チトカニウシ 北大雪の雪の名山
北海道・大雪山系 1,446m 2015年12月24日
北海道雪山ガイド
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私の登る山には名山と呼べない山もあるだろう。だが、登っているときに心ときめくものがあれば、それは私にとって名山だ。
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1,258m地点に近付くと、真っ白なチトカニウシが現われる。真っ青な空に白が映える。
冷たい空気に輝く風景。冬の太陽と白滝天狗岳、空を舞う鷲とニセイカウシュッペ、雲から出てきた天塩岳。
氷と粉雪の斜面を思う存分に滑る。
最初はシュカブラ帯なので飛ばせない。霧氷帯に入るとやや滑りやすくなり、ようやくパウダー滑走。1,258m峰からコルまでがこの日のハイライト。
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この登山については、北海道の山スキーsatoshin.web.fc2の記事およびアドバイス、その他を参考にしました。ありがとうございます
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6時の道の駅は曇り空。雪は降らなかったが、積もった雪はさらさら。気温が低いからだろう。着替えてから、スキーにシールを貼っておく。湯をわかしてホットレモンを作り、道の駅を出る頃には晴れてきて、青空が広がり始めた。
北見峠の手前で初めてチトカニウシを見る。少し雲をかぶっていた。広い駐車場があったが、その少し先の尾根起点のスペースに駐車。駐車地点からスキートレースがついていたので、ここで間違いない。不要と思うが、一応ピッケルをもっていく。
尾根に上がると正面にチトカニウシ。すばらしい眺め。ずいぶん遠く感ずる。尾根の西側の林道にスキートレースが一つ見えるが。尾根筋のトレースとは別物のようだ。トレースに従い少し下ると北見峠林道があり、林道のトレースをたどっていく。尾根のすぐ先に見える電波塔と反射板が最初の目標。九十九折りを登って標高が少し上がると、西に雲をかぶった天塩岳、南にはニセイカウシュッペが見えてくる。
林道終点でトレースの分岐があり、反射板と電波塔のある950m峰に上がるトレースを進む(もう一つはトラバース・ルートで、帰りはそちらを通る)。950m峰の平坦な頂上からいったん下り、コルから登っていくと、今度は有明山と白滝天狗岳が見えてくる。その右後にニセイカウシュッペ、そのまた右後にぼんやり見えているのは大雪山の一角(北鎮岳から愛別岳のあたり?)のようだ。
コルから登っていくと、今度は有明山と白滝天狗岳が見えてくる。その右後にニセイ。そのまた右後に見えているのは北鎮岳から愛別岳らしい。林から霧氷帯となると視界が一気に開け、ダイヤモンド太陽が輝くが、遠景はぼやけていく。北見峠のあたりでバイクの音がこだましていたが、バイクではなくスノーモービルだったようだ。
(参考)霧氷: 水蒸気や霧が氷点下に冷やされ,樹枝などに凍りついたもの。生成条件によって樹霜(じゆそう)・樹氷・粗氷などがある (weblio)
1,258m地点に近付くと、真っ白なチトカニウシが現われる。真っ青な空に白が映える。コルからの登りでトレースが枝分かれするが、なるべく傾斜のあるトレースを選んで登る。今朝のものと思われるトレースは緩い傾斜で登っていたが、どうやらシールなしのタラコ・スキーだったようだ。スキー裏の模様が残っていた。トレースは1,258m峰の東側をトラバースしていたが、私は1,258m峰の頂上まで一応、登る。
まばらな樹氷帯となり、シュカブラ帯になると冷たい風が吹いてくる。ネックウォーマーをかぶっておらず、薄手手袋では寒かったが、もう少しなのでそのまま登る。そして平らなチトカニウシ頂上に着く。真っ青な空、冷たい空気に輝く風景、冬の太陽と360度の展望をしばらく楽しむ。冬の太陽と白滝天狗岳、空を舞う鷲とニセイカウシュッペ、雲から出てきた天塩岳。
シールを外し、立ったままでホットレモンを飲み干し、滑走開始。氷と粉雪の斜面を思う存分に滑る。最初はシュカブラ帯なので飛ばせない。霧氷帯に入るとやや滑りやすくなり、ようやくパウダー滑走。やや登り返して1,258m地点。帰りはトラバースする。1,258m峰から下で、初めてスノーモービルのトレースを見る。こんなところまで登ってきたのか。スノーモービル自体は見なかった。
1,258m峰からコルまでがこの日のハイライトで、パウダー滑走を楽しむが、下るにつれて木々が混み、滑りにくくなっていく。尾根通しの先行滑走トレースが一本あり、それに沿って下っていくと950m峰からの尾根から外れていくので、左(南東方向)にトラバースする。私はGPSで確認できたので登り返さずに済んだが、先行トレースの主は下まで滑って登り返したのだろうか。コルの雪原まで下るとスノーモービルのトレースだらけ。しばらくの間、登り返し。反射板まで行かずにトラバースして林道に出て、林道のトレースを滑走。
林道の最後の部分は車道の近くまで林道を歩き、ゲート手前で丘に上がって登りトレースに合流し、駐車地点に戻る。そのままゲート脇を通っても車道に出られたと思う。
