宝満山、三郡山、若杉山     大宰府の霊山から北の縦走路

福岡県  宝満山829m、三郡山936m、若杉山681m  2009年5月30日

(宝満山)九州百名山

(三郡山)山と高原地図・福岡の山々

(若杉山)山と高原地図・福岡の山々

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大きな鳥居をいくつもくぐり、天満宮の本殿におまいりし、お守りを買い、さあ、宝満山はどっちだ、と探すが分からない。守衛に聞き、巫女の格好をした人に尋ね、黙々と車道を歩く。よく調べもしないで飛び出してきたのが悪いのだ。

古くて長い石段を延々と登ってたどり着いた宝満山頂上829mは広く、大きな宝満宮の社があった。長い修験の歴史を実感できる頂上。白い霧で全く視界は無かったが、多くの人々が訪れていた。人々が憩う里山の雰囲気。少し休んで縦走路に向かう。

縦走路の最高地点、三郡山936mからは周囲が開けていたが、自衛隊レーダー基地のある緑の頂上部分だけが雲の上に出ていて、他は見えない。やや幻想的な風景。縦走路に進むと再びの雲の中に戻る。

縦走路の北にある若杉山には頂上が二つあった。アンテナに囲まれた最高点の東頂上681mと、神社境内の近くにある、昔からの若杉山の頂上らしい西頂上656m。ここにも新旧が混在している。

この後、岳城山381mの頂上に寄り、やや迷った末に車道に出てそれを下り、道沿いにあった温泉(若杉の湯)に入る。もう暗くなっていた。

 三郡山頂上から北の様子。緑の山頂部だけが雲の上に出ていて、他は見えない。やや幻想的な風景。縦走路に進むと再び雲の中に戻る
 宝満山頂上の社
 若杉山の太祖神社奥の院
  9:30 大宰府駅  9:44 天満宮10:32 竈門神社(かまど)12:06 宝満山829m・・・・・・・・・・・・登り1時間34分12:28 仏頂山869m13:06 頭巾山901m13:31 三郡山936m14:59 砥石山828m15:20 鬼岩谷山774m17:01 若杉山681m18:14 岳城山381m19:18 若杉の湯・・・・・・・・・・・・・・・縦走9時間48分

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博多から乗り換えた西鉄はローカル線風だったが、大宰府駅前はさすがに立派。右手の鳥居をくぐって天満宮に向かう。門前町風に左右に店が立ち並んでいる。

大きな鳥居をいくつもくぐり、天満宮の本殿におまいりし、お守りを買い、さあ、宝満山はどっちだ、と探すが分からない。守衛に聞くと、いったん外へ出るらしい。本殿の左手にある車道に向かい、巫女の格好をした人に尋ねると、車道をまっすぐいくと右折方向に案内が出ているという。黙々と車道を歩く。よく調べもしないで飛び出してきたのが悪いのだ。

途中でジョギングする夫婦。竃門神社(かまど)に着くと駐車場があり、そこから山に向かう人、神社におまいりする人。おまいりし、お守りを買って山に向かう。

いったん車道に降り、鳥居をくぐるとそこは林の中の登山道。ザックを下ろし、ウォーキングスティックとスパッツを出す。林の中の細道はたびたび車道にぶつかり、道端に車が停めてある。途中から登る人もいるのだろう。大きな池の脇を過ぎたあたりから人が増えてくる。そのあたりに駐車場があるのだろうか。

池の先から石段が続くようになる。天満宮の店の人が一回登ったがすごくたいへんだった、と言っていたが、たぶんこの石段のことだろう。ヒザを曲げて踏ん張らないといけないので、次第につらくなってくるのだろう。最初に飛ばすとまずいと体が覚えていて、ゆっくり登っていく。早足の男性が何人か追い越していき、やすんでいる家族連れを何組か追い越す。水場もあったが、頂上まで休まず。

池から1時間弱で中宮跡に到着。明治の頃に取り壊された跡らしい。アップダウンの岩場もありの道を進み、キャンプ場分岐を過ぎ、最後の石段に着く。上から話し声がしており、この上が頂上らしい。写真を撮りながらゆっくり登る。

古くて長い石段を延々と登ってたどり着いた宝満山頂上829mは広く、大きな宝満宮の社があった。長い修験の歴史を実感できる頂上だ。方位盤をみると、背振山、若杉山、三郡山、英彦山、古処山、雲仙岳、多良岳などが見えることになっているが、白い霧で全く視界は無し。しかし、多くの人々が登ってきており、大きな岩のまわりで休んでいた。人々が憩いに訪れる里山の雰囲気。すこし休んで縦走路に向かう。

岩の宝満頂上を下りると、九州自然歩道の標識がある。その先にキャンプ場方面と縦走路の分岐あり。縦走路に入るともう人気はなくなる。すぐに仏頂山に着く。古い祠に三等三角点。縦走路中のやや小高い場所という感じ。同様に八葉ノ峰、長崎鼻という標識あり。縦走路には分岐表示がたくさんあり、その一つに寄り道して頭巾山(とっきん)901mに行ってみる。古い山名板と新しい金属製の山名板。

