夕日岳、薬師岳、地蔵岳 日光の古い祠の縦走路
栃木県 夕日岳1,526m、薬師岳1,420m、地蔵岳1,483m 2015年7月31日
(夕日岳)栃木百名山
(薬師岳)栃木百名山
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私の登る山には名山と呼べない山もあるだろう。だが、登っているときに心ときめくものがあれば、それは私にとって名山だ。
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日足トンネル開通で静かになった細尾峠から登る。初めての縦走路を歩くときはわくわくする。この先、何があるのだろう、何に出会うのだろう。
薬師岳から夕日岳への長い縦走路には苔むした祠がいくつもある。南にある古峰原峠(こぶはら)から行者岳、地蔵岳、夕日岳を経て細尾峠に至る禅修行?の古道があったらしい。
夕日岳頂上は北側が開けていたがガスで視界なし。それにしてもなぜ夕日岳というのだろう。夕日が当たる山だからだとすると、足尾方面で名づけられたのだろうか。
地蔵岳では祠の中の小さな地蔵尊を見る。歴史に思いを馳せた山旅。
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細尾峠には車が一台のみ。日足トンネルの開通により往来が激減したらしい。標識には南東が前日光高原、古峰ヶ原、北西が茶ノ木平とあり、薬師や夕日の文字はなし。南東の縦走路に上がる。最初は急登。初めての縦走路を歩くときはわくわくする。この先、何があるのだろう、何に出会うのだろう。
崩壊しかけた部分もあったが、歩きやすい道。アップダウンの尾根道を歩き、薬師岳に着く。頂上手前に主三角点。奥の頂上には頂上標識と三等三角点。三角点の手前に祠が二つ。薬師岳の肩付近から北西方向に見えるのは社山ではなく半月山で、山腹に車道が見える。南には樹間わずかに夕日岳が見える。
縦走路にはマイナーピークがたくさんあり、古い祠にいくつか出会う。小さな石像がいる苔むした祠。ここにも苔むした祠。笹ヤブの中にギボウシの薄紫の花が咲いている。南にある古峰原峠(こぶはら)から行者岳、地蔵岳、夕日岳を経て細尾峠に至る禅修行?の古道があったらしい。急な登りで三ツ目というピークに着く。三叉路分岐標識があり、夕日岳への分岐になっている。
ようやく夕日岳に到着。二等三角点に頂上標識多数。北側が開けているが、ガスで視界なし。女峰山や男体山が見えるはずだったので、残念。バナナを食べ、少し座って休憩。汗でびしょびしょで、汗を拭くのにポリタオルを取り出す。すぐ乾くすぐれもの。それにしてもなぜ夕日岳というのだろう。夕日が当たる山だからだとすると、足尾方面で名づけられたのだろうか。
地蔵岳は縦走路の途中にあり、起伏のないピークに標識がぽつんと立っている。主図根の石柱。頂上から少し離れたところに、祠の中の小さな地蔵尊がいた。(この地蔵岳1,483mが栃木百名山の地蔵岳1,274mとは違うことに後から気づく)
林の中の古い苔むした祠や地蔵尊に出会う縦走路。歴史に思いを馳せた山旅だった。
細尾峠・・・右の道標が薬師岳方向
薬師岳・・・・細尾峠から北東に下る車道から(下山後に撮影)
薬師岳頂上・・・三等三角点
半月山・・・・・薬師岳の肩付近より
三ツ目の三叉路標識
夕日岳・・・・・薬師岳の肩付近から垣間見る
夕日岳頂上・・・・・北側が開けているが、ガスで視界なし。二等三角点
地蔵岳・・・・・薬師岳から三ツ目への稜線から垣間見る
地蔵岳頂上・・・標高1,483m、栃木百名山の地蔵岳1,274mとは違う
小さな地蔵尊がいる祠・・・地蔵岳頂上付近
小さな石像がいる苔むした祠・・・・・薬師岳から三ツ目への稜線
ここにも苔むした祠
笹ヤブの中にギボウシの薄紫の花が咲いている