北見峠を出てから、チトカニウシへの尾根を写そうと思って駐車場まで引き返すが、除雪車が来たので良い撮影位置を確保できなかった。最寄りの温泉の丸瀬布温泉までは30kmくらいあったが、暑い湯で悪くなかった。
北見峠の手前で初めてチトカニウシを見る。少し雲をかぶっていた
6時の道の駅は曇り空。雪は降らなかったが、積もった雪はさらさら。気温が低いからだろう。着替えてから、スキーにシールを貼っておく。湯をわかしてホットレモンを作り、道の駅を出る頃には晴れてきて、青空が広がり始めた。
北見峠の手前で初めてチトカニウシを見る。少し雲をかぶっていた。広い駐車場があったが、その少し先の尾根起点のスペースに駐車。駐車地点からスキートレースがついていたので、ここで間違いない。不要と思うが、一応ピッケルをもっていく。
北見峠: 広い駐車場があったが、その少し先の尾根起点のスペースに駐車。
尾根に上がると正面にチトカニウシ。すばらしい眺め。ずいぶん遠く感ずる。尾根の西側の林道にスキートレースが一つ見えるが。尾根筋のトレースとは別物のようだ。トレースに従い少し下ると北見峠林道があり、林道のトレースをたどっていく。尾根のすぐ先に見える電波塔と反射板が最初の目標。九十九折りを登って標高が少し上がると、西に雲をかぶった天塩岳、南にはニセイカウシュッペが見えてくる。
尾根に上がると正面にチトカニウシ。すばらしい眺め。ずいぶん遠く感ずる
これは下山時に見た青空のチトカニウシ
950m峰と電波塔と反射板・・・・・広い駐車場より
950m峰の反射板
林道終点でトレースの分岐があり、反射板と電波塔のある950m峰に上がるトレースを進む(もう一つはトラバース・ルートで、帰りはそちらを通る)。950m峰の平坦な頂上からいったん下り、コルから登っていくと、今度は有明山と白滝天狗岳が見えてくる。その右後にニセイカウシュッペ、そのまた右後にぼんやり見えているのは大雪山の一角(北鎮岳から愛別岳のあたり?)のようだ。
霧氷帯
コルから登っていくと、今度は有明山と白滝天狗岳が見えてくる。その右後にニセイ。そのまた右後に見えているのは北鎮岳から愛別岳らしい。林から霧氷帯となると視界が一気に開け、ダイヤモンド太陽が輝くが、遠景はぼやけていく。北見峠のあたりでバイクの音がこだましていたが、バイクではなくスノーモービルだったようだ。
(参考)霧氷: 水蒸気や霧が氷点下に冷やされ,樹枝などに凍りついたもの。生成条件によって樹霜(じゆそう)・樹氷・粗氷などがある (weblio)
樹氷帯
1,258m地点に近付くと、真っ白なチトカニウシが現われる。真っ青な空に白が映える。今朝のものと思われるトレースは緩い傾斜で登っていたが、どうやらシールなしのタラコ・スキーだったようだ。スキー裏の模様が残っていた。トレースは1,258m地点の東側をトラバースしていたが、私は1258m地点まで一応、登ってみる。コルからの登りでトレースが枝分かれするが、なるべく傾斜のあるトレースを選んで登る。今朝のものと思われるトレースは緩い傾斜で登っていたが、どうやらシールなしのタラコ・スキーだったようだ。スキー裏の模様が残っていた。トレースは1,258m峰の東側をトラバースしていたが、私は1,258m峰の頂上まで一応、登る。
チトカニウシ頂上
まばらな樹氷帯となり、シュカブラ帯になると冷たい風が吹いてくる。ネックウォーマーをかぶっておらず、薄手手袋では寒かったが、もう少しなのでそのまま登る。そして平らなチトカニウシ頂上に着く。真っ青な空、冷たい空気に輝く風景、冬の太陽と360度の展望をしばらく楽しむ。冬の太陽と白滝天狗岳、空を舞う鷲とニセイカウシュッペ、雲から出てきた天塩岳。
ニセイカウシュッペと鷲
白滝天狗岳、有明山と冬の太陽
天塩岳
大雪山(北鎮岳から愛別岳のあたり?)
滑走1・・・・・霧氷帯
シールを外し、立ったままでホットレモンを飲み干し、滑走開始。氷と粉雪の斜面を思う存分に滑る。最初はシュカブラ帯なので飛ばせない。霧氷帯に入るとやや滑りやすくなり、ようやくパウダー滑走。やや登り返して1,258m地点。帰りはトラバースする。1,258m峰から下で、初めてスノーモービルのトレースを見る。こんなところまで登ってきたのか。スノーモービル自体は見なかった。
スノーモービルの跡
滑走2・・・・・林間パウダー
1,258m峰からコルまでがこの日のハイライトで、パウダー滑走を楽しむが、下るにつれて木々が混み、滑りにくくなっていく。尾根通しの先行滑走トレースが一本あり、それに沿って下っていくと950m峰からの尾根から外れていくので、左(南東方向)にトラバースする。私はGPSで確認できたので登り返さずに済んだが、先行トレースの主は下まで滑って登り返したのだろうか。コルの雪原まで下るとスノーモービルのトレースだらけ。しばらくの間、登り返し。反射板まで行かずにトラバースして林道に出て、林道のトレースを滑走。
林道の最後の部分は車道の近くまで林道を歩き、ゲート手前で丘に上がって登りトレースに合流し、駐車地点に戻る。そのままゲート脇を通っても車道に出られたと思う。
北見峠を出てから、チトカニウシへの尾根を写そうと思って駐車場まで引き返すが、除雪車が来たので良い撮影位置を確保できなかった。最寄りの温泉の丸瀬布温泉までは30kmくらいあったが、暑い湯で悪くなかった。