茅ヶ岳     深田久弥終焉の地

山梨県  茅ヶ岳1,704m、金ヶ岳1,764m  2005年6月5日

(茅ヶ岳)日本二百名山

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名山一人旅

私の登る山には名山と呼べない山もあるだろう。だが、登っているときに心ときめくものがあれば、それは私にとって名山だ。

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登山口近くの深田記念公園には「百の頂に百の喜びあり」の石碑、そして茅ヶ岳頂上の少し手前に「終焉の地」があった。偉大なる山の先輩に合掌。

いろんな山の楽しみ方、登り方があることに気付かせてくれたことに感謝。それこそあなたの一番の功績だと思う。

茅ヶ岳頂上はガスで眺望はなかったが、赤やピンクのツツジがたくさん咲いていて、憩うにはよいところ。

金ヶ岳に向かう途中で見た茅ヶ岳は、一見平凡に見えるが、ピンクのツツジと白いアオダモ?の花を添えた姿は絵になる。

三つのピークを踏み、終焉の地にお参りできただけで私は十分満足だった。

 金ヶ岳に向かう途中で見た茅ヶ岳は、一見平凡に見えるが、ピンクのツツジと白いアオダモ?の花を添えた姿は絵になる。
 茅ヶ岳頂上の少し手前に「終焉の地」があった。偉大なる山の先輩に合掌。
 茅ヶ岳頂上は、赤やピンクのツツジがたくさん咲いていて、憩うにはよいところ。
 夏の雲: 戻ってきた駐車場は夏の日になっていた。
登山口の深田記念公園には「百の頂に百の喜びあり」の石碑に東屋があるが、とにかく簡素。
  6:51 登山口駐車場発  6:57 深田記念公園  8:34 深田久弥終焉の地  8:52 茅ヶ岳1,704m  9:27 金ヶ岳・南峰1,760m  9:37 金ヶ岳・本峰1,764m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間1分10:04 金ヶ岳・本峰発10:19 金ヶ岳・南峰10:52 茅ヶ岳11:04 深田久弥終焉の地12:17 登山口駐車場・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復合計5時間26分

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6:36、登山口着。途中、甲斐駒が見えていたが、やがて雲がかかる。広い簡素な駐車場。日が照っていて暑そうだが、雨もあるかもしれないので上着を腰に巻く。駐車場を少し行くと、登山口の深田記念公園には「百の頂に百の喜びあり」の石碑に東屋があるが、とにかく簡素。

登山道は林の中のよく踏まれた奥秩父の雰囲気の山道。途中、林道を横切り、広い山道を進み、7:55、女岩。水が出ている。終焉の地はすぐ先かと思ったらまだ先で、女岩からすべりやすい急登。雨が降ると大変だろう。白い花はコナシ?すべりやすい急斜面を登り、稜線に上がって少し登ると、茅ヶ岳頂上の少し手前に「終焉の地」があった。偉大なる山の先輩に合掌。いろんな山の楽しみ方、登り方があることに気付かせてくれたことに感謝。それこそあなたの一番の功績だと思う。古い木標と新しい石碑があり、献花と線香。北側が開けていて雲の間に金峰山が見えている。眼下の山間に建物が立っていて、犬がさかんに吠えている。キャンプ場のようだ。

茅ヶ岳頂上に着くと3パーティの先客がいた。ガスで眺望はなかったが、赤とピンクのツツジがたくさん咲いていて、憩うにはよいところ。私はすぐに金ヶ岳に向かい、鞍部までかなり下り、登り返す。金ヶ岳に向かう途中で見た茅ヶ岳は、一見平凡に見えるが、ピンクのツツジと白のアオダモ?の花を添えた姿は絵になる。数年後、横尾山から遠望した茅ヶ岳は、周囲を奥秩父、南アルプス、八ヶ岳に囲まれていて、どうにも目立たない位置にあるが、なめらかな黒いシルエットに四つのピークを並べた全く違う印象をしていて、(茅ヶ岳頂上は左から二つ目、高い右の二つは金ヶ岳だと思うが、)金ヶ岳と一続きで立派な存在感を示していた。

石門をくぐり、登り返したところが金ヶ岳・南峰で、石標がある。更にひとつ鞍部を下り、登り返して金ヶ岳・本峰に着く。南が開けているが南アルプスは雲の中だった。残念。石に座って食事。大きなアリがいるが、被害なし。ここにも赤とピンクのツツジがたくさん咲いていた。

二人連れがやってきたところで金ヶ岳頂上を出発すると、大勢のパーティがやってきた。その後もたくさん登山パーティに会う。アップダウンの山道を進み、花を楽しみながら霧が晴れるのを待っているのだろう。三つのピークを踏み、終焉の地にお参りできただけで私は十分満足だった。