縦走路の最高地点、三郡山936mには、自衛隊レーダー基地が山頂にあり、その横を下り、舗装路を登り返して正門の横の道を辿る。レーダー基地を囲む柵の外側を通ってちょうど反対側に回り込んで登っていき、三郡山頂に出る。レーダー基地のすぐ上で、レーダードームのすぐ隣。山頂は狭い。周囲が見えたが、自衛隊レーダー基地のある緑の頂上部分だけが雲の上に出ていて、他は見えない。やや幻想的な風景。縦走路に進むと再びの雲の中に戻る。

更に縦走路を延々と北上し、辿りついた砥石山828mにはベンチもなく、下は湿っていたので通過。その先の鬼岩谷774mの頂上で休憩にする。いやあ疲れた。バナナかパンを食べたと思う。一等三角点のある明るい山頂。晴れてれば眺めがいいのかもしれない。

鬼岩谷からは下りとなり、下った先で車道の上にかけた橋を渡る。しばらく前から車の音がしていたのはここだったのか。マップにはショウケ越とある。橋を渡ってから登り返しとなる。16時だが、ガスのせいか暗い。その名の通りの杉林のなかを登っていく。アップダウンありのやや荒れた登りで、いくつも小ピークを越え、急坂を登ったところで若杉ヶ鼻の標識。まだか、と思ったが、すぐ先が若杉山頂681mだった。ガスに霞んだアンテナが立ち並んでいる。そのアンテナの建物の隣にひっそりと山頂があるのだが、やたらにたくさんの山頂標識がある。とにかく休憩。

さて、ガイドによるとここからは山を下って駅まで30分くらいである。もう着いたも同然と漫然と帰路につく。車道を少し下ると太祖神社奥の院への分岐がある。そこから夫婦が降りてきて、車道を降りていく。そっちへついていけばよかったのだが、ガイドでは尾根沿いの道を下るルートがあり、奥の院へも寄ってみたかったのでそちらに向かう。誰もいない神社の中を巡り、尾根道に入る。「若杉:岳城」の道標があり、岳城というところに向かう道のようだ。尾根道の下りになる手前に若杉山頂上標識を見る。若杉山の頂上はさっき通ったのに、道標かなと思って写真もとらずに通り過ぎたが、どうやら最高点ではないが、昔からの若杉山の頂上らしい。立ち寄って目撃できたのは良かった。ガイドマップによると、東頂上681m、西頂上656m。

この後、岳城山381mの頂上に寄り、やや迷った末に車道に出てそれを下り、道沿いにあった温泉(若杉の湯)に入る。もう暗くなっていた。

大宰府駅・・・・・ここから歩き始める

天満宮・・・・・本殿におまいりし、お守りを買い、さあ、宝満山はどっちだ、と探すが分からない。守衛に聞くと、いったん外へ出るらしい。本殿の左手にある車道に向かい、巫女の格好をした人に尋ねると、車道をまっすぐいくと右折方向に案内が出ているという。黙々と車道を歩くよく調べもしないで飛び出してきたのが悪いのだ。。

竈門神社・・・・・おまいりし、お守りを買って山に向かう。

池の先から石段が続くようになる。天満宮の店の人が一回登ったがすごくたいへんだった、と言っていたが、たぶんこの石段のことだろう。ヒザを曲げて踏ん張らないといけないので、次第につらくなってくるのだろう。最初に飛ばすとまずいと体が覚えていて、ゆっくり登っていく

宝満山頂上の宝満神社の立派な社・・・・・長い修験の歴史を実感できる頂上。白い霧で全く視界は無かったが、多くの人々が訪れていた。人々が憩う里山の雰囲気。

宝満山頂上の方位盤

宝満山頂上標識・・・・・背後に大きな岩

仏頂山頂上・・・・・縦走路の最初のピーク

花1・・・・・ガクウツギ?

頭巾山(とっきん)頂上

三郡山頂上のこレーダードーム

三郡山頂上標識

花2・・・・・ツツジ

砥石山828m頂上・・・・・ベンチもなく、下は湿っていたので通過

鬼岩谷774m頂上・・・・・一等三角点のある明るい山頂。晴れてれば眺めがいいのかもしれない。ここで休憩。いやあ疲れた。バナナかパンを食べたと思う。

鬼岩谷からは下りとなり、下った先で車道の上にかけた橋を渡る

若杉ヶ鼻の標識・・・・・すぐ先が若杉山頂681mだった

若杉山頂681m・・・・・ガスに霞んだアンテナが立ち並んでいる。そのアンテナの建物の隣にひっそりと山頂があるのだが、やたらにたくさんの山頂標識がある。

若杉山には、このアンテナに囲まれた最高点の東頂上681mの他に、神社境内の近くにある、昔からの若杉山の頂上らしい西頂上656mがあった。ここにも新旧が混在している。

太祖神社奥の院

岳城山381m

縦走路の終点でたまたまあった温泉に入る。お疲れさま