古処山(こしょ) 福岡中央部の三山縦走
福岡県 古処山860m、屏山929m、馬見山978m 2016年8月11日
(古処山)九州百名山
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キャンプ場を抜けて登山道に入る。道は分かりやすく、整備は悪くない。
頂上手前でまたキツネノカミソリに出会う。この細長くて赤い花びらはとても印象的。
古処山の頂上は岩場になっていて仏像や祠があり、修験道の霊場があったという歴史が感じられる。男性二人に会ったが、今日は「山の日」、この後も何度も人に会う。
古処山の頂上付近から縦走路の先に屏山と馬見山を見る。近く見えるが、それぞれ2km、6kmのかなた。
幸い、縦走路は林に覆われた日陰の道で、涼しい風も吹いていたので、耐暑訓練にはならず。
屏山頂上では、カラフルな山ガール・スタイルの二人に会う。それに比べると、なんともむさくるしい、暑苦しい格好をしている私。夏の服装をなんとかしなければ。
馬見山への途中の風通しのいい木陰で昼寝。そよ風がなんとも心地よい。その先の登り返しで日向の部分があり、暑かったが、背後に屏山を見る。
ついに到達した馬見山頂上も日向になっていて、暑さを我慢して三角点やら頂上標識やらを撮る。帰路で会った3人パーティも、トレイルランニングらしきカラフル・スタイルに小さなザック。
キャンプ場に下るとたくさん人がいて、沢で遊んでいるらしい子供たちの声やコテージの前で食事中の家族。
長い縦走だったが、元気でカラフル・スタイルの福岡の人たちに圧倒された一日だった。
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今回の里山巡りはブログ情報も参考に、ほとんど複数ピークの縦走プランとしたが、特に長い縦走が二つ含まれている。それが「古処山、屏山、馬見山、往復16km」と「足立山、戸ノ上山、25km(電車10㎞、市街5㎞、山間10km)」。縦走でなければなんてことはない山だが、真夏の10kmを越える縦走は楽ではなかろう。最長は足立山だが、山間部のみだと古処山が16㎞で一番長い。
やや重い気分で古処山に向かうが、遅い九州の朝も5時過ぎには明るくなってくる。今日も快晴になりそうだ。ネット情報に従い、キャンプ場手前の広い路側帯に駐車して歩く。狭い舗装路の先にある鹿ネットをくぐると真新しいコテージの並ぶキャンプ場。コテージに車が置いてあり、泊り客がいたらしいが、朝は誰も歩いていなかった。帰路のときは人がたくさん。
キャンプ場を抜けて登山道となるが、道は分かりやすく、整備は悪くない。頂上手前でまたキツネノカミソリに出会う。今回は、ほとんど散っていたが、キツネノカミソリの群落も発見。この細長くて赤い花びらはとても印象的。これだけでも来た価値はあるかもしれない。
古処山の頂上は岩場になっていて、男性二人がやってきた。今日は「山の日」、この後も何度も人に会う。頂上には岩壁に「古処大神」とある祠やベンチがあり、案内によると、ここの岩場は石灰岩で、付近一帯はツゲの原生林らしい。南側の筑紫平野方面が開けていて、遠景はぼやけていたが、谷筋の街並みが見えた。三角点が見当たらないので探し回った挙句、大きな縦長の岩の上に埋め込まれた金属製の四等三角点を発見。なるほど。
古処山の頂上付近から縦走路に入る地点で、縦走路の先に屏山と馬見山を見る。近く見えるが、それぞれ2km、6kmのかなた。幸い、縦走路は林に覆われた日陰の道で、涼しい風も吹いていたので、耐暑訓練にはならなかった。屏山へはだいぶ下って登り返すが、途中に「将軍隠し、奥の院」への分岐あり。帰りに寄ってみると、岩場の中の狭い空間と大きな空間だった。
