燧岳 尾瀬のパノラマ、春を滑る

福島県  柴安嵓2,356m、俎嵓(三角点)2,346m  2011年5月20日

日本百名山

176

薄い青空

まだ冷たい風

山の木々には春の息吹

そして山の旅人たち

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車道を尾瀬方面に向かうと、「このあたりだ」と思ったあたりで燧が見える。青空にたっぷり雪を抱き、少し右に傾斜した頂上の左端が俎嵓。その下の斜面に「燧」の縦筋が数本。その縦筋の間のうち、頂上まで雪がついているのを選んで登らないといけない。

熊沢田代に滑り込むと西に平ヶ岳。久しぶりに見る姿。木道のところまでくると平ヶ岳の右手に中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳が並ぶ。尾瀬のパノラマの始まり。壮観!

俎嵓に登ると南会津のパノラマ、柴安嵓では日光、至仏から平ヶ岳までのパノラマ。数え切れぬ山々、素晴らしき眺望!

シールを外して滑走開始。柴安嵓の急斜面に滑り込み、思い切りエッジを利かせてショートターンを決める。俎嵓からは、固い雪の波に少々手こずるが、豪快に、春を滑る。

青空にたっぷり雪を抱き、少し右に傾斜した頂上の左端が俎嵓。その下の斜面に「燧」の縦筋が数本。その縦筋の間のうち、頂上まで雪がついているのを選んで登らないといけない。
柴安嵓の滑走
西のパノラマ1:熊沢田代に滑り込むと西に平ヶ岳。久しぶりに見る姿。木道のところまでくると平ヶ岳の右手に中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳が並ぶ。尾瀬のパノラマの始まり。壮観! :平ヶ岳、中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳
東のパノラマ1:熊沢田代から東にも山々が見えている。帝釈は三角ピーク、台倉高は双耳、黒岩は長い頂稜。黒岩の隣には鬼怒沼山があるはず。根名草や燕巣はどれだ。そのあたりでは根名草が2,330mで一番高い :長須ヶ玉山、帝釈山、台高倉山、黒岩山、女峰山
北のパノラマ:雪原を登っていくと背後の視界がどんどん開け、会津駒の全景が小さく見える。会津駒の左右は大戸沢(もしくはその手前の峰)と中門で、背後の三岩岳は見えていないが、左奥に霞んで見えているのは丸山岳と思われる: 丸山岳、大杉岳、中門岳、会津駒ヶ岳、大戸沢岳
東のパノラマ2:尾瀬沼の背後、日光山群の間に南尾瀬の山々が見える。これまで気付かなかったが、奥白根の左に高い山があり、それが根名草山、真下が燕巣山、その左に繋がっているのが黒岩山、更にその左にある双耳が台倉高山なのかも知れない: 大杉岳、会津駒ヶ岳、桧枝岐、大中子山、長須ヶ玉山、帝釈山、台高倉山、黒岩山、女峰山、鬼怒沼山、男体山、根無草山、燕巣山、奥白根山、四郎岳、錫ヶ岳
南のパノラマ:そして柴安嵓とその左奥の至仏と尾瀬ヶ原。尾瀬ヶ原はだいぶ雪が融けているが、柴安嵓はまだ滑れそうだ。スキートレースもついている。至仏の左奥に大きな山が見えるが、あれはたぶん武尊だろう: 女峰山、鬼怒沼山、男体山、根無草山、燕巣山、奥白根山、四郎岳、錫ヶ岳、荷鞍山、白尾山、武尊山、笠ヶ岳、尾瀬ヶ原、至仏山、柴安嵓
西のパノラマ2:平ヶ岳から至仏までの全景が見えている。あの稜線を辿って大白沢まで行ったのは2007年、もう4年前。黒い頭の景鶴の向こうに大白沢とススヶ峰らしきピークが並んで見えている: 奥白根山、荷鞍山、白尾山、武尊山、笠ヶ岳、尾瀬ヶ原、至仏山、大白沢山、景鶴山、平ヶ岳
8:11 御池駐車場発 9:11 広沢田代、休憩110:26 1,986m峰10:31 熊沢田代、休憩212:48 俎嵓13:06 コル、休憩313:37 柴安嵓、休憩4・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り5時間26分13:59 柴安嵓発、滑走114:26 俎嵓、休憩514:45 俎嵓発、滑走215:24 1,986m峰、休憩615:32 1,986m峰発、滑走316:01 御池駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復7時間50分

