霧ノ塔 苗場山の北でスキー・ツアー
新潟県 霧ノ塔(最高点2,000m、三角点1,994m)、2,010m峰(通称「三角」or「大日蔭山」) 2015年1月11日
花の百名山
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苗場スキー場のリフト終点から西に登ると神楽ヶ峰だが、北に向かうと霧ノ塔がある。パウダー滑走やスキー・ツアーで人気の山。
中尾根の新雪の中を登っていくと、北の樹間に真っ白な三角形ピークが見えた。それは霧ノ塔の手前にある2,010m峰(通称「三角」もしくは「大日蔭山」)に違いない。
コル1,880mから主稜線をキックターンで登る。ここからが一番苦しい登りで、青空に少し雲を引く2,010m峰頂上に着く。晴れてきて背後に苗場山が見える。素晴らしい景色。
半分林に囲まれた2,010m峰頂上とは違い、250mほど先にある霧ノ塔頂上は真っ白な雪の丘。雁ヶ峰1,667mは黒岩ノ平1,826mのずっと先に見える尾根にあると思われる。はるかな先。
2,010m峰頂上でシールを外し、いざ滑走開始。主稜線に沿ってのショートターン滑走が本日のハイライト。急斜面のパウダーに後傾でやんわりと着地し、ふわりとターン。実に心地よい。
中尾根の北の谷で、小尾根の雪庇を越え、やや派手だとは思ったが、急斜面に飛び込んでショートターン滑走。胸くらいまで埋まるパウダーにターンを刻み、最後に谷底にバウンドして向こう側の先行トレースに到達。だいぶパウダーを巻き上げたと思うが、我ながら完璧なバランス。拍手はなし。
みつまたの緩いゲレンデを滑り、「上級者」表示のある下山コースを下る。カリカリのアイスバーンの九十九折林道をガリガリいわせてゆらゆらのんびり滑る。
霧ノ塔は山スキー・クラシック・ルートの雁ヶ峰コースからはわずかに外れている。
花の百名山で、「霧の塔は余りに霧が多いせいか・・・日かげを好む花が少し見つかる程度」とある。この日も雲が流れていた。
☃☃☃☃☃
腰まで埋まる深雪だってェ
すっ転ばないように気をつけな-
波乗りの要領なんだよォ
泳いだことはないけどナ
そーら、すっ飛ばすぞォ
(パウダーの煙)
霧ノ塔・三角点付近(1,994m)と1,886m峰・・・・・霧ノ塔(最高点)の北
北の谷の滑走
++ ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
夜じゅう雪が降り、翌朝に車の屋根に積もった湿った雪を落とす。道路では除雪車が早朝から働いている。道の駅”信越さかえ”から雪道の山越えで湯沢に入り、6年ぶりの苗場へ。すると。三俣駐車場の目の前に道の駅”みつまた”があった。なんてことだ、ここで車中泊すればよかった。8時前に着いたので、駐車場のだいぶ前に駐車。どんどん混んでいく。ここのシニア券はそれほど安くない(4,200円・・・500円引き?)。巨大なロープウェイに乗ってから、ゴーグルを忘れているのに気付き、引き返す。ため息・・・
苗場は私にとって学生時代にスキーを覚えた場所で、当時はゲレンデを滑るのに必死だったが、その後、そのゲレンデの上にある神楽ヶ峰に登り、更にコルから急な細尾根を登って広大な苗場山に登った。久しぶりの苗場のゲレンデ。前回は苗場山に登った2009年だから6年前。ラーメンショップ二つも昔のまま、ヤドリギのある木。最初のリフトから急坂を滑ってゴンドラに乗る(学生の頃、この坂を下るのにひどく苦労した記憶)。ゴンドラに乗っていた人がビーコンをセットしているのを見る。かぐらゲレンデに着き、和田小屋のトイレに寄っていく。中に入るのは学生のとき以来だが、見覚えがあった。なつかしい感覚。高速リフトに乗り、「上級者」の表示の方角に滑り、第5ロマンス・リフトに乗る。えらく混んでいて、長い列に並ぶ。
