野伏ヶ岳 北陸の雪の稜線
岐阜県 1,674m 2007年3月23日
日本三百名山
173
途中で通過した白川郷は朝のガスで、猿ヶ馬場山は見えず。しかし、ウインドパークまで来ると野伏ヶ岳が見えてくる。青空に真っ白な山!
まだ凍っている道を走る。雲ひとつ無い快晴になってきた。中居神社の前を通り、橋を渡ると、もう工事は終わっていて、立派な手すりがついている。先客らしき車が一台。その脇に止めて出発。
最初は長い林道歩き。川を渡るとき、右岸にも踏跡があったが、一応林道を進む。途中で雪が切れているところがあったが、シールのまま進む。ずっと林の中で視界なし。牧場に出るといきなり視界が広がるが、その前に見つけた石碑を見に行く。「拓牧」と読める。
牧場の真ん中に進むと四周は山また山。野伏ヶ岳、薙刀山、願教寺山、別山、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ヶ峰、丸山、初河山、芦倉山、天狗山、大日ヶ岳など(山名を同定したのは後から)。
小ピークに登って正面の野伏ヶ岳を写し、いったん下ってトレースや踏み跡のある林道を辿る。
林道から南東尾根の北側の谷に入るが、谷を詰めるのは難しく、途中で南東尾根(ダイレクト尾根)に乗る。
南東尾根には先行者の足跡と古いトレース。再び四周の山々が見渡せるようになり、立ち止まる度に四周を写しながら登る。ふと見上げると、すぐ先に先行者が登っていた。
小さな雪庇を越えて最後の稜線に乗り、別山の背後に見えてきた白山を写していると先行者が降りてきた。
野伏の頂上は南北に長く、南端が一番高い。木も標識も無し。南へは雪庇の稜線が小白山に続いている。小白山の向こうに荒島岳、経ヶ岳、赤兎山が見えた。のどかな春の日。のんびり周囲の景色を見ながら食事。
シールを外して滑降開始。登ってきたダイレクト尾根の滑走がハイライト。シールで牧場まで登り返し、林道をショートカットしながら戻る。
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途中で通過した白川郷は朝のガスで、猿ヶ馬場山は見えず。しかし、ウインドパークまで来ると野伏ヶ岳が見えてくる。青空に真っ白な山!まだ凍っている道を走る。雲ひとつ無い快晴になってきた。中居神社の前を通り、橋を渡ると、もう工事は終わっていて、立派な手すりがついている。先客らしき車が一台。その脇に止めて出発。
最初は長い林道歩き。川を渡るとき、右岸にも踏跡があったが、一応林道を進む。途中で雪が切れているところがあったが、シールのまま進む。ジェネシスの初期のアルバムを聞きながら歩いていたので、牧場着1時間くらいと思っていたが、実際は2時間だった。ずっと林の中で視界なし。牧場に出るといきなり視界が広がるが、その前に見つけた石碑を見に行く。「拓牧」と読める。さて、牧場の真ん中に進むと四周が山また山。野伏の左にある山は分からないが、その間にあるのは橋立峠。野伏の右のやや平なのは薙刀山。その右によも太郎山、願教寺山1691をはさんで別山2399、白山、三ノ峰2128、二ノ峰1962、一ノ峰、銚子ヶ峰1810と並ぶ。その右手にぐっと近いのが丸山1786、初河山1588、芦倉山1717で、その右手には天狗山1658、大日が続く。ウイングヒルズから大日への稜線にあるのは水後山というようだ。
さて、牧場の平原を野伏に向かって歩むと、なんと下りになっていく。間にずいぶんギャップがありそうだ。高度を下げたくないので左の丘に登る。結構な急坂だが、この週にいろいろ試した直登技でぐいぐいまっすぐに登る。以外に重心を前にしなくても大丈夫である。小ピークに達して正面の野伏を写す。北東と南東に尾根が延びているが、南東尾根を目指して進む。ここまではよかったが、丘の中をいくら進んでも下らざるを得ないようだ。仕方なく鞍部に滑り降りると立派な林道がある。古いトレースに先行者の真新しい足跡。ここまでくると野伏の頂上はもう見えない。
林道を辿って南東尾根に近づく。ルートは池のようなところを更に廻ってから尾根に取り付くようだが、その前に谷から斜めに登ることにする(結果的には失敗)。すぐに尾根に出られるだろうと思っていたが、なかなか尾根に近いところままで出られない。だんだん傾斜がきつくなり、雪原をトラバースしていて弱層らしき雪が崩れるようになり、谷を詰めるのは無理と考え、途中で南東尾根(ダイレクト尾根)に乗る。
尾根には先行者の足跡と古いトレース。再び四周の山々が見渡せるようになり、立ち止まる度に四周を写しながら登る。ふと見上げるとすぐ先の尾根のピークに先行者が登っている。だいぶ疲れているようだ。登るにつれて南側の風景も見えてくる。野伏の南のピークは小白山というらしい。小白、野伏、薙刀、日岸山、よも太郎、願教寺、銚子ヶ峰というのがこのあたりの山スキーエリアのようだ。