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真っ白な雪原にもう夏の日差しんどい急坂を登り切ると尾瀬のパノラマ見渡す限りの山の世界そして豪快に、春を滑る(春の詩・燧岳1)

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「ミニ尾瀬公園」を7時半に出て、6年ぶりの御池に向かう。車道を尾瀬方面に向かうと、「このあたりだ」と思ったあたりで燧が見える。青空にたっぷり雪を抱き、少し右に傾斜した頂上の左端が俎嵓。その下の斜面に「燧」の縦筋が数本。その縦筋の間のうち、頂上まで雪がついているのを選んで登らないといけない。頂上の右手には藤沢田代手前のM1(1,986m峰)。こいつが意外にきつかった。それにしても、この日は天気がよかったせいもあろうが、柴安嵓まで5時間半もかかっている。


(御池から柴安嵓まで) 2003年 4時間57分 2004年 4時間23分 2005年 3時間25分 2011年 5時間26分(2013年 4時間46分)(2016年 4時間25分)

過去3回の記録と比較すると、いかに今回の記録がひどいかが分かる。6年経って体力が激減したのだろうか。とにかくスタミナが藤沢田代のあたりで切れ、その後は休み休みの登りとなり、柴安嵓への登りも実にゆっくりと登った。天気が極めて良く、暑さでへばったのもあるが、こんなに良い天気なのに急いでも仕方ないと、特に帰りは全然急がなかった。2005年はガスで視界のないときで、ひたすら登り、下ったのだが、それにしても柴安嵓まで3時間半は早い。

過去3回の燧を読み返してみたが、こんなに晴れたのは初めてのようだ。5月も下旬なので雪があるか心配。入口付近で準備している老夫婦。数台しか止めてない広い駐車場の奥に止め、準備して出発。雪壁は健在だが、土で汚れており、トレースは見えない。

準備している間にさっきの老夫婦がやってきて、駐車場の西側から西に向かって出かけようとしている(そっちに夏道があることは、最近知った)。汚れた雪壁に登り、スキーをつけて歩き始める。雪は十分にあるが、だいぶ融けているとみえてデコボコで歩きにくい。ブッシュも出ている。

広沢田代と熊沢田代への急斜面はどちらも2段になっていて、途中に傾斜の緩むテラス部分がある。日差が強く、日向では熱中症になりそうなくらい。燧は鳥海と似ている、と思い込んでいたが、こんな急斜面は鳥海には無い。

1,986m峰の頂上部分に達すると、雪の上に出た木道と、行く手の燧が見える。こんなところにも木道があるのは初めて見た。燧の頂上稜線は黒く雪が融けていて、東側を回って登らないといけないのが分かる。俎嵓の右奥に、わずかに柴安嵓が見えている。

熊沢田代に滑り込むと西に平ヶ岳。久しぶりに見る姿。木道のところまでくると平ヶ岳の右手に中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳が並ぶ。尾瀬のパノラマの始まり。壮観!