戻ってきた駐車場は夏の日になっていた。

茅ヶ岳(深田記念公園)駐車場の道標

6:36、登山口着。途中、甲斐駒が見えていたが、やがて雲がかかる。広い簡素な駐車場。日が照っていて暑そうだが、雨もあるかもしれないので上着を腰に巻く。駐車場を少し行くと、登山口の深田記念公園には「百の頂に百の喜びあり」の石碑に東屋があるが、とにかく簡素。

茅ヶ岳トレッキング・マップ

駐車場

深田記念公園・・・右奥が「百の頂に百の喜びあり」の石碑

登山口の深田記念公園には「百の頂に百の喜びあり」の石碑に東屋があるが、とにかく簡素。登山道は林の中のよく踏まれた奥秩父の雰囲気の山道。

「深田久弥と笠ヶ岳」案内

・・・・・昭和46年3月21日、親しい山の仲間たちと茅ヶ岳に向かった。女岩を経て頂上まで十数分ほどの稜線を歩いていたとき、突然脳出血で倒れた。仲間の「この辺りはイワカガミが咲いて、きれいです」との言葉にすっかり喜び「そうですか」とうなずいたのが最後だったという。・・・・・逝去後十年を経た昭和56年・・・・・この地に茅ヶ岳深田記念公園を開設し、氏の自筆による「百の頂に百の喜びあり」の記念碑の除幕を行った。以来、「深田祭」として毎年4月第3日曜日に氏の遺徳を偲んで記念登山ど碑前祭を行っている。・・・・深田久弥終焉の山、茅ヶ岳(標高1,704m)の名は、その酸性土壌からカヤが全山麓を覆っていることに由来する・・・・・・

「百の頂に 百の喜びあり」の石碑

女岩

登山道は林の中のよく踏まれた奥秩父の雰囲気の山道。途中、林道を横切り、広い山道を進み、7:55、女岩。水が出ている。終焉の地はすぐ先かと思ったらまだ先で、女岩からすべりやすい急登。雨が降ると大変だろう。白い花はコナシ?

ヒメウツギ?

深田久弥終焉の地

深田久弥終焉の地

すべりやすい急斜面を登り、稜線に上がって少し登ると、茅ヶ岳頂上の少し手前に「終焉の地」があった。偉大なる山の先輩に合掌。いろんな山の楽しみ方、登り方があることに気付かせてくれたことに感謝。それこそあなたの一番の功績だと思う。古い木標と新しい石碑があり、献花と線香。北側が開けていて雲の間に金峰山が見えている。眼下の山間に建物が立っていて、犬がさかんに吠えている。キャンプ場のようだ。

茅ヶ岳頂上とヤマツツジ

茅ヶ岳頂上に着くと3パーティの先客がいた。ガスで眺望はなかったが、赤とピンクのツツジがたくさん咲いていて、憩うにはよいところ。私はすぐに金ヶ岳に向かい、鞍部までかなり下り、登り返す。

茅ヶ岳頂上

茅ヶ岳の三角点

茅ヶ岳

金ヶ岳に向かう途中で見た茅ヶ岳は、一見平凡に見えるが、ピンクのツツジと白のアオダモ?の花を添えた姿は絵になる。

茅ヶ岳とアオダモの花

横尾山から見る茅ヶ岳(2011年10月10日)

数年後、横尾山から遠望した茅ヶ岳は、周囲を奥秩父、南アルプス、八ヶ岳に囲まれていて、どうにも目立たない位置にあるが、なめらかな黒いシルエットに四つのピークを並べた全く違う印象をしていて、(茅ヶ岳頂上は左から二つ目、高い右の二つは金ヶ岳だと思うが、)金ヶ岳と一続きで立派な存在感を示していた。

金ヶ岳

ヤマツツジ

ヤマツツジ

ミツバツツジ

石門

キンポウゲ?

金ヶ岳頂上

石門をくぐり、登り返したところが金ヶ岳・南峰で、石標がある。更にひとつ鞍部を下り、登り返して金ヶ岳・本峰に着く。南が開けているが南アルプスは雲の中だった。残念。石に座って食事。大きなアリがいるが、被害なし。ここにも赤とピンクのツツジがたくさん咲いていた。

金ヶ岳頂上とヤマツツジ

二人連れがやってきたところで金ヶ岳頂上を出発すると、大勢のパーティがやってきた。その後もたくさん登山パーティに会う。アップダウンの山道を進み、花を楽しみながら霧が晴れるのを待っているのだろう。三つのピークを踏み、終焉の地にお参りできただけで私は十分満足だった。

夏の雲

戻ってきた駐車場は夏の日になっていた。