金山(かなやま) 真夏の福岡の沢歩き2
福岡県 967m 2016年8月8日
九州百名山
117
花乱ノ滝の上流から滝川谷に入る。
大滝を高巻いた先から手ごろな小滝が現われ、1時間程度、小滝の沢歩きを楽しむ。
クソ暑い日にジャブジャブ水の中を歩き、小滝の真ん中の、水の勢いが一番あるところに足を突っ込んで登る。多少の水しぶきが、これまた涼しい。爽快だ!
分岐で金山への直登ルートに入るが、もう源頭の風景。やや急な斜面を登り切って尾根の登山道に出ると、もう頂上まで100m。
休んでいるとアサギマダラが胸のウェストバッグにとまり、全く逃げようとしない。歩き始めるとようやく飛び立っていった。知らないおじさんについていっちゃだめだよ。
金山の頂上には大きな三角点。眺望はなし。登山靴に履き替えていると、男性が一人やってきて、アゴ坂峠方向に下って行った。私は頂上から北尾根を下る。
*****************
登山口のある山の北側に道の駅がないので南側の佐賀県の道の駅に泊まるが、山越えのときに有料トンネルがある。いい道なので、310円の価値はあるだろう。
金山へは、北にある花乱ノ滝の近くに駐車し、その滝の上流から滝川谷に入る。ゴーロの沢を少し行くと橋があり、右岸の舗装路に上がってみると十字路になっている。沢沿いの舗装路はくたびれているが、橋の東西に延びる舗装車道は新しくて立派。十字路の少し先が広場になっており、登山口がある。新しい舗装車道を使い、ここに駐車すればよかったかもしれない。
登山道は滝川谷から右岸に高く登っていくようなので、この先に大滝があるのだろうと思い、登山道を辿る。登っていくとその大滝が樹間に見えたが、高巻きで正解だろう。ただし、その手前に登りやすい小滝があったかは分からない。登山道はやがて沢筋に近付き、沢に下る。そこから手ごろな小滝が現われるが、水の中と岩の上の歩きが多く、岩や倒木を越えていくのに飽きると登山道に上がり、小滝がありそうだと沢に戻る。こうして1時間程度、小滝の沢歩きを楽しむ。
クソ暑い日にジャブジャブ水の中を歩き、小滝の真ん中の、水の勢いが一番あるところに足を突っ込んで登る。多少の水しぶきが、これまた涼しい。爽快だ!
分岐で主稜線のアゴ坂峠でなく、金山への直登ルートに入るが、もう源頭の風景になっていて、沢靴のままで登山道を登る。やや急な斜面を登り切って尾根の登山道に合流。少し先のコルに分岐表示があった。もう頂上まで100m。休んでいるとアサギマダラが胸のウェストバッグにとまり、目の前で写真を撮っても全く逃げようとしない。歩き始めるとようやく飛び立っていった。知らないおじさんについていっちゃだめだよ。
金山の頂上には日が射していて、大きな三角点があったが、残念ながら草木で眺望なし。少し離れた木陰にザックを下ろし、登山靴に履き替えていると、男性が一人やってきた。服を着替え、「アゴ坂峠はこちらか」と私に尋ね、南西方向に下って行った。
アゴ坂峠は金山の西にあり、そこから北に下ると往路と同じ滝川谷の道になるため、私は頂上から北尾根を下る。坊主ヶ滝コースへ下るつもりだったが、もう一つ別のルートがあり、標識のない分岐を左に下ったその道は荒れていた。その道は途中で沢に下り、四苦八苦して下っていると突然、舗装車道に出る。その真新しい舗装車道への出口には何の標識もなかったので、この登山道は廃道扱いだったのかもしれない。古い道が沢筋にまだ残っていたかもしれないが、舗装車道を西に辿る。ところどころ日向の部分を歩く時が辛い。舗装車道は登山口の近くの十字路に繋がっており、そこから北に下って駐車地点に戻るが、ザックを置いて花乱ノ滝を見に行く。大きい立派な滝。車に戻って着替え、出かけようとしていると、車が2台やってきた。花乱ノ滝が目的らしいが、滝の下流で水遊びかもしれない。
滝川谷・・・・・花乱ノ滝の上流から沢に入る。ゴーロ歩き
登山口・・・・・いったん車道に上がった先の広場にある
小滝・・・・・大滝を高巻いた先で小滝のある沢歩き
小滝2
分岐表示・・・・直進はアゴ坂峠だが、左折して金山への直登コースへ
直登コース・・・・・水が涸れてゆく源頭の風景
稜線・・・・・源頭の急斜面を登ると、登山道のある稜線
アサギマダラ・・・・・休んでいるとアサギマダラが胸のウェストバッグにとまり、目の前で写真を撮っても全く逃げようとしない。歩き始めるとようやく飛び立っていった。知らないおじさんについていっちゃだめだよ。
金山頂上・・・・・大きな一等三角点があったが、眺望なし。
ツユクサ・・・・・金山頂上
北尾根の下山路・・・・・荒れていた
ヒメジオン・・・・・北の下山路の舗装車道出会い付近
舗装車道・・・・・北の下山路を下っていて、突然遭遇。この舗装車道を左(西)に歩き、駐車地点に戻る
花乱ノ滝・・・・・15mのきれいな滝。滝のすぐ下流に宗教法人の道場があり、そのあたりで水遊びができそうだった。
滝の名の由来は、落下する滝のしぶきが乱舞する花びらのように美しい、火乱という山伏がこの滝に打たれて修行した、という2説があるらしい
メール:kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com