熊沢田代から東にも山々が見えているが、黒々としたこれらの山は同定できない。そこは県境になっており、福島の帝釈山、栃木の台倉高山、黒岩山が並んでいるはず。

帝釈から黒岩への稜線を何度も写しているが、そこには三つのピークがあり、左から帝釈、台倉高、黒岩ではないかと思われる。帝釈は三角ピーク、台倉高は双耳、黒岩は長い頂稜。黒岩の隣には鬼怒沼山があるはず。根名草や燕巣はどれだ。そのあたりでは根名草が2,330mで一番高い。

ついに頂上稜線に達すると、眼下に尾瀬沼が見えてくる。氷が解けかけている。そして尾瀬沼の背後、日光山群の間に南尾瀬の山々が見える。これまで気付かなかったが、奥白根の左に高い山があり、それが根名草で、真下が燕巣、左に繋がっているのが鬼怒沼、黒岩、更にその左にある双耳が台倉高なのかも知れない。尾瀬沼は北東部分が解けかけているが、中央部分には踏跡がまっすぐに燧に向かってついている。

回り込んでいった先は思ったとおり雪が頂上直下まで付いており、その狭い雪の斜面を九十九折に登って頂上直下に到着。俎嵓に登ると南会津のパノラマ。俎嵓にはたくさんの祠に二等三角点がある。そして柴安嵓とその左奥の至仏と尾瀬ヶ原。尾瀬ヶ原はだいぶ雪が融けているが、柴安嵓はまだ滑れそうだ。スキートレースもついている。至仏の左奥に大きな山が見えるが、あれはたぶん武尊だろう。

柴安嵓に向かって俎嵓を下る。コルに降り、アイゼンを付けたところで休憩。背後には下半分に半円形に雪のついた俎嵓。笑っているように見える?

柴安嵓では日光、至仏から平ヶ岳までのパノラマ。数え切れぬ山々、素晴らしき眺望!雪原から岩場に上がり、頂上に到着。13時半過ぎ。8時出発から5時間半。そこにはあの大きな黒い頂上標識のほかに、小さな木製の「燧ケ岳山頂」という標識がある。そこで20分くらい休む。平ヶ岳から至仏までの全景が見えている。あの稜線を辿って大白沢まで行ったのは2007年、もう4年前。黒い頭の景鶴の向こうに大白沢とススヶ峰らしきピークが並んで見えている。

シールをはずしていよいよ滑走開始。過去2回は頂上直下から斜めに滑り込んでいたが、それではつまらない。急斜面に滑り込み、思い切りエッジを利かせて2回ターンし、岩の真横につける。そこから岩の下の割れ目を越えたところでやや斜度が落ちた所からショートターンを決める。コル手前で停止して振り返ると、ややいびつなターントレースがついている。まあ、こんなところだろう。

俎嵓への登り返しには20分弱。柴安で20分、俎でも20分弱休憩し、のんびりと写真をとる。

そして、雪の上に降りて滑走再開したのはもう15時前。こんなに晴れているのに雪は固くてザラメになっておらず、固い雪の波に少々手こずるが、豪快に、春を滑る。

熊沢田代の上に出て、広い雪斜面をまっすぐ滑る。木道の上で横になって休憩した後、スキーをザックに取り付けでM1に登り返す。よし、これでもうあとは滑るだけだ。燧の雄姿。

広沢田代では、雪原に大きな穴があいており、そこからブッシュが覗いている。

夏の日差しの駐車場に降り、ゆっくり片付けをする。燧の湯に寄って行く。隣に止めていた男性が呼びかけてくる。「燧に登っていた人でしょう。青森からですか。」その人は確か千葉か茨城の人だったと思う。青森の白神にも登ったと言っていた。

ミニ尾瀬公園

「ミニ尾瀬公園」を7時半に出て、6年ぶりの御池に向かう。

燧岳(桧枝岐の外れより)

車道を尾瀬方面に向かうと、「このあたりだ」と思ったあたりで燧が見える。青空にたっぷり雪を抱き、少し右に傾斜した頂上の左端が俎嵓。その下の斜面に「燧」の縦筋が数本。その縦筋の間のうち、頂上まで雪がついているのを選んで登らないといけない。頂上の右手には藤沢田代手前のM1(1,986m峰)。こいつが意外にきつかった。

