薬師岳、和賀岳     縦走と花の草原

仕事が終わった週末に

車に乗って山に出かける

遠くの手ごたえのある山もいいが

近場の里山にふらりと登りたい

薬師岳: 秋田県の山

和賀岳: 日本二百名山、東北百名山、他

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秋田県 薬師岳1,218m

和賀岳1,440m

2003年9月5日

🌻🌻🌻🌻🌻

真木林道を行くと、ふいに曲甲が現われる。かぎ爪のような印象的な姿。

キャンプ場の先の駐車場に停めるが、後から来た軽トラック2台は林道をもう少し先まで登って行った。(この10年後の2013年に来たときは、駐車場脇に立派な避難小屋が建っていた)

 ブナ林を登り、1時間半くらいで稜線。行く手に見えてきた薬師岳は、丸い緑の頂上の南に細尾根を伸ばしていた。その細尾根を登ると薬師分岐(曲り甲方面への分岐)。そこを左(北)に回りこんでいくと初めて和賀岳が見えた。左右に尾根を延ばした雄大な姿。

 薬師岳の手前と山頂に立派な屋根の祠が二つ。そこからいったん北に下ると花の咲く薬師平に至る。ピンクのフウロと白いウメバチソウ。

縦走路を北に向かい、白岩岳への分岐から東に向かうと、大展望の稜線歩き。このあたりだと和賀岳は小鷲倉岳の陰になってみえない。東には谷間に町並みが見えている。南に鳥海山の頂上がうっすら見え、北には左右に岩手山と秋田駒を従えた尖った頂上の羽後朝日岳を初めて見る。和賀岳とは対照的なスリムな姿。

 小鷲倉で再び和賀岳が見え、更に2~3のピークを越えていく。途中で南側の谷のはるか下に滝が見え、音もしているが、やがてガスに隠れてしまった。

もうひとつ先かなと思って登ったピークのところで話し声がして、そこが和賀岳の山頂だった。広々とした頂上で全方位が開けていたが、雲が景色を隠し始めていた。

 行く手に見えてきた薬師岳は、丸い緑の頂上の南に細尾根を伸ばしていた
 細尾根を登ると初めて和賀岳が見えた。左右に尾根を延ばした雄大な姿。
 ピンクのハクサンフウロ
 白いウメバチソウ
ツリガネニンジン
祠1・・・・・薬師岳頂上の少し手前
  7:01 甘露水登山口発  9:28 薬師岳・・・・・・・・・・登り2時間27分  9:48 薬師平11:34 和賀岳12:19 和賀岳発13:33 薬師平13:51 薬師岳15:10 甘露水登山口・・・・・和賀岳まで往復8時間9分

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6:00頃真木渓谷入口着。谷の奥の山が見えているが、和賀岳はここから見えるのだろうか。真木林道を行く。途中カーナビの道筋から北にそれ始めたが、構わず進む。川沿いのルートに戻り、ふいに曲り甲が現れる。印象的な姿。キャンプ地を過ぎ、駐車場。一台も止まっていない。林道はこの先、進入禁止になっている。7:00頃出発。林道を2台の軽が登っていったが、案の定、登山口のところに3台止まっていて、先の2台の人たちが準備している。ブナ林を登り、1時間半くらいで稜線。曲り甲は横長の姿に変わっている。急坂を登ると薬師分岐。曲り甲方面への分岐)。そこを回りこんでいくと初めて和賀岳が見えた。左右に尾根を延ばした立派な姿。薬師山頂で休憩。ものものしく覆った祠二つ。そこからはしばらく下りで、花の多い薬師平を経て白岩岳への分岐。このあたりだと和賀岳は小鷲倉岳の陰になってみえない。東には谷間に町並みが見えているので、下からは小鷲倉までは見えるのだろう。鳥海山の頂上もうっすら見えている。そこからは登りだが、北方に羽後朝日岳と思われる尖がった山が見える。

その左側の山は何だろう。2つの山の間に遠く見えるのは、左側が尖がった秋田駒のようにみえる。(恐らく左側の山が秋田駒で、遠くに見えるのは乳頭山)小鷲倉の登りで先の二人に追い越される。わいわいしゃべりながら登っている。小鷲倉を過ぎると2~3のピークを経て和賀岳山頂。途中で上から降りてきた男性に会う。ジープの人だろう。何度も止まって写真を撮る。南側の谷のはるか下に滝が見え、音もしているが、やがてガスに隠れてしまった。

もうひとつ先かなと思って登ったピークのところで話し声がして、そこが和賀岳の山頂だった。頂上はほとんど無風で、朝日岳のみえる側にて食事。マップが無く、インターネットの地図コピーしかないが、朝日岳の左手が秋田駒で、その奥にあるのはたぶん乳頭山だろう。左手の遠くに見えるのは太平山?後で調べてみたい。頂上は全く開けているので全方位見えるが、南側からガスが上がってきており、薬師岳は隠れている。北西に白岩岳を確認。あそこに行くには一旦鞍部をかなり降りないといけない。二人の男性(軽で来て登山口に止めた二人)は先に行ってしまい、しばらく一人の山頂を楽しむ。南側には岩手側からの登山路が見えている。クマ鈴の音が聞こえたような気がした。

12:15頃出発。ふりかえるとガスで、和賀岳が見えにくくなっている。薬師平のあたりで一瞬和賀岳が見えたが、薬師山頂ではまた見えず。薬師分岐を過ぎ、今度は曲り甲を何度も写す。林に入り、調子良く坂道を降りる。3:00に登山口着。林道の外れで曲り甲を写す。ここでの姿が印象的。林道を降りて駐車場に着いて3:15、ちょうど3時間(登り4時間半)。軽が一台止まっている。曲り甲に行ったのか、それとも白岩岳に向かったのか。次第にガスが降りてきて、曲り甲の頂上も隠れてしまった。盛岡へ行き、久しぶりに三千里で焼肉を食べる。

 

曲甲・・・・・真木林道を進むと現われる

 


 


 

甘露水・・・・・・(2013年10月19日映像)甘露水登山口表示よりも林道の少し先にある


花1:ツリガネニンジン?


和賀岳・・・・・稜線に上がって薬師分岐を過ぎ、左(北)に回り込んでいくと初めて和賀岳が見えた。左右に尾根を伸ばした雄大な姿

 

祠1・・・・・薬師岳頂上の少し手前


祠2・・・・薬師岳頂上脇(2013年10月19日映像)

 

薬師岳頂上(2013年10月19日映像)

 

薬師平


薬師岳・・・・・薬師平付近より


 

鳥海山の頂上がうっすら

 


 

羽後朝日岳・・・背後右に岩手山


羽後朝日岳と秋田駒(左後方)


和賀岳・・・・・小鷲倉付近より


滝・・・・・和賀岳の南の谷


和賀岳頂上・・・・・背後は秋田駒


花2・・・・・ハクサンフウロ


花3・・・・・ウメバチソウ


花4:ヤマアジサイ?