小さな雪庇を乗り越えて最後の稜線に出る。先行者はちょうど頂上に達するところ。東の大日の向こうには微かに北アルプスらしき山陰が見えている。白山に連なる薙刀の稜線はひどく低く見えており、ここから滑り込んでいってツアーしたいルートかもしれない。さんざん白山を写して頂上に向かうと、先行者が降りてきた。「スキーは下りるのが早いから」などと言っていたが、こんな天気にあわてておりても仕方ない。
野伏の頂上は南北に長く、南端が一番高いようだ。木も標識も無し。南へは雪庇の稜線が小白山に続いている。小白山の向こうにやや霞んでいる丸い山が荒島岳で、真西から北西に並んでいるのが経ヶ岳と赤兎山1629のようだ。野伏の頂上と思われるところにストックを立て、四周を写す。それから湯を沸かして食事。のどかな春の日。のんびり見回していると大日の向こうの鷲とその手前のスキー場もうっすら見える。
さて、シールを外して滑降開始。北東面を滑るという考えは無かったので登ってきたダイレクト尾根を下る。だいぶべとついているが快適なターンで滑降。しかし、下の方は相当ベトついていて滑りにくい。林道まで下り、トレースが池の方にも続いているのに気付く。登り返さず、谷沿いに下れないかなあと思っていたので、思い切ってこちらに降りてみる。池はところどころ解けて水面が見えている。トレースはしかし、途中でまた林道に上がっていた。仕方ない。ザックを下ろしてシールを貼り、林道に登る。林道を廻っていくと左手に広い雪原があり、スノーモービルの跡がたくさんついている。牧場の入口まで戻り、シールを外して滑走。とはいえ、林道の上部は傾斜が緩く、ほとんど歩き。
何箇所がショートカットするが、下の道がよく見えないので慎重にいく。ラストが近くなると雪が切れており、手前でストップしてスキーのまま歩く。雪の上は滑るが土の上は滑らない。駐車場に滑り込むと(カメラを両手で撮りながらの滑走)、なにやらまた工事をやっている。この後、鷲ヶ岳の下見のため、ホワイトピア高鷲まで行ってみる。カーナビには新しいルートが入っておらず、正しいポイントを登録しておく。下見をしておくのは有効だ。白川郷で猿ヶ馬場を飽きるほど写す。この日は富山アパホテルの温泉に入る。無料。
御母衣ダム(みぼろ)・・・・・白川郷まで雲の中だったが、このあたりから晴れてくる
大日ヶ岳
野伏ヶ岳
途中で通過した白川郷は朝のガスで、猿ヶ馬場山は見えず。しかし、ウインドパークまで来ると野伏ヶ岳が見えてくる。青空に真っ白な山!
中居神社(ちゅうきょ)
まだ凍っている道を走る。雲ひとつ無い快晴になってきた。中居神社の前を通り、橋を渡ると、もう工事は終わっていて、立派な手すりがついている。先客らしき車が一台。その脇に止めて出発。
林道
最初は長い林道歩き。川を渡るとき、右岸にも踏跡があったが、一応林道を進む。途中で雪が切れているところがあったが、シールのまま進む。ずっと林の中で視界なし。
「拓牧」の石碑
牧場に出るといきなり視界が広がるが、その前に見つけた石碑を見に行く。「拓牧」と読める。
初河山と戸倉山
牧場の真ん中に進むと四周は山また山。野伏ヶ岳、薙刀山、願教寺山、別山、三ノ峰、二ノ峰、一ノ峰、銚子ヶ峰、丸山、初河山、芦倉山、天狗山、大日ヶ岳など(山名を同定したのは後から)。
芦倉山
初河山(はっこ)1,613m
白山・南尾根・・・・・三ノ峰(中央左)、別山(中央)
三ノ峰(左)、別山(中央)、銚子ヶ峰・・・・・上の拡大
別山・・・・・上の拡大
薙刀山
野伏ヶ岳
小ピークに登って正面の野伏ヶ岳を写し、いったん下ってトレースや踏み跡のある林道を辿る。
牧場
林道から南東尾根の北側の谷に入るが、谷を詰めるのは難しく、途中で南東尾根(ダイレクト尾根)に乗る。
稜線
南東尾根には先行者の足跡と古いトレース。再び四周の山々が見渡せるようになり、立ち止まる度に四周を写しながら登る。ふと見上げると、すぐ先に先行者が登っていた。
小さな雪庇を越えて最後の稜線に乗り、白山を写していると先行者が降りてきた。
天狗山(左)と大日ヶ岳(中央右奥)
頂上直前
北の情景・・・・・薙刀山、白山、別山、銚子ヶ峰、丸山
薙刀山
白山(中央左:大汝峰と御前峰)と別山
野伏ヶ岳頂上
野伏の頂上は南北に長く、南端が一番高い。木も標識も無し。南へは雪庇の稜線が小白山に続いている。小白山の向こうに荒島岳、経ヶ岳、赤兎山が見えた。のどかな春の日。のんびり周囲の景色を見ながら食事。
小白山・北峰・・・・・野伏ヶ岳の南(尾根続き)
荒島岳
経ヶ岳
赤兎山(中央)と大長山(右)
滑走・・・・・ダイレクト尾根。滑ってきた斜面
シールを外して滑降開始。登ってきたダイレクト尾根の滑走がハイライト。シールで牧場まで登り返し、林道をショートカットしながら戻る。
滑走・・・・・ダイレクト尾根。これから滑る斜面
問合せ・コメント等、メール宛先: kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com