御池駐車場

数台しか止めてない広い駐車場の奥に止め、準備して出発。雪壁は健在だが、土で汚れており、トレースは見えない。

雪の少ない雪原

準汚れた雪壁に登り、スキーをつけて歩き始める。雪は十分にあるが、だいぶ融けているとみえてデコボコで歩きにくい。ブッシュも出ている。

大杉岳

広沢への急斜面を登る途中、背後の大杉岳が見えていたが、会津駒は見えず。広沢田代からは大杉岳から続く稜線の向こうにわずかに会津駒が覗いている。

広沢田代と1,986m峰

広沢田代と熊沢田代への急斜面はどちらも2段になっていて、途中に傾斜の緩むテラス部分がある。日差が強く、日向では熱中症になりそうなくらい。燧は鳥海と似ている、と思い込んでいたが、こんな急斜面は鳥海には無い。

大杉岳、会津駒と広沢田代

1,986m峰への急斜面では、背後にその会津駒を写しながらの登りとなる。広沢田代は眼下に次第に小さくなっていき、会津駒はその広大な姿を現わしてくる。それにしてもいい天気だ。急斜面の2段目は樹木のない雪斜面となり、最高点目指して斜め右上に登っていく。

燧岳(1,986m峰より)

1,986m峰の頂上部分に達すると、雪の上に出た木道と、行く手の燧が見える。こんなところにも木道があるのは初めて見た。燧の頂上稜線は黒く雪が融けていて、東側を回って登らないといけないのが分かる。俎嵓の右奥に、わずかに柴安嵓が見えている。

熊沢田代の木道

熊沢田代に滑り込むと西に平ヶ岳。久しぶりに見る姿。木道のところまでくると平ヶ岳の右手に中ノ岳、駒ヶ岳、荒沢岳が並ぶ。尾瀬のパノラマの始まり。壮観!

熊沢田代から東にも山々が見えているが、黒々としたこれらの山は同定できない。そこは県境になっており、福島の帝釈山、栃木の台倉高山、黒岩山が並んでいるはず。

帝釈から黒岩への稜線を何度も写しているが、そこには三つのピークがあり、左から帝釈、台倉高、黒岩ではないかと思われる。帝釈は三角ピーク、台倉高は双耳、黒岩は長い頂稜。黒岩の隣には鬼怒沼山があるはず。根名草や燕巣はどれだ。そのあたりでは根名草が2,330mで一番高い。

景鶴山

南西方向に見える三角ピークは景鶴山だ。

熊沢田代と燧岳

1,986m峰

振り返って見る1,986m峰も中央以外は雪が消えている。その中央の雪斜面を下るとき、東半分の雪が消えていて、木道が見えていた。

沢筋の登り

熊沢田代にも日差を避ける場所はなく、そのまま前進。木道の先に大きな丘があるが、燧に向かってまっすぐ、その丘の左にある沢筋に入り、少し登って木陰に入ったところで休憩。11時前。

雪原斜面入口

そのまま沢筋を登り、広い雪原斜面が見えてきたあたりで右岸に上って雪原に出る。そのあたりで上から下ってくる男性に出会う。なんだ、やっぱり登っている人がいたのか。さすがは燧、金曜日とて登山者はいる。それに、桧枝岐に一泊したのに御池発8時というのがそもそも遅すぎるのだ。

ダケカンバ

奥白根山、錫ヶ岳、燕巣山、四郎岳

東に回りこんだ傾斜の先に奥白根のドームが見える。これもすぐにそれと分かるピーク。斜面の下には登ってきたルートの東側にある部分が見えており、雪の消えた沢筋があり、その向こうに桧枝岐への谷が見えている。東の麓には尾瀬に至ると思われる道筋が見える。

黒い俎嵓

ついに頂上稜線に達すると、眼下に尾瀬沼が見えてくる。氷が解けかけている。そして尾瀬沼の背後、日光山群の間に南尾瀬の山々が見える。これまで気付かなかったが、奥白根の左に高い山があり、それが根名草で、真下が燕巣、左に繋がっているのが鬼怒沼、黒岩、更にその左にある双耳が台倉高なのかも知れない。尾瀬沼は北東部分が解けかけているが、中央部分には踏跡がまっすぐに燧に向かってついている。

