大倉岳     津軽半島のミニ縦走

仕事が終わった週末に

車に乗って山に出かける

遠くの手ごたえのある山もいいが

近場の里山にふらりと登りたい

日本の山1000、青森110山、青森県の山

71

青森県  大倉岳677m、赤倉岳563m

2002年6月29日

 

津軽半島の根元付近にある大倉岳と赤倉岳のミニ縦走。

大倉岳には大きな赤い鳥居と祠。

赤倉岳には小さな鳥居に赤い祠。

そして大倉岳の緑のゆったりとしたスロープ。

帰り道で振り返ると、田畑の向こうに浮かぶ二つの山。

平凡な里山だけど心に残る風景。

近くを通ると必ずこの二つの山を探している。

 赤倉岳頂上で振り返ると、大倉岳の緑のゆったりとしたスロープ。ブナの里山
 大倉岳の大きな赤い鳥居と祠
 赤倉岳の小さな鳥居と赤い祠
 帰り道で振り返ると、田畑の向こうに浮かぶ二つの山
  8:10 駐車地点発  8:19 登山口  9:39 前大倉小屋  9:50 前岳630m10:17 大倉岳677m・・・・・・・・・・登り2時間7分11:17 大倉岳発12:01 赤倉岳563m13:28 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・周回(含休憩)5時間18分

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津軽半島の根元付近にある大倉岳と赤倉岳のミニ縦走。

R280から山側に左折し、田んぼの中の舗装路が砂利道となり、車道の上を水が流れている手前に駐車し、8時過ぎに駐車地点発。ちょっと不安だったが、500mほど先に大きな登山道案内図があり、大倉岳登山口表示もあった。そこは駐車場になっていたので、ここまで車で入ればよかった。登山道案内図を見ると袴腰岳まで簡単に行けそうだが、だいぶ距離があるし、道は大丈夫だろうか。

登っている途中で、またスティックの傘をなくして捜す。一つ目のピーク(464m?)で少し休み、その先で主尾根に合流。前大倉小屋は林の中にある高床式の避難小屋だった。その少し先に二つ目のピーク(前岳630m)があり、そこまで登ると、大倉岳の頂上と社が見えたた。

いったんコルに降ると祠があり、赤倉岳への分岐のところを大倉岳に向かい、九十九折を登って、10時半前に大倉岳頂上に着く。大きな赤い鳥居と祠に三角点。四周の眺望あり。先週の朝日岳とは大違いの晴天。北東には赤倉岳(*1)がやや低く見えている。北には袴腰岳(*2)の平たい頂上が笹越しに見えており、その更に奥に津軽半島北部の山並みが見えており、その中にあるはずの増川岳や丸屋形岳の姿を探してみる。南には、岩木山はかすんでほとんど見えず、梵珠山の山頂らしきアンテナが見える。下北半島は薄曇りの霞の中。ゆっくり食事。見上げると社を支えている針金の上に雲と青空。針金には草履がひっかけてあるが、奉納したものだろうか。

 (*1)赤倉岳の北面:大倉岳から見る赤倉岳は全くなだらかで、その名にふさわしい岩壁や崖がない。しかし、「赤倉」という名があるからには、どこかにナギか岸壁があるはずと思っていたが、それは北側にあった。2005年に袴腰山(*2)に蓬田から登り、赤倉岳のすぐ北側を通った時、大きくはないが、頂上直下に岩壁を見た。「赤倉」の名の元になったのはこの岩壁なのだろう。

この後、赤倉方面に下りてゆくと、途中に袴腰岳(*2)への分岐。一瞬行こうかと思ったが止めておく。赤倉岳の頂上には小さな鳥居に赤い祠があり、確かノートが置いてあった。ここも視界は開けていた。すぐ北の谷向こうには鍋森山から袴腰岳への緑の稜線。そして振り返ると大倉岳の緑のゆったりとしたスロープ。ブナの里山。

 (*2)袴腰岳: 津軽半島には袴腰岳が二つあるが、大倉岳の近くにあるのは中里、金木、蓬田の境界にある628m峰。頂上は風衝地で開けていて眺めがよい。もう一つは半島の先、今別、平舘の境界にある707m峰。中里袴腰岳は平らな頂上、今別袴腰岳は先細りの台形で、全く形が違う。「袴腰」というのは、袴に入れる腰板、鐘楼の下層の末広がりなど、台形の形状を言うらしいので、今別袴腰岳の方が名前に近いのではなかろうか。

