北八甲田・赤倉岳 春の八甲田の情景
青森県 北八甲田・赤倉岳(本峰1,548m、東峰1,541m、北峰1,521m) 2016年4月25日
青森110山
107
ロープウェイ頂上駅から一歩踏み出すと
そこは雪と樹氷の世界
雪斜面を登り、強風の頂上にたどり着けば
凍りついた雪の彫刻と張りつめた冬の絶景
滑り降りて振り返れば
輝く白銀の八甲田
❄❄❄❄❄❄❄
春の八甲田はスキー・ルート下降地点をシャトル・バスが周回しているが、今回は車にMTBを乗せていく。
慣れぬMTBで坂を上るのはしんどく、半分近く押して歩いたが、昨年よりはだいぶ慣れた感じ。車道脇に薄紫のサクラソウのような花(キクザキイチゲというらしい)を見る。
箒場岱ルートは赤倉岳頂上まで登り、東斜面を滑走する雄大なコース。夏道周辺は雪が消えているので、大きく左(北)に回って雪を拾いながら登ると、北峰直下までシールで登れた。爆裂火口の景観はいつもの通りすごい。
春雪ワックスを塗り、大斜面の滑走。それは、少しくすんだ青空の下の芽吹き始めた広大な雪原。麓のあたりは冬から春に変わろうとしているが、山の上はまだ冬が息づく雪の世界。
滑っても滑っても続く大斜面。高田大岳の斜面をトラバースするトレースを辿ると、高田大岳や背後の赤倉東斜面が良く見えた。午後の春の日差しに映える雪の八甲田。
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春の八甲田はスキー・ルート下降地点をシャトル・バスが周回しているが、今回は車にMTBを乗せていく。青森市内から萱野平まで車で登ると、八甲田が目の前に現れるが、これは市内からと同じアングル。スキーをロープウェイ麓駅に置き、車でR103から田代平方面に下り、箒場岱付近まで来ると、雛岳と高田大岳がすぐ近くに並んで現われる。下降地点の箒場岱に車を置き、折り畳み式のMTBを組み立て、出発。
慣れぬMTBで坂を上るのはしんどく、半分近く押して歩いたが、昨年よりはだいぶ慣れた感じ。車道脇に薄紫のサクラソウのような花(キクザキイチゲというらしい)を見る。
ロープウェイ頂上駅でツアー届を出し、スキーを担いで電波塔(田茂萢岳・北峰頂上)まで登る。頂上駅の周囲はだいぶ雪が溶けていた。もう13時で、電波塔から箒場岱ルートに向かうのは一人だけ。電波塔にいたスキー・パーティは銅像ルートに向かったようだ。東に見えている赤倉岳手前のコルまで滑走。
箒場岱ルートは赤倉岳頂上まで登り、東斜面を滑走する雄大なコース。コルでシールを貼って登り始める。頂上直下に見える白い筋が夏道。夏道周辺は雪が消えているので、大きく左(北)に回って雪を拾いながら登ると、北峰直下までシールで登れた。そこでスキーを担ぎ、赤倉頂上まで歩く。そこから見下ろす爆裂火口の景観はいつもの通りすごい。
頂上の少し手前に立派な祠がある。冬は氷結して雪ボールになっており、強風にさらされているが、いつ来てもきちんと整備されている。ご苦労様。祠のすぐ先に赤倉岳頂上があり、古い標柱が立っている。背景には大岳、その手前に井戸岳が重なっている。頂上に丸く雪が残る赤倉岳・東峰に向かうと、東峰の背後に高田大岳、小岳、更に南八甲田の乗鞍岳などが見えてくる。左下に見える赤倉沼は氷が融けかけていた。赤倉岳・東峰に上がると、眼下に東大斜面が広がる。東峰頂上から少し下った雪の上で休憩(シールをしまっている間に、スコップの柄を落としてしまったらしい。柄をなくしたのは2度目)。
