女峰山 日光連山の縦走路を歩く
栃木県 女峰山2,483m、大真名子山2,375m、小真名子山2,323m、帝釈山2,455m 2004年10月2日
(女峰山)日本二百名山
(大真名子山)栃木百名山
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日差しはあるが、空気はひんやりしていてまさに快適な状態。風もなし。縦走路のアップダウンを辛抱強く歩く。辛い登りの先で出会う絶景や思いがけない発見を求めて。
大真名子山頂まで登ると、双耳峰となった女峰山が見えてくる。青空に両翼を広げた凛とした姿の女峰山。豪放な奥白根山や端正な男体山とは違う、女性的な美しさをこの山は持っている。しかし、切り立ったピークとヤセ尾根は厳しそうだ。
最後のヤセ尾根を行くとき、女峰山は鋭角三角錐のずいぶん小さい頂上に見えていて、狭い岩尾根を登ってその頂上に到達。
四つの峰の縦走を終え、すっかり満腹、充実した気持ち。見てきた絶景の記憶が頭の中を駆け巡る。
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日光へ。快晴となり、車道の正面に男体山や女峰山が見える。見えるように道路を作ったのだろう。ここから見る女峰はごつごつしていて、右手に赤薙山を従えている。東から見る男体山はややもっこりしていて、斜めのナギが数本。第二いろは坂を過ぎ、南側の中禅寺湖畔から三角形の男体山と赤い大鳥居を見る。更に形を変えていく男体山を見ながら戦場ヶ原を走り、林道に入る。入口は整備不良の水たまり砂利道で、少し行くと舗装路。男体山登山口にはたくさん車が停まっていて、登山者が歩いている。
男体山登山口の反対側の大真名子登山口に入る。最初は笹ヤブが多いが、すぐに山道。視界のない林のなかを淡々と登り、稜線に出る。千鳥返しというところから、背後に大きく男体山。爆裂火口がくっきり見える。その右手に遠く奥白根。そして大真名子山頂。蔵王権現は御嶽信仰にかかわる霊神碑。文久三年1863年というのは本当だろうか?大真名子山頂まで登ると、双耳峰となった女峰山が見えてくる。青空に両翼を広げた凛とした姿の女峰山。豪放な奥白根山や端正な男体山とは違う、女性的な美しさをこの山は持っている。しかし、切り立ったピークとヤセ尾根は厳しそうだ。
日差しはあるが、空気はひんやりしていてまさに快適な状態。風もなし。縦走路のアップダウンを辛抱強く歩く。辛い登りの先で出会う絶景や思いがけない発見を求めて。
小真名子山には林の中に標識があり、社がある。東側の視界が開けていて女峰山が見える。その手前で夫婦連れが休んでいる。先に進むと林が開け、視界が開ける。大きな反射板あり。三角点もあり。2~3人が岩場で休んでいる。北には尾瀬の燧が見えており、その右手に見えるのは会津駒だろう。その間にあるのが帝釈、田代だろうか。燧の左手前に太郎山が見える。男体山を逆にしたような爆裂火口をもった、ひと回り小さい姿。
小真名子の下りはガレ場。かなり下る感じで、正面に帝釈山が大きくそびえる。コルは富士見峠で林道の終点になっていが、一般車はこれないようだ。休んでいる人たち、南から登ってくる人。こちらは休まず前進。林の中の急な登り。淡々とゆっくり登る。山頂近くなってやっと視界が開け、13時に帝釈山頂。頂上まで木が生えているが、標識のあるところのみ岩場になっている。右から太郎、小真名子、大真名子と並んでおり、男体山は大真名子の後ろになっている。少し雲が出てきて日差がかげり、男体山の上にも雲。やはり天気予報は正しい。
最後のヤセ尾根を行くとき、女峰山は鋭角三角錐のずいぶん小さい頂上に見えていて、狭い岩尾根を登ってその頂上に到達。頂上に着いてみると、岩石の重なった上に標識が立っている。三角点があるはずだが、見つからず。反対側を少し降りたところに社があり、分岐点になっている。三角点は分岐の先にある東峰2,464m峰にあることは後で知ったのだが、最高点・西峰2,483mで良しとしよう。頂上に戻り、岩陰で食事。東側に続く尾根を眺めながらビールを飲む。四つの峰の縦走を終え、すっかり満腹、充実した気持ち。見てきた絶景の記憶が頭の中を駆け巡る。
