?に真っ白なセンジュガンピの群落。
ようやく白神岳の登山道に合流すると、道沿いにニッコウキスゲの群落が揺れていた。白神岳の頂上は4度目だが、夏山は15年ぶり。雪山の頂上とはずいぶん雰囲気が違う。冬は雪に埋まっている山小屋の1Fはこんな具合なのか。
白神岳頂上から最高点峰、トイレ、避難小屋
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白神岳登山口はまだ暗く、ヘッドランプを灯してMTBを組み立て、ショートカットの階段下に置く。駐車場には3台ほど車があり、更に1台。泊りの人、これから登る人。十二湖の最奥の駐車場は有料だったが、400円なので停める(結局、集金しておらず、払わなかった)。鶏頭場ノ池の岸を歩き、最奥にある青池を少し見て、崩山の登山口に入る。登山者名簿に記入。大崩の尾根から真下の十二湖とナギを見る。15年ぶり。崩山頂上には三等三角点。樹間にわずかに白神岳。15年前に見たのと同じだが、確かに白神岳のようだ。双耳に見えているのは北にある1,210m峰と最高峰1,235mと思われる。崩山頂上の少し奥にベンチがあったが、ここから先は荒れているだろうと思い、ヘルメットをかぶる。だが、縦走路は実に歩きやすかった。東西に三つ並んだ崩山の東峰から北に下るところで再び白神岳が見える。白神岳の手前に東西に延びる尾根があり、それが大峰岳のようだ。平らな尾根の頂上は判別し難い。風が吹いていて涼しかったためか、比較的楽に大峰岳に到達。木々で視界はなし。西に広い切り分けがあり、テントを張れそうだが、そこから西に道はない。東の視界が開け、吉ヶ峰や直角峰が見えてくるが、雲が広がり眺めはよくない。
大峰岳から白神岳までは5㎞もあるので、途中で休憩。その先で東の向白神岳の稜線が見える。空が灰色なのが残念。更に登ると背後に大峰岳。どちらも南北、東西に長い稜線になっていて、どこが頂上なのかわかりにくい。そして行く手に白神岳への急坂が立ちはだかる。見るだけでしんどい。P11・1122m峰まで登るとニガナの群落の先で突然、クガイソウの花畑に出た。ナデシコに黄色い花の群落もある。そこを過ぎると白いセンジュガンピの群落。縦走路から見る崩山(背後の三つのピークの左端)と大峰岳(左右の長い稜線の中央右ピーク)。P12・1210m峰に上がると白神岳・三角点峰とトイレが見えた。もうすぐだ。大峰分岐に出る直前で5度目の休憩。白神岳登山道に合流すると、格段に歩きやすくなる。ニッコウキスゲの最初の群落に遭遇。そのあたりで白神岳・最高点1235mの西側をトラバース。いったんコルにくだり、二つ目のニッコウキスゲの群落。最初の二人連れに出会う。山頂から大きなカメラを持って降りてくる人。そして久しぶりの白神岳頂上に立つ。雪山のときとはずいぶん違う印象。かえりにも登ってきた二人連れに出会う。最高点1235m地点に向けヤブに入ってみるが、笹ヤブは強力で、諦める。
大峰分岐から下っていくと、ニガナがたくさん。アップダウンが何度もあり、ようやく蟶山分岐に到達。トラバース路まで下り、休憩したところに水場があったので空のペットボトルにくんで飲む。トラバースは長く、二股分岐を過ぎて更に歩いて冬道分岐。雪山へはここから登った。登山口に記帳所があり、そこで下山届を書いておく。車道の途中から近道を下ってMTBのところに到着。ザックを背負っていく元気はなかったので、小ザックのみにし、登山靴も自転車シューズに履き替えてMTBに乗る。林道は急でスピードが出るのでブレーキをかけっぱなし。車が来たら危なかっただろう。国道に出てからは全力で飛ばす。緩い下りでスピードが出て惰性でだいぶ進む。緩い登りも一つ軽いギヤで進み、十二湖入口について休憩。駐車場まで約3kmの最初の1kmくらいまではなんとか漕ぐが、傾斜がきつくなったので歩く。数回休憩。王池をすぎてから下りがあり、全力でこいで距離をかせぐ。ようやく駐車場に着き、半袖半ズボンに着替え、車の冷房を入れて生き返る。そしてザックを回収するため、白神登山口駐車場にもう一度、向かう。
浅虫に暮れる夕日
雀の遊歩道入口ゲート
白神岳登山口はまだ暗く、ヘッドランプを灯してMTBを組み立て、ショートカットの階段下に置く。駐車場には3台ほど車があり、更に1台。泊りの人、これから登る人。
十二湖の最奥の駐車場は有料だったが、400円なので停める(結局、集金しておらず、払わなかった)
鶏頭場ノ池と大崩
鶏頭場ノ池の岸を歩き、最奥にある青池を少し見て、崩山の登山口に入る。登山者名簿に記入
青池
崩山登山口の登山届ボックス
シモツケソウ?
