真昼岳     奥羽の花の稜線

秋田県  真昼岳1,059m、音動岳1,006m、北ノ又岳998m  2007年6月24日

(真昼岳)東北百名山、日本の山1,000、他

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天気予報は山登りには欠かせないが、外れることもある。先日も「晴れるでしょう」というので出かけたが、山はガスに覆われて景色は見えず、山頂で食事をしていると雨に降られてしまった。平地でも降っていたので完全な外れだが、「明日も晴れるでしょう」と反省の気配はない。

果たして翌日、早朝の空は厚い雲。ガスで視界100mもない登山口には誰もおらず、こんな日に登るものずきは俺一人か、と腐りながら出発。

ところが、登っている途中でガスが晴れだし、山頂に着く頃には快晴状態になってしまった。

天気予報よありがとう。いや、晴れることを読みきって、曇ってるときから登りだした俺が偉い・・・などと勝手に思う。

頂上には先客一名。別の登山口から登ってきたようだ。あいにく鳥海山は雲に隠れていたが、北の雲の上に羽を広げたように現われた和賀岳が見事であった。

頂上を下っていくと、団体さんが延々と登ってくるのに出くわす。50人はいるだろう。あんなにたくさん一度に頂上には立てまい。

こんな団体さんに、たまたま頂上に同時に着いていたら悲惨だった。早めに登っておいて良かった。すれ違うとき、普通は登り優先で道を譲るのだが、50人も通過するのを待ってられないので、道の外側を歩く。「こんにちは」を言い続けるのも根気がいる。

昼前に登山口の駐車場に着くと、満車になっていた。

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当時のメモ(上記)には天気のことと団体さんのことしか書いてないが、途中で見たフウロがとてもきれいだったのを覚えている。

写真を見返すと、ピンクのタニウツギ、黄色いニガナ、白いカラマツソウなど他の花も数種類咲いており、花の稜線であることがわかる。

羽を広げたような和賀岳が雲の上に現れたのも忘れられない印象的な思い出。

 音動岳から見る真昼岳。稜線には花、北の空には和賀岳が浮いていた。
 フウロ
 タニウツギ
 ニガナ
 カラマツソウ
 雲の上に現われた、羽を広げたような和賀岳
  7:28 峰越登山口発  7:48 北ノ又岳996m  8:29 音動岳1,006m(トラバース)  9:03 真昼岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間35分  9:18 真昼岳発  9:55 音動岳(トラバース)10:42 北ノ又岳11:00 峰越登山口・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復(含休憩)3時間32分

MMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMMM

前日の夕方、大曲のホテルに入る前に時間があったので、真昼岳の峰越登山口の下見に行く。砂利の林道を延々と車で登っていくが、薄暗くなったカーブを対向車が何台がやってくる。擦れ違うために山側に寄せると、前輪が溝にはまってしまい、いったん車を降りて調べてから溝を脱出。幸い、車にダメージはなかった。刈払いの草が道端に重なっていて、溝が見えなかった。林道の最高点にある登山口はガスと風で、視界はほとんどなし。しかし、10台ほどの駐車場になっている。早々に退散。

天気予報は山登りには欠かせないが、外れることもある。先日も「晴れるでしょう」というので出かけたが、山はガスに覆われて景色は見えず、山頂で食事をしていると雨に降られてしまった。平地でも降っていたので完全な外れだが、「明日も晴れるでしょう」と反省の気配はない。果たして翌日、早朝の空は厚い雲。ガスで視界100mもない登山口には誰もおらず、こんな日に登るものずきは俺一人か、と腐りながら出発。ところが、登っている途中でガスが晴れだし、山頂に着く頃には快晴状態になってしまった。天気予報よありがとう。いや、晴れることを読みきって、曇ってるときから登りだした俺が偉い・・・などと勝手に思う。