苗場スキー場のリフト終点から西に登ると神楽ヶ峰だが、北に向かうと霧ノ塔がある。パウダー滑走やスキー・ツアーで人気の山。だが、リフトトップには係員がいて、そこからの入山にはビーコンが要るという。正月にボーダー3人の遭難さわぎがあり、厳しくなっているようだ。このとき私はビーコンを持っていなかったので神楽ヶ峰は諦める。リフト・トップから北に向かって斜面をトラバースするトレースを滑っていくと、途中に中尾根(1,984m峰の北東尾根)への登りトレースの分岐があり、そこでシールを貼って登り始める。中尾根まで上がったところで先行トレースは東や北への滑走に移っていたが、更に中尾根の新雪の中を登っていくと、北の樹間に真っ白な三角形ピークが見えた。それは霧ノ塔の手前にある2,010m峰(通称「三角」もしくは「大日蔭山」)に違いない。
先に進む気になったのは、空が晴れてきて行く手が見えていたからだが、思ったよりもかなりの下りで、やがて神楽ヶ岳から霧ノ塔への稜線ルートを示す旗がある。コル1,880mから主稜線をキックターンで登る。ビンディングの後を上げようとして、ディアミール・ビンディング(360度回転)の位置がまちがっているのに気付き、回して修正する。ここからが一番苦しい登りで、標高が上がると背後に神楽ヶ峰と苗場山が見えてくる。大きな段差を左の樹間に入って迂回し、やっと登ったと思ったところは手前のテラス部分(1,921m)。平坦な部分を少し下り、そこからまた登り。動物の足跡がついている。ウサギだ。西に秋山郷のあたりも見え、東に雁ヶ峰への尾根も見え始め、青空に少し雲を引く2,010m峰頂上に着く。晴れてきて背後に苗場山が見える。素晴らしい景色。1月にこんなに晴れるのは珍しいだろう。
マップとコンパスで照合し、ここは2,010m峰と判断し、もう一つ先に見える霧ノ塔に向かう。半分林に囲まれた2,010m峰頂上とは違い、250mほど先にある霧ノ塔頂上は真っ白な雪の丘。しかもコル1,980mは緩やかだったので楽だった(たどり着いた霧ノ塔・最高点は標高2,000m。霧ノ塔・三角点1,994mは100mほど北だったが、雪原になっていた)。ともかく、これで今回ツアーの目的は達成できた。北西方向にはやや低く日蔭山(三ノ山)のピークが並び、南の苗場山の手前には猿面峰の鋭鋒が低く見えている。2,010m峰の北東尾根の下に黒岩ノ平と思われる広い雪原が見える。雁ヶ峰へのルートがあるはずだが、先行トレースなしであそこを通るのはやめておこう。雁ヶ峰1,667mは黒岩ノ平1,826mのずっと先に見える尾根にあると思われる。はるかな先。
2,010m峰に戻ると、眼下に斜面を登っているスキーヤーが小さく見える。私のトレースを辿ってきたのだろう。2,010m峰頂上でシールを外し、いざ滑走開始。最初に東斜面に少しをショートターン滑走。そこも十分パウダーだったが、右に折り返して頂上直下をトラバースし、主稜線に沿ってのショートターン滑走が本日のハイライト。急斜面のパウダーに後傾でやんわりと着地し、ふわりとターン。実に心地よい。ちょうど登ってきた男性の脇を通過するとき、手を振って挨拶する。だいぶ苦戦しているようだ。
最低コル1,880mからシールを貼って中尾根に登り返そうと思っていたが、テラスで休んでいたもう一人のスキーヤーが東に滑り降りていったので、その男性のトレースを確認することにする。一人目の男性は2,010m峰の南東斜面を東にトラバースしているのが見えた。二人目の男性の滑走トレースは谷底に向かっており、そこまで降りたくなかったが、中尾根の北の谷を滑っているスキーヤーが何人か見え、彼らも結局同じ谷に向かって下っている。そこで、二人目の男性のトレースを辿って三度目の滑走。ショートターンは途中で切り上げ、谷の右岸をトラバースしていく。谷底近くをスキーヤーが見えるが、そこまで高度を落とさぬように滑る。