春雪ワックスを塗り、大斜面の滑走。それは、少しくすんだ青空の下の芽吹き始めた広大な雪原。麓のあたりは冬から春に変わろうとしているが、山の上はまだ冬が息づく雪の世界。最初は良く滑る。ルートの奥には雛岳と高田大岳が並び、これから滑り込む最初の急斜面には午後の日差で長い影。中央奥が滑走終了点の箒場岱だが、大きく右(南)に回っていく。滑走開始直後、急斜面を見上げると、冬の太陽に竹竿。
滑っても滑っても続く大斜面。箒場岱の向こうに見えているのは八幡岳。滑走開始点はオーバーハングしていてもう見えていない。高田大岳は、滑走開始地点から見た白い三角形から黒白の姿に形が変わり、更にごつごつした姿に変わり、同じ山とは思えないほど。ルート上にある案内表示(竹竿と標識)よりも右(南)に進み、高田大岳の斜面をトラバースするトレースを辿ると、高田大岳や背後の赤倉東斜面が良く見えた。午後の春の日差しに映える雪の八甲田。
林に入った後は、立木やブッシュを避けながらの障害物滑走となる。一度、雪が消えた箇所でスキーを外して歩くが、あとはなんとか雪を拾って滑り、夕刻の箒場岱に着いて滑走終了。箒場岱・茶屋前から振り返ると背後はは雛岳。駐車場に戻り、ロープウェイ麓駅までMTBを回収しに行く。MTBにも少し慣れ、疲れたが、楽しい山旅だった。
萱野平から見る八甲田
春の八甲田はスキー・ルート下降地点をシャトル・バスが周回しているが、今回は車にMTBを乗せていく。青森市内から萱野平まで車で登ると、八甲田が目の前に現れるが、これは市内からと同じアングル。スキーをロープウェイ麓駅に置き、車でR103から田代平方面に下り、箒場岱付近まで来ると、雛岳と高田大岳がすぐ近くに並んで現われる。下降地点の箒場岱に車を置き、折り畳み式のMTBを組み立て、出発。
雛岳(左)と高田大岳・・・・・箒場岱付近より
箒場岱からMTB・・・・・折り畳み式MTB
MTBを押して登った登りの車道
薄紫のサクラソウのような花(キクザキイチゲというらしい)
慣れぬMTBで坂を上るのはしんどく、半分近く押して歩いたが、昨年よりはだいぶ慣れた感じ。車道脇に薄紫のサクラソウのような花(キクザキイチゲというらしい)を見る。
ロープウェイ頂上駅の外・・・・・だいぶ雪がとけていた
ロープウェイ頂上駅でツアー届を出し、スキーを担いで電波塔(田茂萢岳・北峰頂上)まで登る。頂上駅の周囲はだいぶ雪が溶けていた。もう13時で、電波塔から箒場岱ルートに向かうのは一人だけ。電波塔にいたスキー・パーティは銅像ルートに向かったようだ。東に見えている赤倉岳手前のコルまで滑走。
電波塔から見る赤倉岳・・・・・ロープウェイ頂上駅からスキーを担いで電波塔(田茂萢岳・北峰頂上)まで登り、そこからコルまで滑走
コル付近から見上げる赤倉岳・北峰・・・・コルでシールを貼って登り始める。頂上直下に見える白い筋が夏道。夏道周辺は雪が消えているので、大きく左(北)に回って雪を拾いながら登り、北峰直下までシールで登った
赤倉岳北斜面・・・・・ここは上まで雪がついていた
箒場岱ルートは赤倉岳頂上まで登り、東斜面を滑走する雄大なコース。コルでシールを貼って登り始める。頂上直下に見える白い筋が夏道。夏道周辺は雪が消えているので、大きく左(北)に回って雪を拾いながら登ると、北峰直下までシールで登れた。そこでスキーを担ぎ、赤倉頂上まで歩く。そこから見下ろす爆裂火口の景観はいつもの通りすごい。
背後に見える田茂萢岳(左)と前岳(右)
赤倉岳・北峰から見る赤倉岳本峰方面・・・・・爆裂火口の景観1
赤倉岳・北峰頂上
赤倉岳・本峰と夏道・・・・・スキーを担いで歩く
