恵那山 神話の名山、人々の集う里山

岐阜県  最高点2,191m、三角点2,190m  2007年10月13日

日本百名山

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やがて視界が開けてきて、行く手には紅葉のピークが見えるが、頂上はまだまだ先だろう。雲に隠れた南アルプスが見え、振り返ると登ってきた尾根が緩くカーブしている。

次の道標「頂上まで25分」(標高2,071mの尾根分岐のあたり?)からは傾斜は緩く、楽になる。狭いピークからいったん下り、登り返したところが恵那山・三角点頂上だった。一等三角点に頂上標識。展望台がある。先の社の屋根の向こうに最高点の丸いピークが見えている。

三角点頂上のほかに最高点が別にあることを思い出し、出発。下った先に木道。その先が気持ちの良い草原広場になっていて、大勢の人たちがいて、避難小屋もあった

避難小屋の脇に道が続いており、四乃宮社・熊野社の先から紅葉に彩られた恵那山・三角点峰の丸いピークと北側の神坂峠が見渡せた。

結局、恵那山・三角点峰に着いてから、避難小屋広場から恵那山・最高地点、道沿いに祀られている神社を巡り、1時間半も恵那山頂上で過ごしていた。

最高点ピークから三角点ピークにかけて五つある社を巡りながら帰路につく。紅葉の進む秋の登山道を駆け下りる。いつか、神坂峠からもう一度登ってみたい。

そんなに天気はよくないのにあんなに人が登っている。たくさんある社もきれい。里山というには高くて大きいが、愛されている山、恵那山という感じがした。

 避難小屋の脇に道が続いており、四乃宮社・熊野社の先から紅葉に彩られた恵那山・三角点峰の丸いピークと北側の神坂峠が見渡せた。
 ドウダンツツジ
 恵那神社本社
 気持ちの良い草原広場に大勢の人たちがいて、避難小屋もあった
  8:46 駐車場発  9:09 広河原登山口10:05 道標「頂上まで100分」(標高1,716m付近?)10:57 道標「頂上まで25分」(標高2,071m付近?)11:17 恵那山・三角点2,190m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間31分11:35 避難小屋広場12:16 避難小屋広場発12:26 恵那山・最高地点2,191m12:47 恵那山・三角点2,190m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・休憩と頂上散策1時間30分13:04 道標「頂上まで25分」(標高2,071m付近?)13:45 道標「頂上まで100分」(標高1,716m付近?)14:28 広河原登山口14:53 駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復6時間7分

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高速に乗り名古屋に向かうと、6時半頃、伊吹山が見える。大きな山容。7時半頃に恵那峡SAで山菜きしめんを食べる。うまかった。しかし、空には雲がただよい、恵那山は隠れている。神坂峠には手前側から登れるはずだが、カーナビは恵那山トンネルという神坂峠の真下を通る長いトンネルを通り、向こう側から神坂峠に向かうルートを指定。カーナビに従って川沿いの林道に入る。侵入禁止の標示があったのが気になったが、閉じられてはいない。オウンリスクということだろう。

マップによると、神坂峠の手前に林道から登るもうひとつの登山道が示されていて、そちらのほうが時間は早い。天気が悪ければそちらでもよいだろう。すると思ったとおり、河原の駐車場のところで林道は閉鎖されていた。車がたくさん停めてあるので、ここから歩くのだろう。駐車して準備している間にもジープと中型バスがやってくる。バスの団体さんが出発する前にスタート。十分車で走れそうな林道を歩く。川の左岸を20分ほどで登山口表示。広河原登山口(標高1,250m)、頂上まで3~4時間、とある。(2時間で到着。元気だった)河原に下り、丸木橋を渡り、対岸の九十九折を登る。風穴への分岐があったが寄らず。

途中でジープの二人を追い越し、ハイピッチスタイルでどんどん登る。林の中で視界なし。比較的新しいルートのようだが、刈払いなど整備はよい。10時過ぎに着いた林の中の道標「頂上まで100分」地点は標高1,716mのあたりだろうか。やがて視界が開けてきて、行く手には紅葉のピークが見えるが、頂上はまだまだ先だろう。雲に隠れた南アルプスが見え、振り返ると登ってきた尾根が緩くカーブしている。傾斜はきつく、年輩の夫婦連れを何組も追い越していく。次の道標「頂上まで25分」(標高2,071mの尾根分岐のあたり?)からは傾斜は緩く、楽になる。狭いピークからいったん下り、登り返したところが恵那山・三角点頂上だった。一等三角点に頂上標識。展望台がある(が、登ってみても木が高くてほとんど眺望なし)。先の社の屋根の向こうに最高点の丸いピークが見えている。

