志賀高原・笠ヶ岳 白い巨塔

長野県  笠ヶ岳2,076m、横手山2,305m、鉢山2,041m  2006年3月24日

(笠ヶ岳、横手山)日本三百名山

282

白い斜面の傾斜を斜めに登り、頃合いで大きく片足を広げて逆方向に踏み込む

後ろ足をひねってスキーを同じ方向に揃え、キックターン完了

さあ、あと何回くらいで稜線に着くだろう

まぶしい白い斜面を斜めに登り、頃合いで大きく片足を広げて逆方向に・・・・・

(キックターン)

❄❄❄❄❄

笠に一番近そうなリフトに乗る。子供がたくさん。リフト頂上に着くと笠が右手に近い!黒い岩塊を抱えた白い巨塔!迫力たっぷりのあの頂上に本当に登り、そこから滑れるのだろうか。

高度を落とさぬよう、トラバースして北側へ回り込んでゆき、頃合をみて登り始める。アイゼンに切替えるタイミングは難しい。今回はかなり早い時点で切替。表面は固いがボロボロと崩れる雪を踏み固め、急坂に足場を作って登っていく。

1時間くらいと思っていたのが2時間かけて笠ヶ岳頂上に着く。北東端にケルンを積み上げた祠があった。背中に担いだスキーを下ろして四周を見ると、居並ぶ名峰に囲まれていた。

南には鯨の背中のような御飯岳、その右手に長野盆地をはさんで北アルプスの真っ白な長い屏風が西の地平線の上に立ち、白馬岳のところから高妻山、黒姫山、妙高山につながっている。北には、竜王山、焼額山、岩菅山の志賀の山々が並ぶ。

東には横手山が盟主の貫録でそびえ、その右に白い草津白根山と黒い本白根山が並び、南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山。こんなに晴れるとは!

さて、スキーを履いて滑走開始。往路に沿って岩塊の裏側を滑り、右から手前に回り込む。薄い粉雪の斜面は実に滑りやすく、急斜面を思う存分滑る。わずか数分のこのときの滑走がこの日のハイライト。

長いリフトを3本乗り継いで着いた横手山頂上には大きな電波塔とレストハウス。西のスキー場ルートの方角には、これから目指す志賀山/裏志賀らしき双耳の山が見えている。その左手に丸い鉢山。

一般スキー客に混じってコースを滑走開始。「日本一標高の高いスキー場」の名のとおり、雪質は抜群によい。頃合をみて山の中へ入る。

シールで林の中を登り、木々に囲まれた鉢山頂上に着く。トレースに従って南に滑ってゆくと、突然、雪に埋まった渋沼に出る。正面に横手山のある、絵になる風景。前山リフトはそのすぐ先にあった。

カニの前歩きで登りついたところに前山の頂上標識があり、背後の志賀山と鉢山、正面の笠ヶ岳と横手山を感慨を持って眺める。

北アルプスと上信越の山々の景観を見渡せたすばらしい一日であった。白い巨塔、笠頂上からの滑降も思い出。

志賀高原・笠ヶ岳は黒い岩塊を抱えた白い巨塔: 岩塊の裏側を滑り、右から手前に回り込む。薄い粉雪の斜面は実に滑りやすく、急斜面を思う存分滑る。わずか数分のこのときの滑走がこの日のハイライト。
トレースに従って南に滑ってゆくと、突然、雪に埋まった渋沼に出る。正面に横手山のある、絵になる風景
ケルンを積んだ祠のある笠ヶ岳頂上から滑走開始
薄い粉雪の滑走
横手山頂上の巨大電波塔
南から見下ろす鉢山(左手前)と志賀山(中央の双耳)
木々に囲まれた鉢山頂上
8:47 熊ノ湯スキー場PA 9:12 熊ノ湯スキー場リフト頂上発 9:48 アイゼン11:33 笠ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・リフト頂上から2時間21分11:53 笠ヶ岳発、滑走12:29 熊ノ湯スキー場ゲレンデ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・笠ヶ岳頂上から36分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熊ノ湯スキー場PAから周回3時間42分12:55 横手山スキー場PA13:31 横手山、滑走14:05 シール15:02 鉢山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横手山頂上から1時間31分15:50 滑走15:55 渋池16:03 前山16:09 横手山スキー場PA・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・鉢山頂上から1時間7分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・横手山スキー場PAから周回3時間14分 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・熊ノ湯スキー場PAから通算7時間22分

KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK

朝7:00amに朝食をとってからリフトの動く8:30に合わせて出発。熊ノ湯スキー場は意外と遠く、途中にかわいいリフトもある。まだ晴れきっておらず、笠は見えない。ホテルの前の駐車場に車を止めてスキー場まで歩く。4本あるリフトのうち3本動いている。また5,500円のトークンを買い、笠に一番近そうなリフトに乗る。子供がたくさん。リフト頂上に着くと笠が右手に近い!左手には横手が見える!とにかくうれしくなって笠の方へ滑ってゆく。というか、隣のリフト頂上駅への連絡ルートのようだ。