霧の中を登っていくと、最初はベンチが置いてある緩い道から急な坂道となり、登りきったところでピークへの分岐がある。分岐の先には空地があったが、標識はなし。山印の標石あり。ここが北ノ又岳996mであった。鞍部に下り、次のピークに達する途中、ガスが少し晴れてきてデジカメを撮っていると、後から4人組が追いついてきた。先に行ってもらおうとピークの頂上で写真を撮っていると、4人組もピークで休憩。仕方ないのですぐに出発。音動岳(北真昼岳)への登りもガレのある急な坂。稜線に登りきったところでいったんピーク認定するが、少し先に音動岳の頂上標識あり。といっても、標識の西側が最高点になっていて、そこには道はついていない。

音動岳からの下りに真っ赤なハクサンフウロがたくさん咲いていた。上品な花である。コルに達する前に空が晴れ、行く手の真昼岳がくっきり見えてくる。振り返ると、音動の上の雲の上に、和賀岳が羽を広げたように浮かんでいる。東の空には早池峰の二つのピーク。南に見えていた山並はたぶん焼石だろう。残念ながら鳥海は雲の中。麓のみが見えていた。これでは今日、丁岳に行っても眺めはよくないだろう。真昼の頂上は双耳峰の二つ目のピーク。頂上に避難小屋があったが、行ってみるとそれほど大きくはない。頂上には先客一名。別の登山口から登ってきたようだ。三角点なし。祠を拝んでから休憩。あいにく鳥海山は雲に隠れていたが、北の雲の上に羽を広げたように現われた和賀岳が見事であった。

頂上を下っていくと、団体さんが延々と登ってくるのに出くわす。50人はいるだろう。あんなにたくさん一度に頂上には立てまい。こんな団体さんに、たまたま頂上に同時に着いていたら悲惨だった。早めに登っておいて良かった。すれ違うとき、普通は登り優先で道を譲るのだが、50人も通過するのを待ってられないので、道の外側を歩く。「こんにちは」を言い続けるのも根気がいる。昼前に登山口の駐車場に着くと、満車になっていた。

満車状態の駐車場から出発するとき、往路を戻って竜ヶ森へ行こうと思っていたが、岩手側の林道から何台か車が来たので、岩手側に下り、女神岳に向かうことにする。長い砂利林道を慎重に下ると、やがて兎平登山口に着く。10台弱の車あり。しかし、この林道から女神に向かうルートは無く、一本南の林道も違い、諦めて稲庭に向かうことにする。

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当時のメモ(上記)には天気のことと団体さんのことしか書いてないが、途中で見たフウロがとてもきれいだったのを覚えている。

写真を見返すと、ピンクのタニウツギ、黄色いニガナ、白いカラマツソウなど他の花も数種類咲いており、花の稜線であることがわかる。

羽を広げたような和賀岳が雲の上に現れたのも忘れられない印象的な思い出。

峰越林道登山口の案内・・・・・ここから車で砂利林道を延々と登っていく

 

 峰越延命水

峰越林道登山口の駐車場・・・・・ようやくたどり着いた駐車場には、朝は一台のみだった

 

花1:ピンクのタニウツギ

 

  

音動岳頂上標識・・・・・背後に見えるピークの方が明らかに高いが、頂上標識は登山道脇に置いてある

花2:フウロ

 

 花2:フウロその2

 

音動岳

真昼岳・・・・・登り始めたときは霧だったが、コルに達する前に空が晴れ、行く手の真昼岳がくっきり見えてきた

真昼岳

真昼岳

真昼岳の頂上・・・・・避難小屋が見える

真昼岳頂上

避難小屋

雲の上に現れた和賀岳(その1)

雲の上に現れた和賀岳(その2)

雲の上に現れた和賀岳(その3)・・・・・見事な姿!忘れられない印象的な思い出

秋田駒ヶ岳・・・・・和賀岳の左奥

花4・・・・・カラマツソウ

花4・・・・・カラマツソウ

花3・・・・・ニガナ

鹿ノ子山(背景は和賀岳と高下岳?)

峰越林道登山口の駐車場・・・・・昼に戻ると満車状態

 


満車の駐車場


兎平コース登山道入口

志賀来山・・・・・峰越林道を岩手側に下り、和賀川沿いを北上する途中にある小さな山