戸来岳     十和田の不思議な伝承の山

仕事が終わった週末に

車に乗って山に出かける

遠くの手ごたえのある山もいいが

近場の里山にふらりと登りたい

東北百名山、青森110山、青森県の山

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青森県  戸来岳(三ツ岳1,159m、大駒ヶ岳1,144m)

2005年5月28日

大駒ヶ岳と三ツ岳の二つを合わせて戸来岳といい、三ツ岳は十和田湖周辺で一番標高が高い。

大駒ヶ岳を越えると、残雪の三ツ岳が見えてくる。

「戸来」は「ヘブライ」に由来し、登山口の新郷村には「キリストの墓」があるなど、戸来岳にまつわる古くからの伝承がたくさんあるようだ。

尖がった三ツ岳とずんぐりした大駒ヶ岳の双耳は、遠くからでも見分けやすい景観になっている。

 大駒ヶ岳を越えると、残雪の三ツ岳が見えてくる。
 八甲田・乗鞍岳から見る戸来岳(大駒ヶ岳と三ツ岳)
 戸来岳・大駒ヶ岳の頂上標識
 大きな駐車場
10:36 駐車場発13:02 大駒ヶ岳13:47 三ツ岳・・・・・・・・・・・・・登り3時間11分14:34 三ツ岳発15:13 大駒ヶ岳16:37 駐車場・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)6時間1分

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大駒ヶ岳と三ツ岳の二つを合わせて戸来岳といい、三ツ岳は十和田湖周辺で一番標高が高い。この日は曇または曇後雨の天気予報だったので、登山は半ばあきらめ、疲れていたこともあって7:00頃家を出る。翌日の下調べくらいのつもり。久しぶりに田代岱側から八甲田を越えていく。雪がまだある前岳と雛岳は見えたが、赤倉や高田大岳はガスの中。雪がないとずいぶん感じが違う。奥入瀬をこえて新郷の方へ左折。十和田湖にもガス。十和利山登山口のところで秋田にいったん入るが、山菜採りの車が列をなしている。その先はすごく良い道で、だいぶ下まで降りてまた登る。新郷の公園に寄って登山口を確認。ゴーカートヤテニスコートもあるようだ。北東に残雪の大駒ヶ岳が見えている。これで登る気になる。少し戻って林道に入る。ずっと舗装された良い道。旗を立てた年輩団体の人たちが大勢歩いている。川沿に公園もあり、ハイキングコースのようだ。

大きな駐車場に先客3台。夫婦が出発していく。10:36、駐車場から歩き始めると、11:28に砂利道の林道に出て、再び登山道に上がる。少し行くと車が停まっており、林道をそのまま登るとここまで車で来れるようだ。少し行くと木々の間に大駒の姿が見えている。倒木を避けてゆくが、最近行った津軽の山とは大違いの良い道。よく整備されている。急坂になってから道端にこごみを見つけ、採っていく。ロープ場のところで老夫婦を追い越す。イチイというのはどれだろう。やがて頂上稜線に上がり、西に十和利山が見えるが、ガスで霞んでいる。十和田山や三ツ岳は見えない。笹の道をだいぶ行ったところが大駒ケ岳の頂上。戸来岳・大駒ヶ岳の頂上標識が置いてあった(現在は立て直されている)。三人組が休んでいる。真西に十和利山と十文字山が近い。大駒ヶ岳を越えると、残雪の三ツ岳が見えてくる。最初はガスに隠れていたがだんだん見えてくる。北東に別のピーク。十和田山から見えていたピークだろう。もうひとつあれば三つだが(もう一つはもっと北に低いのがあるようだ)。大駒ヶ岳と三ツ岳との間はかなりの下りの鞍部。完全に独立した二山と言った方がよい。二人が向こうからやってきた。

鞍部から登りかえすと途中に残雪。急なので踏み跡を辿って慎重に登る。13:44、三ツ岳頂上の手前に十和利山への分岐標識があったが、道はあまりよくないらしい。そして三ツ岳頂上に到着。先客の若夫婦がいたので、北側に座って食事。八甲田側は完全に白いガスに覆われているが、時々ガスが薄れて十和田湖や十和田山が見えてくる。もうひとつのピークの方へ行ってみようと思ったが、ヤブの中に道はなし。残雪期なら行けるのだろう。14:34、頂上発。大駒にガスがかかっている。帰り道ではもう遅いこともあり、誰にも会わず。登りで着ていた上着は頂上では脱いで腰に巻いていく。寒くはない。16:37、駐車場着。立派なトイレはあるがシャッターが閉まっていた。迷平まで行ってトイレに寄り、硬いイワナを食べる。山菜採りの人たちも店じまい。車道の車の列もなくなっている。八甲田まで来るとだいぶ晴れていて、高田大岳や猿倉が見えている。久しぶりに会った感じ。谷地温泉に入っていく。300円。古びた板張りの温泉。ぬるいけど石鹸、シャンプーあり。

「戸来」は「ヘブライ」に由来し、登山口の新郷村には「キリストの墓」があるなど、戸来岳にまつわる古くからの伝承がたくさんあるようだ。

 メモ 十和田市に古くから伝えられている話(東奥日報・青森110山、ネット情報)

(周辺から見る戸来岳)