タチシオデ?
大崩の尾根から真下の十二湖とナギを見る。15年ぶり
大崩から見下ろすナギと十二湖
モミジカラマツソウ?
崩山頂上
崩山頂上には三等三角点。樹間にわずかに白神岳。15年前に見たのと同じだが、確かに白神岳のようだ。双耳に見えているのは北にある1,210m峰と最高峰1,235mと思われる。
崩山から見る白神岳
ショウマ
崩山頂上の少し奥にベンチがあったが、ここから先は荒れているだろうと思い、ヘルメットをかぶる。だが、縦走路は実に歩きやすかった。
白神岳と大峰岳の尾根
東西に三つ並んだ崩山の東峰から北に下るところで再び白神岳が見える。白神岳の手前に東西に延びる尾根があり、それが大峰岳のようだ。平らな尾根の頂上は判別し難い
ツクバネソウ
モミジカラマツソウ?
大峰岳頂上
風が吹いていて涼しかったためか、比較的楽に大峰岳に到達。木々で視界はなし。西に広い切り分けがあり、テントを張れそうだが、そこから西に道はない。
縦走路の向こうの白神岳
ノリウツギ?
吉ヶ峰と直角峰
東の視界が開け、吉ヶ峰や直角峰が見えてくるが、雲が広がり眺めはよくない
ニガナ
大峰岳から白神岳までは5㎞もあるので、途中で休憩。その先で東の向白神岳の稜線が見える。空が灰色なのが残念。更に登ると背後に大峰岳。どちらも南北、東西に長い稜線になっていて、どこが頂上なのかわかりにくい。そして行く手に白神岳への急坂が立ちはだかる。見るだけでしんどい
大峰岳
大峰岳と向白神岳
サンカヨウの実
クガイソウ(ルリトラノオ?)
P11・1122m峰まで登るとニガナの群落の先で突然、クガイソウの花畑に出た。ナデシコに黄色い花の群落もある。そこを過ぎると白いセンジュガンピの群落。
シモツケソウ?
白神岳
向白神岳の稜線: 吉ヶ峰、太夫峰、直角峰、静御殿、向白神岳
ナデシコ
クガイソウとナデシコの群落
キバナカワラマツバ?
黄色い花(ハクサンサイコ)
ナデシコたち
崩山と大峰岳
縦走路から見る崩山(背後の三つのピークの左端)と大峰岳(左右の長い稜線の中央右ピーク)
センジュガンピ
センジュガンピたち
白神岳
P12・1210m峰に上がると白神岳・三角点峰とトイレが見えた。もうすぐだ
カラマツソウとカミキリムシ
ゴゼンタチバナ
大峰分岐
大峰分岐に出る直前で5度目の休憩。白神岳登山道に合流すると、格段に歩きやすくなる
ニッコウキスゲ
ニッコウキスゲの最初の群落に遭遇。そのあたりで白神岳・最高点1235mの西側をトラバース。いったんコルにくだり、二つ目のニッコウキスゲの群落。最初の二人連れに出会う
白神岳・三角点峰とトイレ
イブキトラノオ?
白神岳・最高点峰
祠
トイレ
避難小屋
白神岳頂上(三角点峰)
山頂から大きなカメラを持って降りてくる人。そして久しぶりの白神岳頂上に立つ。雪山のときとはずいぶん違う印象。
白神岳頂上から最高点峰、トイレ、避難小屋
かえりにも登ってきた二人連れに出会う。最高点1235m地点に向けヤブに入ってみるが、笹ヤブは強力で、諦める
ニッコウキスゲ
ヘビイチゴの実
ニガナ
大峰分岐から下っていくと、ニガナがたくさん
最後の水場
アップダウンが何度もあり、ようやく蟶山分岐に到達
トラバース路まで下り、休憩したところに水場があったので空のペットボトルにくんで飲む
ヤマアジサイ
クルマユリ
トラバースは長く、二股分岐を過ぎて更に歩いて冬道分岐。雪山へはここから登った
白神岳登山口の記帳所
登山口に記帳所があり、そこで下山届を書いておく
ウツボグサ
駐車場への近道
車道の途中から近道を下ってMTBのところに到着
十二湖入口
ザックを背負っていく元気はなかったので、小ザックのみにし、登山靴も自転車シューズに履き替えてMTBに乗る。林道は急でスピードが出るのでブレーキをかけっぱなし。車が来たら危なかっただろう。
国道に出てからは全力で飛ばす。緩い下りでスピードが出て惰性でだいぶ進む。緩い登りも一つ軽いギヤで進み、十二湖入口について休憩。
MTB
駐車場まで約3kmの最初の1kmくらいまではなんとか漕ぐが、傾斜がきつくなったので歩く。数回休憩。王池をすぎてから下りがあり、全力でこいで距離をかせぐ。
ようやく駐車場に着き、半袖半ズボンに着替え、車の冷房を入れて生き返る。
そしてザックを回収するため、白神登山口駐車場にもう一度、向かう。
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