中尾根の北の谷で、右岸にある小尾根の上に至ると、中尾根の北斜面を滑るボーダーと先行トレースが見える。後からスキーヤーが何人か滑ってきた。私は小尾根の雪庇を越え、やや派手だとは思ったが、急斜面に飛び込んでショートターン滑走。胸くらいまで埋まるパウダーにターンを刻み、最後に谷底にバウンドして向こう側の先行トレースに到達。だいぶパウダーを巻き上げたと思うが、我ながら完璧なバランス。拍手はなし。
先行トレースに乗ってスピードを上げ、時々トレースを外れて高度を保つ。すると、別の先行トレースが現われる。さっきのボーダーははるか下を進んでいる。終点近くで、谷の左岸を登っているボーダー・パーティを見る。どこまで登るのだろう。やがて中尾根を乗り越すと、スキー場ゲレンデと和田小屋が見える。間の谷は浅く、滑走トレースが無数についており、ボーダーが二人滑っている。大勢でにぎわうゲレンデに戻り、高速リフトに乗る。足はだいぶ疲れている。
リフトから2,010m峰を見る。もう霞んでいて、滑走トレースは見えない。もう12時を回っていて、第5リフトは終了していたので田代連絡コース方面へ滑り、途中で林間に入る。そこも滑走トレースが無数にあり、滑っていたボーダー二人を追い越す。第4リフトに乗って高速リフト頂上に戻り、和田小屋まで滑走。足が疲れており、もうこれで引き上げることにする。ゴンドラ頂上駅の周囲にはスキーがたくさん立ててあり、そこの地下のトイレによる。そして、みつまたへのロングコースを滑る。まだ空いているみつまた第2リフトに乗ってみつまたゲレンデに戻る。下で初心者グループがスラロームの練習。みつまたの緩いゲレンデを滑り、「上級者」表示のある下山コースを下る。カリカリのアイスバーンの九十九折林道をガリガリいわせてゆらゆらのんびり滑る。足が疲れるので何回か休憩停止。
駐車場のすぐ近くの、道の駅みつまたにある温泉に入る。ここは6年前にも寄った記憶。霧ノ塔は山スキー・クラシック・ルートの雁ヶ峰コースからはわずかに外れている。”塔”という名前から細尾根の岩峰かなと思っていたが割と簡単に到達できた。
霧ノ塔は花の百名山で紹介されている山だが、そこで紹介されているトキソウというのは霧ノ塔から北西に下った小松原湿原にあり、霧ノ塔では見つからないようだ。「霧の塔は余りに霧が多いせいかギンリョウソウの外には・・・日かげを好む花が少し見つかる程度」とある。この日も雲が流れていた。
みつまたスキー場標識
夜じゅう雪が降り、翌朝に車の屋根に積もった湿った雪を落とす。道路では除雪車が早朝から働いている。道の駅”信越さかえ”から雪道の山越えで湯沢に入り、7年ぶりの苗場へ。すると。三俣駐車場の目の前に道の駅”みつまた”があった。なんてことだ、ここで車中泊すればよかった。8時前に着いたので、駐車場のだいぶ前に駐車。どんどん混んでいく。ここのシニア券はそれほど安くない(4,200円・・・500円引き?)。巨大なロープウェイに乗ってから、ゴーグルを忘れているのに気付き、引き返す。ため息・・・
みつまたスキー場
ヤドリギ
和田小屋
苗場は私にとって学生時代にスキーを覚えた場所で、当時はゲレンデを滑るのに必死だったが、その後、そのゲレンデの上にある神楽ヶ峰に登り、更にコルから急な細尾根を登って広大な苗場山に登った。久しぶりの苗場のゲレンデ。前回は苗場山に登った2009年だから6年前。ラーメンショップ二つも昔のまま、ヤドリギのある木。最初のリフトから急坂を滑ってゴンドラに乗る(学生の頃、この坂を下るのにひどく苦労した記憶)。ゴンドラに乗っていた人がビーコンをセットしているのを見る。かぐらゲレンデに着き、和田小屋のトイレに寄っていく。中に入るのは学生のとき以来だが、見覚えがあった。なつかしい感覚。高速リフトに乗り、「上級者」の表示の方角に滑り、第5ロマンス・リフトに乗る。えらく混んでいて、長い列に並ぶ。
