生藤山(しょうとう) 小沢から夏の縦走路
東京都 生藤山990m、茅丸1,019m、熊倉山966m、三国山960m 2017年7月22日
(生藤山)花の百名山、関東百名山
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軍刀利沢だと思って入ったその沢は全く滝がない小沢で、ヤブと倒木を抜けるとワサビ田の跡に出た。かつて、いったん伏流くらいになっても再び水が流れ出し、大きな滝が現われたこともあったので辛抱して歩いたが、いったん水枯れした後はもう水は現われず、左の小尾根に上がり、奥多摩の縦走路に出る。この年に歩いた東北の縦走路と比べると天国のように歩きやすい散策路。
縦走路の二つ目のピークが生藤山だった。三菱のドラム缶が数個、防火用水として置いてあるのが妙に古めかしい。南西方向にのみ開けた方角に雲をかぶった富士山。三角点の前のベンチに座って少し休憩。いつもより、ゆっくり時が過ぎていく。
この先、軍刀利神社から熊倉山まで散策。道沿いには白い大きなヤマユリ。
970m峰からの下山路の踏跡はすぐ分かり、狭い箇所もある長い尾根を下るが、途中、植林作業に出くわし、手前の尾根を東に下る。そこにも微かな踏跡があり、小屋もあって休憩できたが、最後の沢に下るところではロープを出して懸垂下降。
尾根の小屋のところから樹間に生藤山らしきピークを見る。それは分厚い緑に覆われ、夏の陽射しを浴びていた。
夏の日差しの林道をブラブラ戻る。淡い色のホタルブクロ。小さな黄色いヘビイチゴ。
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かつて下見した桧原村の林道に入ると、やはり橋のところのゲートは閉まっており、その手前のスペースに駐車。沢靴をザックに入れ、スティックを手に持ち、ヘルメットをかぶって歩く。植林作業の車が一台、先に行く。道端には大きな淡い色のホタルブクロ。生藤山からの下りでは縦走路を離れて尾根の踏跡を林道に下る計画にしていたので、右手の尾根からの下降点が気になる。沢べりは崖になっていて降りるのが難しそうだが、斜面に祠のある植林作業中の斜面のところは傾斜が比較的緩く、そこなら下れそうだ。作業の車が停まっていたが、人はいない。
植林作業の先、標高500mの地点に軍刀利沢の出会いがあったはずだが通り過ぎてしまい、軍刀利沢に入り損ねる。気付いたのは下山後。生藤山から970m峰を経て下降してきたのは軍刀利沢の左岸尾根だったが、その時も軍刀利沢は見ていない。やがて伐採作業中の斜面があり、その先で舗装路が終わり、荒れた林道となる。頭上には運搬用のケーブル。橋を渡った標高600m地点で林道は終点。右沢に向かう(その右岸尾根を登る踏跡があった)。
沢に下り、沢靴に履き替え、最初の休憩。バナナを食べる。ヤブと倒木を抜け、小さな淵を巻かずに踏み込んで登る。足が滑って尻餅をつきそうになるが、立ち直り、2度目で登りきる。小滝をいくつか登り、わさび田の跡に出る。そして水涸れ。かつて、いったん伏流くらいになっても再び水が流れ出し、大きな滝が現われたこともあったので辛抱して歩いたが、いったん水枯れした後はもう水は現われなかった。
ワサビ田の跡の道、古い石段もあり、もう水は出てきそうもないので、休憩をとり、夏靴に履き替える。標高700m付近。「財団法人南郷共益会所有地」という表示がたくさん。沢筋の傾斜がきつくなり、850m付近で左の小尾根に取付く。小尾根の土は昨晩の雨のせいか柔らかく、やや登りにくいが、立木が適度に生えているのを利用できる。次第に傾斜が緩み、やがて縦走路に出る。林の尾根の中の歩きやすそうな遊歩道。「関東ふれあいの道」陣馬高原下まで6.0㎞、上川苔まで6.7㎞という石標。