石像(天照大神?*)のある「恵那神社本社」とある社にお参りし、狭い頂上の片隅で食事にしようと座り込んだが、ふと、三角点頂上のほかに最高点が別にあることを思い出す。マップを出してみるとその通り。荷物をザックに詰め直して出発。すぐ先に六乃宮社・葛城社というのがあり、下った先に木道。ここに五乃宮社・富士社あり。その先を少し下ったところに浄化槽のようなところがあり、そのすぐ先に立派なトイレがあった。最初は山小屋かと思ったが、トイレ。黒井沢登山道の分岐あり。トイレの先が気持ちの良い草原広場になっていて、大勢の人たちがいて、避難小屋もあった。避難小屋の脇に道が続いており、そちらのほうが高いので行ってみる。ピークの端に四乃宮社・熊野社というのがあり、その先から紅葉に彩られた恵那山・三角点峰の丸いピークと北側の神坂峠が見渡せた。くねくねした道の先に建物があるようだ。そちらから歩いてくる人もいるので、北西側からなら神坂峠に行けるのだろう。南アルプスらしき山並は同定できず。広場に戻って昼食にする。結局、恵那山・三角点峰に着いてから、避難小屋広場から恵那山・最高地点、道沿いに祀られている神社を巡り、1時間半も恵那山頂上で過ごしていた。

*昔々の神の時代、 伊邪那美命 (いざなみのみこと) は天照大神をお産みになり、その時の 胞衣 (えな) を山に納めた事からこの山を胞衣山 (現在の恵那山) と呼ぶようになった。(agimura.net)

昼食の後、まだ12時過ぎなので、もう一度最高点方面に行ってみる。四乃宮の先を進むと登山道の脇に「中部森林管理署」の標識のみの小さな空地があり、その付近が恵那山・最高地点のようだ。少し先に三乃宮社・神明社があり、北方が広く見渡せた。中津川市街、木曽川のあたりだろうか。

最高点ピークから三角点ピークにかけて五つある社を巡りながら帰路につく。一等三角点を再度写し、紅葉の進む秋の登山道を駆け下りる。一度休憩したが、その後は他の人を追い越していったこともあって自然と足が速まる。下りでは正面の稜線にある神坂峠の建物がよく見えた。いつか、神坂峠からもう一度登ってみたい。

帰りは高速の恵那峡インターでいったん下り、温泉に寄っていく。木曽川の向こうに恵那山。恵那峡には川下りの遊覧船乗場があった。そんなに天気はよくないのにあんなに人が登っている。たくさんある社もきれい。里山というには高くて大きいが、愛されている山、恵那山という感じがした。

伊吹山

高速に乗り名古屋に向かうと、6時半頃、伊吹山が見える。大きな山容。7時半頃に恵那峡SAで山菜きしめんを食べる。うまかった。しかし、空には雲がただよい、恵那山は隠れている。神坂峠には手前側から登れるはずだが、カーナビは恵那山トンネルという神坂峠の真下を通る長いトンネルを通り、向こう側から神坂峠に向かうルートを指定。カーナビに従って川沿いの林道に入る。侵入禁止の標示があったのが気になったが、閉じられてはいない。オウンリスクということだろう。

恵那山トンネル完成記念碑

駐車場

広河原登山口

マップによると、神坂峠の手前に林道から登るもうひとつの登山道が示されていて、そちらのほうが時間は早い。天気が悪ければそちらでもよいだろう。すると思ったとおり、河原の駐車場のところで林道は閉鎖されていた。車がたくさん停めてあるので、ここから歩くのだろう。駐車して準備している間にもジープと中型バスがやってくる。バスの団体さんが出発する前にスタート。十分車で走れそうな林道を歩く。川の左岸を20分ほどで登山口表示。広河原登山口(標高1,250m)、頂上まで3~4時間、とある。(2時間で到着。元気だった)河原に下り、丸木橋を渡り、対岸の九十九折を登る。風穴への分岐があったが寄らず。

広河原

植林の道

笹の尾根道

登ってきた尾根(南の北東尾根)

尾根の木(ダケカンバ?)