尖がった三ツ岳とずんぐりした大駒ヶ岳の双耳は、遠くからでも見分けやすい景観になっている。惣辺牧野からは三ツ岳の三つのピーク(本峰1,159m、二峰1,130m、三峰1,065m)を確認できる。

 駐車場

大駒ヶ岳と三ツ岳の二つを合わせて戸来岳といい、三ツ岳は十和田湖周辺で一番標高が高い。この日は曇または曇後雨の天気予報だったので、登山は半ばあきらめ、疲れていたこともあって7:00頃家を出る。翌日の下調べくらいのつもり。久しぶりに田代岱側から八甲田を越えていく。雪がまだある前岳と雛岳は見えたが、赤倉や高田大岳はガスの中。雪がないとずいぶん感じが違う。奥入瀬をこえて新郷の方へ左折。十和田湖にもガス。十和利山登山口のところで秋田にいったん入るが、山菜採りの車が列をなしている。その先はすごく良い道で、だいぶ下まで降りてまた登る。新郷の公園に寄って登山口を確認。ゴーカートヤテニスコートもあるようだ。北東に残雪の大駒ヶ岳が見えている。これで登る気になる。少し戻って林道に入る。ずっと舗装された良い道。旗を立てた年輩団体の人たちが大勢歩いている。川沿に公園もあり、ハイキングコースのようだ。


 樹間から大駒ヶ岳を見る

 

戸来岳・大駒ヶ岳の頂上標識(現在は立て直されている)

大きな駐車場に先客3台。夫婦が出発していく。10:36、駐車場から歩き始めると、11:28に砂利道の林道に出て、再び登山道に上がる。少し行くと車が停まっており、林道をそのまま登るとここまで車で来れるようだ。少し行くと木々の間に大駒の姿が見えている。倒木を避けてゆくが、最近行った津軽の山とは大違いの良い道。よく整備されている。急坂になってから道端にこごみを見つけ、採っていく。ロープ場のところで老夫婦を追い越す。イチイというのはどれだろう。やがて頂上稜線に上がり、西に十和利山が見えるが、ガスで霞んでいる。十和田山や三ツ岳は見えない。笹の道をだいぶ行ったところが大駒ケ岳の頂上。戸来岳・大駒ヶ岳の頂上標識が置いてあった(現在は立て直されている)。三人組が休んでいる。真西に十和利山と十文字山が近い。大駒ヶ岳を越えると、残雪の三ツ岳が見えてくる。最初はガスに隠れていたがだんだん見えてくる。北東に別のピーク。十和田山から見えていたピークだろう。もうひとつあれば三つだが(もう一つはもっと北に低いのがあるようだ)。大駒ヶ岳と三ツ岳との間はかなりの下りの鞍部。完全に独立した二山と言った方がよい。二人が向こうからやってきた。

 

戸来岳・三ツ岳

 三ツ岳への登り

 三ツ岳の頂上標識(手前に一等三角点)

鞍部から登りかえすと途中に残雪。急なので踏み跡を辿って慎重に登る。13:44、三ツ岳頂上の手前に十和利山への分岐標識があったが、道はあまりよくないらしい。そして三ツ岳頂上に到着。先客の若夫婦がいたので、北側に座って食事。八甲田側は完全に白いガスに覆われているが、時々ガスが薄れて十和田湖や十和田山が見えてくる。もうひとつのピークの方へ行ってみようと思ったが、ヤブの中に道はなし。残雪期なら行けるのだろう。14:34、頂上発。大駒にガスがかかっている。帰り道ではもう遅いこともあり、誰にも会わず。登りで着ていた上着は頂上では脱いで腰に巻いていく。寒くはない。16:37、駐車場着。立派なトイレはあるがシャッターが閉まっていた。迷平まで行ってトイレに寄り、硬いイワナを食べる。山菜採りの人たちも店じまい。車道の車の列もなくなっている。八甲田まで来るとだいぶ晴れていて、高田大岳や猿倉が見えている。久しぶりに会った感じ。谷地温泉に入っていく。300円。古びた板張りの温泉。ぬるいけど石鹸、シャンプーあり。

 

十和田湖 

三ツ岳・二峰(1,130m)

「戸来」は「ヘブライ」に由来し、登山口の新郷村には「キリストの墓」があるなど、戸来岳にまつわる古くからの伝承がたくさんあるようだ。

 

メモ 十和田市に古くから伝えられている話(東奥日報・青森110山、ネット情報)

 十和利山(左奥、991m)と大文字山(右手前、1,014m)

 





三ツ岳から見る大駒ヶ岳


 (周囲から見る戸来岳)

 

大黒森から見る戸来岳(三ツ岳と大駒ヶ岳)(2003年8月31日映像)

尖がった三ツ岳とずんぐりした大駒ヶ岳の双耳は、遠くからでも見分けやすい景観になっている。

 

八甲田・乗鞍岳から見る戸来岳(大駒ヶ岳と三ツ岳)(2004年4月10日映像)

 


惣辺牧野から見る戸来岳(大駒ヶ岳と三ツ岳)(2013年10月5日映像)

惣辺牧野からは三ツ岳の三つのピーク(本峰1,159m、二峰1,130m、三峰1,065m)を確認できる。