櫛石山 ブナ林道の奥の奥
青森県 764m 2014年9月7日
青森110山
251
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通算1,000座目の山。記念すべき1,000座にはどこに登るか悩んだ。候補としてはチロロ、蝙蝠岳、滝子山など。だが、青森の山、白神の青鹿か櫛石がいいと気付いた。
前日の土曜日、ヤブをこぎ、コンパスで方角を定め、矢捨山、阿蘇ヶ岳、炭塚森に登って三角点を確認し、999座。
日曜に白神ラインから車両進入禁止の林道を十数km歩き、林道終点まで行ったが櫛石の登山口はない。コンパスとマップで方角を定め、ヤブの斜面を登るが、ツタのヤブに悩まされ、ザックを下ろしてツタの下をくぐり、なんとか稜線に達する。しかし、三角点はない。
当時の古いGPSでは細かいところが分からないので、コンパスとマップで稜線の方角を確かめ、最初は西と思っていた南に向かう。そして二つ目のピークで遂に三等三角点を発見する。
長い林道を歩き、ヤブ斜面を登り、コンパスで三角点を発見。夏山登山の真髄を極めたツアーとなった。
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各地の名山に里山をちりばめて到達した1,000座。奇抜な山も多い「日本の山1,000」はまだ600。日本には、なんとたくさんの山があるのだろう。まだまだ遠い。
KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK
まだ暗いうちに道の駅を出発。今日は長い林道歩きがあり、12時間ツアーの覚悟(林道11㎞、林道終点から頂上までの1㎞に登山道はない)。明るくなってきて、岩木山を見ながら西目屋の道をスーパー林道に向かう。巨大なダム(建設中の津軽ダム)、高架橋の下を通り、アクアグリーンビレッジを過ぎると砂利道に突入。砂利道をスピードを落として走り、高倉森の登山口のある津軽峠を通過。白神ラインは途中のゲートから先が通行止めになっており、ゲート付近に駐車して出発。靴はキャラバンだが、ヘルメットにハーネスの完全武装。ゲート前には先客の車が2台。一つはパトロールのようで、もう一つは学生らしきパーティ。二つ目のゲートから奥赤石林道に入る。ここから11㎞。
橋を渡り、登りとなり、いったん下る。P1・522mの西側をトラバース。道端に人数カウンターのアンテナ。二つ目の橋を渡り、登ったところでP2・560mの西側トラバース。そこからは下り。「自然再生活動モデル林」の案内。三つ目の橋の前に林道分岐。三つ目の橋はなく、地中の配管になっていたようだ。標高の高いP3・751mの西側をトラバースしていく。西と南の視界が開け、稜線が見えるが、西は天狗岳のはず。林道の正面に見えているのは櫛石でなく、P4・751mだろう。その右、正面右手に見えてきたのが櫛石山と思われる。橋4も地中配管。
ガイドの登山口、プログにある峠と思われる広場1に着く。案内が多数。しかし、櫛石の登山口表示はなし。左(南東)に分岐があるが、右(南西)の林道を進む。そのすぐ先に登山口の赤リボンがあったのだが、気付かず。西に向かうと広場2があり、そこから先はヤブ道となる。水場があり、パイプが設置してある。通行人数カウンターと思われる機器がある空地から先、完全なヤブになっている。スティックを収納して進もうと思ったが、櫛石に登る道はなさそうなので、休憩してから引き返してルートを探す。
広場2の南西側から斜面に取付き、西に登る。最初は良かったが、ツタヤブが出てきて苦戦。ザックのスティックがツタにひっかかるので、ザックを下ろして引きずり、ツタヤブの下をくぐって登る。これはしんどい。斜面がやや緩くなったところで休憩。レインウェアを着こんでいるうえに日が射してきて汗だく。ようやく稜線に達し、GPSで位置確認。このあたりのはずだ。稜線到達点の西(その時は北と思っていた)に向かい、K1・740mで三角点を探すが、ない。樹木で稜線が見えないが、コンパスで方角を確認し、K1の北に向かうと下りになっている。K1の南に向かうと登り返しとなり、K2・740mに到達。しかし三角点はなし。諦めかけたが、もう一つだけ南のピークに歩いてみる。
K2よりも高く登り返し、最高点と思われる南端まで歩くと。古いテープがあるが、三角点はない。その先はもう下りになっている。やっぱりないのかと諦めかけたが、青テープの下に石があり、そのすぐ近くに草の陰に隠れていた三角点を発見して歓声(大声)を上げる。雑草に埋もれた三角点の周囲をきれいにし、三等三角点を撮影し、その横に寝転がって休憩。長い林道を歩き、ヤブを登り、こんなに苦労して三角点が見つからなかったら悲惨だったが、見つかって本当に良かった。そして、散々に名残を惜しみ、三角点と櫛石頂上を出発。苦労した頂上には憩があり、強い名残を感じ、去り難い。往路には戻らず、東斜面を下る。コンパスによれば、やや北東方面。沢筋が現われ、その中を下る。沢筋が平坦なところに出て、そこからひょっこり林道に出る。それは広場1と広場2の間で、林道出合に赤テープがあった。ここが登山口だったようだ。