奥多摩の縦走路は、この年に歩いた東北の縦走路と比べると天国のように歩きやすい散策路だった。南の樹間に丹沢らしき山並み。縦走路を西に進み、巻き道分岐をピークに登ると、茅丸という頂上標識があった。藤野町十五名山とあり、1,019mというのは生藤山よりも少し高い。縦走路の二つ目のピークが生藤山だった。三菱のドラム缶が数個、防火用水として置いてあるのが妙に古めかしい。南西方向にのみ開けた方角に雲をかぶった富士山。三角点の前のベンチに座って少し休憩。いつもより、ゆっくり時が過ぎていく。この先、軍刀利神社から熊倉山まで散策。道沿いには白い大きなヤマユリ。
三国山というのは生藤山のすぐ西隣のピークで、東京、神奈川、山梨の三県が接する地点。500mくらいの狭い範囲に三つのピークが並んでいることになる。三国山から道は北に向かい、950m峰には軍刀利神社があった。大きな鳥居に祠。日本武尊の東征に由来するらしい。次の970m峰頂上には表示はないが、東尾根に下る明瞭な踏跡があった。ここを下ればよいのだろう。その前に縦走路を熊倉山に向かう。日の当たる縦走路には蟻がたくさんいて、踏まないように気を付けて歩くが、難しい。熊倉山頂上にもベンチがあり、ヤマユリとキキョウが咲いていた。970m峰に戻り、東尾根の踏跡を下る。
970m峰からの下山路には細く急な箇所もあったが、踏跡はずっと続いていて、思ったよりも長く感じた。登り返しとなって910mピークで休憩。910mピークから北の踏跡を下ると、林が開け、植林作業の斜面が見えてきた。そこを下ればいいと思ったが、その斜面では植林作業の二人が刈払い作業をしていて、進みにくい。そこで910m峰に登り返し、東尾根を下る。尾根の小屋のところから樹間に生藤山らしきピークを見る。それは分厚い緑に覆われ、夏の陽射しを浴びていた。
尾根末端まで下ると、恐れていた通り急な崖になっている。樹間に林道が見えるが、その手前にある沢へは下る道がない。補助ロープを出し、立木に2度ひっかけて懸垂下降し、沢に下り、次にスティックを出して沢を渡る。林道を上がったところに車が一台。今にして思えば、そこからすぐ上流に軍刀利沢の出会いがあったはず。夏の日差しの林道をブラブラ戻る。淡い色のホタルブクロ。小さな黄色いヘビイチゴ。
林道を戻る途中、植林作業斜面のあたりに着替え中のパーティがいたが、沢登りなのかもしれない。その後、車2台が戻っていったので、ゲートが開いてるのかと思ったが、閉まっていた。やっぱり植林作業なのか、地元の人なのだろう。
林道ゲート
かつて下見した桧原村の林道に入ると、やはり橋のところのゲートは閉まっており、その手前のスペースに駐車。
ホタルブクロ
沢靴をザックに入れ、スティックを手に持ち、ヘルメットをかぶって歩く。植林作業の車が一台、先に行く。道端には大きな淡い色のホタルブクロ
作業中の植林斜面
生藤山からの下りでは縦走路を離れて尾根の踏跡を林道に下る計画にしていたので、右手の尾根からの下降点が気になる。沢べりは崖になっていて降りるのが難しそうだが、斜面に祠のある植林作業中の斜面のところは傾斜が比較的緩く、そこなら下れそうだ。作業の車が停まっていたが、人はいない。
植林斜面の祠
植林作業の先、標高500mの地点に軍刀利沢の出会いがあったはずだが通り過ぎてしまい、軍刀利沢に入り損ねる。気付いたのは下山後。
ホタルブクロ
生藤山から970m峰を経て下降してきたのは軍刀利沢の左岸尾根だったが、その時も軍刀利沢は見ていない。やがて伐採作業中の斜面があり、その先で舗装路が終わり、荒れた林道となる。頭上には運搬用のケーブル。
林道終点
橋を渡った標高600m地点で林道は終点。右沢に向かう(その右岸尾根を登る踏跡があった)。
沢に下り、沢靴に履き替え、最初の休憩。バナナを食べる
沢の情景
ヤブと倒木を抜け、小さな淵を巻かずに踏み込んで登る。足が滑って尻餅をつきそうになるが、立ち直り、2度目で登りきる。
小滝
