片崎山     下北半島の忘れられた山

仕事が終わった週末に

車に乗って山に出かける

遠くの手ごたえのある山もいいが

近場の里山にふらりと登りたい

青森110山

67

青森県 301m

2015年9月5日

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ヤブの急斜面を登って片崎山頂上に向かい、平たんな頂上の奥で字の消えかけた頂上標識と三等三角点を発見。

南東方向に浜辺(猿ヶ森砂丘)と太平洋、大沼が見えた。東奥日報記事の「圧倒的な迫力」は言い過ぎと思うが、絶景である。大沼に展望台が見えたので午後、そこに向かったが、道はなし。たぶん射爆場なのだろう。

北側(桑畑山)から見る片崎山(2005年5月22日映像)。平坦な頂上には牧場があるが、今回は東側(写真左側)から登った。
南東方向に浜辺(猿ヶ森砂丘)と太平洋、大沼が見えた。
  9:23 駐車地点(県道248)発10:33 片崎山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間10分11:36 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)2時間13分

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最初、西側の林道から登ろうとしたが、ゲートがあって登れない。野牛地区の牧野組合は1994年に放牧中止(東奥日報、青森110山)とあったが、山の西側には牧場ができているようだ。

東側の県道248に向かい、片崎山の南で赤リボンを発見。踏み跡もありそうなのでそこに駐車して林に入る。ヘルメット、スパッツ、リストバンドとレイングローブの完全武装。

赤リボンの奥には境界見出標の石標があり、奥にも続いている。が、数十メートルで終了。最後の境界見出標の先に小尾根があり、それに上がる。微かな踏み跡があったが、すぐに消え、急なヤブ斜面を登る。笹が現われ、ブッシュと笹を掴み、岩の出ている急斜面を登って山頂東の主尾根に到達。笹をこいでいくとやがて広い頂上部に着く。

頂上は広く、ブッシュと笹原になっていて、南西に浜辺(猿ヶ森砂丘)と太平洋、それに大沼が見える。東奥日報記事の「圧倒的な迫力」は言い過ぎと思うが、絶景である。広い頂上を奥まで歩くと古い轍があり、それをたどると木柱を発見。それはほとんど文字の消えた頂上標識で、根元の草の中に三等三角点があった。ザックを下ろし、三角点の周りを除草する。GPSの三角点位置とは数メートルの誤差。周囲の写真を写すが、次第に雲が出てきていて、雨粒もパラつく。西に釜臥山がややかすんで見えていた。

猿ヶ森砂丘が見える場所はかっての展望地だったらしく、「タバコのすいがらは山の灰皿に必ず入れること」の標識が落ちていた。主尾根はGPSを見ると東になだらかに続いているように見えるので、南に下らずに東に下ってみたが、やはり急になっている。トラバースで南に戻ろうとしたがなかなか戻れない。かなり大回りしてようやく往路ルートに乗る。これもGPSなしではできない芸当。戻ってきた駐車地点の車道(県道248)は結構、車が往来していた。

大沼に展望台が見えたので午後、そこにいってみようとしたが、道はなし。たぶん射爆場なのだろう。東奥日報記事によると、「猿ヶ森砂丘は防衛庁が買い上げ、弾道試験場に使用。中には入れない」とある。砂丘に沼もある美しそうなところなのに、残念。

 県道248の駐車地点から登山地点を見る。林の中に赤リボンがある。

林の斜面。この先で急になる。

主尾根の笹ヤブ

広い頂上部

片崎山の頂上・・・・・頂上標識と三等三角点

 

周りを掃除してきれいになった三角点

 

文字が消えかけた頂上標識

猿ヶ森砂丘と大沼・・・・・背景は太平洋。射爆場になっているらしく、入れない。

大沼

展望台?のようなもの

「タバコのすいがらは山の灰皿に必ず入れること」の古い標識

 

釜臥山・・・・・片崎山頂上から西の方角

桑畑山の風車と片崎山(2005年5月22日映像)