尾瀬沼

ブッシュを避けて俎嵓の東側を回り込んでいくと、眼下に尾瀬沼が見えてくる。氷が解けかけている。そして尾瀬沼の背後、日光山群の間に南尾瀬の山々が見える。これまで気付かなかったが、奥白根の左に高い山があり、それが根名草で、真下が燕巣、左に繋がっているのが鬼怒沼、黒岩、更にその左にある双耳が台倉高なのかも知れない。なんとか今年登って確かめてみたい。尾瀬沼は北東部分が解けかけているが、中央部分には踏跡がまっすぐに燧に向かってついている。

俎嵓頂上

回り込んでいった先は思ったとおり雪が頂上直下まで付いており、その狭い雪の斜面を九十九折に登って頂上直下に到着。俎嵓にはたくさんの祠に二等三角点がある。そして柴安嵓とその左奥の至仏と尾瀬ヶ原。尾瀬ヶ原はだいぶ雪が融けているが、柴安嵓はまだ滑れそうだ。スキートレースもついている。至仏の左奥に大きな山が見えるが、あれはたぶん武尊だろう。

俎嵓頂上の祠

俎嵓にはたくさんの祠に二等三角点がある。

至仏山

そして柴安嵓とその左奥の至仏と尾瀬ヶ原。尾瀬ヶ原はだいぶ雪が融けているが、柴安嵓はまだ滑れそうだ。スキートレースもついている。至仏の左奥に大きな山が見えるが、あれはたぶん武尊だろう。

武尊山

尾瀬ヶ原

笑う俎嵓

柴安嵓に向かって俎嵓を下る。コルに降り、アイゼンを付けたところで休憩。背後には下半分に半円形に雪のついた俎嵓。笑っているように見える?

柴安嵓の頂上標識

雪原から岩場に上がり、頂上に到着。13時半過ぎ。8時出発から5時間半。そこにはあの大きな黒い頂上標識のほかに、小さな木製の「燧ケ岳山頂」という標識がある。そこで20分くらい休む。平ヶ岳から至仏までの全景が見えている。あの稜線を辿って大白沢まで行ったのは2007年、もう4年前。黒い頭の景鶴の向こうに大白沢とススヶ峰らしきピークが並んで見えている。

柴安嵓の滑走

シールをはずしていよいよ滑走開始。過去2回は頂上直下から斜めに滑り込んでいたが、それではつまらない。急斜面に滑り込み、思い切りエッジを利かせて2回ターンし、岩の真横につける。そこから岩の下の割れ目を越えたところでやや斜度が落ちた所からショートターンを決める。コル手前で停止して振り返ると、ややいびつなターントレースがついている。まあ、こんなところだろう。

柴安嵓(滑走後)

俎嵓への登り返しには20分弱。柴安で20分、俎でも20分弱休憩し、のんびりと写真をとる。

俎嵓からの滑走

そして、雪の上に降りて滑走再開したのはもう15時前。こんなに晴れているのに雪は固くてザラメになっておらず、雪の波の上のターンに手こずるが、豪快に、春を滑る。

俎嵓からの滑走2

1,986mからの滑走

熊沢田代の上に出て、広い雪斜面をまっすぐ滑る。木道の上で横になって休憩した後、スキーをザックに取り付けでM1に登り返す。よし、これでもうあとは滑るだけだ。燧の雄姿。

広沢田代にあいた穴

広沢田代では、雪原に大きな穴があいており、そこからブッシュが覗いている。

御池駐車場と黒い雪

夏の日差しの駐車場に降り、ゆっくり片付けをする。燧の湯に寄って行く。隣に止めていた男性が呼びかけてくる。「燧に登っていた人でしょう。青森からですか。」その人は確か千葉か茨城の人だったと思う。青森の白神にも登ったと言っていた。