鍬崎山 立山連峰の前衛峰
富山県 鍬崎山2,090m、大品山1,420m 2008年3月22日
日本三百名山
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私の登る山には名山と呼べない山もあるだろう。だが、登っているときに心ときめくものがあれば、それは私にとって名山だ。
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真っ白な鍬崎山の頂上は近く見えるが、なかなか辿り着けない。北の空には立山と大日岳が浮かぶ。
鍬崎山の広い頂上でゆっくり時を過ごし、南の白山や昨年登った黒部五郎に薬師を眺める。昨年は向こうから鍬崎を眺めていた。至福のひととき。
鍬崎から大品山までのダウンヒルはなかなか滑りごたえがあった。
(スキー場上部から貯水池)
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鍬崎山に登るには、雷鳥バレー・スキー場のゴンドラに乗り、尾根をたどる方法もあったが、ゴンドラの稼働を待っていては時間切れになるリスクがあったので、あわすのスキー場(休止中)のゲレンデを早朝から登ることにする。早朝のゲレンデを登ると、背後に大辻山と来拝山が見える。
送水管の脇を登り、貯水池の北東側から尾根に取り付き、大品山に向かうと、樹間に鍬崎山の頂上が見える。大品山の最高点(大品山の三角点は最高点の西側のやや低い位置だったらしい)で休憩し、いったんコルまでシール滑走し、尾根登りとなる。ゴンドラ経由で登ってきた登山者やスキーヤーが追い付いてきて、先に行く。ゴンドラにすべきだったか・・・
真っ白な鍬崎山の頂上は近く見えるが、なかなか辿り着けない。北の空には立山と大日岳が浮かぶ。傾斜が急なので、スキーを担ぎ、アイゼンをつけて登る。日が射してきて快晴となる。途中、1,756m峰などで休憩。ヘルメットをストックに掛けて鍬崎山を見上げる。立山の隣に剣の先端が見えている。
鍬崎山の頂上は予想外に広い雪原だった。雲ひとつない快晴にへばってしまい、しばらく休憩。広い頂上でゆっくり時を過ごし、南の白山や昨年登った黒部五郎に薬師を眺める。昨年は向こうから鍬崎を眺めていた。至福のひととき。
鍬崎から大品山までのダウンヒルはなかなか滑りごたえあり。スキーを担いで登った細尾根の部分は西側をトラバース滑走したが、やや険悪だった。さんざん滑った後のコルからの登り返しはきつい。ようやく大品山に登り返すとテントが二帳。翌日、鍬崎山に登るのかな。
大品山からの下りでは往路(調整池の東側)から外れ、調整池手前で先行トレースについていったのが失敗で、調整池の西側を歩き、太い送水管を三度乗越し、急斜面をグリセードで下り、絶壁の谷に掛る送水管脇のキャットウォークを渡り、駐車場に着いたのは18時だった。ここは往路を戻るのが正解だった。
早朝の「あわすのスキー場」
鍬崎山に登るには、雷鳥バレー・スキー場のゴンドラに乗り、尾根をたどる方法もあったが、ゴンドラの稼働を待っていては時間切れになるリスクがあったので、あわすのスキー場(休止中)のゲレンデを早朝から登ることにする。早朝のゲレンデを登ると、背後に大辻山と来拝山が見える。
来拝山・・・・・あわすのスキー場上部より
大辻山
貯水池・北西側・・・・・スキー場の上にある
見えてきた鍬崎山
大品山頂上(最高点)
鍬崎山への稜線
送水管の脇を登り、貯水池の北東側から尾根に取り付き、大品山に向かうと、樹間に鍬崎山の頂上が見える。大品山の最高点(大品山の三角点は最高点の西側のやや低い位置だったらしい)で休憩し、いったんコルまでシール滑走し、尾根登りとなる。ゴンドラ経由で登ってきた登山者やスキーヤーが追い付いてきて、先に行く。ゴンドラにすべきだったか・・・
背後の大品山
鍬崎山への稜線、細尾根登り
1,756m峰頂上。ヘルメットをストックに掛けて鍬崎山を見上げる
真っ白な鍬崎山の頂上は近く見えるが、なかなか辿り着けない。北の空には立山と大日岳が浮かぶ。傾斜が急なので、スキーを担ぎ、アイゼンをつけて登る。日が射してきて快晴となる。途中、1,756m峰などで休憩。ヘルメットをストックに掛けて鍬崎山を見上げる。立山の隣に剣の先端が見えている。
大日岳
毛勝三山
竜王岳、鬼岳、獅子岳
阿弥陀ヶ原、奥大日岳
白山
鉢伏山と白山
鍬崎山まであと少し
黒部五郎岳
薬師岳
御岳
剱岳
鍬崎山頂上標識・・・・・背景は薬師岳
鍬崎山の頂上は予想外に広い雪原だった。雲ひとつない快晴にへばってしまい、しばらく休憩。広い頂上でゆっくり時を過ごし、南の白山や昨年登った黒部五郎に薬師を眺める。昨年は向こうから鍬崎を眺めていた。至福のひととき。
鍬崎から大品山までのダウンヒルはなかなか滑りごたえあり。スキーを担いで登った細尾根の部分は西側をトラバース滑走したが、やや険悪だった。さんざん滑った後のコルからの登り返しはきつい。ようやく大品山に登り返すとテントが二帳。翌日、鍬崎山に登るのかな。
大品山からの下りでは往路(調整池の東側)から外れ、調整池手前で先行トレースについていったのが失敗で、調整池の西側を歩き、太い送水管を三度乗越し、急斜面をグリセードで下り、絶壁の谷に掛る送水管脇のキャットウォークを渡り、駐車場に着いたのは18時だった。ここは往路を戻るのが正解だった。
立山
急斜面トラバース・・・・・往路ではスキーを担いで登った細尾根の部分を、復路ではスキーで西側をトラバース。ナギ斜面の横断がある
大品山・・・・・ダウンヒル途中より
貯水池・南西側
送水管・乗越1・・・・・太い送水管はスキー靴では越えられない。奥に見える接合部分のところのリングを伝って越える
送水管・乗越2・・・・・送水管脇のキャットウォークを歩いて谷を渡る
送水管・乗越3・・・・・中央にあるリングを伝って越える
夕刻の「あわすのスキー場」
問合せ・コメント等、メール宛先: kawabe.goro@meizan-hitoritabi.com