犬ヶ岳 真夏の福岡の沢歩き3

福岡県  犬ヶ岳1,131m、一ノ岳1,124m   2016年8月10日

(犬ヶ岳)九州百名山

118

最初は平凡なゴーロ沢。小滝もなし。ゴルジュ(恐ヶ淵)のだいぶ手前で登山道に上がり、右岸を高巻く。今回は無理はせず楽な道を選ぶ。

上から見る恐ヶ淵ゴルジュは、引きずりこまれそうな迫力。その深くえぐれたゴルジュの真上に架かっている橋から、こわごわ見下ろしてみる。

このままだと一つも滝を登らずに終わってしまうと案じたが、終盤に階段状の滝を一つ登る。美しい小滝。

この後、林道に上がり、再び源頭の沢筋を登り、稜線に到達。稜線は深い林になっていて、視界は利かないが涼しい。黄色いイワオトギリ。

稜線の西にある一ノ岳はゆるやかな山。その頂上から英彦山を遠望。稜線を東へ戻り、たどり着いた犬ヶ岳頂上の周囲には高い木々が茂り、視界はないのだが、石垣を組んだ展望台は城跡のように頂上にマッチしている。

稜線を東に下る途中に笈吊岩の長い鎖場。うぐいす谷の涸沢を延々と下り、駐車場に近付くと、川で水遊びしているらしい人の声。のどかな里に戻ってきた。

二ノ岳から見る犬ヶ岳
なだらかな一ノ岳・・・・・ニノ岳手前付近より
恐淵谷の美しい小滝
犬ヶ岳頂上の城跡のような展望台
イワオトギリ(写真がボケていたので、釈迦岳の花)
6:09 駐車場発10:34 大竿峠・・・・・・・・・・・・・・・・・登り4時間25分10:55 一ノ岳・・・・・・・・・・大竿峠から一ノ岳21分11:17 一ノ岳発12:19 犬ヶ岳・・・・・・・・・・一ノ岳から犬ヶ岳1時間2分12:34 犬ヶ岳発15:26 駐車場着・・・・・・・周回(含休憩)9時間17分

****************

犬ヶ岳の恐淵谷に向かと、その手前で救菩堤山を見る。特徴のあるくびれた山。その先の終点付近にある駐車場に入る。

二つあるルートの西側、恐ヶ淵コースは、最初は林道の道。登山口の橋を左岸に渡り、すぐに沢に入り、高い堰堤の前で林道に戻り、林道終点で登山道が右岸に渡渉する地点で再び沢に入る。最初は平凡なゴーロ沢。小滝もなし。右岸の登山道が沢筋を離れて斜面を高く登っていく箇所で、沢を離れて登山道を登る。恐ヶ淵ゴルジュはまだだいぶ先だったが、高巻きするのに長い距離を戻るのを避けるにはこうするしかない。ゴルジュの途中でも高巻きできたかもしれないが、今回は楽な道を選ぶ。

上から見る恐ヶ淵ゴルジュは次第に険しくなり、登れそうもない滝が見えてくる。ゴルジュは深く、えぐれていて、すごい迫力。そして登山道は、その滝の上の深いゴルジュの真上に下り、その少し先に左岸への橋が掛けてあった。橋の上から、こわごわ見下ろしてみる。橋を左岸に渡り、すぐ先でナメ床を右岸に渡る箇所で沢に入る。登れそうな階段状の滝が見えたが、近づいてみると階段状の下には垂直の壁と深い淵があり、倒木を使えばなんとかなりそうな気がしたが、無理しないことにして登山道に上がる。その先の夫婦淵の滝も見るだけ。このままだと一つも滝を登らずに終わってしまうなあと案じていると、登れそうな階段状の滝が見え、いそいそと沢に戻り、今度こそ、その階段滝を登る。美しい小滝だった。

やがて登山道は林道に上がり、そこで休憩して登山靴に履き替える。林道を歩くと、ベンチとテーブルのある堰堤のようなところから、また沢沿いの道となるが、もう源頭の様相。そして稜線の大竿峠に到達。稜線は深い林になっていて、視界は利かないが、涼しい。

稜線を右(西)に登り、なだらかな一ノ岳に着く。周囲の木々が育っていて眺望は余りなかったが、西の英彦山を同定できた。一ノ岳頂上奥のベンチで昼寝。稜線を東へ戻り、犬ヶ岳に向かう。アップダウンの途中で黄色いイワオトギリ。背後になだらかな一ノ岳。二ノ岳(1,120m)まで登ると、行く手に犬ヶ岳が見える。たどり着いた犬ヶ岳頂上の周囲には高い木々が茂り、視界はなかったが、石垣を組んだ展望台は城跡のようで、頂上の風景にマッチしていた。

下山は稜線を東にたどり、うぐいす谷へ下るが、途中に笈吊岩の長い鎖場があった。そこを下り終えると、その日唯一の登山者と出会う。うぐいす谷は涸沢で、延々と下って最後のところで水が出ていた。駐車場に近付くと人の声が聞こえ、どうやら川で水遊びしているらしい。のどかな里に戻ってきた。