屏山頂上には一等三角点があり、北側が開けていて、遠賀川流域の平地と低い山並みが見えた。往路では誰もいなかったが、復路では親子らしい山ガール二人がいて、しきりに写真を撮っていた。うろうろしていると「お父さん、撮りましょうか」と言われ、思わず「ハイ」と答えて撮ってもらう。カラフルな山ガール・スタイルの二人に比べると、なんともむさくるしい、暑苦しい格好をしている私。夏の服装をなんとかしなければ。一昔前の、沢シャツ、沢タイツに半ズボンがいいのかもしれない。沢タイツにスパッツを付けると、なんとなくガッチャマンかドラゴンボールみたいで止めたのだが・・・・・今風の山ボーイはそんなスタイルでもいいような気もする。
馬見山への途中の風通しのいい木陰で昼寝。そよ風がなんとも心地よい。その先の宇土浦越という峠で休んでいる男性に会い、そこからの登りではトレイルランニング・スタイルの男性に会う。このあたりには日向の部分があり、暑かったが、背後に屏山と860m峰を見ることができた。
ついに到達した馬見山頂上も日向になっていて、暑さを我慢して三角点やら頂上標識やらを撮っていると、先の方から声が聞こえる。誰かがいるらしい。馬見山頂上は日向になっているので、木陰で休んでいたのだろう。私も早々に帰路につき、少し下った木陰で2回目の昼寝。すると、3人パーティがやってきた。彼らもトレイルランニングだったらしく、カラフル・スタイルに小さなザックで、屏山への途中でもう一度、追い越される。ご苦労さん。
奥の院へは復路で立ち寄った。古処山から屏山への下りの途中にある分岐をたどり、鎖場を下ったところにある岩場の中の狭い空間で、中には入れないと思う。奥の院の先にも鎖場が続いており、「大将隠し」という岩場の中の大きな空間がある。ここなら入れると思う。その先で縦走路に合流する。
古処山への途中でもう一組、数人のパーティに出会ったが、ようやく戻った古処山には誰もいなかった。キャンプ場に下るとたくさん人がいて、沢で遊んでいるらしい子供たちの声やコテージの前で食事中の家族。私は日向をサングラスをかけて通り過ぎる。長い縦走だったが、元気でカラフル・スタイルの福岡の人たちに圧倒された一日だった。
下山後に南側にある温泉に寄った帰りに、もう一度古処山を見る。
古処山・・・・・朝、北側より
今回の里山巡りはブログ情報も参考に、ほとんど複数ピークの縦走プランとしたが、特に長い縦走が二つ含まれている。それが「古処山、屏山、馬見山、往復16km」と「足立山、戸ノ上山、25km(電車10㎞、市街5㎞、山間10km)」。縦走でなければなんてことはない山だが、真夏の10kmを越える縦走は楽ではなかろう。最長は足立山だが、山間部のみだと古処山が16㎞で一番長い。
屏山・・・・・朝、北側より。上の写真の左側
やや重い気分で古処山に向かうが、遅い九州の朝も5時過ぎには明るくなってくる。今日も快晴になりそうだ。
キャンプ場のコテージ
ネット情報に従い、キャンプ場手前の広い路側帯に駐車して歩く。狭い舗装路の先にある鹿ネットをくぐると真新しいコテージの並ぶキャンプ場。コテージに車はあったが、車が置いてあり、泊り客がいたらしいが、朝は誰も歩いていなかった。帰路のときは人がたくさん。
キツネノカミソリ・・・・・古処山頂上手前
キャンプ場を抜けて登山道となるが、道は分かりやすく、整備は悪くない。頂上手前でまたキツネノカミソリに出会う。今回は、ほとんど散っていたが、キツネノカミソリの群落も発見。この細長くて赤い花びらはとても印象的。これだけでも来た価値はあるかもしれない。
「弁財天」の石板
キツネノカミソリ・・・・・頂上手前の群落
カラマツソウ
古処山頂上の祠と頂上標識・・・・・右隣りの岩に「古処大神」と彫ってある