広場1に戻り、寝転がって休憩。いやあ、疲れた。ここまでくればもう林道を歩けばよい。レインウェアを脱ぎ、身軽になる。林道を戻り、P3が見える付近で休憩。背後にシルエットの櫛石山。P1とカウンター・アンテナを過ぎたあたりで最後の休憩。暗くなってきたのでヘッドランプを出したと思う。奥赤石林道のゲート2に達し、白神ラインを歩いている間に日が落ちる。駐車地点に着き、ヘッドランプで片付け。温泉にはなんとか間に合う。
岩木山
まだ暗いうちに道の駅を出発。今日は長い林道歩きがあり、12時間ツアーの覚悟(林道11㎞、林道終点から頂上までの1㎞に登山道はない)。明るくなってきて、岩木山を見ながら西目屋の道をスーパー林道に向かう。巨大なダム(建設中の津軽ダム)、高架橋の下を通り、アクアグリーンビレッジを過ぎると砂利道に突入。砂利道をスピードを落として走り、高倉森の登山口のある津軽峠を通過。白神ラインは途中のゲートから先が通行止めになっており、ゲート付近に駐車して出発。靴はキャラバンだが、ヘルメットにハーネスの完全武装。ゲート前には先客の車が2台。一つはパトロールのようで、もう一つは学生らしきパーティ。二つ目のゲートから奥赤石林道に入る。ここから11㎞。
岩木山
津軽ダム
白神ライン標識
ゲート1
ゲート2の案内地図
橋を渡り、登りとなり、いったん下る。P1・522mの西側をトラバース。道端に人数カウンターのアンテナ。二つ目の橋を渡り、登ったところでP2・560mの西側トラバース。そこからは下り。「自然再生活動モデル林」の案内。三つ目の橋の前に林道分岐。三つ目の橋はなく、地中の配管になっていたようだ。標高の高いP3・751mの西側をトラバースしていく。西と南の視界が開け、稜線が見えるが、西は天狗岳のはず。林道の正面に見えているのは櫛石でなく、P4・751mだろう。その右、正面右手に見えてきたのが櫛石山と思われる。橋4も地中配管。
ゲート2
林道分岐
天狗岳の尾根
天狗岳??
櫛石山
櫛石山
広場1
ガイドの登山口、プログにある峠と思われる広場1に着く。案内が多数。しかし、櫛石の登山口表示はなし。左(南東)に分岐があるが、右(南西)の林道を進む。そのすぐ先に登山口の赤リボンがあったのだが、気付かず。西に向かうと広場2があり、そこから先はヤブ道となる。水場があり、パイプが設置してある。通行人数カウンターと思われる機器がある空地から先、完全なヤブになっている。スティックを収納して進もうと思ったが、櫛石に登る道はなさそうなので、休憩してから引き返してルートを探す。
広場1の案内地図
広場2
水飲み場
カウンター
ブナ斜面を登る
広場2の南西側から斜面に取付き、西に登る。最初は良かったが、ツタヤブが出てきて苦戦。ザックのスティックがツタにひっかかるので、ザックを下ろして引きずり、ツタヤブの下をくぐって登る。これはしんどい。斜面がやや緩くなったところで休憩。レインウェアを着こんでいるうえに日が射してきて汗だく。ようやく稜線に達し、GPSで位置確認。このあたりのはずだ。稜線到達点の西(その時は北と思っていた)に向かい、K1・740mで三角点を探すが、ない。樹木で稜線が見えないが、コンパスで方角を確認し、K1の北に向かうと下りになっている。K1の南に向かうと登り返しとなり、K2・740mに到達。しかし三角点はなし。諦めかけたが、もう一つだけ南のピークに歩いてみる。
ブナ斜面の上の空
古いGPSレジェンドの画面
コンパス
櫛石山頂上と三角点
K2よりも高く登り返し、最高点と思われる南端まで歩くと。古いテープがあるが、三角点はない。その先はもう下りになっている。やっぱりないのかと諦めかけたが、青テープの下に石があり、そのすぐ近くに草の陰に隠れていた三角点を発見して歓声(大声)を上げる。雑草に埋もれた三角点の周囲をきれいにし、三等三角点を撮影し、その横に寝転がって休憩。長い林道を歩き、ヤブを登り、こんなに苦労して三角点が見つからなかったら悲惨だったが、見つかって本当に良かった。そして、散々に名残を惜しみ、三角点と櫛石頂上を出発。苦労した頂上には憩があり、強い名残を感じ、去り難い。往路には戻らず、東斜面を下る。コンパスによれば、やや北東方面。沢筋が現われ、その中を下る。沢筋が平坦なところに出て、そこからひょっこり林道に出る。それは広場1と広場2の間で、林道出合に赤テープがあった。ここが登山口だったようだ。
踏跡の入口(わかりにくい。よく見るとリボン)
広場1に戻り、寝転がって休憩。いやあ、疲れた。ここまでくればもう林道を歩けばよい。レインウェアを脱ぎ、身軽になる。林道を戻り、P3が見える付近で休憩。背後にシルエットの櫛石山。P1とカウンター・アンテナを過ぎたあたりで最後の休憩。暗くなってきたのでヘッドランプを出したと思う。奥赤石林道のゲート2に達し、白神ラインを歩いている間に日が落ちる。駐車地点に着き、ヘッドランプで片付け。温泉にはなんとか間に合う。