隣のリフトは動いておらず、そこから林の中へ滑り込む。最初三角形だった笠は、だんだん頂上近くの岩峰が突き出して見えてくる。黒い岩塊を抱えた白い巨塔!迫力たっぷりのあの頂上に本当に登り、そこから滑れるのだろうか。しかし、岩峰の下に古いスキートレースがついていた。どこから滑ったのだろう。高度を落とさぬよう、トラバースして北側へ回り込んでゆき、頃合をみて登り始める。アイゼンに切替えるタイミングは難しい。今回はかなり早い時点で切替。表面は固いがボロボロと崩れる雪を踏み固め、急坂に足場を作って登っていく。(ラッセルで手袋が濡れ、濡れたままの手袋をはめていて右手の親指と人差し指の先が堅くなってひび割れしまった。凍傷の一種かただのしもやけか。)

1時間くらいと思っていたのが2時間かけて笠ヶ岳頂上に着く。ウェアの右足にアイゼンをひっかけて穴をあけてしまった。パッチングしなければ。途中、3人くらいのパーティが東に向かっているのを見たが、頂上へはこなかった。頂上には狭い頂上にしては大きなくぼみ(噴火口?)があり、北東端にケルンを積み上げた祠があった。背中に担いだスキーを下ろして四周を見ると、居並ぶ名峰に囲まれていた。南には鯨の背中のような御飯岳、その右手に長野盆地をはさんで北アルプスの真っ白な長い屏風が西の地平線の上に立ち、白馬岳のところから高妻山、黒姫山、妙高山につながっている。北には、竜王山、焼額山、岩菅山の志賀の山々が並ぶ。東には横手山が盟主の貫録でそびえ、その右に白い草津白根山と黒い本白根山が並び、南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山。こんなに晴れるとは!

さて、スキーを履いて滑走開始。往路に沿って岩塊の裏側を滑り、右から手前に回り込む。腐っていて滑りにくいかと思ったが、薄い粉雪の斜面は実に滑りやすく、途中で西側の木の無い斜面に回りこんで急斜面を思う存分滑る。わずか数分のこのときの滑走がこの日のハイライト。真上に岩塊のあるところまでトラバースしてゆき、スキー場に続く尾根に滑り込む。しかし、少しの登りを惜しんで西に下った(トラバースしたつもりだった)のが失敗で、沢の源頭のだいぶ下に出てしまい、ゲレンデの半分くらいのところでようやくスキー場へ出る。もう12時半。このとき聞いていたのはアラン・ホールズワース。ヘビー・マシナリーの次のUMEAジャズフェスティバル1997はとても音が良い。

車に戻り、横手山スキー場へ向かう(熊ノ湯スキー場からゲレンデが繋がっていたのかもしれないが、探さなかった)。少し登ったところにある駐車場に停めてリフトまで歩く。トークンは共用。長いリフトを3本乗り継いで着いた横手山頂上には大きな電波塔とレストハウス。渋峠への自動車道の上をスキー場利用しているようだ。車道用の大きなパーキングエリアの建物。東側の方が高そうなので歩いてゆくと、反対側の渋峠リフトの係員が呼び止める。「写真を撮らせてくれ」と言って草津白根山と本白根山を撮る。草津白根はすぐ近くに見えるが、去年は向こうからこちらを見ていた。北に目を転ずると岩菅が見える。ここから見る岩菅は、裏岩菅がまん中に高くそびえ、岩菅本峰は右に大きな東尾根を伸ばしていて、モスラのように見える。西のスキー場ルートの方角には、これから目指す志賀山/裏志賀らしき双耳の山が見えている。その左手に丸い鉢山。

一般スキー客に混じってコースを滑走開始。「日本一標高の高いスキー場」の名のとおり、雪質は抜群によい。ガイドによれば、コースの途中からツアールートに入れるはず。だが、ツアールートの標識は見つからないまま、どんどんスキー場ルートを降りてゆくので、頃合をみて山の中へ入る。しかし、タイミングは遅すぎたらしく、またしても深い沢に行き当たり、シングル・リフトのゲレンデに出てしまう。ゲレンデの反対側まで行ってシールをつけ、登りはじめる。鉢山はすぐ先のはず。時間もなくなり、最初は鉢山をトラバースして志賀山のみ目指すつもりだったが、トラバースしていくうちにだいぶ上まできたので、鉢山頂上を目指す。