古処山の頂上は岩場になっていて、男性二人がやってきた。今日は「山の日」、この後も何度も人に会う。頂上には岩壁に「古処大神」とある祠やベンチがあり、案内によると、ここの岩場は石灰岩で、付近一帯はツゲの原生林らしい。南側の筑紫平野方面が開けていて、遠景はぼやけていたが、谷筋の街並みが見えた。三角点が見当たらないので探し回った挙句、大きな縦長の岩の上に埋め込まれた金属製の四等三角点を発見。なるほど。
古処山の三角点・・・・・この岩の上に金属製の四等三角点が埋め込まれていた
屏山・・・・・約2㎞先。古処山頂上から縦走路に入った地点より
古処山の頂上付近から縦走路に入る地点で、縦走路の先に屏山と馬見山を見る。近く見えるが、それぞれ2km、6kmのかなた。
馬見山・・・・・6㎞のかなた。古処山頂上から縦走路に入った地点より。
縦走路
幸い、縦走路は林に覆われた日陰の道で、涼しい風も吹いていたので、耐暑訓練にはならなかった。屏山へはだいぶ下って登り返すが、途中に「将軍隠し、奥の院」への分岐あり。帰りに寄ってみると、岩場の中の狭い空間と大きな空間だった。
屏山頂上
屏山頂上には一等三角点があり、北側が開けていて、遠賀川流域の平地と低い山並みが見えた。往路では誰もいなかったが、復路では親子らしい山ガール二人がいて、しきりに写真を撮っていた。うろうろしていると「お父さん、撮りましょうか」と言われ、思わず「ハイ」と答えて撮ってもらう。カラフルな山ガール・スタイルの二人に比べると、なんともむさくるしい、暑苦しい格好をしている私。夏の服装をなんとかしなければ。一昔前の、沢シャツ、沢タイツに半ズボンがいいのかもしれない。沢タイツにスパッツを付けると、なんとなくガッチャマンかドラゴンボールみたいで止めたのだが・・・・・今風の山ボーイはそんなスタイルでもいいような気もする。
宇土浦越という峠・・・・・休んでいる男性に会う
馬見山への途中の風通しのいい木陰で昼寝。そよ風がなんとも心地よい。その先の宇土浦越という峠で休んでいる男性に会い、そこからの登りではトレイルランニング・スタイルの男性に会う。このあたりには日向の部分があり、暑かったが、背後に屏山と860m峰を見ることができた。
屏山・・・・・宇土浦越から馬見山への登り返しより。このあたりには日向の部分があり、暑かったが、背後に山を見ることができた
860m峰(左)と屏山・・・・・宇土浦越から馬見山への登り返しより。
往路では860m峰の頂上を通過するが、復路ではトラバース路を辿る
790m峰のベンチ・・・・・馬見山への途中にある平たんなピーク
馬見山頂上
ついに到達した馬見山頂上も日向になっていて、暑さを我慢して三角点やら頂上標識やらを撮っていると、先の方から声が聞こえる。誰かがいるらしい。馬見山頂上は日向になっているので、木陰で休んでいたのだろう。私も早々に帰路につき、少し下った木陰で2回目の昼寝。すると、3人パーティがやってきた。彼らもトレイルランニングだったらしく、カラフル・スタイルに小さなザックで、屏山への途中でもう一度、追い越される。ご苦労さん。
馬見山の一等三角点
奥の院
奥の院へは復路で立ち寄った。古処山から屏山への下りの途中にある分岐をたどり、鎖場を下ったところにある岩場の中の狭い空間で、中には入れないと思う。奥の院の先にも鎖場が続いており、「大将隠し」という岩場の中の大きな空間がある。ここなら入れると思う。その先で縦走路に合流する。
大将隠し・・・・・岩場の中の大きな空間。ここなら入れると思う
宮地嶽神社の大岩・・・・・頂上手前
古処山への途中でもう一組、数人のパーティに出会ったが、ようやく戻った古処山には誰もいなかった。キャンプ場に下るとたくさん人がいて、沢で遊んでいるらしい子供たちの声やコテージの前で食事中の家族。私は日向をサングラスをかけて通り過ぎる。長い縦走だったが、元気でカラフル・スタイルの福岡の人たちに圧倒された一日だった。
ムクゲ・・・・・帰りに寄った美奈宜の湯にて
下山後に南側にある温泉に寄った帰りに、もう一度古処山を見る。