赤倉岳・北峰と五色岩・・・・・本峰への登りの途中より。爆裂火口の景観2
赤倉岳爆裂火口下部・・・・・本峰への登りの途中より見下ろす。五色岩(上の写真)の下に続く。爆裂火口の景観3
祠・・・・・頂上の少し手前にある。冬は氷結して雪ボールになっており、強風にさらされているが、いつ来てもきちんと整備されている。ご苦労様。
赤倉岳頂上・・・・・古い標柱が立っている。背景は大岳。その手前に井戸岳
頂上に丸く雪が残る赤倉岳・東峰・・・・・東峰の背後に高田大岳、小岳、更に南八甲田の乗鞍岳などが見えてくる
融けかけている赤倉沼
雛岳(左)と高田大岳・・・・・赤倉岳・南峰直下(滑走起点)より。東大斜面の景観1
滑走開始点の真下・・・・・午後の日差で長い影。中央奥が滑走終了点の箒場岱だが、大きく右(南)に回っていく。東大斜面の景観2
頂上の少し手前に立派な祠がある。冬は氷結して雪ボールになっており、強風にさらされているが、いつ来てもきちんと整備されている。ご苦労様。祠のすぐ先に赤倉岳頂上があり、古い標柱が立っている。背景には大岳、その手前に井戸岳が重なっている。頂上に丸く雪が残る赤倉岳・東峰に向かうと、東峰の背後に高田大岳、小岳、更に南八甲田の乗鞍岳などが見えてくる。左下に見える赤倉沼は氷が融けかけていた。赤倉岳・東峰に上がると、眼下に東大斜面が広がる。東峰頂上から少し下った雪の上で休憩(シールをしまっている間に、スコップの柄を落としてしまったらしい。柄をなくしたのは2度目)。
最初の急斜面を見上げる・・・・・滑走開始直後。醜いが中央左に竹竿が立っている。東大斜面の景観3
春雪ワックスを塗り、大斜面の滑走。それは、少しくすんだ青空の下の芽吹き始めた広大な雪原。麓のあたりは冬から春に変わろうとしているが、山の上はまだ冬が息づく雪の世界。最初は良く滑る。ルートの奥には雛岳と高田大岳が並び、これから滑り込む最初の急斜面には午後の日差で長い影。中央奥が滑走終了点の箒場岱だが、大きく右(南)に回っていく。滑走開始直後、急斜面を見上げると、冬の太陽に竹竿。
竹竿と大斜面・・・・・滑っても滑っても続く大斜面。中央奥は八幡岳。東大斜面の景観4
滑っても滑っても続く大斜面。箒場岱の向こうに見えているのは八幡岳。滑走開始点はオーバーハングしていてもう見えていない。高田大岳は、滑走開始地点から見た白い三角形から黒白の姿に形が変わり、更にごつごつした姿に変わり、同じ山とは思えないほど。
最初の大斜面下より見上げる・・・・・滑走開始点はオーバーハングしていてもう見えていない。東大斜面の景観5
赤倉岳
ルート上にある案内表示(竹竿と標識)よりも右(南)に進み、高田大岳の斜面をトラバースするトレースを辿ると、高田大岳や背後の赤倉東斜面が良く見えた。午後の春の日差しに映える雪の八甲田。
高田大岳・・・・・北西側直下より。滑走開始地点から見た姿(5つほど上の写真)とはずいぶん形が変わっている
高田大岳・・・・・北東側直下より。また姿が変わった
林の中の道標
林の中の滑走
箒場岱の茶店の裏に到着。滑走終了
箒場岱・茶屋前から振り返る・・・・・背後は雛岳
林に入った後は、立木やブッシュを避けながらの障害物滑走となる。一度、雪が消えた箇所でスキーを外して歩くが、あとはなんとか雪を拾って滑り、夕刻の箒場岱に着いて滑走終了。箒場岱・茶屋前から振り返ると背後はは雛岳。駐車場に戻り、ロープウェイ麓駅まで自転車を回収しに行く。自転車にも少し慣れ、疲れたが、楽しい山旅だった。
ロープウェイ麓駅・・・・・車でもう一度行き、自転車を回収