シールで林の中を登り、15時頃に木々に囲まれた鉢山頂上に着く。ただし、頂上池は確認できず。北側には裏志賀山らしきのが木々の向こうに見えている。西側に少し回って行くと、その頂上が見えてきたが、かなり急である。志賀山は更に西側にある。往復すると2時間はかかるだろう。志賀山を諦め、シールをつけたまま鉢山を西へ回りこんでいく。何度か沢筋へ滑り降りる。やがて笠が見えてきて、次に目指す前山スキー場が木々の間に見えてきた。そちらを目指して降りて行く。しかし、高度が落ちると視界がきかない。だいぶ下ったところでトレースと赤いリボンを見つける(志賀山の登山ルートらしい)。途中でシールを外し、トレースに従って南に滑ってゆくと、突然、雪に埋まった渋沼に出る。正面に横手山のある、絵になる風景。前山リフトはそのすぐ先にあった。カニの前歩きで登りついたところに前山の頂上標識があり、背後の志賀山と鉢山、正面の笠ヶ岳と横手山を感慨を持って眺める。それから、思ったより急な前山ゲレンデを滑り、駐車場に戻る。

北アルプスと上信越の山々の景観を見渡せたすばらしい一日であった。白い巨塔、笠頂上からの滑降も思い出。

熊ノ湯スキー場PA(駐車場)

朝7:00amに朝食をとってからリフトの動く8:30に合わせて出発。熊ノ湯スキー場は意外と遠く、途中にかわいいリフトもある。まだ晴れきっておらず、笠は見えない。ホテルの前の駐車場に車を止めてスキー場まで歩く。4本あるリフトのうち3本動いている。また5,500円のトークンを買い、笠に一番近そうなリフトに乗る。子供がたくさん。リフト頂上に着くと笠が右手に近い!左手には横手が見える!とにかくうれしくなって笠の方へ滑ってゆく。というか、隣のリフト頂上駅への連絡ルートのようだ。

熊ノ湯スキー場リフト

朝の笠ヶ岳

隣のリフトは動いておらず、そこから林の中へ滑り込む。最初三角形だった笠は、だんだん頂上近くの岩峰が突き出して見えてくる。黒い岩塊を抱えた白い巨塔!迫力たっぷりのあの頂上に本当に登り、そこから滑れるのだろうか。しかし、岩峰の下に古いスキートレースがついていた。どこから滑ったのだろう。高度を落とさぬよう、トラバースして北側へ回り込んでゆき、頃合をみて登り始める。アイゼンに切替えるタイミングは難しい。今回はかなり早い時点で切替。表面は固いがボロボロと崩れる雪を踏み固め、急坂に足場を作って登っていく。(ラッセルで手袋が濡れ、濡れたままの手袋をはめていて右手の親指と人差し指の先が堅くなってひび割れしまった。凍傷の一種かただのしもやけか。)

朝の志賀山と鉢山

青空の笠ヶ岳

横手山

アイゼンで急坂を登る

白い斜面の輝き

青空の横手山

笠ヶ岳頂上・・・・・スキーと祠、背景は浅間山と御飯岳

1時間くらいと思っていたのが2時間かけて笠ヶ岳頂上に着く。ウェアの右足にアイゼンをひっかけて穴をあけてしまった。パッチングしなければ。途中、3人くらいのパーティが東に向かっているのを見たが、頂上へはこなかった。頂上には狭い頂上にしては大きなくぼみ(噴火口?)があり、北東端にケルンを積み上げた祠があった。背中に担いだスキーを下ろして四周を見ると、居並ぶ名峰に囲まれていた。

南には鯨の背中のような御飯岳、その右手に長野盆地をはさんで北アルプスの真っ白な長い屏風が西の地平線の上に立ち、白馬岳のところから高妻山、黒姫山、妙高山につながっている。北には、竜王山、焼額山、岩菅山の志賀の山々が並ぶ。

東には横手山が盟主の貫録でそびえ、その右に白い草津白根山と黒い本白根山が並び、南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山。こんなに晴れるとは!

笠ヶ岳頂上からの景観1 : 南には鯨の背中のような御飯岳、その右手に長野盆地をはさんで北アルプスの真っ白な長い屏風が西の地平線の上に立ち、白馬岳のところから高妻山、黒姫山、妙高山につながっている。北には、竜王山、焼額山、岩菅山の志賀の山々が並ぶ。

笠ヶ岳頂上からの景観2 : 東には横手山が盟主の貫録でそびえ、その右に白い草津白根山と黒い本白根山が並び、南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山。こんなに晴れるとは!