第5ロマンス・リフト
中尾根への登りトレース
苗場スキー場のリフト終点から西に登ると神楽ヶ峰だが、北に向かうと霧ノ塔がある。パウダー滑走やスキー・ツアーで人気の山。だが、リフトトップには係員がいて、そこからの入山にはビーコンが要るという。正月にボーダー3人の遭難さわぎがあり、厳しくなっているようだ。このとき私はビーコンを持っていなかったので神楽ヶ峰は諦める。リフト・トップから北に向かって斜面をトラバースするトレースを滑っていくと、途中に中尾根(1,984m峰の北東尾根)への登りトレースの分岐があり、そこでシールを貼って登り始める。中尾根まで上がったところで先行トレースは東や北への滑走に移っていたが、更に中尾根の新雪の中を登っていくと、北の樹間に真っ白な三角形ピークが見えた。それは霧ノ塔の手前にある2,010m峰(通称「三角」もしくは「大日蔭山」)に違いない。
中尾根を乗越
旗
先に進む気になったのは、空が晴れてきて行く手が見えていたからだが、思ったよりもかなりの下りで、やがて神楽ヶ岳から霧ノ塔への稜線ルートを示す旗がある。コル1,880mから主稜線をキックターンで登る。ビンディングの後を上げようとして、ディアミール・ビンディング(360度回転)の位置がまちがっているのに気付き、回して修正する。ここからが一番苦しい登りで、標高が上がると背後に神楽ヶ峰と苗場山が見えてくる。大きな段差を左の樹間に入って迂回し、やっと登ったと思ったところは手前のテラス部分(1,921m)。平坦な部分を少し下り、そこからまた登り。動物の足跡がついている。ウサギだ。西に秋山郷のあたりも見え、東に雁ヶ峰への尾根も見え始め、青空に少し雲を引く2,010m峰頂上に着く。晴れてきて背後に苗場山が見える。素晴らしい景色。1月にこんなに晴れるのは珍しいだろう。
2,010m峰への登り・・・・テラス1,921m
2,010m峰への登り
テラス1,921mから南の情景(中尾根の頭1,984mと神楽ヶ峰)
テラス1,921mから北の情景(2,010m峰)
2,010m峰(通称「三角」or「大日蔭山」)
キックターン
2,010m峰頂上
マップとコンパスで照合し、ここは2,010m峰と判断し、もう一つ先に見える霧ノ塔に向かう。半分林に囲まれた2,010m峰頂上とは違い、250mほど先にある霧ノ塔頂上は真っ白な雪の丘。しかもコル1,980mは緩やかだったので楽だった(たどり着いた霧ノ塔・最高点は標高2,000m。霧ノ塔・三角点1,994mは100mほど北だったが、雪原になっていた)。ともかく、これで今回ツアーの目的は達成できた。北西方向にはやや低く日蔭山(三ノ山)のピークが並び、南の苗場山の手前には猿面峰の鋭鋒が低く見えている。2,010m峰の北東尾根の下に黒岩ノ平と思われる広い雪原が見える。雁ヶ峰へのルートがあるはずだが、先行トレースなしであそこを通るのはやめておこう。雁ヶ峰1,667mは黒岩ノ平1,826mのずっと先に見える尾根にあると思われる。はるかな先。
北側から見る2,010m峰
霧ノ塔・最高点2,000m
霧ノ塔頂上(最高点2,000m)から苗場山
日蔭山(三ノ山)・・・・・霧ノ塔の北西
霧ノ塔・三角点付近(1,994m)と1,886m峰・・・・・霧ノ塔(最高点)の北
猿面峰・・・・・霧ノ塔の南西
黒岩ノ平と巻機山
巻機山
雁ヶ峰
2,010m峰からの滑走