分岐を下るとすぐにガレ場の下りとなり、沢を渡って林に入ると唐沢小屋。2。手前に朽ちかけた古い小屋があり、その向こうに立派な二階建がある。工事現場の軌道と沢の間に続く山道を下り、林道に出てからは単調な旅で、駐車地点に戻る。
車道から見る女峰山
日光へ。快晴となり、車道の正面に男体山や女峰山が見える。見えるように道路を作ったのだろう。ここから見る女峰はごつごつしていて、右手に赤薙山を従えている。
車道から見る男体山
東から見る男体山はややもっこりしていて、斜めのナギが数本。
三角形の男体山と赤鳥居
第二いろは坂を過ぎ、南側の中禅寺湖畔から三角形の男体山と赤い大鳥居を見る。更に形を変えていく男体山を見ながら戦場ヶ原を走り、林道に入る。入口は整備不良の水たまり砂利道で、少し行くと舗装路。男体山登山口にはたくさん車が停まっていて、登山者が歩いている。
端正な男体山と爆裂火口
男体山登山口の反対側の大真名子登山口に入る。最初は笹ヤブが多いが、すぐに山道。視界のない林のなかを淡々と登り、稜線に出る。千鳥返しというところから、背後に大きく男体山。爆裂火口がくっきり見える。その右手に遠く奥白根。そして大真名子山頂。
豪放な奥白根山
大真名子山頂上より: 戦場ヶ原、錫ヶ岳、白根隠山、奥白根山、前白根山、金精山、金精峠、温泉ヶ岳
大真名子山頂上の祠
大真名子山頂上の蔵王権現
御嶽信仰にかかわる霊神碑。文久三年1863年というのは本当だろうか?
女峰山
大真名子山頂まで登ると、双耳峰となった女峰山が見えてくる。青空に両翼を広げた凛とした姿の女峰山。豪放な奥白根山や端正な男体山とは違う、女性的な美しさをこの山は持っている。しかし、切り立ったピークとヤセ尾根は厳しそうだ。
大真名子山
日差しはあるが、空気はひんやりしていてまさに快適な状態。風もなし。縦走路のアップダウンを辛抱強く歩く。辛い登りの先で出会う絶景や思いがけない発見を求めて。
小真名子山の反射板
ここは林の中に標識があり、社がある。東側の視界が開けていて女峰山が見える。その手前で夫婦連れが休んでいる。先に進むと林が開け、視界が開ける。大きな反射板あり。三角点もあり。2~3人が岩場で休んでいる。北には尾瀬の燧が見えており、その右手に見えるのは会津駒だろう。その間にあるのが帝釈、田代だろうか。燧の左手前に太郎山が見える。男体山を逆にしたような爆裂火口をもった、ひと回り小さい姿。
小真名子山頂上より:錫ヶ岳、奥白根山、金精山、温泉ヶ岳、太郎山、鬼怒沼山?燧岳、黒岩山、会津駒ヶ岳
太郎山
帝釈山と女峰山
小真名子の下りはガレ場。かなり下る感じで、正面に帝釈山が大きくそびえる。コルは富士見峠で林道の終点になっていが、一般車はこれないようだ。休んでいる人たち、南から登ってくる人。こちらは休まず前進。林の中の急な登り。
帝釈山頂上
淡々とゆっくり登る。山頂近くなってやっと視界が開け、13時に帝釈山頂。頂上まで木が生えているが、標識のあるところのみ岩場になっている。右から太郎、小真名子、大真名子と並んでおり、男体山は大真名子の後ろになっている。少し雲が出てきて日差がかげり、男体山の上にも雲。やはり天気予報は正しい。
小真名子山(左)と太郎山
女峰山
最後のヤセ尾根を行くとき、女峰山は鋭角三角錐のずいぶん小さい頂上に見えていて、狭い岩尾根を登ってその頂上に到達。
最後のヤセ尾根から見る鋭角三角錐の女峰山・頂上部分
女峰山頂上標識
頂上に着いてみると、岩石の重なった上に標識が立っている。三角点があるはずだが、見つからず。反対側を少し降りたところに社があり、分岐点になっている。三角点は分岐の先にある東峰2,464m峰にあることは後で知ったのだが、最高点・西峰2,483mで良しとしよう。頂上に戻り、岩陰で食事。東側に続く尾根を眺めながらビールを飲む。四つの峰の縦走を終え、すっかり満腹、充実した気持ち。見てきた絶景の記憶が頭の中を駆け巡る。
女峰山頂上の祠
分岐を下るとすぐにガレ場の下りとなり、沢を渡って林に入ると唐沢小屋。2。手前に朽ちかけた古い小屋があり、その向こうに立派な二階建がある。
唐沢小屋
工事現場の軌道と沢の間に続く山道を下り、林道に出てからは単調な旅で、駐車地点に戻る。