朝の浅間山

南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山

御飯岳

南には鯨の背中のような御飯岳、

裏岩菅山と岩菅山

鳥甲山

頂上から滑走開始

さて、スキーを履いて滑走開始。往路に沿って岩塊の裏側を滑り、右から手前に回り込む。腐っていて滑りにくいかと思ったが、薄い粉雪の斜面は実に滑りやすく、途中で西側の木の無い斜面に回りこんで急斜面を思う存分滑る。わずか数分のこのときの滑走がこの日のハイライト。真上に岩塊のあるところまでトラバースしてゆき、スキー場に続く尾根に滑り込む。しかし、少しの登りを惜しんで西に下った(トラバースしたつもりだった)のが失敗で、沢の源頭のだいぶ下に出てしまい、ゲレンデの半分くらいのところでようやくスキー場へ出る。もう12時半。このとき聞いていたのはアラン・ホールズワース。ヘビー・マシナリーの次のUMEAジャズフェスティバル1997はとても音が良い。

薄い粉雪の滑走

妙高山

急斜面の滑走

青空の志賀山と鉢山

見上げる笠ヶ岳

真上に岩塊のあるところまでトラバース

黒い横顔の笠ヶ岳

志賀山と前山スキー場

横手山とスキー場

車に戻り、横手山スキー場へ向かう(熊ノ湯スキー場からゲレンデが繋がっていたのかもしれないが、探さなかった)。少し登ったところにある駐車場に停めてリフトまで歩く。トークンは共用。長いリフトを3本乗り継いで着いた横手山頂上には大きな電波塔とレストハウス。渋峠への自動車道の上をスキー場利用しているようだ。車道用の大きなパーキングエリアの建物。東側の方が高そうなので歩いてゆくと、反対側の渋峠リフトの係員が呼び止める。「写真を撮らせてくれ」と言って草津白根山と本白根山を撮る。草津白根はすぐ近くに見えるが、去年は向こうからこちらを見ていた。北に目を転ずると岩菅が見える。ここから見る岩菅は、裏岩菅がまん中に高くそびえ、岩菅本峰は右に大きな東尾根を伸ばしていて、モスラのように見える。西のスキー場ルートの方角には、これから目指す志賀山/裏志賀らしき双耳の山が見えている。その左手に丸い鉢山。

横手山第2スカイリフト

湯ノ丸山

四阿山と根子岳

笠ヶ岳と北アルプス

噴煙の浅間山

草津白根山と本白根山

白い草津白根山と黒い本白根山が並び、南のかなたには黒い土台に真っ白な噴火口を乗せた浅間山

横手山頂上

横手山頂上の巨大電波塔

モスラの岩菅山

苗場山

笠ヶ岳と白馬岳

白馬岳

高妻山と黒姫山

横手山からの滑走・・・・・日本一高いスキー場の粉雪

一般スキー客に混じってコースを滑走開始。「日本一標高の高いスキー場」の名のとおり、雪質は抜群によい。ガイドによれば、コースの途中からツアールートに入れるはず。だが、ツアールートの標識は見つからないまま、どんどんスキー場ルートを降りてゆきので、頃合をみて山の中へ入る。しかし、タイミングは遅すぎたらしく、またしても深い沢に行き当たり、シングル・リフトのゲレンデに出てしまう。ゲレンデの反対側まで行ってシールをつけ、登りはじめる。鉢山はすぐ先のはず。時間もなくなり、最初は鉢山をトラバースして志賀山のみ目指すつもりだったが、トラバースしていくうちにだいぶ上まできたので、鉢山頂上を目指す。

南から見下ろす鉢山と志賀山

黒いエクボの岩菅山

鉢山頂上

シールで林の中を登り、15時頃に木々に囲まれた鉢山頂上に着く。ただし、頂上池は確認できず。北側には裏志賀山らしきのが木々の向こうに見えている。西側に少し回って行くと、その頂上が見えてきたが、かなり急である。志賀山は更に西側にある。往復すると2時間はかかるだろう。志賀山を諦め、シールをつけたまま鉢山を西へ回りこんでいく。何度か沢筋へ滑り降りる。やがて笠が見えてきて、次に目指す前山スキー場が木々の間に見えてきた。そちらを目指して降りて行く。しかし、高度が落ちると視界がきかない。だいぶ下ったところでトレースと赤いリボンを見つける(志賀山の登山ルートらしい)。途中でシールを外し、トレースに従って南に滑ってゆくと、突然、雪に埋まった渋沼に出る。正面に横手山のある、絵になる風景。前山リフトはそのすぐ先にあった。カニの前歩きで登りついたところに前山の頂上標識があり、背後の志賀山と鉢山、正面の笠ヶ岳と横手山を感慨を持って眺める。それから、思ったより急な前山ゲレンデを滑り、駐車場に戻る。

志賀山

渋池

前山湿原

鉢山

前山頂上

前山から見る志賀山と鉢山

前山から見る横手山と笠ヶ岳

前山

北アルプスと上信越の山々の景観を見渡せたすばらしい一日であった。白い巨塔、笠頂上からの滑降も思い出。

(鉢山、前山)