救菩提山

犬ヶ岳の恐淵谷に向かと、その手前で救菩堤山を見る。特徴のあるくびれた山。その先の終点付近にある駐車場に入る。

犬ヶ岳?・・・・・登山口に向かう途中より

登山口駐車場・・・・・広く、トイレもある

二つあるルートの西側、恐ヶ淵コースは、最初は林道の道。登山口の橋を左岸に渡り、すぐに沢に入り、高い堰堤の前で林道に戻り、林道終点で登山道が右岸に渡渉する地点で再び沢に入る。最初は平凡なゴーロ沢。小滝もなし。右岸の登山道が沢筋を離れて斜面を高く登っていく箇所で、沢を離れて登山道を登る。恐ヶ淵ゴルジュはまだだいぶ先だったが、高巻きするのに長い距離を戻るのを避けるにはこうするしかない。ゴルジュの途中でも高巻きできたかもしれないが、今回は楽な道を選ぶ。

恐淵谷・・・・・最初はゴーロ

マツカゼソウ

恐淵沢

恐ヶ淵ゴルジュ

上から見る恐ヶ淵ゴルジュは次第に険しくなり、登れそうもない滝が見えてくる。ゴルジュは深く、えぐれていて、すごい迫力。そして登山道は、その滝の上の深いゴルジュの真上に下り、その少し先に左岸への橋が掛けてあった。橋の上から、こわごわ見下ろしてみる。

恐ヶ淵ゴルジュの滝

橋と恐ヶ淵ゴルジュ

恐ヶ淵ゴルジュに架かる橋

恐ヶ淵ゴルジュの橋の上流のナメ床・・・・・ここから沢に入る

橋を左岸に渡り、すぐ先でナメ床を右岸に渡る箇所で沢に入る。登れそうな階段状の滝が見えたが、近づいてみると階段状の下には垂直の壁と深い淵があり、倒木を使えばなんとかなりそうな気がしたが、無理しないことにして登山道に上がる。その先の夫婦淵の滝も見るだけ。このままだと一つも滝を登らずに終わってしまうなあと案じていると、登れそうな階段状の滝が見え、いそいそと沢に戻り、今度こそ、その階段滝を登る。美しい小滝だった。

登れなかった滝・・・・・近づいてみると垂直の壁と深い淵があり、倒木を使えばなんとかなりそうな気がしたが、無理しないことにして登山道に上がる

夫婦淵の滝・・・・・見るだけ

登った階段滝・・・・・美しい小滝を終盤に登る

林道・・・・・沢から登山道に上がると、やがて林道に出る。休憩して登山靴に履き替える

やがて登山道は林道に上がり、そこで休憩して登山靴に履き替える。林道を歩くと、ベンチとテーブルのある堰堤のようなところから、また沢沿いの道となるが、もう源頭の様相。そして稜線の大竿峠に到達。稜線は深い林になっていて、視界は利かないが、涼しい。

大竿峠・・・・・稜線の分岐点。深い林で視界はないが、涼しい

一ノ岳頂上・・・・・日向になっているが、周囲の木々で視界はあまりない。東に英彦山が見えた。

稜線を右(西)に登り、なだらかな一ノ岳に着く。周囲の木々が育っていて眺望は余りなかったが、西の英彦山を同定できた。一ノ岳頂上奥のベンチで昼寝。

英彦山・・・・・中央右ピークの頂上に小さく神社の屋根が見えるので中岳(1,187m)と思うが、左ピークは北岳(1,192m)で、最高峰の南岳(1,200m)は北岳の背後に重なっていると思われる。

ニノ岳

稜線を東へ戻り、犬ヶ岳に向かう。アップダウンの途中で黄色いイワオトギリ。背後になだらかな一ノ岳。二ノ岳(1,120m)まで登ると、行く手に犬ヶ岳が見える。たどり着いた犬ヶ岳頂上の周囲には高い木々が茂り、視界はなかったが、石垣を組んだ展望台は城跡のようで、頂上の風景にマッチしていた。

イワオトギリ・・・・・稜線の岩場。写真がボケている

釈迦岳のイワオトギリ

なだらかな一ノ岳・・・・・ニノ岳手前付近より


犬ヶ岳・・・・・二ノ岳より


犬ヶ岳頂上・・・・・周囲には高い木々が茂り、視界はないのだが、石垣を組んだ展望台は城跡のように頂上にマッチしている。

経読岳・・・・・犬ヶ岳の東の稜線上にある

笈吊岩の長い鎖場

下山は稜線を東にたどり、うぐいす谷へ下るが、途中に笈吊岩の長い鎖場があった。そこを下り終えると、その日唯一の登山者と出会う。うぐいす谷は涸沢で、延々と下って最後のところで水が出ていた。駐車場に近付くと人の声が聞こえ、どうやら川で水遊びしているらしい。のどかな里に戻ってきた。