2,010m峰に戻ると、眼下に斜面を登っているスキーヤーが小さく見える。私のトレースを辿ってきたのだろう。2,010m峰頂上でシールを外し、いざ滑走開始。最初に東斜面に少しをショートターン滑走。そこも十分パウダーだったが、右に折り返して頂上直下をトラバースし、主稜線に沿ってのショートターン滑走が本日のハイライト。急斜面のパウダーに後傾でやんわりと着地し、ふわりとターン。実に心地よい。ちょうど登ってきた男性の脇を通過するとき、手を振って挨拶する。だいぶ苦戦しているようだ。
2,010m峰からの滑走、登っているスキーヤーの小さな姿
北の谷の滑走
最低コル1,880mからシールを貼って中尾根に登り返そうと思っていたが、テラスで休んでいたもう一人のスキーヤーが東に滑り降りていったので、その男性のトレースを確認することにする。一人目の男性は2,010m峰の南東斜面を東にトラバースしているのが見えた。二人目の男性の滑走トレースは谷底に向かっており、そこまで降りたくなかったが、中尾根の北の谷を滑っているスキーヤーが何人か見え、彼らも結局同じ谷に向かって下っている。そこで、二人目の男性のトレースを辿って三度目の滑走。ショートターンは途中で切り上げ、谷の右岸をトラバースしていく。谷底近くをスキーヤーが見えるが、そこまで高度を落とさぬように滑る。
北の谷を行くボーダー
小尾根からのパウダー滑走
中尾根の北の谷で、右岸にある小尾根の上に至ると、中尾根の北斜面を滑るボーダーと先行トレースが見える。後からスキーヤーが何人か滑ってきた。私は小尾根の雪庇を越え、やや派手だとは思ったが、急斜面に飛び込んでショートターン滑走。胸くらいまで埋まるパウダーにターンを刻み、最後に谷底にバウンドして向こう側の先行トレースに到達。だいぶパウダーを巻き上げたと思うが、我ながら完璧なバランス。拍手はなし。
和田小屋
先行トレースに乗ってスピードを上げ、時々トレースを外れて高度を保つ。すると、別の先行トレースが現われる。さっきのボーダーははるか下を進んでいる。終点近くで、谷の左岸を登っているボーダー・パーティを見る。どこまで登るのだろう。やがて中尾根を乗り越すと、スキー場ゲレンデと和田小屋が見える。間の谷は浅く、滑走トレースが無数についており、ボーダーが二人滑っている。大勢でにぎわうゲレンデに戻り、高速リフトに乗る。足はだいぶ疲れている。
ゲレンデ
リフトから2,010m峰を見る。もう霞んでいて、滑走トレースは見えない。もう12時を回っていて、第5リフトは終了していたので田代連絡コース方面へ滑り、途中で林間に入る。そこも滑走トレースが無数にあり、滑っていたボーダー二人を追い越す。第4リフトに乗って高速リフト頂上に戻り、和田小屋まで滑走。足が疲れており、もうこれで引き上げることにする。ゴンドラ頂上駅の周囲にはスキーがたくさん立ててあり、そこの地下のトイレによる。そして、みつまたへのロングコースを滑る。まだ空いているみつまた第2リフトに乗ってみつまたゲレンデに戻る。下で初心者グループがスラロームの練習。みつまたの緩いゲレンデを滑り、「上級者」表示のある下山コースを下る。カリカリのアイスバーンの九十九折林道をガリガリいわせてゆらゆらのんびり滑る。足が疲れるので何回か休憩停止。
下山コース
駐車場のすぐ近くの、道の駅みつまたにある温泉に入る。ここは7年前にも寄った記憶。霧ノ塔は山スキー・クラシック・ルートの雁ヶ峰コースからはわずかに外れている。”塔”という名前から細尾根の岩峰かなと思っていたが割と簡単に到達できた。
霧ノ塔は花の百名山で紹介されている山だが、そこで紹介されているトキソウというのは霧ノ塔から北西に下った小松原湿原にあり、霧ノ塔では見つからないようだ。「霧の塔は余りに霧が多いせいかギンリョウソウの外には・・・日かげを好む花が少し見つかる程度」とある。この日も雲が流れていた。
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