段ヶ峰 播州の空の上の縦走路
兵庫県 段ヶ峰(だるがみね)(最高点1,106m、三角点1,103m)、フトウガ峰(最高点1,082m、三角点1,072m)、達磨ヶ峰913m 2017年8月17日
(段ヶ峰)関西百名山
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倉沢では短いながらもナメ沢歩きを楽しみ、たどり着いた二ノ滝はなかなかの迫力。滝の右壁を登れたらしいが、左から大きく巻いたついでに林道まで上がる。灌木の小尾根に上がるとき、枝を掴んで一歩登る毎に汗が噴き出す。
林を抜けると突然、晴れてきて、左手に段ヶ峰の頂上が見えた。ゆるやかな緑の頂上はゆったりした縦走路の上にあり、その高度1,000mの広くて平らな稜線がはるか先まで続いていた。広々としたすがすがしい開放的な景観。
コルから南に登り返してフトウガ峰に上がると、背後に段ヶ峰の稜線が青空の下に長く連なっていた。空の上の縦走路。
フトウガ峰から達磨ヶ峰と駐車地点まではなお遠く、920m峰、915m峰を越え、第二峰930mを越えてようやく達磨ヶ峰が見えてくる。第二峰まで下って振り返ると、段ヶ峰とフトウガ峰の縦走路の稜線が播州の空に高く架かっていた。第二峰から達磨ヶ峰まであと600m。傾斜は緩いが、日向の登りは辛かった。へばりながら、眼下のゴルフ場や山村風景を見下ろす縦走路を行く。
縦走路東端の達磨ヶ峰まで下っても、なお西の空に架かった縦走路の稜線が見えていた。夏の日差しが暑かったが、万感の思いでその稜線を見つめる
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周回15㎞の長丁場なので、暗いうちに道の駅を出る。東の登山口を過ぎ、ゴルフ場の中の車道を西に向かうが、砂利林道はだいぶ荒れていたので、少し走ってから戻り、林道入り口に駐車。入渓点まで林道を延々歩く。林道終点からも左岸に踏み跡があり、それをたどる。一ノ滝の下に小屋があったが入れず、荒れた踏み跡をたどって滝の上に上がる。滝の上にある大岩が御神体になっていた。この上流から入渓。倉沢はやや薄暗いゴーロの多い沢だったが、途中、100m弱のナメ床があり、楽しむ。二ノ滝はなかなかの迫力。滝の右壁を登れたらしいが、雨で水も多く、左から大きく巻いたついでに林道まで上がる。夏靴に履き替え、レイングローブをはめて急斜面から小尾根に上がるとき、枝を掴んで一歩登る毎に汗が噴き出す。
小尾根の傾斜は次第に緩くなり、林道の広いスペースに到達。荒々しい沢や尾根に比べ、林道はなんと平和なことか。樹木と雲であまり視界のない林道を延々歩き、ようやく千町峠に近づく。旗のひらめく店があり、ウォークマンを止めて通過したが、誰にも会わなかった。
林の緩斜面を登り、970m地点の先で林を抜けると突然、晴れてきて、左手に段ヶ峰の頂上が見えた。ゆるやかな緑の頂上はゆったりした縦走路の上にあり、その高度1,000mの広くて平らな稜線がはるか先まで続いていた。広々としたすがすがしい開放的な景観。小人の帽子のようなホトトギスを縦走路で何度も見る。枯木の立つ段ヶ峰頂上に到達すると、二つの頂上標識があり、それぞれ1,103m、1,106mとある。金属を石標にはめ込んだ頂上標識もあるが、三角点ではない。そこから50メートルほど北の少し低い地点に二等三角点があり、そこが1,103mのはずなので、段ヶ峰の最高点は1,106mと考えてよいのだろう。
段ヶ峰・最高点から北に縦走路を進むと分岐があり、左に進むと三角点峰だが、その道は縦走路から外れて北に下っていた。途中でGPSを見て気づき、引き返したが、地図にはない道なので、知らなければ迷うだろう。一瞬、霧に包まれ、雨が降りそうだったのでレインウェアを着るが、霧は晴れ、脱ぐ。広い縦走路を行き、右下の倉谷源流部を見下ろしていると、東から霧が迫ってきて、景色を覆っていく。縦走路も林のコルに下っていき、南に登り返してフトウガ峰に上がるころには再び晴れ、背後に段ヶ峰の稜線が青空の下に長く連なっていた。空の上の縦走路。分岐点のある地点にフトウガ峰の標識があり、そこで横になって休憩。しかしそれは分岐標示で、東に50mほどの最高点にフトウガ峰頂上標識。広く平坦な緑の台地にぽつんと赤く錆びた機械。更に200mほど東に行った岩峰のところに金属製の四等三角点。そこからは下りとなり、東の行く手に達磨ヶ峰へのアップダウンのある稜線が続いている。背後には段ヶ峰の稜線がはるか遠くに見えており、その最高点に小さく頂上標識(枯木?)らしきものが見える。
フトウガ峰から達磨ヶ峰と駐車地点まではなお遠く、920m峰、915m峰を越え、第二峰930mを越えてようやく達磨ヶ峰が見えてくる。第二峰から達磨ヶ峰は、ゴルフ場と山村風景を見下ろす縦走路で、背後には段ヶ峰とフトウガ峰の空の縦走路が高く架かっている。