小滝をいくつか登り、わさび田の跡に出る。そして水涸れ。かつて、いったん伏流くらいになっても再び水が流れ出し、大きな滝が現われたこともあったので辛抱して歩いたが、いったん水枯れした後はもう水は現われなかった。
ワサビ田跡
ワサビ田の跡の道、古い石段もあり、もう水は出てきそうもないので、休憩をとり、夏靴に履き替える。標高700m付近。「財団法人南郷共益会所有地」という表示がたくさん
源頭
沢筋の傾斜がきつくなり、850m付近で左の小尾根に取付く。小尾根の土は昨晩の雨のせいか柔らかく、やや登りにくいが、立木が適度に生えているのを利用できる。次第に傾斜が緩み、やがて縦走路に出る。林の尾根の中の歩きやすそうな遊歩道。「関東ふれあいの道」陣馬高原下まで6.0㎞、上川苔まで6.7㎞という石標。
縦走路
関東ふれあいの道
ヤマアジサイ
丹沢山地
奥多摩の縦走路は、この年に歩いた東北の縦走路と比べると天国のように歩きやすい散策路だった。南の樹間に丹沢らしき山並み
茅丸頂上
縦走路を西に進み、巻き道分岐をピークに登ると、茅丸という頂上標識があった。藤野町十五名山とあり、1,019mというのは生藤山よりも少し高い。
生藤山頂上・・・・・三角点とドラム缶
縦走路の二つ目のピークが生藤山だった。三菱のドラム缶が数個、防火用水として置いてあるのが妙に古めかしい。南西方向にのみ開けた方角に雲をかぶった富士山。三角点の前のベンチに座って少し休憩。いつもより、ゆっくり時が過ぎていく。この先、軍刀利神社から熊倉山まで散策。道沿いには白い大きなヤマユリ。
雲をかぶった富士山
ヤマユリ
三国山頂上
オカトラノオ
三国山というのは生藤山のすぐ西隣のピークで、東京、神奈川、山梨の三県が接する地点。500mくらいの狭い範囲に三つのピークが並んでいることになる。
軍刀利神社
三国山から道は北に向かい、950m峰には軍刀利神社があった。大きな鳥居に祠。日本武尊の東征に由来するらしい
軍刀利神社の由来
オカトラノオ
次の970m峰頂上には表示はないが、東尾根に下る明瞭な踏跡があった。ここを下ればよいのだろう。その前に縦走路を熊倉山に向かう
ホタルブクロ
ヤマユリ
熊倉山頂上
日の当たる縦走路には蟻がたくさんいて、踏まないように気を付けて歩くが、難しい。熊倉山頂上にもベンチがあり、ヤマユリとキキョウが咲いていた。970m峰に戻り、東尾根の踏跡を下る
キキョウ
大岳山
作業中の植林斜面
970m峰からの下山路には細く急な箇所もあったが、踏跡はずっと続いていて、思ったよりも長く感じた。登り返しとなって910mピークで休憩
910mピークから北の踏跡を下ると、林が開け、植林作業の斜面が見えてきた。そこを下ればいいと思ったが、その斜面では植林作業の二人が刈払い作業をしていて、進みにくい。そこで910m峰に登り返し、東尾根を下る。
植林尾根の小屋
東尾根にもやや荒れた踏跡があり、急な斜面を九十九折で下り、やがて作業小屋が見えてきた。そこに入って休憩。
樹間の生藤山
尾根の小屋のところから樹間に生藤山らしきピークを見る。それは分厚い緑に覆われ、夏の陽射しを浴びていた。
矢沢・・・・・植林尾根から懸垂下降
尾根末端まで下ると、恐れていた通り急な崖になっている。樹間に林道が見えるが、その手前にある沢へは下る道がない。補助ロープを出し、立木に2度ひっかけて懸垂下降し、沢に下り、次にスティックを出して沢を渡る。林道を上がったところに車が一台。今にして思えば、そこからすぐ上流に軍刀利沢の出会いがあったはず。
ヘビイチゴ
夏の日差しの林道をブラブラ戻る。淡い色のホタルブクロ。小さな黄色いヘビイチゴ。
林道を戻る途中、植林作業斜面のあたりに着替え中のパーティがいたが、沢登りなのかもしれない。その後、車2台が戻っていったので、ゲートが開いてるのかと思ったが、閉まっていた。やっぱり植林作業なのか、地元の人なのだろう。
ヘビイチゴの実
ヘビイチゴ