最後は木材の切り出し場のようなところに下り、駐車地点に戻る。車道をR280 ni向かう帰り道で振り返ると、田畑の向こうに浮かぶ二つの山。大倉岳と赤倉岳が並んでいる風景はこのとき以来、記憶に深く刻まれていて、近くを通ると無意識のうちに目が探している。平凡な里山だけど心に残る風景。近くを通ると必ずこの二つの山を探している。

 登山道案内図

津軽半島の根元付近にある大倉岳と赤倉岳のミニ縦走。

 大倉岳登山口標識

R280から山側に左折し、田んぼの中の舗装路が砂利道となり、車道の上を水が流れている手前に駐車し、8時過ぎに駐車地点発。ちょっと不安だったが、500mほど先に大きな登山道案内図があり、大倉岳登山口表示もあった。そこは駐車場になっていたので、ここまで車で入ればよかった。登山道案内図を見ると袴腰岳まで簡単に行けそうだが、だいぶ距離があるし、道は大丈夫だろうか。

 前岳

 尾根分岐

 前大倉小屋

登っている途中で、またスティックの傘をなくして捜す。一つ目のピーク(464m?)で少し休み、その先で主尾根に合流。前大倉小屋は林の中にある高床式の避難小屋だった。その少し先に二つ目のピーク(前岳630m)があり、そこまで登ると、大倉岳の頂上と社が見えたた。

 大倉岳

 大倉岳と社

 コルの祠

いったんコルに降ると祠があり、赤倉岳への分岐のところを大倉岳に向かい、九十九折を登って、10時半前に大倉岳頂上に着く。大きな赤い鳥居と祠に三角点。四周の眺望あり。先週の朝日岳とは大違いの晴天。北東には赤倉岳(*1)がやや低く見えている。北には袴腰岳(*2)の平たい頂上が笹越しに見えており、その更に奥に津軽半島北部の山並みが見えており、その中にあるはずの増川岳や丸屋形岳の姿を探してみる。南には、岩木山はかすんでほとんど見えず、梵珠山の山頂らしきアンテナが見える。下北半島は薄曇りの霞の中。ゆっくり食事。見上げると社を支えている針金の上に雲と青空。針金には草履がひっかけてあるが、奉納したものだろうか。

 

 分岐表示

 大倉岳の赤い鳥居

 大倉岳頂上標識

 袴腰岳

 津軽半島北部の山並み

 赤倉岳

 赤倉岳の岸壁(2005年5月21日、袴腰岳途上)

(*1)赤倉岳の北面:大倉岳から見る赤倉岳は全くなだらかで、その名にふさわしい岩壁や崖がない。しかし、「赤倉」という名があるからには、どこかにナギか岸壁があるはずと思っていたが、それは北側にあった。2005年に袴腰山(*2)に蓬田から登り、赤倉岳のすぐ北側を通った時、大きくはないが、頂上直下に岩壁を見た。「赤倉」の名の元になったのはこの岩壁なのだろう。

 前岳

 青空と雲と青空

 草履

 袴腰岳への分岐表示

 赤倉岳への道

 赤倉岳の小さな鳥居

この後、赤倉方面に下りてゆくと、途中に袴腰岳(*2)への分岐。一瞬行こうかと思ったが止めておく。赤倉岳の頂上には小さな鳥居に赤い祠があり、確かノートが置いてあった。ここも視界は開けていた。すぐ北の谷向こうには鍋森山から袴腰岳への緑の稜線。そして振り返ると大倉岳の緑のゆったりとしたスロープ。ブナの里山。

 

 赤倉岳の赤い祠

 津軽半島北部の山並み

 袴腰岳と鍋森山

(*2)袴腰岳: 津軽半島には袴腰岳が二つあるが、大倉岳の近くにあるのは中里、金木、蓬田の境界にある628m峰。頂上は風衝地で開けていて眺めがよい。もう一つは半島の先、今別、平舘の境界にある707m峰。中里袴腰岳は平らな頂上、今別袴腰岳は先細りの台形で、全く形が違う。「袴腰」というのは、袴に入れる腰板、鐘楼の下層の末広がりなど、台形の形状を言うらしいので、今別袴腰岳の方が名前に近いのではなかろうか。

 前岳と大倉岳

 蓬田への分岐表示

 大倉岳と赤倉岳

 大倉岳と赤倉岳

最後は木材の切り出し場のようなところに下り、駐車地点に戻る。車道をR280 ni向かう帰り道で振り返ると、田畑の向こうに浮かぶ二つの山。大倉岳と赤倉岳が並んでいる風景はこのとき以来、記憶に深く刻まれていて、近くを通ると無意識のうちに目が探している。平凡な里山だけど心に残る風景。近くを通ると必ずこの二つの山を探している。

 大倉岳と赤倉岳

 大倉岳

 大倉岳と赤倉岳