縦走路東端の達磨ヶ峰まで下っても、なお西の空に架かった縦走路の稜線が見えていた。夏の日差しが暑かったが、万感の思いでその稜線を見つめる。登山口には倉沢や縦走路などを記した大きな説明図があった。車道を西に歩くと、ゴルフ場には車がだいぶ入っていたが、その先の別荘街らしきところは人気なし。ようやく駐車地点に着き、着替えて車に入り、冷房を入れて生き返る。
荒れた林道
周回15㎞の長丁場なので、暗いうちに道の駅を出る。東の登山口を過ぎ、ゴルフ場の中の車道を西に向かうが、砂利林道はだいぶ荒れていたので、少し走ってから戻り、林道入り口に駐車。入渓点まで林道を延々歩く。林道終点からも左岸に踏み跡があり、それをたどる。一ノ滝の下に小屋があったが入れず、荒れた踏み跡をたどって滝の上に上がる。滝の上にある大岩が御神体になっていた。この上流から入渓。倉沢はやや薄暗いゴーロの多い沢だったが、途中、100m弱のナメ床があり、楽しむ。二ノ滝はなかなかの迫力。滝の右壁を登れたらしいが、雨で水も多く、左から大きく巻いたついでに林道まで上がる。夏靴に履き替え、レイングローブをはめて急斜面から小尾根に上がるとき、枝を掴んで一歩登る毎に汗が噴き出す。
林道終点
一ノ滝
一ノ滝の上の御神体
ナメ沢
ナメ沢
二ノ滝
滝の上の林道
小尾根の傾斜は次第に緩くなり、林道の広いスペースに到達。荒々しい沢や尾根に比べ、林道はなんと平和なことか。樹木と雲であまり視界のない林道を延々歩き、ようやく千町峠に近づく。旗のひらめく店があり、ウォークマンを止めて通過したが、誰にも会わなかった。
千町峠
ムラサキケマン
イワオトギリ
林の緩斜面を登り、970m地点の先で林を抜けると突然、晴れてきて、左手に段ヶ峰の頂上が見えた。ゆるやかな緑の頂上はゆったりした縦走路の上にあり、その高度1,000mの広くて平らな稜線がはるか先まで続いていた。広々としたすがすがしい開放的な景観。小人の帽子のようなホトトギスを縦走路で何度も見る。枯木の立つ段ヶ峰頂上に到達すると、二つの頂上標識があり、それぞれ1,103m、1,106mとある。金属を石標にはめ込んだ頂上標識もあるが、三角点ではない。そこから50メートルほど北の少し低い地点に二等三角点があり、そこが1,103mのはずなので、段ヶ峰の最高点は1,106mと考えてよいのだろう。
段ヶ峰
ホトトギス
小人の帽子のようなホトトギスを縦走路で何度も見る
段ヶ峰
段ヶ峰・最高点の枯木
段ヶ峰・最高点・・・・・二つの頂上標識の標高は1,106mと1,103m
金属製の頂上標識・・・・・「段ヶ峰 山頂」とある
枯木と段ヶ峰最高点
段ヶ峰の二等三角点・・・・・最高点よりも北の低い地点
段ヶ峰・最高点から北に縦走路を進むと分岐があり、左に進むと三角点峰だが、その道は縦走路から外れて北に下っていた。途中でGPSを見て気づき、引き返したが、地図にはない道なので、知らなければ迷うだろう。
バッタ
ニガナ
フトウガ峰方面から見る段ヶ峰
フトウガ峰・分岐点
一瞬、霧に包まれ、雨が降りそうだったのでレインウェアを着るが、霧は晴れ、脱ぐ。広い縦走路を行き、右下の倉谷源流部を見下ろしていると、東から霧が迫ってきて、景色を覆っていく。縦走路も林のコルに下っていき、南に登り返してフトウガ峰に上がるころには再び晴れ、背後に段ヶ峰の稜線が青空の下に長く連なっていた。空の上の縦走路。分岐点のある地点にフトウガ峰の標識があり、そこで横になって休憩。しかしそれは分岐標示で、東に50mほどの最高点にフトウガ峰頂上標識。広く平坦な緑の台地にぽつんと赤く錆びた機械。更に200mほど東に行った岩峰のところに金属製の四等三角点。そこからは下りとなり、東の行く手に達磨ヶ峰へのアップダウンのある稜線が続いている。背後には段ヶ峰の稜線がはるか遠くに見えており、その最高点に小さく頂上標識(枯木?)らしきものが見える。
図根三角点
フトウガ峰・分岐点から見る段ヶ峰
フトウガ峰・最高点
赤く錆びた機械
広く平坦な緑の台地にぽつんと赤く錆びた機械
フトウガ峰・三角点の岩峰
フトウガ峰・三角点・・・・・金属製の四等三角点
達磨ヶ峰への稜線・・・・・奥は第二峰930m?
フトウガ峰から達磨ヶ峰と駐車地点まではなお遠く、920m峰、915m峰を越え、第二峰930mを越えてようやく達磨ヶ峰が見えてくる。第二峰から達磨ヶ峰は、ゴルフ場と山村風景を見下ろす縦走路で、背後には段ヶ峰とフトウガ峰の空の縦走路が高く架かっている。
段ヶ峰、フトウガ峰の稜線・・・・・空の上の縦走路
ホトトギス
第二峰・頂上標識
達磨ヶ峰(第二峰より): 縦走路の東端、ゴルフ場と山村風景を見下ろす縦走路
第二峰・・・・・背後は段ヶ峰とフトウガ峰
縦走路東端の達磨ヶ峰まで下っても、なお西の空に架かった縦走路の稜線が見えていた。夏の日差しが暑かったが、万感の思いでその稜線を見つめる。登山口には倉沢や縦走路などを記した大きな説明図があった。車道を西に歩くと、ゴルフ場には車がだいぶ入っていたが、その先の別荘街らしきところは人気なし。ようやく駐車地点に着き、着替えて車に入り、冷房を入れて生き返る。
達磨ヶ峰頂上
ゴルフ場
クルマユリ
登山口