能郷白山 深田久弥が選ばなかった山
福井県 1,617m 2005年10月23日
日本二百名山
126
夜明け前、白いと思ったのは雪。
朝日が射し、青空に金色の紅葉。
雲間に一瞬、おぼろに見えた頂上に着くと、一等三角点に木の枝の小さな山頂標識。
社はもう冬支度。
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6時半前に日の出。青空が広がり、デジカメを向ける。でも風があり、青空はたちまち隠れる。尾根を登っている途中で北の空が開け、一瞬荒島岳が見えたような気がしたが、デジカメを向けたときはもう見えなかった。青空も最初の1時間くらいで、その後は灰色の空となる。
最初のピークを過ぎ、行く先の頂上がおぼろに見える。ぬかるみの鞍部を歩き、谷の上を歩いて二つ目のピーク。同じようなぬかるみ鞍部を越えると頂上ではなくまた谷の上。やれやれと思って進むと木陰に標識が見え、一等三角点があり、そこが頂上だった。
深田久弥が選ばなかった山には、気品は足りないのかもしれないが、この幻想的な登山は私の心に深く刻まれている。
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この日は晴れるはずだったが、直前の天気予報は雨。話は違うが仕方ない。時間別天気予報によると、朝7時までは曇なので、早朝4時出発。まっくらな福井を南に向かう。荒島への道から途中右に曲がり、ダムに向かう細い道となる。何度か工事中迂回路あり。魚釣りらしき車。
6時に温見(ぬくみ)峠着。東の空が白々と明るくなり始めた。駐車場はなし。路肩に停める。白いと思ったら雪が積もっているようだ。
前日買ったスキー帽をかぶり、セーターを着込み、上下レインウェアの完全武装で出発。いきなりの急登。しかし、案内図では南口から登る(3時間半)よりも早く着ける(2時間)。目標1時間半。最初から雪混じりの道で、登る毎に雪は深まる。調べてみるとザックにはアイゼンが入っているが、結局使わず。
6時半前に日の出。青空が広がり、デジカメを向ける。でも風があり、青空はたちまち隠れる。尾根を登っている途中で北の空が開け、一瞬荒島岳が見えたような気がしたが、デジカメを向けたときはもう見えなかった。青空も最初の1時間くらいで、その後は灰色の空となる。最初のピークを過ぎ、行く先の頂上がおぼろに見える。ぬかるみの鞍部を歩き、谷の上を歩いて二つ目のピーク。同じようなぬかるみ鞍部を越えると頂上ではなくまた谷の上。やれやれと思って進むと木陰に標識が見え、一等三角点があり、そこが頂上だった。
曇だが風も弱く、さっそく食事の用意。山名標柱は無かったが、木の枝に小さな山頂標識が下げてあった。確かに能郷白山の頂上である。今日はじっくりラーメンを煮込んでからゆっくり食べる。朝日も一瞬射した。マップを見ると少し先に社があるようなので行ってみる。5分ほどでたどり着く。もう冬支度で扉は閉まっていた。視界は100mほど。
雪で足場が見にくいので慎重に降りて行く。途中で一人に会った頃に雨が降りだす。その人は傘を背負っていた。雪を心配していたようだ。ロープ場を降りると間もなく登山口。峠の反対側に小さな社が見え、そこにも人がいる。峠には3~4台の車。これから登ろうとしている人。正にやってきたジープ。私は靴を脱いで車に乗りこむ。雨が強くなる。
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夜明け前、白いと思ったのは雪。朝日が射し、青空に金色の紅葉。雲間に一瞬、おぼろに見えた頂上に着くと、一等三角点に木の枝の小さな山頂標識。社はもう冬支度。
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深田久弥が選ばなかった山には、気品は足りないのかもしれないが、この幻想的な登山は私の心に深く刻まれている。
温見峠
この日は晴れるはずだったが、直前の天気予報は雨。話は違うが仕方ない。時間別天気予報によると、朝7時までは曇なので、早朝4時出発。まっくらな福井を南に向かう。荒島への道から途中右に曲がり、ダムに向かう細い道となる。何度か工事中迂回路あり。魚釣りらしき車。
6時に温見(ぬくみ)峠着。東の空が白々と明るくなり始めた。駐車場はなし。路肩に停める。白いと思ったら雪が積もっているようだ。
6時半前に日の出
前日買ったスキー帽をかぶり、セーターを着込み、上下レインウェアの完全武装で出発。いきなりの急登。しかし、案内図では南口から登る(3時間半)よりも早く着ける(2時間)。目標1時間半。最初から雪混じりの道で、登る毎に雪は深まる。調べてみるとザックにはアイゼンが入っているが、結局使わず。
朝日が射し、青空に金色の紅葉
6時半前に日の出。青空が広がり、デジカメを向ける。でも風があり、青空はたちまち隠れる。
雪の道
尾根を登っている途中で北の空が開け、一瞬荒島岳が見えたような気がしたが、デジカメを向けたときはもう見えなかった。青空も最初の1時間くらいで、その後は灰色の空となる。
能郷白山
最初のピークを過ぎ、行く先の頂上がおぼろに見える。
能郷白山頂上
ぬかるみの鞍部を歩き、谷の上を歩いて二つ目のピーク。同じようなぬかるみ鞍部を越えると頂上ではなくまた谷の上。やれやれと思って進むと木陰に標識が見え、一等三角点があり、そこが頂上だった。
一等三角点
曇だが風も弱く、さっそく食事の用意。山名標柱は無かったが、木の枝に小さな山頂標識が下げてあった。確かに能郷白山の頂上である。今日はじっくりラーメンを煮込んでからゆっくり食べる。朝日も一瞬射した。
小さな頂上標識
社
マップを見ると少し先に社があるようなので行ってみる。5分ほどでたどり着く。もう冬支度で扉は閉まっていた。視界は100mほど。
雪で足場が見にくいので慎重に降りて行く。途中で一人に会った頃に雨が降りだす。その人は傘を背負っていた。雪を心配していたようだ。ロープ場を降りると間もなく登山口。峠の反対側に小さな社が見え、そこにも人がいる。峠には3~4台の車。これから登ろうとしている人。正にやってきたジープ。こちらは靴を脱いで車に乗りこむ。雨が強くなる。