尾根分岐

ドウダンツツジ

三角点頂上の展望台

途中でジープの二人を追い越し、ハイピッチスタイルでどんどん登る。林の中で視界なし。比較的新しいルートのようだが、刈払いなど整備はよい。10時過ぎに着いた林の中の道標「頂上まで100分」地点は標高1,716mのあたりだろうか。やがて視界が開けてきて、行く手には紅葉のピークが見えるが、頂上はまだまだ先だろう。雲に隠れた南アルプスが見え、振り返ると登ってきた尾根が緩くカーブしている。傾斜はきつく、年輩の夫婦連れを何組も追い越していく。

一等三角点

次の道標「頂上まで25分」(標高2,071mの尾根分岐のあたり?)からは傾斜は緩く、楽になる。狭いピークからいったん下り、登り返したところが恵那山・三角点頂上だった。一等三角点に頂上標識。展望台がある(が、登ってみても木が高くてほとんど眺望なし)。先の社の屋根の向こうに最高点の丸いピークが見えている。

恵那山頂上標識(三角点峰)

  恵那山・最高点峰の丸いピーク

  石像(天照大神?*)のある「恵那神社本社」とある社にお参りし、狭い頂上の片隅で食事にしようと座り込んだが、ふと、三角点頂上のほかに最高点が別にあることを思い出す。マップを出してみるとその通り。荷物をザックに詰め直して出発。すぐ先に六乃宮社・葛城社というのがあり、下った先に木道。ここに五乃宮社・富士社あり。

恵那神社本社

天照大神像?

*昔々の神の時代、 伊邪那美命 (いざなみのみこと) は天照大神をお産みになり、その時の 胞衣 (えな) を山に納めた事からこの山を胞衣山 (現在の恵那山) と呼ぶようになった。(agimura.net)


六乃宮社葛城社

木道

五乃宮社富士社

トイレ

その先を少し下ったところに浄化槽のようなところがあり、そのすぐ先に立派なトイレがあった。最初は山小屋かと思ったが、トイレ。黒井沢登山道の分岐あり。トイレの先が気持ちの良い草原広場になっていて、大勢の人たちがいて、避難小屋もあった。

避難小屋と広場

避難小屋の脇に道が続いており、そちらのほうが高いので行ってみる。ピークの端に四乃宮社・熊野社というのがあり、その先から紅葉に彩られた恵那山・三角点峰の丸いピークと北側の神坂峠が見渡せた。くねくねした道の先に建物があるようだ。そちらから歩いてくる人もいるので、北西側からなら神坂峠に行けるのだろう。南アルプスらしき山並は同定できず。広場に戻って昼食にする。結局、恵那山・三角点峰に着いてから、避難小屋広場から恵那山・最高地点、道沿いに祀られている神社を巡り、1時間半も恵那山頂上で過ごしていた。


恵那山・三角点峰

恵那山・三角点峰

ドウダンツツジ

四乃宮社熊野社

紅葉と恵那山・三角点峰

紅葉と恵那山・三角点峰

 雲の南アルプスと恵那山・三角点峰

神坂峠

昼食の後、まだ12時過ぎなので、もう一度最高点方面に行ってみる。四乃宮の先を進むと登山道の脇に「中部森林管理署」の標識のみの小さな空地があり、その付近が恵那山・最高地点のようだ。少し先に三乃宮社・神明社があり、北方が広く見渡せた。中津川市街、木曽川のあたりだろうか。

恵那山・最高地点付近の紅葉

恵那山・最高地点付近の三乃宮社神明社

最高点ピークから三角点ピークにかけて五つある社を巡りながら帰路につく。一等三角点を再度写し、紅葉の進む秋の登山道を駆け下りる。一度休憩したが、その後は他の人を追い越していったこともあって自然と足が速まる。下りでは正面の稜線にある神坂峠の建物がよく見えた。いつか、神坂峠からもう一度登ってみたい。

木曽川と恵那山(手前は前山?)

恵那峡

帰りは高速の恵那峡インターでいったん下り、温泉に寄っていく。木曽川の向こうに恵那山。恵那峡には川下りの遊覧船乗場があった。そんなに天気はよくないのにあんなに人が登っている。たくさんある社もきれい。里山というには高くて大きいが、愛されている山、恵那山という感じがした。